. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2024年9月3日の記事
管理人の日記
何も無かったのに一晩で株価が激減しているけど、これでまた、月初に積み立てる銘柄たちで反撃できる…のか?
悪魔なんぞ応援してたら、こんな大人になっちゃった! |
現在、アニメも放送中の「キン肉マン(新シリーズ)」における「完璧超人始祖編」で、大きく盛り上がる要素の一つが、「かつての敵が味方として再登場すること」である。そして、遊戯王アニメでも、初代である「デュエルモンスターズ」で、そんな感じの作品を作れないかな、と思うのだ。
…まず、キン肉マンのほうの話をすると、2011年から連載中の新シリーズ第1弾:「完璧超人始祖編」では、息子世代の活躍を描いた「II世」とは異なり、昭和シリーズから直接に繋がる、キン肉マン(キン肉スグル)を主人公とした物語が展開される。しかし、いつもと違うのが、敵キャラであった「悪魔超人」たちが、味方側に立って参戦することだ。その“悪魔超人”に属する「七人の悪魔超人」と「悪魔六騎士」たちは、個性的な風貌と戦闘能力で人気の敵キャラではあったものの、作中での扱いとしては、一部が準レギュラー化するに留まっていた。それが、まとめて味方側として試合をするのだから、往年のファンは大歓喜というものだっただろう(※私は新シリーズからの新参)。
――しかも。話を更に盛り上げてくれるのが、その悪魔超人たちが、しっかり負けてくれることである。だいたい、こういう援軍というのは、勝つのが普通だ。しかし、キン肉マンの悪魔超人たちは、意外とあっさり、敵超人たちに敗れてしまう。だが、単に無惨な“噛ませ犬”として終わるのではなく、しっかりと敵味方のキャラを立てつつ、「勝ち負けが分からない戦い」として、物語を盛り上げてくれる。そして、負けが続くからこそ、その中での奇跡的な勝利も光る。群像劇的な作品として、もはや教科書と言えるような作品となっているのだ。
そして。私は、遊戯王でも、こういう新作が作れないかな、と思うのだ。特に、伝説となった「デュエルモンスターズ」、ジャンプ漫画として連載をしていたバージョンの続編を、である。
…さて、皆さまご存じの通り、初代「遊☆戯☆王」では、主に、主人公である遊戯と、友人キャラである城之内、そしてライバルの海馬、以上3人が、味方側レギュラーとして参戦をしていた。原作の長編は、「決闘者の王国編」と「バトルシティ編」の2つ、そこにアニメを入れると、「乃亜編」「ドーマ編」「KCグランプリ編」が入るが、基本的には、遊戯・城之内・海馬を主軸に据えた物語という点は変わらない。敵側のキャラが、味方として再登場した例は、孔雀舞や、ぎりぎり闇バクラなど、本当にごく僅かしか存在しないのだ。
――しかし、ここから、原作の敵キャラが、味方として登場してくれるような新シリーズが始まれば、大きく盛り上げることができると思うのだ。例えば、繰り返し登場する敵キャラとして「インセクター羽蛾」や「ダイナソー竜崎」に「梶木漁太」、デュエルは1回ではあるものの強い印象を残した「ゴースト骨塚」「エスパー絽場」、謎のいい人として人気の「バンデット・キース」、シリーズボスである「ペガサス」や「ダーツ」、そして箱推しのできる「イシュタール家」や「ドーマの三銃士」などは、関連作品でたびたび掘り下げられ、原作アニメの終了後に遥か時間が経ってからも、新カードが出続けている。彼らが味方側として参戦するアニメなんかが出たら、もう、つまらなく作るほうが無理というものだ。
ここまで旧作キャラにこだわるんなら、もう普通にシリーズ内続編を作ってくれよ |
さて。遊戯王アニメというと、現在は、シリーズ第8作の『ゴーラッシュ』が放送中のはずである。だが、申し訳ないが、私は全く興味が無い。
…やれ、『ゴーラッシュ』については、テキストまとめですら、寒すぎて、最初の数話で切って以来、もう、全く視聴しようという意欲は出てきていない。そもそも、魑魅魍魎の娯楽たちがしのぎを削っている中で、“
ちなみに、アニメ「遊戯王シリーズ」は、割と評価が割れている作品なのであるが、私の感想を言うと、第3作『5D's』までは文句なしに面白かったが、第4作『ゼアル』以降は右肩下がりという印象だ。それでも一応、OCGをテーマとしていた第6作『ヴレインズ』まではアニメ視聴をしていたし、その後にラッシュデュエルへと移った第7作『セブンス』も、一定の興味を維持できるだけのクオリティは保っていたと思う。やはり、第8作『ゴーラッシュ』が致命傷を与え、好きとか嫌いとかではなく、無関心の領域にまで持っていってしまったのだ。
…さらに言うと、私が遊戯王を最も好きだった第3作『5D's』の頃(2008年4月〜2011年3月)には、PSP用の遊戯王カード作品として、「タッグフォース」というパッケージゲームが、毎年発売されていた。これが、アニメのファンアイテムとしても、カードゲームのシミュレーターとしても、大変に優れた出来であり、寝っ転がりながらプレイする作品として、今なお、これを上回る物は見付けられない。
――やれ。今も、「マスターデュエル」など、遊戯王カードを題材としたゲーム作品は存在する。だが、私はオンライン対戦を必要としていないこと、そして、ニンテンドースイッチは重く大きいため寝落ちには向かないことなど、私が「タッグフォース」に求めていたところを満足できるものではない。かくして、人生レベルの付き合いになると思っていた「遊戯王」は、私の手から離れていった…。
しかし、そんな私でも。もし、「初代デュエルモンスターズの新作アニメ」が出るとなったら、再び興味を持たざるを得ない。そしてそこで、いつものレギュラーキャラが戦うのではなく、歴代の敵キャラが、「勘違いするな、貴様を殺すのはこの俺だ」などと言いながら、味方側として参戦してくれる。さらに、ただ勝つのではなく、遊戯たちとの戦いを振り返りながら、彼らなりの成長を見せて、新しい切り札を披露しながらも、あえなく散ったりなどと、勝敗の読めない戦いを繰り広げてくれる。絶対、ゼッタイ、面白くなる未来しか見えない。
――まあ、正直、こんなものは妄想だと分かりきっている。ただ、その妄想が現実となって、作品の再起に繋がったのが、キン肉マンの新シリーズなのだ。遊戯王も、時代は違うとはいえ、ジャンプ作品の系譜である。キン肉マンを先輩として、遊戯王アニメも復活してほしい!
(2024年9月3日)
2024年9月3日の記事を表示しています。