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管理人の日記
ウサミンいいよね。。。。
ウサミン!
無理すんな!!! |
先日、前から「買えない」と嘆いていた「PlayStationVR」をついに手に入れることができたので、その感想を書いてみたいと思う。
…の前に、まずは手に入れることができた経緯から話してみよう。PSVRというと、今年10月13日の発売以降も各地で品薄が続き、入荷即完売の状況が続いている(関連:【2016/11/20】など)。特にインターネット通販などは熾烈なもので、販売開始直後からアクセスが集中してサーバー障害を起こし、治った時には販売終了という悲惨な事態が頻発している。実店舗で手軽に買えるような環境が来るのはまだまだ時間が掛かるだろう。もっとも、このような供給不足が発生している理由の一つは、ネットオークションなどで定価以上の価格を付けて売却する、いわゆる「転売屋」の存在も大きいのだろうが…。
――そして俺に関しては。今月17日(土)の再販に合わせて計画を立てていた。当初の案としては、土曜であることを利用し、前日から実店舗に並ぶことを狙っていたが、これは仕事の都合で無理になった。次に、土曜の朝にはWEBでの「先着購入」ができるショップを訪ねてみたが、激流のように押し寄せるアクセスにサーバーが耐えきることができず、携帯電話の貧弱回線ではこちらもアウトであった。仕方がないので、「抽選購入」ができる所に応募をしておいたが、これも無理だろう…と思っていたところ、なんと当たったのである!
「抽選の結果、あなた様が当選されました!
★☆★ おめでとうございます! ★☆★」という00年代初頭の個人サイトのような文章は忘れることができない。ありがとうジョーシン…もうヤマダ電機行くのやめます…。
そんなこんなで。22日に我が家についにPSVRが到着した。早速、PS4proにセッティングをし、種々の準備を行う。
…とりあえず、やろうと思っていたソフトは、まずは“女子高生にひと夏の家庭教師をする”という謎のゲーム:「サマーレッスン」に、いわゆるアイマス商法がVRでも炸裂しているという噂の「アイドルマスター・シンデレラガールズ:ビューイングレボリューション」、そして来年1月の本編では全編がVRに対応するという「バイオハザード7
体験版」であり、その他のデモ的なソフトもいくつかプレイしてみた。では、それぞれの感想を書いてみたいと思う。
◆PSVR:
各ソフトのファーストインプレッション |
・「サマーレッスン」 「女子高生の部屋でひと夏の家庭教師をする」という謎のゲーム。 その内容を端的に言うと、VRでのグラフィック表現を別にすれば、要するにコマンド選択式の育成ゲームである。 …では、そのグラフィック表現が特別優れているかというと、別にそういうわけではなく、むしろ他のタイトルに比べるとボヤけが目立つ。 ――その他、「VRの実験的タイトル」という点を除けば、特に評価できる点も少ないだろう。 そもそもですねえ、勉強というのは各人が自分自身で行うものであって、赤点クラスなのに家庭教師という他人に任せている時点で…(以下略) ・「アイドルマスター・シンデレラガールズ:ビューイングレボリューション」 「ライブで使うサイリウムDLCが使い捨てで500円」というネガキャン(?)で話題になったタイトル(ちなみにサイリウムは300円で何度も使える)。 その内容は、「アイマスキャラがライブで歌って踊るのを、観客目線で視聴する」という作品だ。 …まあ、そのゲーム性は皆無に近いのであるが、「3次元の空間で何かを見る」という、VRならではの強みを大いに活かした作品である。 いわゆる“アイマス価格”が気に掛かるものの、それさえ乗り越えればVR時代の定番になれるのではないか? そんな可能性を感じさせるタイトルであった。 ――あとは、俺は前評判で「VRにアニメ絵は合わない」と聞いていたが、それは間違いなく嘘であろう。ウサミンいい。。。。 ・「バイオハザード7(体験版)」 今年6月に配信された『バイオハザード7』の体験版が、アップデートでVRに対応したバージョンである。 …まず、単純なゲーム自体としては、既に夏の時点でプレイしていたので、今回の新鮮味はアップデートでのVR対応のみとなる。 それをもってしたとしても、まさしくVRならではのゲーム体験というものが味わえたのである。 そして本作は、PSVRに全編が対応した初めての大作ゲームという意味でも大きな意味を持っている。果たしてどうなることやら…? |
とまあ。こんな感じである。
…やれ、今回俺が特に注目したのは、まずは「アイドルマスター・シンデレラガールズ:ビューイングレボリューション」である。これは、「アイドルマスター」に登場する女の子が架空のステージ上で歌って踊るのを3D空間で鑑賞するだけというただそれだけの作品なのであるが、とにもかくにも360度の立体空間であるVRを味わいやすいこと、そして登場する美少(?)女のかわいさが衝撃的であり、とにもかくにも“VR”というもの概形を味わわせてくれる作品であった。「アニメ絵はVRには似合わない」…そんな前評判は、とんだ嘘だったのである。
――また、「バイオハザード7」に関しては、既に通常モードの体験版は夏の時点でプレイしていたので、それがVR対応になったところで…という感を持っていた。が、その認識は大きく改められるにいたったのである。この手のホラー作品と、3D空間が味わえるVRとの相性は抜群であり、これまでとは比べ物にならないほどの臨場感が味わえた。例えば、ファミパンED直前で見えない場所から人形が倒れてくる地点は、ただそれだけのことなのに、(;^o^)「ウワッ!」と声を上げて驚いてしまった。また、本作は全編がPSVRに対応する初めての大作タイトルであると同時に、PS3〜PS4時代に存在感の薄かったカプコンの復活作という意味合いもある。この「バイオハザード7」の出来次第で、カプコンがまた最先端のゲーム界に戻ってくるようなことがあるかもしれない。そういう意味でも、期待の一作なのである。
というわけで。俺のPSVRの感想としては、「間違いなくゲームの新時代が到来した」というものなのである。
…やれ。確かにPSVRには、「PS4の周辺機器であり、PS4本体とPScameraが必須となる」「純粋な画質は旧世代のブラウン管レベルである」「PS4本体の1.5倍という高価格である」などというデメリットがある。だが、そんな難点を全て無視できるほど、PSVRが与えてくれる体験は新世代そのものである。これを体感してしまうと、VR以外のゲームは全てが薄く感じてしまうくらいなのだ。
――まあ。もちろん現状では、ミニゲームクラスの作品しか無いという問題も存在する。しかしながら、来年1月には、既に「バイオハザード7」の発売が決定されており、その後にも「エースコンバット7」など期待の作品が数多く登場する。やれ、現状PSVRは世界的に供給不足であるし、値段がPS4本体よりも遥かに高いということで、ソフトメーカーの人々が尻込みをしてしまうというのは分かる。だが、ゲームの未来は、間違いなくここにあるのである。こんな、PS3時代における「ぽちゃぽちゃあひるちゃん」のような簡単なデモレベルの作品でさえ、その将来性は大きく感じさせるものであった。だから、大なり小なり、間違いなくゲーム業界はVRに向かって突き進んでいくことであろう。俺は、PSVRを手に入れるために苦労をしたが、それだけのものは得られたと思う。さて、皆さまはどうする。宴を共に楽しむか、それとも――?
(2016年12月29日)
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