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管理人の日記
酒のつまみに味噌汁を作ったら、熱すぎて舌をヤケドしてしまった…気を付けないと
この店員さんを呼ぶ”チーン”ってやつは何に使うんだ? |
最近の私は、どういう風の吹き回しか、図書館を利用するようになった。最後に、本を読む用途で訪れたのは、もういつのことか覚えていない。というわけで、軽く10年以上ぶりであろう。
…その理由は、投資について勉強をしたくなったからである。と言っても、「書籍を読んで投資家魂を燃やし、売って買っての取引に手を出す」なんてつもりは毛頭なく、どちらかと言えば、趣味の一つとして、多角的な視点からお金/株/経済といったものを見つめてみたくなったというのが理由だ。
――やれ、”投資”となると、いつもながら、インターネット掲示板などはもちろんだが、こと専門家の意見ですら参考にならない。ご存じの通り、年明けくらいから、もうずっと株価はヘブン状態であるが、それに対する評論家の意見というと、「加熱ムードの行き過ぎに注意が必要」などと、お灸を据えるようなものばかりであった。そりゃあまあ、言い続ければいつかは当たるに決まっている。結局のところ、株価という魔物を前にすると、専門家ですら、イチャモン付けのおっさんと化してしまう。株のことは、誰にも分からないのだ。俺たちは雰囲気で株をやっている…。
ということで。私は、そういった最新情報たちから距離を置いて、経済を勉強したくなった。そのために最適なのは、書籍であると考えたのである。
…さて、私が本を求めるとなると、まず考えたのが、古本屋である。数年前まで、専門学校に通っていたときは、電車移動の暇つぶしのための本を買うのに役立ってくれたし、最近でもゲーム攻略本を収集するのに活用している。1回読んでそれで終わりという本なら、古本屋で十分であろう。
――しかしながら、そこで私は、「お金を増やすために投資をしているのに、勉強でお金を減らすのは変じゃない?」と思ってしまったのだ。もちろん、義務教育を含む各種学校のように、あらかじめお金を払うことで、より多くの豊かさに繋げられる…ということはあるだろう。ただ、私は、自分の投資方針をもはや全く変えるつもりがなく、単純にお遊び感覚で経済に触れてみたいと思っている。だから、それで大切な投資の元手を削ってしまうのは、ちょっと違うかな、と考えてしまったのだ。
そして、そんな私が行き着いたのが、「図書館の利用」であったのである。
…さて、投資は、私としてはすごく面白いソシャゲに過ぎないのであるが、世間的には非常に真面目な活動として捉えられているらしく、おカタい図書館にも、攻略本が収蔵されている。そして、公立図書館は、皆さまご存じの通り、必ず無料で運営されている(法律で定められているらしい…)。もちろん、ボランティアというわけではなく、運営費は税金から出されているため、どちらかと言えば、解除不能の読書サブスクに契約させられているという認識のほうが正しい。どうせお金を払っているなら、使ったほうが得なのだ。
――ちなみに。私が読書をする場所だが、それは職場である。私の現職は、常に忙しいというわけではなく、休日日勤や夜勤を中心に、ひたすら待機するような時間も少なくない。そういう時に、どうも”普通の人たち”は、ひたすら携帯電話をポチポチして時間を潰すか、または残している仕事関連の課題をやることが多いようだ。私は、そのどちらでもなく、”自己研鑽”…サビ残の美化ではなく、本を読んで、正しい意味での自己研鑽に費やすことにしたのである。あと、私の携帯電話&ネット契約は、電波が弱く、職場内の主要な勤務地域でほぼインターネットに繋がらないという理由もある…(これが一番大きい)。
図書館デートみたいなのもやってみたい人生だった… |
さて。具体的に、私が、図書館利用の第1手として借りた物だが、それは「投資なんか、おやめなさい」なんてトンデモ本である(【Amazon】
※これをクリックしても私にお金は入りません)。何故か? 題名が興味を惹いたからだよ!
…この本が、投資をお勧めしない理由としては、「@日本はデフレ(物の価格が安くなる)が進んでいるため、現金をそのまま持っているだけで十分」「A金融商品は、購入時手数料&維持のための信託報酬が高い」「B金融商品は利回りがマイナスになることが多い」といった感じのようだ。
――うん、私の住んでいる日本国とはちょっと違うようですね。@については、ご存じ、ここ2年程度で一気にインフレが進み、値上げは生活の全分野に及ぶようになった。Aについては、例えば、最強の「
とはいえ。実際に、金融知識が著しく低い高齢者等を狙って、証券会社が詐欺まがいの営業を仕掛けることがあるというのは、事実である(手数料の安いネット証券を使うのが基本)。また、この本が発行されたのは、2017年という大昔であり、その時点の投資信託は、同書で触れている「購入時手数料1%」「信託報酬
年2%」「運用で儲けが出るどころか横ばい」みたいなゴミ商品ばかりだったのだろう…多分…。
というわけで。図書館利用の初手から、ちょっと異世界転生をされている方の書籍を読んでしまったのだが、何の問題も無い。最初からまともな本であるとは思っていなかったため、お笑いコンテンツとしての役目はしっかり果たしてくれた。それに、こんな本に対して、お金を出して買ってしまっていたとしたら、少額であってもダメージを受けていただろうが、図書館ということで、私が払った料金は0である。
――そんなわけで。今度の外出時には、この本を返却して、次の本を借りてきたいと思う。続いても、とりあえずは経済の本にするつもりであるが、別にジャンルはそれにとらわれる必要は無い。歴史だとか、社会だとか、医療だとか政治だとか、何でも良い。図書館に並んでいる本は、全てタダで借りられる。それは私にとって、お金を利息ゼロで貸してくれるのと同じである。こんな素敵な施設があったとは…!!
(2024年2月13日)
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