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管理人の日記
10月も下旬ですね〜。クレカ支払いを穏便に済ませつつ、週明けからも投資生活がんばっていきましょう!
なんか凄く既視感のある顔だな… |
秋アニメ:「るろうに剣心
−明治剣客浪漫譚− 京都動乱」に先駆け、まずは2023年に放送された第1シリーズから視聴を開始してみた。
…まず、「るろうに剣心」について、原作はジャンプ漫画であり、1994年から1999年に掛けて連載され、全28巻が発売されている。江戸が明治に移り変わった頃の日本を舞台とし、“元”人斬りの「
――ちなみに、1994〜1999年と言うと、ちょうど私がジャンプ本誌を読んでいた頃と、ほんの僅かだけ被っている。ただ、当時の私は、年齢が2桁に上がった直後くらいであり、「日本の歴史」という分野は難しすぎであった。既に、展開がクライマックス近くまで進んでいたこともあって、その当時は興味をいだけなかった。なんか、主要キャラクターの1人が死んだとされていたが、その死体が実は偽物だった…というシーンがあったことは覚えている。
その後、大人になってから、携帯電話アプリか何かで、原作漫画が無料公開されていた時があり、その時に、3部構成の第2部である「京都編」までを読むことができた。まあ、私は、日本の歴史については、今も、一般教養レベルが存在しないくらいに抜け落ちており、細かい世界観や人物関係などは理解できなかったものだが、それでも、敵の幹部集団である「十本刀」と剣心一行のチームバトル、そしてシリーズボスである「志々雄」との死闘などなど、“キン肉マン”ばりの王道バトル漫画として、楽しく読了していった。
そして。話を、アニメ版へと進めていこう。「るろうに剣心」も、平成ジャンプの人気作として、連載当時のアニメ化が為されている。その頃は、現在の風潮とは異なり、週アニメとして3年弱の連続放送が為されたが、原作に追いついてしまったことから、第2部である京都編の後は、アニメオリジナルシナリオが展開され、そのまま原作漫画の終了を前にして、放送が終わってしまったそうだ。なお、京都編のクライマックスにおける、「フタエノキワミ、アッー!」という掛け声は、某所でカルト的な人気を誇っている…(【ニコニコ】)。
…その後、令和の現代になって、「るろうに剣心」の新アニメが放送された。内容としては、新シリーズの北海道編ではなく、原作の1話からを再構成する、完全リメイク版である。展開方式としても、最近の傾向に従って、分割クール制となり、まずは原作の第1部の「東京編」に相当する物語が、2023年に全24話で放送された。その後、しばしの休止を挟んで、第2部「京都編」のアニメが、この10月から放送されているということだ。
――そして。私については、秋アニメは何を見ようかなあ…と思っていたところ、この「るろうに剣心」の名前が目に入った。前述の無料公開などで原作漫画に親しんでいたこともあって、観てみようかな…と思ったのだが、それならば、第2部からではなく、未視聴であった第1部から見るべきだと思い、少し前から、お馴染みの生活必需品:「dアニメストア」を使い、視聴を始めた次第である。
実は、原作初期は、すごく少女漫画っぽい絵柄だった |
そういうわけで。現在は、序盤の6話を視聴しているところであるが、例によって、最近のアニメは、本当に質が高いなと思うものだ。
…まず、作画については、“作画崩壊”という用語とは無縁であり、見やすさと迫力を両立した、安定したハイクオリティで展開されている。また、平成アニメでは、当時の「アニメは子供のもの」という風潮や、原作に追いつかないための引き伸ばしが原因か、漫画版から改変されたシーンが多くあり、不評なことが多かったようだ。それが現代では、基本は原作に忠実なアニメ化をされており、変更部分も、むしろ良改変とされることが多い。
――ということで。この「るろうに剣心」のリメイク版も、まさに最新アニメとして再構成をされた作品である。今後、まずは第1期である24コ話を観たあとに、放送中の「京都編」へと足を進め、その後は、原作漫画にも触れたことのない「人誅編」のアニメ化を楽しみにしていきたいものである。
やれ、ここ5年くらいの話だと思うのだが、アニメは、明らかに娯楽としての段階を、1つ2つ駆け上がった。かつての、「原作人気にあやかって、粗悪な作品が、ずっとレギュラー放送されている」や、「確かにハイクオリティだが、1クール・全12話が放送されて、それで終わり」という風潮は終わりを告げ、“分割クール制”という新システムにより、作画の質と物語の連続性が確保されるようになった。また、インターネットが普及したことで、視聴環境も向上し、放送地方に縛られる心配も無くなった。主題歌だって、作品の世界観を尊重しつつ、単体の楽曲としても、聴き応えがあるものとなっている(【日記:2024/1/21】)。
…いっぽうで、もちろん「分割クール制」のデメリットとして、好きな作品だけを、ずっと見続けることができないという点がある。だが、そのような作品が、「呪術廻戦」「鬼滅の刃」「SPY×FAMILY」【推しの子】「キン肉マン」「魔都精兵のスレイブ」、そして今回の「るろうに剣心」と、多く存在する私にとっては、“単一作品の放送期間が短い”ということなど、大したデメリットにはならない。ここまで、意識して推しの作品を増やそうと行動してきたことが、ここに来て、しっかり華開いてくれたのである。
――というわけで。私にとって、今のアニメ環境は、「ファイナルファンタジー」の正統ナンバリングが毎年発売されていた頃のような、まさに全盛期と言って良い状況にある。いやあ、こんな超絶クオリティのアニメ作品たちが、月額550円という少額で、誰もが見放題になるのだ。現代日本も、まだまだ捨てたもんじゃない。まさかとは思うが、これが文明開化の完成形なのかも…?
(2024年10月20日)
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