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管理人の日記
ここまで買えないゲーム機が過去に…いや、スイッチもなかなか買えなかったらしいね
こういう輩が買えて、ゲームを遊びたい私が購入できない。世の中って不条理だ |
誠に残念ながら、負けを認めざるを得ない。私は、PS5を「買う」ことを諦めたのだ。
…皆さまご存じの通り、PS5は発売から1年4ヶ月が経ったが、未だに自由には買えない状況が続いている。どうも、海外(アメリカ、ヨーロッパ等)では、足りないなりに、それなりの台数が出荷されているようだが、日本は後回しとされているようで、異様なまでの品不足が発生している。その理由として、「日本ではXboxがライバルとして機能していない」「任天堂ゲームの人気が強い」などが考えられる。理解はするが、いち消費者として、納得はできない。
――やれ、これは、本当に一般向けに販売しているゲーム機なのであろうか。PS3も、確かに本当の最初は品不足&転売で酷い有様だったが、すぐに改善が為され、11月発売からの翌3月には、私は普通に実店舗で買えたことを覚えている。だが、PS5は、それから更に1年の時間があってこれなのだ。あまりにも、常軌を逸している。HUNTER×HUNTERの「グリードアイランド」本体じゃないんだぞ。出荷が継続している、庶民の娯楽だぞ。
さて。私については、ここまで1年以上、無条件のものを中心に、様々な抽選へ応募してきた。無論、プレゼントではなく、「買う権利」の抽選である。
…恐らく、その応募総数は、50は下回らないであろう。1年の時間が有ったのだから、週1回のペースで応募していれば、それくらいにはなる。また、この1年は、家に居る時間が長かったため、Amazonや楽天など、先着注文が可能な場面に居合わせた際には、争奪戦に挑戦したこともあった。
――だが、それでも、全く買えなかった。どうも、無条件の抽選は、だいたい1/10〜1/20程度の確率とされているようで、“出し続ければそのうち当たるかもしれない”という雰囲気がある。しかし、私は運が悪かったのか、それとも徳が足りなかったのか、1つも命中せず、ただ時間だけが過ぎてしまった。また、Amazonなどでの先着は、恐らくbotプログラムに支配されているのだろう、どれだけ早く操作しても購入を確定させられなかった。こちらは、人力で勝負をした場合、恐らく抽選よりも分が悪くなるのではないかと思う。私の体感だが、時間の無駄であった。
さて。この、「お金も意欲もあるのに、1年以上、PS5が買えない」という異常な事態により、私は多くのソフトのプレイ機会を失った。
…例えば、PS5で2021年6月に初登場した「FF7リメイク
インターグレード」のユフィDLCは、【FF7リメイク第1弾の低レベル日誌】に続けて書こうと思っていたのだが、未だにプレイができていないため、更新できるはずもない。また、この3月18日に発売する「ストレンジャー・オブ・パラダイス:FFオリジン」も、せっかくのFF新作なのだが、PS5でではなく、PS4proで遊ばざるを得なくなっている。
―――そして、私は、PS4ソフトはもう一通り購入したという感があるため、最近ではPSstoreのセールが行われても、ラインナップを見ることすら無くなった。もし、PS5が買えていれば、その新作ソフトを見るために、もう少し意欲が高まっていたことだろう。
さて。もちろん、PS5自体の供給が需要を満たせていないことは事実であるため、「最新ゲームを私より買う人へと、優先的にPS5が販売されている」というのなら、納得せざるを得ない。だが、「2022年3月4日に『プレステーション5』をヨドバシで買いました」などとコメントを付けて、その日のうちに値段を吊り上げて売り払おうとする恥知らずが購入できて、純粋にゲームを遊びたい私が買えないというのは、どうしても承服しがたいのだ。
――繰り返すが、これは本当に一般向けに販売しているゲーム機なのか。反社会行為をしている転売屋が悪いのは当然だが、それはそうと、ソニーのほうも最善を尽くしたと言えるか。なぜ、楽しく遊ぶためのゲームで、こんな気持ちにならないといけないのか…。やれ、このパートを書いていると気分が悪くなってくるので、これくらいで終わりにしておこう。
シドがヨドバシで購入する中、バルフレアはNURO光を契約していた… |
そういうわけで。私は、PS5を「買う」のを諦めたのだが、PS5の入手自体を見送ったわけではない。私は、プレイステーションを主体にゲームを遊んでおり、この先もそうしていきたいため、次世代機であるPS5の入手を避けては通れない。そして、「買えない」というだけが問題であって、機械としての性能や、オンラインサービス等には、全く不信感を持っていない。そのため、私はついに、最終手段の「NURO光」を持ち出したのである。
まず、「NURO光」は、ソニー系列の会社が運営しているインターネット提供サービスである。その評判はかなり良いらしく、不評な点は「工事が遅い」「提供エリアが狭い」など集中していることから、料金体系や通信の質については満足されているようだ。私としても、「インターネット速度」というものは、新居で重視していきたい環境の一つであり、ソニーは好きなメーカーでもあるため、NURO光と契約すること自体に不満は無い。
――そして、私にとっての目玉要素として、NURO光にはPS5のレンタルサービスが存在する。「NURO光の新規契約限定」、かつ「NURO光の提供エリア自体が限られる」ため、人によっては決して利用できないのが難点だが、現状、正規の流通を通ったPS5を確実に入手できる数少ない手段である。
そんな感じのNURO光なのだが、ここまで「最終手段」だとか「負けを認める」などと書いていることからも分かるように、私は、このNURO光+PS5レンタルを、あまり使いたくは無かった。その理由は、「抱き合わせ販売」なうえ、本体だけを買うよりも高額となるからである。
…さて。まずは、代金の方から考えていこう。PS5には、DL版のみのPSgoデジタル・エディションと、ディスクドライブも持つノーマル版が存在する。通常、ノーマル版が好まれているようなので、そちらを例としよう。ノーマルPS5本体を通常の手段で購入すると、税込54978円である。一方、NURO光のプランでは、36ヶ月目まで月額1320円が請求され、その後は「@返却する」「Aレンタルを継続する」「B本体を買い取る」のどれかから選べるが、不要であっても中古店に売却できることを考えれば、B以外は有り得ない。更に言うと、私もさっき気付いたのだが、地味にショバ代の“事務手数料”3300円が請求される。よって、合計の料金は、「事務手数料3300円+月額1320円×36ヶ月+買取料15620円」で、66440円となる。本体だけを買うより、11462円も多く請求されるのだ。一応、「本体代を一気に払わなくても良い」というメリットもあるが、それだけで55000円の物が1万円以上値上がりするというのは、ハイそうですかとは受け入れがたい。本体が普通に買えるなら、こんなものは契約するわけがないのだ。
――また、「抱き合わせ販売」についても、要するに「不要な物を同時に買わなければ、必要な物を手に入れられない」ということであり、違法とされる場合もあるビジネスモデルだ。転売は、法律逃れをしているということで、脱法行為だ。しかし、その目線で見てみれば、PS5とネットサービスを同時に売っているNURO光も、ある意味では脱法と表現すべきかもしれない。うん、確かに、NURO光もPS5も、内容自体は本当に良い物のようだ。だが、上でも述べた通り、PS5本体がフラっと立ち寄った店で普通に買えるか、はたまた私が既に抽選で購入権を得ていたら、こんなレンタルサービスなど利用するわけがない。やはり、消費者にとっては、この「抱き合わせ」によって、不利な条件が突きつけられているのである…。
というわけで。なかなか不本意な感じはするが、なにはともあれ、今回の引っ越しをきっかけに、NURO光に契約して、PS5レンタルサービスを使用することによって、やっと私もPS5世界にデビューできることが決定した。
…さて、NURO光の工事については、常に混み合っており、開通は数ヶ月後となるようだ。一応、その弱点を補うために、携帯型のレンタルWi-Fiが3ヶ月無料でサービスされるようだが、逆に言えば、“それくらい開通が遅れる”ということでもある。更にPS5が発送されるのは、その翌月中旬以降が目途とされているため、まだまだ時間は掛かりそうである。だが、待てば確実に手に入るというのならば、待つこと自体はそこまで苦ではない。少なくとも、FF7リメイク第2弾やFF16、そしてモンハンワールド2(仮)に間に合わない…ということは無くなった。
――やれ、「テレビゲーム」というものは、誰でも手軽に遊べることが魅力であり、“庶民の娯楽”だったはずだ。実際、私は、スーパーファミコンや初代プレイステーションといった時代に、そういうルートから親しんで、今までに至っている。そんなゲームが、今やここまで手間が掛かる時代だとは…。
(2022年3月4日)
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