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管理人の日記
これで白々と「日本」を名乗れる厚顔無恥さは、むしろ尊敬する
7月11日を返せ |
株の暴落が止まらない。本日の日経平均は、-2217円(-5.81%)という、尋常でない下落を経験した。「今年に入って最大の下げ幅」という言葉も、ここ数週間で何回も耳にしているが、それでもせいぜい1000円ちょっとだったところを、一気に2000円の壁を突破してきたのだ。やれ、日本企業の時価総額の合計は、概ね1000兆円ということらしい。つまり、たった1日で、58兆円のお金が日本から消え去ったのである。
…やれ、先月金曜に投資記事を書いた時点(【日記:2024/7/26】)で、7月11日に付けた最高値を基準とし、主要指数が10〜20%と、「暴落」に片足を突っ込むくらいの下落を経験し、私は約60万円を失っていた。だが、私は、さすがにそこで底を突いただろうと思っていたが、甘かった。そんな都合の良い話があるわけがなく、今週も、僅かな休憩時間を挟みつつ、世界の株価は続落し、トータルの投資額:約400万円強に対し、さらに約15万円を失った。主力のNISA枠も酷い状況だが、その他の小物類は壊滅的であり、最高値を基準とし、moomoo証券は+2万円から-10万円、PayPayポイント運用は+4000円から-3000円、ウェルスナビは+1000円から-5000円、iDeCoですら次の更新で赤字が確定である。手の施しようがない。
――やれ、このペースで行くと、来週にも、「投資」分野全体で得た利益が、マイナスに到達するだろう。一時期は、利益100万円突破もすぐ先という雰囲気だったが、1ヶ月も経たないうちにこれなのだ。さすがに、もう「暴落」って呼んでいいよね?
さて、今回の株価下落は、世界中で起こっており、日本人だけが損をしているというわけではない。しかし、例えば、アメリカの「S&P500」という人気の指数は、7月11日から8月1日までの間で、僅か2.5%しか下がっていない(そもそも最高値が7月11日ではない)。しかし、日本での評価額…例えば、「[2633] NF
S&P500 ヘッジ無」の下落幅は、11.7%と、なかなか重めである。これは、為替逆ボーナスが掛かっているからだ。ここ3週間で、ドル円は、161円から147円へ、一気に1割近くの円高となり、これが「外国株の日本での評価額」に減算補正される。よって、私の持つ大半の金融商品の価値は、この3週間で、一気に0.9倍となってしまった。これだけで、約40万円の資産が吸い込まれている。
…しかも、円高だけでもキツいのだが、純粋な株価自体も下がっており、特にハイテク系統が苦境に立たされている。例えば、年明けからの好調を支えてきた半導体なんかは、SOXと呼ばれる指数が現地価格で17.7%減少するなど、厳しい状態になっている。そこに、為替逆ボが掛かり、3週間で-24.4%という悪夢の状況になった。かつて「最強神」と呼んで親しみ、7月11日には、元資80万円弱に対して+30万円、実に+40%という莫大な利益を出していたが、このままだと、来週には赤字に転落するだろう。神を名乗っていても、死ぬ時は意外とアッサリなのである。
――さらに。私も、詳しい理屈は理解していないのだが、円高が進むと、外国人投資家も日本株を買いづらくなり、価格が下落するらしい。かくして、為替と関係の無いはずの純日本株も、円高によって下落する。以上の理由により、投資家にとって、円高は悪夢としか言いようの無い状況である。
自分を優秀だと思っている無能な働き者が、一番厄介 |
そして。この暴落に対して、明らかに主犯の一人と言えるのが、「日本銀行」である。
…何故かと言うと、日本銀行は、「為替介入」という行為をして、市場経済を妨害してくるからだ。具体的には、「兆」の単位のお金を使って、ドルや円を売り買いすることにより、強制的に161円→157円などと、円高に持ち込んでくる。また、理屈は私もよく知らないが、あのゴキブリどもが「利上げをします」などと発言すると、それだけでまた、一気に円高が進むそうだ。そういった流れで、現在では、一気に150円の壁も突破してしまった。
――やれ。3月と5月の介入は、瞬間的に円高へ振れただけで、すぐに元の価格に戻り、私は非常に安堵した(【日記:2024/3/19】、【4月29日のTwitter投稿】)。しかし、忘れもしない7月11日の夜22時頃、アメリカFRBとかいう謎の組織の発言によって、為替に火が付いたところへ、ゴミ銀行が一気に油を注ぎ、一瞬で161円→157円に円高が進んだ。そこに、純アメリカ株の下落も重なって炎上が進み、取り返しが付かなくなって、今の焼け野原へと繋がった。間違いなく、クソ銀行は主犯の一人である。望み通り、円安を“是正”し、投資家たちが大損をする日本社会を作ることができて、今週末なんかはウッキウキで夜も眠れないだろう。くたばれ、バカが。
さて。そうやって円安を阻止する理由であるが、政府や日銀の人間は、白々しく「物価高騰を防ぐため」「国民生活を守るため」などとほざいている。だが、この目的では、100%役に立たない。何故なら、一度上がった価格は、絶対に下がらないからである。
…その代表例は、ご存じ、電気代だ。電力会社たちは、少し前に、こぞって「燃料代が上がったから値上げをする」と言っていた。が、その燃料代が下がって、各電力会社が最高益を記録したという報道の後にも、電気代は下がったという報告は無い。ああいう奴らが、ユーザーが有利になるアップデートをするわけがないのである。何なら、値下げどころか、「円高で輸出商品の売上高が目減りしたので値上げします」とか「円高で観光客が減少したので増税します」などと、平気でそんなことを言ってくるだろう。
――そもそも。NISAという投資枠が用意され、そしてこの2024年に拡充されたのは、“給料が上がらず、物価だけは上がっていく中で、せめて個人で資産形成をしてほしい”というのが目的であったと思う。そして、その狙い通り、7月中旬までは、徐々に円安が進むことによって、株で儲けやすい状況が作り出されてきた。そこで一気に、円高誘導で株価を壊滅させてきたのだ。為替介入などの金融政策は、日銀単独で行うのではなく、政府も一枚噛んでいるという。まさかと思うが、本当に、最初から国民を騙すための作戦だったのか…?
というわけで。自称日本銀行の行っていることは、私にとって害悪そのものである。為替介入は、経済テロであり、3月と5月は軽微な被害で済んだが、7月の放火が大きく燃え上がり、今も被害が広がっている。こんな奴らが、勝手に「日本」を名乗り、市場経済を破壊してほくそ笑んでいると思うと、虫唾が走るというものだ。誰も頼んじゃいねえよ、お前らなんかに!
――しかも、円高を是正するということは、つまり、「ドルを売って円を買う」=「保有していたドルを円に戻す」ということだ。よって、便所バエ銀行だけが1ドル161円の時にドルを売って大儲けし、それから逃げ切れなかった一般人が、軒並み大損をしたということになる。為替逆ボによって失われた私の40万円は、奴らに没収されたにも等しい。やってくれる…。
マジでNISA枠以外はいったん畳むのもアリかなと思い始めてきた |
さて。気になる週明けからの市場であるが、それについては、平日の日本時間22時30分から始まるアメリカ市場を見ていれば、だいたい想像が付く。金曜夜の米国株は、木曜夜と同じくらいの酷い下げ幅(日本市場には金曜朝から反映)であり、円高も146円台まで更に進んでいる。
――よって、まあ間違いなく、月曜朝からの日本市場は、日経平均にして1000円〜2000円という、大きな続落となるだろう。実際、「日経先物」と呼ばれる占いも、既に1000円以上の下落となっている。だがもう、こんな悲惨な数値にも慣れてしまった…。おい日銀、これがお前の求めた世界だぞ?
というわけで。株価は、「下落」から「暴落」の段階に入り、ひょっとすると、後の世から「◯◯ショック」などと名前付きで呼ばれるまでに被害が広がるかもしれない。例えば、2020年のウイルス災害では、2〜3月の1ヶ月程度で、S&P500やNASDAQ-100と言った人気の米株価指数(日本での評価額)は、3割ほど下落し、「コロナショック」などと呼ぶこともある。だが、この7月からの暴落は、既にそれを追い越しそうな勢いだ。
――そして、そんな悲劇の引き金を自分から引いたうえで、「日本のため」などと開き直っている日銀は、許せるはずがない。私が、人生レベルのクソ商品だと思っている「Surface
Pro 2」(【日記:2015/2/18】)だとか、「Nuro光」(【日記:2022/7/24】)なんてものは、極端な話、自分が買わなければ、世界に存在しないのと同じにできる。だが、クソ日銀は、今後も円安で株が上がりやすい状況ができるたびに、その無駄な財力を使って、未来永劫、延々と邪魔をしてくるのだ。マジでお前、何の役にも立ってないから。職員全員死んで失せろ。
(2024年8月2日)
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