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辛辛魚[2023] / やり込みinFF

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管理人の日記
売ってるローソンは徒歩だと少し距離があるな。職場の売店では…さすがに販売できないか

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2023年2月5日(日)
辛辛魚[2023]


 
「ネギ。」に、どことなく久川凪ちゃんを感じる…


 去年
【日記:2022/2/3】に引き続き、この時期限定のカップ麺:辛辛魚からからうおの話題である。毎年、1月末から、1ヶ月間くらいだけ販売している激辛カップ麺であり、私のような超絶な愛好家たちに支えられ、今年で15周年だという。発売13年を迎えたFF13より少し古いくらいか。うん、最近だね。
 …さて、辛辛魚は、毎年同じカップ麺と思いきや、少しずつだが変化が加わっている。そして、こういうシリーズ物の常として、消費者の目は年々厳しくなっていき、「去年より劣った」と評されてしまうことも多い。進化し続けて初めて、「いつもと同じ品質だ」と思われるのだ。
 ――ただ。ここまで、辛辛魚は15年も続いており、私にとっても10年以上の長い付き合いとなっている。だから、今ではむしろ、
「今年はどのように変化するか」というふうに、楽しみ方が変わってきているように思うのだ。食べ物の風味なんて、趣味嗜好に依るのだから、どうやったって完璧にはできない。それならば、無理に完成形を目指すよりも、変化を加えて、毎年毎年どのような物が出てくるか、楽しみにできたほうが良いと思うのだ。恐らく、どこぞのポエムワインを愛飲している人も、同じように感じているのだろう。

 さて。今年の私について視点を移して見ると、実は、
従来ほどまでは、辛辛魚を楽しみにしていなかった。その理由として、去年4月から働き始めてしまったこと以上に、とにかく貯金を最上の価値観とする習慣が、骨の髄まで根付いてしまったからである。辛辛魚のような季節のイベントについても、「でも、お金が掛かってしまうし…」という感情が先行し、イマイチ乗り気になれなかったのだ。
 …しかし。今日の外出で、近所のローソン
(やはり、コンビニの中でも、ローソンで取り扱っている確率が高いらしい…)に寄って、辛辛魚のパックを購入したそして、せっかくだからということで、本日の“昼ごはん枠”で食べることにしてみた。

 では、ここからは、実食である。蓋を開けてみると、麺が、従来のような横長タイプではなく、汎用的な形になっており、この時点でヤバい形式に成り果ててしまっていた。この時点で、私は、
「おしまいだ! おしまいだー!」と、どこぞ神の国発言の前フリみたいに感じていたものである。
 …だが、その逝き様を見届けるのもファンの勤めということにして、お湯を注ぎ、最初ということで、付属品以外は何も足さず、しっかり4分待ってから、食べてみた。するとどうか、思い描いて居たような、
辛味と旨味が調和した神が誕生していたのである。前年のように、麺の塩味が薄れているということもなく、見た目に反して、バランス感覚の極めて良い内容である。そのまま、コメ約1合分を加え、カップラーメンライスとして、汁まで完食をした。

「からさ」は「辛さ」で、「つらさ」だ。だが、それがいい!


 というわけで。今年の辛辛魚は、私の無関心さに反して、
なかなかバランス感覚に取れた傑作となっていたのである。
 …ただし、その“バランス感覚”が消え去っている点もあって、それは
価格である。2022年版と比較しても、260円280円と値上げが為されており、消費税も含めると、ついに300円台へと到達をしてしまった。この社会情勢上、致し方ないのかもしれないが、私は、“カップ麺は200円台まで”と考えているため、300円を超えてしまうと、余程の付加価値が無ければ満足できなくなってしまうのだ。
 ――が、やはり、「辛辛魚」は、私にとって、
その“余程の付加価値”を持っているカップ麺なのだと感じた。ここまでしばらく、市販のカップ麺に、味噌汁の具・バター・ネギ・鰹節・にんにく唐辛子・もやし・キムチなどを加え、ギトギトなトッピングをしたうえで、更に残り汁に米1合を加えて、センシティブなコンテンツにして、「カップ麺」は、やっと満足できる食品だった。だが、「辛辛魚」では、基本+米の替え玉だけで、十分に満足できる存在になっていたのである。これは、ストロングスタイルとでも呼ぶべき、強者の趣を感じさせるというものだろう。

 ちなみに。その他に、私の生活環境にとってプラス補正となる面として、辛辛魚は
コンビニ販売が主というところが挙げられる。そのため、大量に余っているクオカードを、有効活用できるのだ。
 …やれ。「クオカード」は、プリペイドカードの一種であり、世の中では現金と等価の存在として考えられ、各種給付金などの際に、頻繁に用いられているようだ。ただ、
私は、ふだん全くコンビニに立ち寄らない部類の人間である。そして、私が習慣として通っている店は、クオカードに対応していない。よって、働き始めてしまって1年近くが経つ現時点で、既に無視できない額のクオカードが余ってしまっているのだ。クオカードは、有効期限こそ示されていないものの、最終的に商品へと変換できなければ、何の意味も無い。そして、どういうことなのか、私にとっては“現金と等価”の意味を持つ、プレイステーションネットワークカードとは、等価交換ができないというルールのようだ。そういうわけで、様々な理由で配られたクオカードは、私のお出かけ用の財布の中で、今なお腐り続けている。これでは、遊戯王カードで、デュエル終了まで余ってしまう手札と同じだ…。
 ――しかしながら。「辛辛魚」は、コンビニ販売が主である。そして、実際に今日、私が訪れたローソンも、クオカードに対応していた。よって、
辛辛魚は、余ったクオカードを有効活用できる手段として、活躍をしてくれるのである。遊戯王カードと同じで、手札が余っていても、財布が無駄に重くなるだけで、何の意味も無い。やはり、できる限り早く、有効活用をしてしまわないと…。

 というわけで。私の生活環境は、2022頭→2023頭で激変したが、その環境下においても、「辛辛魚」は、変わらぬ魅力を誇っていることが分かった。本日は、不躾な買い占めだと思われないように、6個の購入に留まったが、これから足繁くローソンへと訪問し、早めに手持ちのクオカードを処分してしまいたい。余らせると、いつ、サービス終了が訪れるか分からないというものである。それこそ、
人生のサ終まで残していても仕方が無いしな。
 …ちなみに。ここまで私は、「辛辛魚」を、ごく自然の存在として推してきたが、
これはあくまで、辛さマニア向けのカップ麺である。ペヤング激辛だとか、辛ラーメンだとか、そういう名だたる強豪たちを、涼しい顔で完食し、また、社員食堂でも、真っ赤になるまで七味唐辛子を振って、ドン引きされるくらいの存在が、やっと満足できるくらいの一品なのだ。だから、一般層の皆さまは、購入をするとしても、1個だけに留めてほしいし、もし可能なら、リア充(死語)らしく、辛味マニアの知り合いに少量を分けてもらうという手が良いと思う。
 ――だが、ここまで辛さガチ勢向けの製品となると、
逆に、勧めてみたい精神というのも存在するのだ。毎年1月〜2月は、辛味マニアにとって、「辛辛魚」の時期である。お前たちはどうする。宴をともに楽しむか、それとも――?

(2023年2月5日)

登録タグ/ 社会一般
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