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【冬】カビクサイマン vs やり込みinFF / やり込みinFF

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管理人の日記
「部屋がカビるのって梅雨どきとかだろ? どうでもいいよ」と油断していたら…

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2023年2月17日(金)
【冬】カビクサイマン vs やり込みinFF


 
くさ(草じゃなくて臭)


 厳しい冬が続く。そんな中、私の部屋の中は、
笑えないくらいジメジメとなっており、壁紙の一部にカビまで生えてきた始末だ。そしてカビは、ただ汚いだけでなく、ひょっとすると、慢性的な体調不良にも関係あるのかなと思って、対策に本腰を入れ始めることにしたのである。
 …まず、私は、この冬の寒さが本格化する前に、
徹底的な防寒対策を行った。窓には、流行りのプチプチを、窓としての機能を損なわないレベルで張りまくった。あちこちに有った”隙間風の出どころ”は、100円ショップで売っている貼り付け型のスポンジテープのようなもので、封鎖をした。全く使いどころが分からないような窓は、ガムテープで封印した。そして、着用物についても、部屋の中でもジャンパー・手袋・靴下を付けるなど、強化をした。
 ――まあ、結局、12月中旬の寒波により、
暖房封印クリアーは諦めたわけだが、それでも、今なお暖房は最低温度(16℃)での運用を心がけており、熱が逃げるのを阻止することにより、電気代も節約できていると考える。前述のような防寒対策は、決して無駄では無かったのだ。

 しかしながら。それらの対策によって、我が家には、
湿気という新たな敵が現れてしまった。
 …というのも。まず、私が住んでいる住宅は、
”典型的な安いアパート”という感じである。現在の職場に通うための場所として、そして、私の節約志向を踏まえたうえでの住環境として、これ以上の物は無いであろう。が、やはり所詮は安いアパートということで、設備自体は決して良くない。
 ――さて、最初に現れた問題は、
風呂場である。お風呂はユニットバスであるうえ、窓が存在せず、シャワーを使用した後の湿った空気は、換気扇から捨てるしか無い。しかし、そうすると、捨てた空気のぶんだけ、必ずどこかから隙間風が入ってくる。しかも、私の家では、謎に換気扇と風呂場の電気が連動しているため、私は防寒と無駄遣い防止という観点から、この冬の風呂場の乾燥を諦めてしまっていた。むしろ逆に、風呂場の扉を開けておくことで、熱気を部屋に入れると同時に、加湿をする…なんてことすら行っていたくらいである。
 だが。そういうふうに、換気扇を切るような習慣にしてから、風呂場は笑えないくらい
真っ黒いカビが増殖していった。しかしながら、風呂場は、比較的、清掃が容易な空間である。よって、この時点では、私は特に問題意識を持っていなかったのだ。

 しかし。12月を越えて1月・2月となり、寒さが更に厳しくなる中で、今度は、
窓・玄関といった、寒さが伝わりやすい場所が、ビショビショになりだした。おそらく、私の住んでいるアパートは、建物全体での防寒とか、そういうことを考えていない時代に建てられたのであろう。部屋を密閉してしまったことにより、玄関の扉には、内外で極端な温度差が生まれてしまって、常に水で濡れている。ちょっとした洞窟のような雰囲気である。その隣にあるキッチンでも、壁のタイルが濡れており、そのせいで、水切りをした皿は、何日経っても乾かないものだ。
 …そして、
最近では、それらの場所に、カビが生え始めたのである。特に、玄関近くの壁紙が酷く、ちょっとした廃屋のレベルでカビてきている。また、他の場所を述べると、同じく温度差の発生する窓側も酷く、最近、機械をいじるために少し机の裏を見てみたところ、部屋の隅からカビが始まっていた。文字通り、足元からカビてきていたのである。

 さて。カビによる悪影響であるが、まずは、
真っ黒であり、見た目が悪い。それを無視できるとしても、カビは住居や機械に悪影響を与えてしまう。今の住居には、まだまだ働き続ける限り住み続けたいと思っているし、愛用PCのVAIOや、ゲーム機のPS5などは、なかなか高価と言える機械である。そして、カビの繁殖に適したような湿気の場所では、物が全く乾かないという副次的な悪影響もある。洗い物や衣服などを、2日も3日も水切りしても、まだ湿気が残っているくらいである。やれ、夏季であれば、夜に洗って、次の朝にそのまま着ていけるような状況だったのだが、この乾かなさは驚異的である。
 …加えて、
カビは、胞子を出して、住環境の空気を汚染する。これが、今回の私が湿気対策をしようと思った、決定的な理由である。私は、慢性的に、喉の痛みや頭痛といった症状に悩まされていた。これは、某クソウイルスの後遺症だと思っていたが、ひょっとしたら、仄暗い部屋の隅から、カビが波状攻撃を仕掛けてきていたのかもしれない。さらに言うと、ここしばらくは、足の裏が水虫のような症状に悩まされていて、しかも、夏季と違って、靴を毎日取り替えたうえで、薬を塗っていっても、なかなか症状が良くならない。そういえば、水虫の原因は、”虫”ではなく、カビ菌の一種であった。私は激怒した。必ず、かの邪智暴虐のカビを除かねばならぬと決意した。

色 覚 検 査


 さて。カビ対策の一つとして、まずは、
部屋の密閉をやめるという手が考えられる。夏季のように、風呂場の換気扇をつけっぱなしにし、各所の目張りもやめて、隙間風をガンガンと入れる。代わりに、暖房もガンガンと効かせ、スポット的な温め方も兼用する。素晴らしい作戦である。光熱費が無料ならな!
 ――というわけで。部屋の保温はそのままに、カビ対策をする手段として、私は
部屋を乾燥させるという手を考えた。当初、私は除湿機を導入する予定だったのだが、それは、お値段だいたい10000円からと高めであり、電気代や騒音といった運用面でも、あまりバランスが良いとは言えないように思われた。

 そこで私は、
無電源乾燥剤&空気清浄機の合わせ技を使うことにしたのだ。
 …まず、
無電源乾燥剤だが、これは、100円ショップなどで売っている物であり、吸湿剤として有名なシリカゲルが主成分となっている。そのうち、「B型」と呼ばれるものは、天日干しをすることによって、何度でも再利用が可能であるという。初めて知った。というわけで、私も試しに5つ買って、部屋中にてるてる坊主のように、あちこちに吊るしてみたところ、3日ほどで、吸湿状況を示すマーカーがと変化した。一方、再生についてであるが、私の部屋で、唯一乾燥していると言える”エアコンの真下”に吊るしたところ、1時間ほどでに戻すことができた。
 ――そんなわけで。無電源乾燥剤については、十分に運用可能であることが分かった。よって今後は、これを
30個くらい買って、部屋中のあちこちに吊るしてみることにしよう。邪悪な儀式でも始まりそうな雰囲気になるだろうが、既に、私の住処では、不可視のカビ菌が、夜な夜な百万鬼夜行を繰り返しているのだ。ちょっとくらいの見た目の悪さは、許してやってくれ。

 続いて。
空気清浄機については、当初は全く買う予定は無かったのだが、イ○ンに訪れた際、それなりの機種が3000円で売っているのを見かけ、私にしては珍しく、衝動買いをしてしまった。通常、10000円くらいで売っている商品のようで、それが3000円というのは、謎である。衝動買いということで、どデカい箱を自転車で持ち帰るのに、なかなか苦労をした…。
 ――さて、その内容はと言うと、
ごく普通の空気清浄機である。私は、部屋の空気の綺麗さを定量的に図れるような装置を持っておらず、「チリを上から流したら、フィルターに引っかかった」くらいの点検しかできない。ただ、ネットで調べてみても、そこまで評判が悪い装置というわけではなく、3000円以上の活躍は期待できると思う。謎に、操作ボタンがタッチパネル(家の中で固定して一定の用途にしか使わない機械であり、明らかに物理ボタンのほうが使いやすい)だったり、「マイナスイオン」(?)の項目があったりと、フフッっとなってしまうところもあるのだが、今後、カビの胞子や、この先に攻撃を仕掛けてくるスギ花粉に直接的な対抗ができる手段として、是非とも働き続けてほしいところだ。

 その他。私が、職場のシャワー室を使っているのは、主たる理由は、
(自分が払う)ガス代および水道代の節約であるが、部屋の湿気を防ぎたいという意味合いもある。まあ、当初は、ただ単に「風呂場がカビるのを防ぎたい」というくらいの理由だった。ただ、住環境の都合上、風呂場がリビングの隣にあると言っても過言ではないため、家全体の防湿という意味でも、職場のシャワー活用は、大きな意味合いを持っているだろう。

カビちひろになりそう…


 そういうわけで。私は、無電源乾燥剤&空気清浄機を使って、カビ対策を始めた。もちろん、これはただのスタート地点であり、今後は乾燥剤の数を増やしてゴリ押しを進めるとともに、壁紙にも使えるカビキラー的薬剤を購入し、根本からカビを撃退してしまいたい。
 …やれ、これまで、私は、自分の住環境を維持する手段として、虫対策ばかりを考えていた。実際、それは功を奏し、古いアパートにも関わらず、去年3月の入居から現在まで、部屋の中で
ゴキくんに不意打ちをされたことは一度も無い(例外:玄関を開けた瞬間にヨレヨレと入り込んできた1匹)
 ――しかしながら、
今後は、カビに対しても、虫と同等の脅威として考えていかねばならないだろう。実際、私はこの冬に、カビの存在を度外視した防寒対策を行ったことにより、奴らの増殖を許し、恐らくは、喉の痛みや頭痛といった症状に悩まされ続けてしまった。今後は、しっかり対策しなければ。

 ちなみに。世間では、
加湿器なる装置が、流行をしているようだ。が、私からしてみると、水気なんて、玄関・窓・風呂場、そして水切りをしている皿や部屋干しの衣服から、有り余るほど漂ってきている。よって、わざわざ自分から機械を使って湿気をばらまくなど、カビを培養しているかのようなもので、自殺行為である。これが必要なのは…恐らく、私とは根本的に異なる環境に住んでいる人々なのだろう。
 ――というわけで。この土日は、それなりに暖かくなるようであり、ようやく厳しい冬にも、少しは出口が見えてきたという感じである。温度差が小さくなれば、結露も少なくなり、我が家のカビの増殖速度も遅くなるであろう。ただ、
この「カビ対策」というものは、私に大きな課題を残した。良かれと思った防寒対策は、実際に温度面では良かったのだが、湿気という観点を全く持っておらず、カビ勢の増殖を大いに許してしまった。「冬場のカビ」という考えが、全く無かったのだ。その点は大いに反省して、残り少ない今冬に加えて、来年の冬こそは、カビに悩まされない部屋を作らなければ…。

(2023年2月17日)

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