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管理人の日記
原作漫画にも少し目を通してみました。何と言うか…うん、個性的な作画だね
いつも思うけど最近のアニメ凄すぎでしょ |
本日、アニメ版「鬼滅の刃」を見終えました(2023年放映の「刀鍛冶の里」編まで。「無限列車」編はTV版の7コ話を視聴)。物凄いクオリティの作品だった…。
まず、「鬼滅の刃」については、原作は週刊少年ジャンプに連載されており、全23巻で既に完結済みである。アニメ化から人気を博して、2020年のウイルス災害の真っ只中に公開された「無限列車編」という映画は、「千と千尋の神隠し」が20年近く持っていた興行記録を塗り替えたことで話題となった。
――さて。私は、前に「鬼滅の刃」のアニメ第1話を見たことがあった。が、その際には、あまり惹きつけられる作品とは感じなかった(【日記:2022/4/24】)。作画の美しさ、そしてゲーム作曲者としても知られる椎名豪の楽曲は、それぞれ印象的であったが、主人公の独白の多さや、家族が鬼に殺されたにも関わらず、何故か初対面の人から説教されるという理不尽すぎる事態に、「これが面白いと言われているの?」と冷めてしまったからだ。
しかしながら。そんな時から幾星霜、現在の私は、せっかく「dアニメストア」と有料契約をしているのだから、何か新しい作品に触れてみたいと、つねづね考えている。そして、これまでアニメからハマって定着した「SPY×FAMILY」(【日記:2023/5/31】)や「呪術廻戦」(【日記:2023/11/4】)と同じく、「鬼滅の刃」もジャンプ系統の漫画である。そんなわけで、私は、少し前から「鬼滅の刃」のアニメ版に再チャレンジをしていたのだ。
さて、アニメ1話については、既に視聴をしたことがあったため、こんなもんだったなあと、新しい何かを感じることは無かった。また、2話から盛り上がると思いきや、いきなり主人公の修行パートで始まり、またまた引き込まれることは無かった。そしてその時は、このまま「グラフィックとBGMは最高だが、バトルもストーリーも平凡で、私には刺さらないRPG」くらいの印象で終わるかと思っていた。
…が、炭治郎(主人公)が鬼殺隊(鬼を倒すための剣士集団)に入ってからは、テーマが明確になり、一気に面白く感じ始めた。このアニメが観せたいことは、非常にハッキリしている。それは、「個性的な“鬼”たちとの、能力バトル」である。敵として登場する鬼は、
――いっぽうで、鬼殺隊の剣士たちにも、「呼吸」と呼ばれる流派があり、剣技をベースとした戦法で、鬼たちに対抗する。こちらにも、「柱」を名乗る最高戦力が存在し、大正どころか平成/令和にも居ねえよという衝撃的なビジュアルと、それぞれの“呼吸”で、バトルを大いに盛り上げてくれるのだ。
そして、アニメ版「鬼滅の刃」では、これら必殺技のぶつかり合いが、最高峰の作画と音楽で楽しめるのだ。
…やれ、作画については、「鬼滅の刃」は、劇場版が大きく話題になった作品である。では、その「無限列車編」がとりわけ優れているのかと言うと、私については、特に凄いと感じることは無かった。だって、普段から劇場版並のクオリティで放送をしているのだから。このアニメに、作画崩壊などという概念は存在せず、全てのカットが魅せ場である。そりゃあ、こんな品質だったら、12話放送して9ヶ月休み、みたいな分割クール制になるわ…。
――そして、作曲の椎名豪については、ゲームだと私は「ゴッドイーター」や「アイドル(略)スターライトステージ」などで楽曲の作風を知っていたが、まさにアレそのものであり、モニョモニョ言っている架空言語や、オーケストラの演奏から、大作RPGのような壮大さが表現されている。たがそれが、上質な作画と絶妙にマッチしており、まさにまさしく、大作RPGを楽しんでいるような気持ちになることができた。
※週アニメです |
そんな感じで。私は、アニメ版“鬼滅の刃”の「立志編」「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里
編」までの計55話を、一気に見終えるに至った。これで原作漫画は2/3という程度の進行度らしく、恐らくは、残り3シーズンか、または2シーズン+劇場版くらいのボリュームとなることであろう。
――なお、続きとなる「柱稽古編」については、既に、今年5月からの放送が決定されている。実は、鬼殺隊・最高戦力の「柱」に連なる9名の隊員のうち、ここまでにアニメ化された部分にて、約半数しかメインとして登場をしていない。よって、残りの人物についても、どういう性格で、どんな剣を使い、どのような必殺技を放つのかについて、期待が大である。さらに、敵陣営においても、最強とされる「上限の鬼」について、未だ半分が生き残っている。というわけで、「鬼滅の刃」が盛り上がるのは、まだまだここからなのだ。
そういうわけで。「SPY×FAMILY」や「呪術廻戦」に続き、今回の「鬼滅の刃」のアニメ視聴も、私にとって大成功であった。
…ちなみに、私は、「鬼滅の刃」の原作漫画を読んでおらず、この後の展開は知らない。だがどうやら、敵である鬼たちはもちろん、味方陣営についても、全員が生き残るというわけではなく、奮闘むなしく、散ることがあるようだ。彼らが、これからどのような生き様、そして“死に様”を見せてくれるのか。そしてそれが、最終的に、どのような結末に達するのか。そんな物語が、最高峰の作画と音楽で楽しめるのである。やれ、原作漫画は既に終了したが、アニメはこれからも続いていく。こんな面白い作品を、全てが終わってからでなく、現行作として追えるのは、本当に幸せだ!
――というわけで。私は、今年のアニメとして、【推しの子】の第2期と、「キン肉マン」の新シリーズ(完璧超人始祖編)を楽しみとしていたが、そこに新たに、「『鬼滅の刃』の柱稽古編」が加わった。推しの作品は、増えれば増えるほど、人生が楽しくなるのだ。さて、次は何を観ようか…。
(2024年3月22日)
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