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コメ、富裕層の食材と化す… / やり込みinFF

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管理人の日記
「人類は麺類」が正しかった…?

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2024年9月4日(水)
コメ、富裕層の食材と化す…


 
「多少? 多少ってなんやねんな? アンタにとっては多少でも…」


 私の主食は米であるが、今回は
隙を見せてしまったということで、もちろん米も値上げされた。この9月からの新米の価格は、概ね20〜40%というエゲつない上昇率を記録している。やれ、少し前に、PS5が20%値上げをしたという記事を書いた【日記:2024/8/27】が、米という正真正銘の生活必需品で、それを超えるような激しい値上げをしてくるとは、さすがの私も予想できなかった。
 ――そもそも、発端としては、1ヶ月ほど前の地震で、初めての東海地震注意情報
(※南海トラフ地震臨時情報)が出た結果、備蓄品としても有用な米の需要が急上昇し、一気に店頭在庫が尽きてしまったことだと思う。その時から、「少し待てば2024年の新米の出荷が始まるのだから、焦る必要は無い」と言われていて、実際確かに、新米は出荷され始めた。ただし、2桁%で1文字目が1ではないという激しい値上げを受けて、である。完全に足元を見られている…。

 さて。何もかも物の値段が上がる中、「米の値上がりは仕方がない」という意見もある、それどころか、“値上げを批判するほうがおかしい”、“農家のためになるのだから我慢しろ貧乏人”、なんて言っている連中も居る。
それはあなたが勝手に高い米を買って農家に貢献すれば済む話です。
 …やれ、なぜ私が、ここまで不満をかかえているのかというと、私が所属しているのは、
完全な負け組業界だからである。商品価格を政府が決めているという特殊な業界なうえ、私の入っている会社自体が、若い層から給付を削っていこうと考えているらしく、なかなか給料が上がらない。もう、具体的な数字を言ったほうが早いだろう。私が、2年半ほど勤めて、定期昇給以外で上がった給料は、2.5%である。数値で言うと、月額6500円の定額給付だ。
 ――だが、対する物価のほうは、体感だが、
20〜30%くらいは軽く上がっているであろう。そしてもちろん、この6500円からも、3割ほどの税金が没収されるため、下手すると、米の値上げだけで、この昇給分が相殺されてしまう危険性すら存在する。本当に、情けない負け組業界という以外の評価は無い…。5類移行だ何だとか言って、某ウイルス関連の支給金が打ち切られて以降、その時の給料を、一度も乗り越えられてはいないのだ。
 しかしながら、「国が価格を決めている」というのは、要するに、“国民にとって必要なサービスだから、国に管理されている”ということだ。当然、それに従事する職員が、金銭的に一定水準の生活を維持できることも、国が保証すべきだろう。つまり、
私が負け組なのは、国がこの業界を見捨てているからである。だが、もう30代も折り返しという時点で、今から業種をまたいで転職というのは、無謀すぎる。しかも、転職を果たした後に、またその業界が負け組となってしまった場合、今よりも更に悲惨な事態となってしまう。進んでも耐えても地獄である。唯一の希望であった株も、一進一退という感じであり、しかも政治は、後押しどころか、円高誘導で後ろから射撃してくるし…。

そう言えば、その昔は、中国米が安くて味も変わらず、重宝していた。また買えないかなあ


 では。ここからは、具体的な米の価格を計算してみよう。
 …さて、私は、これまで、1食として、0.8合程度の米を食べていた。これは、
なかなか多めであり、通常の成人の1.5〜2倍くらいであると思う。米1合は、炊く前を前提として、150gであるというから、0.8合ならば120gだ。これまで、私は、安い米を使って、10kg=3000円と換算していたため、120gは36円となる。が、現在の新米は、5kg=3000円でも安いくらいであり、ぴったり2倍で、つまり米1食だけ72円だ。無理、高すぎる。
 ――やれ、これを、他の安価な食事と比べてみると、例えばパスタの麺の部分は、私は1kgで200円の激安品を使っており、満腹になるまで食べたい時でも1回の調理量は200g程度、つまり40円だ。麺の部分だけの価格だから…と言いたいところだが、白米も米の部分だけなので、条件は同じである。また、袋麺なら、激安品で1袋30円〜40円、カップ麺も、100円前後で買え、それらは
単体で食事として完結し、出勤時の朝食など、忙しい時の食品としても向いている。つまるところ、米は、時間にもお金にも余裕がある、富裕層向けの食品となったのだ。あれか、「貧乏人は麦を食え」が復活したのか…。

 というわけで。私の結論としては、これまでは安価なカロリー源の定番であった「米」であるが、これからは消費を減らし、まだ値段が安く留まっている
麺類へと、可能な限り、主食を切り替えていきたいと思う。
 …特に、私が危惧しているのが、
おべんとうであり、これまでの感覚で米を使っていると、260円の社員食堂に打ち負ける危険性が出てくる。パスタを上手に使うか、または米を使うにせよ、水を増やすことで体積を上げたり、安価な麦やキノコなどを加えて増量するなど、これまでとは異なる作戦を考えていく必要があるだろう。今回の悪辣な値上げは、代替品を検討するきっかけとして、十分すぎるというものだ。
 ――いや、
正直、もう無理でしょ。純粋な値段自体もそうだが、それ以上に、こんな物不足の時に、足元を見て20〜40%なんて酷い数値を出してくる業界に、ありがたがってお布施をしたくない。公式が転売屋と変わらないではないか…。

(2024年9月4日)

登録タグ/ 食べ物 投資 これはひどい
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