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管理人の日記
全国的に雨ですね。ジトジトすることより、今は暑さの緩和が嬉しい
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扇風機 vs
スピードブースター |
メトロイドドレッドは、5日目の攻略である。
…さて、前回、ロボット鳥人兵を撃破したあとは、いきなり狭い領域に閉じ込められた。横方向には、3マップしかないのだが、左右のどちらに進んでも、イベントの残り香が存在するだけで、ゲームが進みそうにない。明らかに怪しいのは、真ん中のマップからグラップリングを使って上に登れる箇所なのだが、巨大な扇風機によって押し返され、先へと進めない。“瞬間移動”こと、フラッシュシフトでも駄目であった。つみです。
というわけで。悔しいことに、このゲームをスタートして、初めて攻略サイトに頼ることにした。ここまで、ボス撃破後にネット検索をして、「こんな戦い方があったのか!」と驚いたり、バックストーリーを調べたりということはあったが、純粋に「先に進めない」を理由として攻略を見たのは初である。
――さて、攻略によると、ここの突破方法は、スピードブースターである。風に向かって突っ込むサムスは、倒れたり、弾き飛ばされたりではなく、その場で足元が滑り続けるような動作をする。その際に、スティック押し込みでブースト予備動作に入ると、無限に助走できるのと同じになるようだ。そして、いざブースト状態が発生すると、扇風機の風圧を押しのけて前進できる(または、シャインスパークの突進でもOK)ため、その隙に風が無い上層部へと抜けてしまえば良い。…とまあ、こんな感じの、物理的に納得できるようなできないような…という動作で、先へと進むことができた。
ちなみに、その後は、進路のエレベーターの手前に、新アイテムの+10ミサイルタンクが置かれている(ただのミサイルタンクは+2)。空中に「コ」の字型の壁があり、その左側がスピードブースターブロックによって覆われているが、取り方は一瞬で分かり、エレベーターのフロアから助走を付けてスピードブースターを起動させ、しゃがんでブースト状態を維持、素早くジャンプして反時計回りで移動し、空中での横シャインスパークで、ブロックを壊せば良い。
…しかしながら。この操作が、思ったより遥かに難易度が高い。まず、フラッシュシフトが暴発する。何故だか分からないが、私にとって、「空中シャインスパーク」は、Aボタンだと認識されているようだ。
――そして、シャインスパークを発動させるには、「①まず回転ジャンプ状態を解除してから」「②ジャンプボタン+スティック横」という操作を入力する必要があるが、該当の仕掛けの箇所は狭く、すぐ足元の落下ブロックに足を取られてしまう。シリーズ恒例の要素として、あのブロックに足が触れると、もうサムスは落下しかできない。沼に吸い込まれるとか、そんな感じである。何もない空中より動きづらくなるというのは納得いかないが、踏めると思ったら崩れる足場が、膝カックン的な感じなのだろうか。
とまあ、そんな感じで。この+10ミサイルタンクは、まさに「できそうでできない」という感じであった。せっかく、“扇風機の突破”で、スピードブースターの評価が上がったのに、その直後どころか同一マップでコレである。あまりにシビアな操作性は、見た目3Dのゲームには合わない気がするなあ…。
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この水中にトポンと落とされた時の「嘘だろ…」感は凄かった |
そんな感じで。辛くも+10ミサイルタンクを獲得した後は、エレベーターから先に進み、相変わらず厳しめの雑魚戦を切り抜けながら進んでいくと、なんだかボス戦っぽい雰囲気になってきた。かつてのメタルゲート(灰色のゲートで、条件を満たすまで絶対に開かない)とは異なり、今回も、落下ブロックを踏むことで、上の部屋から落とされてボス戦がスタートするのだが…驚くべきことに、そこに映っていたのは、ゆらゆらと波打つ空間であった。水中である。しかも、ムービー演出が入るということは、ボス戦だ。なんと、グラビティスーツなしで、まさかの水中戦が始まったのだ。
…さて、グラビティスーツと言うと、『スーパー』以降で恒例となっている、紫色をベースとした、最強のアーマーだ。どういう理屈か知らないが、水の抵抗を無視できるようになり、水中でも地上と同じように活動できる。さらに、溶岩のダメージを無効化し、あまつさえ、中を自由自在に動き回れる。あれだ、五条悟的な感じで、“スーツ周りの重力場を高速で操ることで、物質の接触を拒否する”とか、たぶんそんな感じなんだろう。重力を自在に操る高貴なる女騎士である。
――しかしながら。今回は、そのグラビティスーツなしで、水中でのボス戦がスタートしたのだ。ただでさえ、このゲームのボスは強いのに、動きが激しく制限される水中戦なんて、真の絶望である。やべえよやべえよ…。
というわけで、そんなボス:「ドロギーガ」戦は、まずダメージを与える手段が分からないというところから始まった。敵をそのまま射撃しても、イソギンチャクというかフジツボというか、とにかくそんな感じの硬い殻に跳ね返されてしまう。上部の触手を攻撃すれば良いのは明らかなのだが、その後にマグネットリフトに捕まったところで、すぐ敵が態勢を取り戻して、ダメージを受けつつ跳ね返されてしまう。そういうわけで、最初の何度かの挑戦では、まるで意味が分からずに、繰り返し水中鮭茶漬けとされてしまった。
…さて、こういうときは、攻略サイト…ではなく、まずはムービーに注目してみた。戦闘開始の演出では、「攻撃可能な天井の触手」と、そして意味ありげに、「壁のランプが消灯していくシーン」が映された。こういうものは、“ゲーム用語”というやつで、通常、無意味な演出が為されることはない。
――というわけで、天井の触手を破壊して敵をダウンさせた際に、壁のランプを、ビームによってダイナミックポチッとなしてみた。すると、部屋の背水装置が起動し、水位が半分程度まで下がってくれ、天井のリフトが素早く移動し、敵の反対側へと回り込めた。これだ!
このボスの倒し方は、間違いなくこの方式である。ただカッコいいだけじゃなく、ゲーム攻略のヒントまで与えてくれるとは…。
さて。さすがに2020年代のゲームということで、敵の行動パターンは多彩であり、ダメージの与え方が分かったところで、それだけで勝てるほど甘くはない。その後、さらに数回の再挑戦を強いられたものの、それでも、手も足も出なかった時と比べ、着実に攻略を進めていく感がある。
――そういうわけで、ボス戦恒例のグラブシーケンスも決めていき、撃破に成功していった。やれ、いきなり水中戦が始まって、全く攻撃が通らなかったときは途方に暮れたものであったが、やればできるものなのだなあ!
(2025年6月23日)
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