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【遊戯王】「ソリティアをする人」同士でマッチングするべき / やり込みinFF

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管理人の日記
遊戯王は本当に面白い! だけど先行制圧は全てを台無しにする。ここをどう落とすか

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2022年3月5日(土)
【遊戯王】「ソリティアをする人」同士でマッチングするべき


 
こいつが酷いと聞いていたが、何ということは無い。もっと最低な奴が山ほどいる


 
「遊戯王 マスターデュエル」では、自分のターンで長時間の展開を行う「ソリティア」が多く、カードバトルの面白さを大きく損ねている。そこで提案なのだが、「ソリティアをする人」は、同じく「ソリティアをする人」同士でマッチングをするというふうに設定してみてはどうだろうか。
 …さて、まず、根本的な話として、
遊戯王カードは面白い。カードの多彩さや、デッキ構築の面白さ、コンボが上手く決まったときの爽快感や、トレカとしてのトレーディング要素、そしてアニメのごっこ遊びアイテムなどなど、どれを取ってみても、“カードゲームならでは”という魅力に溢れている。リアルカードでもゲーム作品でも、それらの魅力は変わらない。
 ――とりわけ、私にとっては、2015年1月の「タッグフォースSP」以来、久々にハマりこめる遊戯王ゲーム作品となったため、その意義は極めて大きいものがある。そういうふうに、「遊戯王カードは根本的な面白さを持っている」という点は、しっかりと押さえておいてほしい。

 しかしながら、
その対戦の楽しさは、「ソリティア」によって大きく損なわれている。遊戯王カードにおける「ソリティア」は、自分ターンでの大量展開のことを指すが、そのほとんどの目的は制圧である。要は、「○○を無効にする」というカードを大量に並べることで、相手に何もさせないようにするのだ。特に、先行1ターン目で制圧布陣を完成させる戦法は「先行制圧」と言われ、最も勝率の高い戦い方であるが、忌み嫌われている方式でもある。
 …具体的に、「先行制圧」の相手と戦った場合、どういう対戦になるか述べてみよう。まず、相手にコイントスで先手を取られる。すると、一方的なカード回しが始まるため、
5分くらい待つことになる。その後、リンク・シンクロ・エクシーズ召喚が繰り返され、《ホープなんちゃら〜》」「《なんたらV・F・D》」「《タイタニックギャラクシー》」「《カリ・ユガ》などといった、よく見る名前の大型モンスターが3〜4体ほど並んだのちに、ようやく自分へとターンが回ってくる。しかし、その時点でもう何を発動しても無効化される状況であり、どうすることもできない。そのため、ターン終了を宣言するしかないが、当然のごとく、次の相手のターンで殴られて終了である。
 ――以上。
5分間ボーッと待ったのちに、何もできず敗北する結果となった。こちらとしては全く面白くないが、回しているほうは最高の気分だったのだろうか。最初の数回ならともかく、毎回こんな感じで勝利しても、時間が掛かるだけで何も楽しくないと思うのだが…。

 さて、このような酷い“先行制圧”については、一応はコナミ側も問題だと思っているようだ。その証拠として、リミットレギュレーション
(カード使用制限)では、「ソリティアの起点となりやすいカード」「相手を極端に拘束するカード」は、禁止・制限に引っかかりやすい。実際、上で触れたカードのうち、「なんたらV・F・D」は、リアルカードのほうでは禁止となっており、近くマスターデュエルでも同じ末路を辿るだろう。
 …また、相手に先行を取られたところで、“手札誘発”と言われる、「手札から使え、罠カードのような効果を持つ、
(多くは)モンスターカード」があるため、それを手札に引けていれば、後攻になってしまったとしても、展開を妨害できる余地が生まれる。実際、「インストラクター」と呼ばれる公認プレイヤーたちのランキング入りデッキを見てみると、ほぼ確実に《灰流うらら》《増殖するG》《無限泡影》などの手札誘発カードが合計5〜10枚ほど入れられている。やれ、こういう必須カードが過剰に増えてしまうと、“デッキ構築の多様性”という面で大変好ましくない。また、ゲーム内においても、何か行動をするたびにチェックが入り、テンポが大きく悪化する。だが、これらを禁止すると制圧側が更に暴れまわるため、仕方が無いのだ。

 やれ。15年ほど前には、遊戯王の環境を揶揄する言葉として、
「はいはい地砕き地砕き」というものが使われていた。「地砕き」は、「相手フィールドで守備力が最も高いモンスター1体を破壊する」という通常魔法であり、今となっては何ということの無いカードであるが、大昔の遊戯王では、“苦労して召喚した大型モンスターが、あっさり魔法カード1枚で対処される”という意味で、やる気を無くす状況の一つであった。
 ――それが、今や、
「はいはい無効無効」という感じであろうか。いや、恐らく、そういう領域ですらなく、もっと上位のプレイヤー同士になると、「Aさん:手札誘発ありますか?」「Bさん:いいえ、無いです」「Aさん:そうですか…お疲れさまでした」「Bさん:はい、ありがとうございました」(Bさんが降参)みたいな感じで、話し合いで勝負が決まってしまうのではないだろうか…。

「竹光」と図書館、それに調和の宝札を組み合わせ、40枚を引ききった、見事なエクゾでした


 では、「遊戯王 マスターデュエル」の環境は、どれくらいソリティアに毒されているのか。それを確かめるため、本日の午前中の時間を使い、実際に
20回のデュエルを行って、試してみた。その条件と結果は、下に書く通りである。
 …なお、ハードについては、いつも私がプレイしている携帯型スイッチではなく、PS4を使用した。ぬるぬる動作して気持ちいい
(検証とは無関係)


検証:「遊戯王 マスターデュエル」は、どれだけソリティアが行われているか

・調査を行った日時:2022年3月5日(土) 午前10時〜12時ごろ
(※この期のランク戦は3月1日午前10時から)
・ランク:ゴールド4→ゴールド5
(※途中降格)
・総デュエル回数:
20回 (実際には21回だが、1回は何もせず相手が降参したため、集計外とした)
・計測するもの:「相手の1ターン目」
(自分が先行なら、相手の後攻1ターン目。相手が先行なら、その1ターン目)の、「ドローフェイズ」から「エンドフェイズ」(または私が敗北する形でのデュエル終了)までの、「実経過時間」

・自分の使用デッキ:ライトロードから、「相手ターンに効果が発動するカード」を全て抜いた、検証用のデッキ
・使用した戦術:コイントスで勝った場合は先行を取る。「光の援軍」「ソーラー・エクスチェンジ」などを使い、下級ライトロードを立てて、墓地肥やしを優先する。ただし、「ペロペロケルペロス」「超電磁タートル」を抜いているため、相手ターンへの対策手段は無い。エクストラデッキも0枚とし、シンクロ召喚やエクシーズ召喚も行わない。ただ、相手としても、手札の「オネスト」を警戒して
(実際にはデッキに入れていない)、対策を行ってくるはず。


調査結果

・「相手の1ターン目」の平均時間:
2分14秒
・中央値:1分29秒
・最短時間:11秒
・最長時間:6分20秒
・標準偏差を含めた値:2分14秒 ± 1分58秒

・私が「ソリティアだ」と感じた時間:
約3分から
・全データー:短い順から。
赤字は私のメモに「ソ」(ソリティア)と書かれていたもの
10秒 11秒 13秒 38秒 41秒
47秒 55秒 1分7秒 1分7秒 1分15秒
1分43秒 1分50秒 2分29秒 2分48秒
2分55秒
3分25秒 4分41秒 5分25秒 5分50秒 6分20秒

・ソリティア率:
30%



 というわけで。意外にも、初ターンの「ソリティア」率は
30%であった。体感では「半分以上」というところであったが、時間が経って、制圧勢が上のランクに移動していったか、または先行制圧された時が不快すぎて、それが過剰に印象に残っていたということであろう。
 …さて、これはあくまで時間的な指標であって、必ずしも“デュエルの面白さ”と直結しているわけではない。ただ、私は、「あ、これソリティアだ」と思った時に、「ソ」のマークを書いていた。もちろん、そのソリティアは、「一方的な相手回しで、面白くない」という意味である。これが、体感での指標となっており、「ソ」はぴったり長い順から当てはまっているので、やはり
相手ターンだけが過剰に長いと、対戦がつまらなくなるのである。

 ちなみに。ピックアップとして、この中で「ソリティア」には含まれている
(5分50秒)ものの、見事だったデュエルがある。それは、《王立魔法図書館》に加え、《黄金色の竹光》などの竹光カード、《チキンレース》《成金ゴブリン》といったドローソース、そして《調和の宝札》を組み合わせ、40枚を全て引き切ったエクゾディアデッキである。上手く行くものだ。ここまであっぱれなものを見せられると、ソリティアであっても感服するしかない。
 …逆に、よく分からなかったのが、後攻1ターン目
(合計2ターン目)と、その後の後攻2ターン目(合計4ターン目)で、両方ともソリティアを行った人である。合計のソリティア時間は5分25秒+6分31秒で、約12分にも達した。しかし、どちらのターンでも十分なロックを形成できず、裁きの龍の連打であっさりと突破ができてしまった。それだけ回したのだから、事故を起こしたわけでもないだろう。ちょっと、本当に何がしたいのか不明である…。

「ヴレインズ」も、Aパートずっとソリティアみたいのが多かったが…現実再現だったわけだ


 そんな感じで、最初の話に戻すと、
「ソリティアをするプレイヤー同士でマッチングするようにしてほしい」というものである。これは、元々、他ゲーのチート対策で、「チートをする人物は、チート部屋に幽閉する」というものがあって、それと同じことをやってほしいという意味である。確かに、遊戯王カードにおけるソリティアは、ルール違反でも何でもなく、むしろ勝つためには当然の行動である。だが、それにより、著しくオンライン対戦がつまらなくなっている。先行制圧をする人は、勝って上を目指すことを最上の価値としている。だから、棲み分けをして、そういう人同士だけで対戦をすることは、無駄を省くことに繋がり、私は良いと思うのだ。それか、ユーザー名の横に「1ターンの平均プレイ時間」を表示し、これが5分とかになっていれば、速攻でサレンダーして勝ち星を譲っても良い。そういう人と、制圧で競い合って上を目指すことには、私はあまり価値を感じないかな…。
 ――もちろん、その他の対策も考えられるであろう。例えば、現在のマスターデュエルでは、「ランク戦」「勝敗によってランク分けが行われるオンライン対戦」が主要モードとなっており、
他のルールだと報酬はほぼ0になる。これを改定し、例えば「クイックデュエル」などと名称を付け、自ターンを1分30秒以内で終わらせるルールを作る…などという手も考えられる。同じ報酬が貰えるのであれば、私はサクサクとデュエルが楽しめるほうに潜りたい。

 なお、その際の時間的な基準であるが、
「1分30秒」か「2分」という程度が妥当であるように思う。私の検証用ライトロードも、多少はソリティア力があるが、2ターン目以降の返しでも、長くて1分30秒というところであった。また、検証のためのプレイ時は、2分ではソリティアと感じなかったが、3分を超えると100%ソリティア判定となっていたため、その辺りが体感的な基準になると思う。
 ――その他、少し前に行われたエクシーズフェスティバルでは、極端なソリティアはホープデッキくらい
【日記:2022/2/23】であり、普段は先行制圧に制圧されていた様々なデッキタイプを目にすることができた。そのため、「カードプールを制限する」という手もあるだろう。また、「ミドラーシュ杯」などの名称で、“特殊召喚は1回まで”などという特殊ルールを付けるのも面白いかもしれない。

 やれ、繰り返しとなるが、
遊戯王カード自体は本当に面白い。環境デッキ以外にも、様々なファンデッキが存在し、好きなカードを使って楽しんでいくことができる。しかしながら、現在のマスターデュエルにおけるランク戦では、勝利のみが正義であり、不快な先行制圧デッキと遭遇してしまう可能性が高い。せっかく多彩なカードが存在するカードゲームなのに、それを活かせるシステムとなっていないのだ。
 …やれ、現在の状況は、リアル世界で言うなら、現在はひたすら大会で上位を目指しているようなものだ。もちろんそれも、カードゲームの楽しみ方としては有りだろう。しかしながら、それだけではなく、時には親しい友人と遊ぶように、
様々なデッキで遊戯王カードを楽しみたいのである。
 ――ちなみに、マスターデュエル運営は、これまでに何度もアンケートを取っており、ゲームの方向性を模索しているところのようだ。そのため、次に機会があったら、必ず「@ソリティアはソリティア同士でマッチング」「A1ターンのプレイ時間を重視した大会」の2つは要望しようと思う。あと、ソロモードの対戦相手が今の何倍も充実したら、もう私としてはそちらで良いんだけど、それはちょっとゲームの性質上やりたくないのかな…?

(2022年3月5日) 286 PV

登録タグ/ 遊戯王カード
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