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アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」を視聴完了しました…が… / やり込みinFF

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管理人の日記
唐突に来週が1週間休みになってしまった。外に遊びに行く予定も無いし、ひたすらお金とゲーム関連の課題を片付けていこう

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2024年7月2日(火)
アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」を視聴完了しました…が…


 
クオリティを落とさずレギュラー放送しろ(無理)


 
5月から放送されている「鬼滅の刃 柱稽古編」は、日曜深夜に放送された第8話が最終話であった。私については、本日、少し遅れて視聴を終えたため、その感想を書いてみたい。初のリアタイ視聴となったのに、何だか微妙だった…。
 …まず、「鬼滅の刃」は、ご存じ、「鬼」を倒そうとする剣士たちの
バトル漫画であり、アニメ化によって大ヒットをした。どうも、年齢1桁〜10代前半といった子供たちにも受け入れられているらしく、その意味で、本当に貴重な作品である。原作はジャンプ漫画であり、2020年に完結済みなものの、アニメは分割クール制を取っており、今も1年に12話ほどが放送されている。その第5シリーズと言えるのが、今年放送の「柱稽古編」である。
 ――そして、私と「鬼滅の刃」の関わりを言うと、アニメについて、過去に第1話だけを視聴したことがあったが、その際は、美しい作画や
「あっ、ゴッドイーターの人だ」と即座に分かる楽曲などが好印象だったものの、正直に言って、あまり引き込まれる作品とは思えなかった。しかし、「せっかく有料の『dアニメストア』と契約しているのだから、何か新しい作品を見てみたい」という思いが強くなり、知人の勧めも有って、今年に入ってから、アニメの第1シリーズ「炭治郎 立志編」からしっかり視聴を始めたところ、劇場版のような迫力のある作画に、個性的な鬼たちとの能力バトルへとハマりにハマり、第4シリーズの「刀鍛冶の里編」まで55コ話を、一気に視聴してしまった【日記:2024/3/22】。そこからの現在ということで、私にとって、「柱稽古編」は、初めてのリアルタイム放送となる。やはり、終わった後から見るのではなく、現役の作品を追うというのが、一番楽しい!

 そういうことなのだが…この「柱稽古編」は、
何だか微妙なシリーズであった。まず、話数である。全8話と、1クールより微妙に少ない。第1話と最終話が、約2倍の放送時間となっているものの、それは他シリーズにも当てはまることがあるため、やはり柱稽古編の短さは変わらない。放送が4月ではなく5月からということで、何か製作にトラブルがあったのかと考えていたが、最初から話数が少ないことが前提だったのだ。ある意味、トラブルではある。
 …次に、今回は、
ライバルキャラクターである「上弦の鬼」が全く出てこない。原作がそうなので仕方ないのだが、これまでのシリーズでは、2回連続で、「上弦の鬼」との壮絶すぎる戦いがアニメの目玉となっていたため、それが無いというのはメインディッシュ不在という感じだ。最終話で、少しだけ戦闘シーンが出てきたが、ああいうのを何話にも渡って楽しめたのが、これまでのシリーズであったのだ。
 ――では、味方側に特化して、最高戦力である
「柱」の掘り下げに成功しているかというと…特にそういう感じもしなかった。9人の「柱」のうち、現在までにキャラクター性が深く取り扱われていないのは3人であったが、そのうち2名は、現時点でも不明のままである。いつも怒っている人(風柱:不死川実弥)は、今シリーズでもずっと怒っていたし、蛇の人(蛇柱:伊黒小芭内)「甘露寺さんが好きなのかな?」くらいしか分からなかった。

 それでも、これで終えるとあんまりなので、一応は、良かったと思ったところも書いておこうと思う。
 …まず、岩柱:悲鳴ひめじまきょうめいという人については、
しっかり描写が行われていた。その人柄や、過去のエピソード、そして僅かであるが戦闘シーンも描写されており、「デカくていつも泣いているおっさん」というだけの印象から、ようやく彼がどういう剣士なのかが分かってきた。「第6話:鬼殺隊最強」「第7話:岩柱・悲鳴嶼行冥」と、「たわごとなど聞きたくない」「わ!」的な感じで、全8話に対して2コ話もメインを張るという、今回シリーズで最も目立ったキャラである。どうも、戦闘能力では最強ということらしいので、今後の戦いに期待が高まるものだ。
 ――また、既存キャラの中では、霞柱の時透くん
時透ときとう一郎いちろうの新エピソードは良かったと思う。彼は、前シリーズの「刀鍛冶の里編」で、“上弦の鬼”と戦ったのだが、あろうことか2体同時出現をしたうちの弱い方を担当してしまい、しかも大半の時間、拘束技を喰らってプカプカ浮かんでいただけであった。私は、原作漫画は読んでおらず、完結までの流れも大まかなところしか知らないのだが、「柱」の隊士たちは、この先の戦いで、大半が討ち死にをするらしい。だが、「上弦を倒した」という実績を持っている時透くんは、かなりの高確率で「出番が終了した」と判断され、この先のエピソードで、軽い扱いになってしまうだろう。しかし、そんな中で、「柱稽古編」では、紙飛行機を飛ばして、一般隊士たちと交流をする様子が描かれており、彼の人となりを知っている私としては、ジーンとくるものであった。ちなみに、アニメオリジナルのエピソードということである。やるじゃねえか!

炭治郎「かまぼこ隊は置いてきた。この闘いにはついていけない…」


 ところで。アニメ「鬼滅の刃」のこの先は、いよいよ最終エピソードである「無限城編」となるが、どうもそれは、
3部作の劇場版アニメで製作されるという。実は、いろいろな手段で、少し前から分かっていたらしいが、とにもかくにも、「柱稽古編」のアニメ放送終了をもって、正式に発表されたそうだ。劇場版としての第1作となった「無限列車編」は、2020年に、かつて「千と千尋の神隠し」20年近く持っていた日本映画の興行記録を塗り替えたことで有名であり、その輝きをもう一度! というところなのだろう。
 …さて、劇場版という形式は、
良いことも悪いこともある。悪いこととして、これまではテレビ放送や、お手持ちの映像サブスクによって、追加料金なしで見られていたところを、映画館まで行かなければ視聴ができなくなってしまう。映画のチケットというと、今ではほぼ2000円であり、2時間の映像の視聴価格として、決して安いとは言えない。外出して、移動や食事もセットにするならば、かなりのお金と時間が掛かってしまうだろう。しかも3部作ということで、合計6000円、新作ゲームを1本買うのと同じ値段が掛かってしまう。
 ――しかしながら、例えば、去年末に公開された「SPY×FAMILY」の劇場版とは異なり、「無限城編」は、映画版のオリジナルエピソードではなく、「鬼滅の刃」のクライマックスを描く正当な続編である。
視聴しなければ、あの「柱稽古編」で物語が終了という、悲惨すぎる結末となってしまうのだ。映像サブスクでの配信を待つという手もあるが、例えば、上記の「劇場版SPY×FAMILY」は、ここ数日になって、やっとオンラインでの配信開始が告知された。よって、映画の公開から、サブスク登録までは、まあ半年くらいが掛かってしまうというものなのであろう。それにより、テレビアニメ版の魅力の一つであった「リアルタイム視聴」という魅力が失われてしまうのだ。

 とまあ、これだけ書くと、悪いところばかりのように思えてしまうが、最大の利点は、
「『映画館で見る』というお祭りを楽しめる」ということだ。
 …やれ、映画館は、
私にとって、非日常の空間だ。お上品な絨毯に椅子、そして内装が、「何だか分からないが、凄い場所に来ている!」という特別な気分に浸らせてくれる。行くだけで、ちょっとした小旅行の気分を味わえ、何でもない普通の映像作品であっても、家で見るのと比べ、まったく面白さが変わってくるだろう。そこで視聴できるのが、最推しアニメの最新作と来たら、気分が盛り上がらないわけがない。1人で行って玄人おじさんになるのもよし、友人や恋人と楽しい時間を共有するのもよし、子供にも親しまれている作品ということで家族との小旅行と捉えてみるのもよし、である。
 ――よって、
映画館での視聴というのは、そういう非日常感を楽しむものであり、つまり「お祭り」なのだ。単に“動画の再生価格”と捉えず、体験のセット商品として考えるべきである。お金の無駄なんて承知のうえ、あえてゲームを発売日に買うのと同じで、映画館で見ること自体に価値がある。

 そういうわけで。私自身としても意外なのだが、ここまで来たら、
「『鬼滅の刃』の劇場版もアリかな…」と思っている。もう、テレビ放送版の時点で、毎回が劇場版といえるレベルの品質なので、それが本当の劇場版になったら、クオリティは限界突破というものであろう。
 …そして、映画第1作の「無限列車編」については、私はテレビアニメ用に再編成された7話を、後からまとめてdアニメストアで視聴するという結果になった。しかし、
映画は映画館で見るために作られているため、そちらのほうが面白いに決まっている。そういうわけで、ここまでハマった作品なら、あえて遠出をし、特別な環境で楽しんでみても良いかな…と思っている。
 ――やれ、「柱稽古編」の最終話では、炭治郎たち一行が、敵の本拠地である「無限城」へと引き込まれた。そこでは、鬼舞辻無惨と、“上弦の鬼”の生き残り組が待ち構えている。上弦の鬼は、6体のうち3体を倒したので、残りは
4体(???)。そして、ボスである無惨は、自分でも戦えるタイプのボスということらしい。よって、敵側は大半の戦力を残しており、ラスダンでの最終決戦と言っても、まだまだエンディングは遠いであろう。これらの超強敵たちに、主人公の炭治郎と、健在な7人の「柱」たちが、どのように挑んでいくのか。これだけ盛り上がる物語は、あえて映画館で見るのも、悪くないというものだよなあ。まあ、さすがに放映は1年先とかであろうから、今すぐ答えを決める必要はない。また、1年後くらいに考えてみよう。

(2024年7月2日)

登録タグ/ 漫画一般
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