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管理人の日記
際どいどころだけど、冷房なしで過ごせるようになってきた。楽しい!!
名前は今は亡きLINE証券、画面はどう見ても楽天証券 |
そう言えば、私が投資を始めようと具体的な行動をしたのは、去年のこれくらいの時期であった。ということで、投資に興味を持っている方々に対し、特に複雑な「証券会社」の選び方について、情報提供をしてみたいと思う。紹介するのは2社であり、本日はその第1弾だ。
…さて、まず「証券会社」という物の基本事項から説明をしておこう。株は、業務スーパーやイオンなどのスーパーや、Amazonといったネットショップで売っているのではなく、専用の「証券会社」という会社から購入をする必要がある。具体的な証券会社名として、楽天証券・SBI証券・
――そして。証券口座を作ること自体は、そう難しくない。顔写真やマイナンバーカードの撮影などといった基本的な本人確認だけでOKとなり、日本に済んでいる通常の成人であれば、問題なく作成可能だろう。手順はネットだけで完結し、PCすら不要な場合も多い。また、何個でも作成可能である。
ただし。現在の日本では、お馴染み、NISA枠という1800万円たまる貯金箱が存在し、これは、一つの証券会社にしか設置できない。よって、「どの証券会社にNISA枠を使うか」というのが、重要となってくるのだ。
そういうわけで。本日の題名にもある「楽天証券」の紹介に入る前に、まず投資を始める際の、基本的な注意事項について確認して置こう。
これらの@ABがなぜ重要なのかということは、説明しだすと、それだけで単独記事のレベルになってしまうので、ここでは省略しよう。
…そして。「やってはいけないこと」は、この逆であるため、それも紹介をしておく。
これらが駄目な理由も、インターネットで検索をすれば、山ほど出てくる。
…まあ、簡単に説明すると、リアル店舗を持つ証券会社などは、手数料がやたらと高いうえに、商品ラインナップや売買の手間といったサービス面も悪く、しかも、証券マンがどうしようもない商品をセールスしてきたりするため、選ぶ理由が全く無い。また、最後の“短期的な取引”についても、得をしたとき以上に、損をしたときの精神的ダメージが大きいというのは、私も身をもって知っているので、初心者が安易に手を出すべきではないだろう。
【こちらの記事】から引用しましたが、私の認識では、楽天証券の圧勝 |
それでは、本日の題名にも書いた「楽天証券」の解説に入っていこう。私が、NISA枠を作り、メイン口座として使っている会社だ。
…やれ、1年前は、何も知らず、他人の勧めるままに、頭をぐるぐるさせながら開設したものであったが、結果的には大成功であった。
さて、まず、楽天証券の魅力は、多彩なサービスと、そのUIの優秀さだ。商品ラインナップの多彩さは、SBI証券と並んで、国内最大級である。株だけでなく、「金・銀・プラチナ」や「債券」「為替取引」なども可能であり、むしろ選択肢が多すぎて困ってしまうくらいだ。
――さらに、UIの優秀さも特筆すべきである。信じられないと思うが、ログインした最初のページに、「いま持っている株の評価額が何円か」ということが表示されるのは、楽天証券だけである(※表示されない:SBI証券、auカブコム証券、マネックス証券。一応、ウェルスナビは表示される)。冷蔵庫の中身が分からずに、次の食材を買えるわけが無いだろう…。
次に、NISA枠で資産形成をするにあたって、多くの人は、「eMAXIS
Slim 全世界株式」など、お馴染みのインデックス・ファンドを、積立購入することになるだろう。楽天証券では、それに向いた「楽天プラス」という投資信託の商品群が用意されており、これまた優秀である。
…例えば、「楽天
オールカントリー株式
インデックス・ファンド」という商品は、「信託報酬(年間手数料):0.0561%、付与ポイント:0.017%」と、SBI証券で「eMAXIS
Slim 全世界株式」を保有した時(こちらも、「投信マイレージ」というシステムで、若干のポイント還元が為される)に比べて、ほんの僅かだけ、事実上の手数料が安くなる。商品の中身はほぼ同じなので、純粋に楽天証券×楽天プラスの組み合わせが有利である。「楽天プラス」のラインナップは6商品と、決して多くは無いものの、人気どころが揃っており、中長期での資産形成を考えるにあたって、私は特に不満を感じていない。
さらに。「クレカ積立が、事実上15万0000円まで行える」というのも魅力だ。基本的に、積立投資をするためには、クレジットカードを使って月給から差し引くのが便利であり、この春から一斉に、他社も含めて、クレカ積立枠が10万0000円まで拡大された。それに加えて、楽天証券では、「楽天キャッシュ」を使った投資も可能であり、この枠にもポイントが付与される。楽天キャッシュへのチャージも、基本的にはクレジットカードで済むため、純粋に他社よりも5万0000円多くクレカ積立ができると考えて良い。
…では、具体的に、計算をしてみよう。まず、「楽天カードを使ったクレカ積立」のポイント付与率は、通常、0.5%と考えて良く、この枠の限度額の10万0000円に対して、500ポイント(1ポイント=1円)である。次に、「楽天キャッシュ」枠の5万0000円についても、付与率は0.5%とされているが、これには裏道があり、例えば私の使っている「ファミペイルート」ならば、この部分の付与率を2.0%、合計1000ポイントとできる(500PayPayポイント
+ 250ファミペイボーナス + 250楽天ポイント)。合計して、事実上、15万0000円に対し1500ポイントが付与されるということで、還元率は1.0%である。
――ちなみに、年会費2200円の楽天ゴールドカードを使うと、クレカ積立ぶんのポイント還元率が0.75%となる。「月10万円の限界積立
- 年会費」を前提とした場合、実質のポイント還元率は0.57%と、僅かにクレカ積立の効率を上げられるのだ(年間800ポイント)。もっとも、投資額を減らすとすぐ赤字になってしまうため、あまりオススメできないが、こういうものもあるということは覚えておこう。もちろん私はゴールド化しています…。
なお、対抗馬のSBI証券では、これまで、「一度でも年間100万円を使用すれば、以降は還元率1.0%の三井住友ゴールドカードを、年会費無料で使える」というシステムであり、「100万円修行」なる言葉が話題となったこともあった。しかし、この11月から改悪され、「前年度に100万円以上のクレカ利用をした場合にのみ、クレカ積立の還元率が1.0%になる(※投資信託の購入に限定した話で、年会費5500円が永年0円になるのはこれまでと同じ)」という内容になった。この「100万円のクレカ利用」に、投資信託の積立購入代は入らない。さらに、このポイント付与率は段階的になっており、前年度のクレカ利用額が9万9999円以下だと、還元率は0.0%になってしまう。
…ちなみに、SBI証券について、ポイント還元率が「最大5.0%」という数字が独り歩きしているが、罠であり、年会費3万3000円のカードと契約せねばならないため、かなり重たい。しかも、これですら、この秋からは「前年に500万円以上(←!?)を使用した場合にのみ、3.0%還元」と激減し、月10万円をフル投資したところで、たった3000円しか利益を出せない(この枠だけだと0.25%相当)。ただでさえ、庶民にとっては高値の花でしかないカードを使って、この体たらくだ。いったい何なのかよく分からない。富裕層の所有欲や金銭感覚というのは、私の理解の範囲外である。
――なお、これらの施策について、【こういうインタビュー記事】があり、「決して改悪ではない」「(投資家が)他社に行くことは無い」などと、客をバカだと思っている発言が掲載されている。だが、私の知る限り、ここ1年で投資関連についての最低の大改悪である。私は、SBIではなく楽天をメインにしていて本当に良かったと思うし、もしSBIにNISA枠を持っていたら、真剣に移転を検討するだろう。この記事でも、SBI証券をオススメしていないのは、そういう理由からである。SBI証券への積立(非NISA枠)にも、還元率が0.0%になってしまう三井住友カードじゃなくて、キャンペーンのために作っていたオリコカード(還元率0.5%)を使おうっと。
最後に。楽天に話を戻し、証券口座で投資を行う場合、「楽天カード」や「楽天銀行」といった、他の関連サービスとも契約することになるだろうが、それらも普段遣いに優れている。
…まず、楽天カードについては、通常の買い物におけるポイント還元率が1.0%と高く、独自の経済圏と言える「楽天市場」も利用価値があるということで、優等生的なクレジットカードである。持っておいて、損をするようなものはなく、私も、困ったら楽天カードで買い物をしている。
――また、楽天銀行については、「マネーブリッジ」というシステムで、証券口座と銀行口座での自動入出金が可能である。「証券口座」というややこしい存在を意識しなくとも取引が可能となるため、ありがたい。こちらも、給与受け取りや振込手数料無料キャンペーンなどで、普段遣いに有益だ。各種クレジットカードの引き落としも、ここに集中させておけば、楽天証券で株を売ったお金で支払えるため、楽である。
こんなかわいい動物でさえ、金の力で汚れていくという、ダークなストーリー(たぶん違う) |
というわけで。私は、投資を始める際のネット証券として、「楽天証券」をオススメする。かつては「SBI証券」も対抗馬だったのだが、前述の通り、ポイント付与率の改悪により、新しく始める人に勧められるものではなくなってしまった。
…ちなみに、「他に私が口座を作っている証券会社」についても、簡単に紹介をしてみようと思う。
▽SBI証券:国内株の取引手数料が無料。銘柄数が多く、投信マイレージによる保有株からのポイント還元は魅力。ただし、保有額が表示されないUIは良くないし、三井住友カードのポイント還元が改悪されるのは×で、もうオススメとは言い難い。
▽auカブコム証券:字が小さくてどこに何があるのか分からない。クレカ積立の、基本1.0%還元は優秀なのだが…。
▽マネックス証券:ポイント1.1%還元が最大に思えるが、10万0000円積立を前提とした場合、総合還元率は0.73%に落ちてしまう。そして、マネックスカードの審査がやや厳しい?
作りすぎとはいえ、私が審査落ちした数少ないクレカである。次はdカードで挑戦してみよう。
▽ウェルスナビ:イオンカードで積立ができる唯一の証券会社。手数料や伸び率と言った性能面が微妙であり、積立上限も月5万0000円である。よって、積極的にお勧めできる商品ではないが、買って損をするというほどでもない。イオンカードしか持っていないが、投資にチャレンジしたい…そんなあなたへ。
▽楽天証券:国内株の取引手数料が無料。UIが良く、取り扱い商品も多彩。楽天プラスによるポイント還元も魅力で、楽天キャッシュを使えば事実上15万0000円まで積立可能。「ファミペイルート」などで工夫すれば、キャッシュ部分の還元率を2.0%とし、総合還元率を1.0%に伸ばせる。関連する金融サービスも普段遣いに優れている。デメリットは、クレカ積立の日付を指定できない…とか?
そういうわけで。「投資」について、何が何だか分からないという人も、とりあえず「楽天証券にNISA枠を作り」「『楽天
オールカントリー株式 インデックス・ファンド』などの楽天プラスシリーズを」「毎月の給料から、クレジットカードで積立投資する」という方式を取っておけば、間違いない。私もやっている手段であり、胸を張ってお勧めができる。
…もちろん、SBIのように、突如として楽天が悪天になるという可能性は否定できないが、まあそれを言ってしまうと永遠に株なんて買えなくなるので、その辺りは割り切っていくことにしよう。
加入1年が経ったが、今でも、全ての基本と言える優等生なクレカ |
最後に、「楽天証券」「楽天カード」「楽天銀行」といったサービスには、新規入会者向けのキャンペーンも行われており、それぞれ、少なくない額のキャッシュバックを得ることができる。
…が、これらについても、複雑怪奇なキャンペーン体系となっており、何が一番お得になるかというのは、私ですら分からない。恐らく、「楽天証券
ポイントサイト」などの用語で検索し、出てきたランキングのうち、上位のサイトを経由して新規登録をする…というのが、最効率となるだろう。
――ただし、既に「投資」「NISA」「クレカ還元率」などの用語でヘトヘトになっているところに、更に、ポイントサイトだのその新規登録だのどの手段で登録するだの順番はどうするかだのと考えていると、頭が爆発するであろう。私も、去年は、8月最終週に夏休みをいただいて、そこで色々と勉強をしていったのだが、本当に頭がクラクラする気持ちだったことを覚えている。
というわけで。何が言いたいのかというと、記事のラストとして、本日に説明したサービスたちの紹介リンク・紹介コードを掲載してみたい。
――やれ、これらは、必ずしも全てが最高キャッシュバック額となるわけではないようだが、与紹介者と被紹介者の両方に、一定のメリットが存在する。というわけで、色々と探し疲れてしまったという人は、下のリンクやコードを使って登録をしていただけると、私もメリットを得られて、嬉しいというものだ。それでは、お互い、資産形成がんばって生きましょう…。
・今回登場した方々
▽楽天証券:【こちらのリンク】から口座開設をする。
▽楽天カード:【こちらのリンク】から新規発行をする。
▽楽天銀行:新規登録時の紹介コードとして、「P06685084」を入力する(楽天銀行自体のサイトは【こちら】)。
▽楽天ペイ(楽天キャッシュ):【こちらのリンク】からアプリをダウンロードする。
・次回と関連する方々
▽ファミペイ:携帯電話のファミペイアプリをインストール後、右下の「サービス」→「ギフトを受け取る」に、紹介コード:「1b32we7fv4h5ofviq」を入力する。
▽PayPayアプリ:【こちらのリンク】(でなくても良い?)からPayPayアプリをダウンロード後、紹介コードとして「02-5WXGR15」を入力する。【3月の攻略記事】からコードが変わっていたようなので、そちらも書き換えておきました…。
(2024年9月2日)
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