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管理人の日記
大損してるんだからせめて日記のネタくらいにはさせてくれ
悲しいなあ… |
まず今日は、おまけから始めよう。先月7月1日から「攻略」を行っていた、moomoo証券(【日記:2024/7/1】)の、株の抽選券×4枚が届いたので、さっそく回してみたのである。やれ、こんな最悪市場の中で、株のくじびきをやるなんて…というところであるが、まあどうせ、“最初から当たる株が決まっている”とすれば、いつ引いても関係は無い。
――そして、米国株は、手数料や為替など、面倒なことが多いので、日本株で引いてみた。ということで、結果は、以下の通りである!
という感じである。「最大10万円!」という宣伝文句の割にイマイチだが、まあ、30万円を預けたおまけとして考えれば、十分であろう。
…ちなみに、このクジを引いたのは、本日の昼休みであった。その時は、評価額の合計は3802円であったが、夜22時現在では、3456円と、約1割下落している。また、moomoo証券にも、元資64万円を投入したが、現在の評価額は48万円ほどであり、綺麗に25%の下落をしている。地獄はここからだ…。
この暴落は、なんて呼ばれますかね?
私は「日銀ショック」を推します |
というわけで。本日の株価は、一般ニュースでも話題になっているように、最悪の歴史的暴落となった。日経平均の下落額は-4451円で史上最大値、率にして-12.4%である。先週金曜も、-2217円と、歴代2位の記録であったが(【日記:2024/8/2】)、それを次の日で2倍も乗り越えてきた。たった1日で、124兆円が、日本企業から失われていったのである。さすがすぎるぜ。
…そしてもちろん、個人投資家である私自身も、壊滅的な被害を受けた。かねてからの円高によって為替逆ボーナスを喰らい、もう息も絶え絶えであったが、先週金曜から今週月曜の実質1日で、146円→142円と更に3%も円高が進み、全ての資産がこれによる減算補正を受ける。さらに、アメリカ株自体も、ハイテク企業を中心に、日本時間の金曜夜〜土曜朝の市場で大きく下落していた。それらがウォーズマン理論を引き出し、全体の投資額:400万円強に対して、一晩で30万円を失うに至ったのである。個別株やレバレッジには手を出さず、インデックス・ファンドだけを買っていたのに、この仕打ちだ。
――やれ、7月11日を境に、一晩で2ケタ万円を失うような市場も、そろそろ片手で数えられないくらい経験してきたが、この日は最低最悪であった。おい政府、おい日銀。お前らが作った世界だぞ…。
かくして。このような地獄市場の中、ついに、私が、この1年弱で「株」という部門全体で得た損益についても、マイナスに転じた。
…やれ、虎の子のNISA枠こそ、一応は少額のプラスを計上しているものの、楽天証券・特定口座は売却済みの“確定損益”を入れても大幅な赤字だ。他の証券会社などの小物類も、-10%なんてザラであり、あちこちに死体が転がっている。もう、1円単位での正確な計算などしていないが、「株」部門の、累積の損益は、恐らく、-20万円程度であろう。一時期は、+100万円も近いとウッキウキだったが、そこから1ヶ月も経たずして、110万円を失った(-20%程度)ということになる。まさに、繰り返し述べているが、手の施しようが無いクソ市場である。
――ちなみに、これまでのNISA民の心の拠り所は、「地道に積み立てていれば、まだ含み益があるはず」であった。だが、残念ながら、月ごとの同額積み立てを前提とした場合、全世界株やS&P500という防御力高めの投資信託ですら、日付にもよるが、本日の-5%の下落にて、あえなく赤字に転落したはずである。いっぽうで、年初一括組は、まだギリギリで利益を出せているはずだが、それもいつまで耐えきれるやら…という感じだ。
やれ、一般ニュースでも、“暴落”という言葉が飛び交い始めたように、もう「下落」ではなく「暴落」であることは確定的である。あとは、「大暴落」まで進化するかどうか…。私は、勝手に、30%下がったら大暴落かな、と思っている。
――では、具体的なファンドで述べてみよう。「日経平均」(日経225:日本大企業株)は、11日の最高値を基準とし、-25.5%であるため、そろそろヤバい。私が「最強神」と呼んで親しんできた、「楽天
SOX インデックス・ファンド」(米半導体株、円貨評価)は、超級者向けのゲレンデを滑り落ち、+30万円(+40%)の利益がついにマイナスとなったが、これですら-29.5%であり、私の言うところの「暴落」には値しない。いっぽうで、“投資界の五条悟”と呼んでいた定番商品:「eMAXIS
Slim 全世界株式」(外国株、円貨評価)は-14.7%で済んでおり、まだ「下落」の範囲で済むかもしれない。
全部持ってるけど、全部赤字になったよ。ちなみにウェルスナビのCMだがそれも赤 |
さて。このような大暴落を引き起こした原因は、私は日本銀行と政府にあると考えている。特に、7月31日の利上げ宣言は、完全に不要であった。既に、大ダメージを受けていた日本市場であったが、あの追い打ちにより、円高&株安に歯止めが掛からなくなって、現在の歴史的暴落へ繋がったのだ。為替介入と利上げの実行犯である日本銀行、そしてそれを指示したであろう政府、どちらも主犯で有罪である。
ところで。この日本株(※「日本人の持つ円換算の外国株」を含む)の暴落について、発端は、アメリカの景気減速であった。だから、別に日本だけが悪いわけではないという指摘もあるだろう。だが、先進国の中で、日本だけが桁外れの被害を受けている。理由は明らかで、日銀の愚かにして無謀すぎた円高誘導であり、それにより、売りが売りを呼ぶ、恐慌的な日本市場が作り上げられた。そして、日本は、腐っても、3位だが4位だかの経済大国であり、その下落は、世界中の投資意識に悪影響を与える。日本は、被害者でなく、加害者なのだ。マジで日本の恥銀行は、外人さんに迷惑かけるな。
――また、投資は“自己責任”だから、損を出すのは仕方ないという指摘もあるはずだ。だが私は、例えば、アメリカの景気減速自体には、怒りを覚えていない。そういう上がり下がりは、よくあることだからだ。だが、今回、日本だけ被害が大きくなったのは、明らかに政治の失敗である。そういう奴らを無視して、投資家を「自己責任」と叩くのは、よくある被害者叩きと変わらないであろう。というか、あのウイルス災害に並ぶ大暴落を人為的に引き起こした犯罪者たちを擁護する気持ちが、私には全く分からないのだが…。まあ、この先、会社が潰れて失業者が増えたり、「経営が悪化したので賃下げ/値上げします」みたいな理不尽な事態になったとしても、どうぞどうぞ、自己責任と唱えて、他人を叩き続けてください。きっとあなたの番が回ってきますので。
さて。私は、【8月2日付けの記事】で、「死ね」「経済テロリスト」「便所バエ銀行」「ゴキブリ」などと、かなり激しい言葉を使って、日本銀行や政府を攻撃した。だが、書き終えたあとに、「さすがに言い過ぎかな?」とも思っていたものだった。
…確かに、私は間違いだった。表現が甘すぎたのだ。もう、私の語彙力では、奴らを形容する言葉が生み出せない。たった1ヶ月弱で、250兆円のお金を日本企業から消滅させ、多くの日本人投資家から、数十万〜数百万の利益を奪っていった。国を沈める無能な政治とは、こういうことを言うのだろう。この、湧き上がるような、殺意に近い怒りは、どんな言葉で表現しても、陳腐になってしまうのだ。
――ところで。今後の展開としては、まず今夜のアメリカ市場もすっごく目に優しい色であり、明日以降も、日本企業&日本人投資家の持つ資金は、更に減少するだろう。いつ止まるかは、もう分からない。もし「絶対に下がる」と確信できるなら、こんな状況でも、インバース型の商品を買っておけば利益を出せるのだが、それは“株式投資”の枠から外れた、危険すぎるギャンブルである。さすがの私も、そこまでは手が出せない。
そして、政府の動きとしては、この事態に対し、総理大臣:岸田、財務相:鈴木、日銀総裁:植田といった人物たちが、国会で対策を議論するということが考えられているらしい。甘ったれるな。お前らにできるのは、死んで詫びること、以上だ。もう何もするな。失せろ。
(2024年8月5日)
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