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管理人の日記
EMEmも十二獣もファイアウォールもハリファイバーもドラグーンも知らない世代です
5D'sの放送中が一番ハマっていた |
遊戯王カードとは、週間少年ジャンプで連載されていた「遊☆戯☆王」の作中ゲームをモチーフにした現実のカードゲームであり、正式名称は「遊☆戯☆王
オフィシャルカードゲーム
デュエルモンスターズ」である。それを略して、「遊戯王OCG」と呼ばれたり、単に「遊戯王カード」と記したりする。
…ちなみに、“遊戯王カード”と呼ばれる作品はいくつかあり、例えばコナミ版の前には、「(本田にも負ける)」で有名なバンダイ版が存在した。これ、ルールがメチャクチャでまともな対戦すら不可能な代物だったが、原作人気の絶頂期にはこんなものでも売れており、私の近所では入手困難だった。その後、1999年から現行のコナミ版が発売されている。そんな遊戯王カードは、今年で発売開始から21年という人生を考えさせる状況となっているが、今となっても、年4回の新パックが発売され、高価なカードは数千〜数万円以上の値が付くこともあるなど、安定した人気を誇っている。
――ちなみに、原作漫画は2004年に連載を終了したが、その後も遊戯王カードを用いたカードバトルアニメの放送が続いており、現在は第7作の「遊戯王セブンス」が放送されている。こちらも、前身であるテレビ朝日版を除くと、第1作「デュエルモンスターズ」が2000年から放送されているということで、今年で20周年である(ただし、第6作:ヴレインズ終了後のみ半年間放送なし、セブンスはおそらく制作上の都合で不定期中断)。こちらに関しては、出来が安定しているとは言い難い。私は、一応は全て見ているのだが、本当に熱中できたのは第3作の「5D's」が最後である。
では、私の遊戯王カードとの関わりというと、まずは初期のブームと言える2000年頃に、パックを幾らか購入していた。といっても、当時はお小遣いレベルであったため、数パックを買うというのが限度であり、「Struggle
of Chaos −闇を制する者−」で、「冥界の魔王ハ・デス」や「タイラント・ドラゴン」が当たった時はとても嬉しかった。ただ、戦士族デッキが好きだったので、一番欲しいのは「無敗将軍フリード」だったのだが、それだけはパックからは手に入れられなかった。
…また、それから時間が経った2010年頃、アニメ「5D's」が放送されていた時期には、ニコニコ動画を発端とした遊戯王アニメのブームが私の中で起こり、アニメ視聴に合わせてリアルカードのほうも買い漁っていた。最も好きだったのは、「遊星デッキ」と呼ばれていたアニメ主人公の使用カードを軸としたシンクロ召喚デッキであり、当初はファンデッキレベルであったものの、「デブリ・ドラゴン」「クイック・シンクロン」「氷結界の龍
トリシューラ」や、それらとコンボできるカードによって強化されていき、最終的に大会でも結果を残すようなデッキジャンルへと成長していった。この頃、当時のリアル友人とデッキを持ち寄り、夜な夜な対戦を楽しんでいたことも覚えている。この頃の記録は、【「遊戯王カード」タグの記事】などにも残っているので、お暇ならご覧いただけると良いだろう。
――ただ、その後について言うと、金銭的余裕が無くなっていったのと、遊び方が「デッキを組んで対戦する」や「カードのコレクションをする」ではなく、「パックを開けてレアカードが当たったかどうか確認し、それで満足して未整理のまま放置する」といったガチャ中毒のような状況になっていったことに疑問を覚え、アニメ5D'sが終盤に差し掛かったくらいで、リアルカードの購入から離れてしまった。
しかしながら、その後も、ゲーム版であるPSPの「タッグフォース」シリーズで、引き続き遊戯王カードを楽しんでいった。このシリーズは、アニメGXの世界観を舞台にした『2』から買い始め、その後は毎年『3』『4(ここから5D's)』『5』『6』と楽しんでいった。「数千枚のカードのうち9割くらいは同じなのに、毎回買う必要があるの?」と思われる方も多いだろうが、「年4回の新パックの発売」と「2回の制限改定」が全て1作に詰まっているのだから、毎年買っても楽しめるのである。また、アニメの登場キャラや物語も1年で全く違ってくるので、それに合わせた演出や、アニメでは見られなかった「if」展開が楽しめるというのも魅力であった。
…ところが、2011年9月の『6』以降は、毎年のタッグフォースの発売が無くなってしまい、ゲーム版を主として楽しんでいた私は大きな被害を受けた。その後、まずは2013年12月に、アニメ「ゼアル」の世界観を舞台とした「激突!デュエルカーニバル」が発売されたので、3DSを新規に買ってプレイした。新カードの追加とキャラゲー要素は良かったものの、驚異的なまでのデッキの組みづらさ(カードが数千枚あるのに、「デッキ」と「所有カード」のタブを切り替えると、「あ」行の最初にカーソルが戻されてしまう。また、お気に入りのカードにチェックを付けて記録するような要素もない)が非常に厳しかった。それでも、100時間以上遊んでおり、どれだけ私が遊戯王カードのゲーム新作に飢えていたかということが分かる。
――その後、2015年1月に、念願のタッグフォースシリーズ新作である「タッグフォースSP」が発売された。アニメ「アークファイブ」の1年目までのカードが収録されており、PSP6作の操作性を踏襲しているため、デュエルカーニバルのような極端な問題は存在しない。ただ、DL専用のミドルプライス作品(3000円)という以上に粗雑な作りであり、「既にVitaが普及していた時期なのにPSPタイトル(画像の精細さに大きな差がある)」であることを始めとし、「アニメ5作品でメインとされた5人以外、一切のボイスなし(過去作で喋っていたキャラもわざわざ削除される)」「3D演出なし」「新規のゲーム版オリジナルカードが追加されない」「モブとタッグが組めない」「デュエル以外の遊び要素が皆無」などなど、過去作と比べると劣化点が多い(【日記:2015/4/5】)。
それでも、この「タッグフォースSP」は、PSP&Vitaで遊べる最後の遊戯王カード作品ということで、長く遊び続け、発売から6年近くが経った今となっても、私にとっては布団でゴロゴロする際のお供となっている。プレイ時間を調べてみたところ、6571時間35分52秒と、とんでもないことになっていた。寝落ちの時間も含まれているとはいえ、このプレイ時間は凄まじい値である。
さて。現在の私の遊戯王との関わりとしては、生活環境が大きく変わったということもあって、リアルカードのほうを購入する予定は無い。ただ、今も遊戯王自体は好きであり、タッグフォースSPを引き続きプレイしていることもあって、ゲーム版の新作が出れば購入したいと思っている。
…ちなみに、現状のゲーム版最新作として、2019年4月に、ニンテンドースイッチにて「レガシー・オブ・ザ・デュエリスト」という作品が発売されている(後にPS4版なども配信)。ただ、こちらは「タッグフォースSP」以上に問題の多い作品とされており、リンク召喚などの新カードが使えるという以外の評価は悲惨である。発表当時は狂喜したものの(【日記:2019/2/4】)、スイッチを持っていないという理由で当初の購入を見送り、その後に悪評を聞いてしまったため、残念ながらタッグフォースSPから乗り換えることは無かった。また、携帯電話アプリで楽しめる「デュエルリンクス」も、カードや機能が制限されている作品ということで、食指が伸びていない。ワガママである。
――というわけで。どうも、自分の中での「遊戯王カードへの熱意」は、思ったよりも下がっているようだ。それでも、今もタッグフォースSPを遊び続けていることもあって、ゲーム版の新作を遊びたいという気持ちは残っている。ハードは、Vita…はさすがにもうないから、スイッチで何とかならないだろうか。その次の世代となると、またゲーム専用携帯ハードの状況が分からなくなってしまうし…。
(2020年12月3日)
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