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「遊戯王ゼアル」があまり面白くない… / やり込みinFF

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管理人の日記
もう女の子の太ももはいいんで真面目にアニメ作ってくださいよ。

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 「遊戯王ゼアル」は、いま現在放送されている、“遊戯王シリーズ”の第4作である。が、昨日の日記にもチラっと書いた通り、俺にはイマイチ「ゼアル」が面白いとは思えないのである。
 ・・・やれ、何が面白くないのかと言ってみると、まずは話があまりパッとせず、さらにデュエル(作中におけるカードバトルのこと)もワンパターンで退屈ということで、まさにイマイチ燃えないという言葉が適任であろう。見るのに苦痛を伴うほどつまらないわけというわけでは無いのだが、かといって魅力的な要素が有るでもない。もはや、その視聴は完全に惰性となっているのだ。
 ――まったく、俺は幼い頃から遊戯王シリーズに親しんできた人間であり、第3作:「5D's」からはリアルタイムでアニメを視聴をするようになった。去年3月には、その「5D's」を大満足で見終わり【2011/3/30】、勢いに乗って「ゼアル」も視聴し始めたのであるが・・・その結果が、現在のウンザリするような気持ちである。これはもう、打ち切りにして良いんじゃないですかね・・・。

 さて、これだけだとアニメを見ていない人には何が面白くないのか全く分からないと思うので、俺がゼアルで特に「駄目だこりゃ」と思ったエピソードを、具体的にいくつか挙げてみることにしよう。
 ・・・まず、俺が過去最高クラスにガッカリしてしまったのが、今年5月に放映された「カイト vs V(ブイ)戦である。この戦いは、いわゆる“大会編”の決勝トーナメントで行われた試合であり、敵側の幹部キャラクターである「V」が初めて本格的なデュエルをするということで、放送前は大変楽しみにしていたものであった。が、その「V」はたった1体のモンスター(&その召喚素材)と数枚の魔法・罠しか使用せず、さらに味方キャラクターを侮ったことが原因となって既存モンスターにトドメを刺されるというあまりにも酷い負け方をし、物語から退場するに至ってしまった。・・・やれ、宇宙をモチーフとしたド派手な演出や、一人称が「私」である青年キャラクターが俺の好みど真ん中であったため、「5D's」の「ルドガー」「ホセ」並みにインパクトのある人物を想像していたのだが、その期待は完全に裏切られてしまったのである。
 ――また、大会編のラストでは、物語のラスボスと言える「トロン」「Dr.フェイカー」との対戦があったのだが、その放送からまだ2ヶ月ほどしか経っていないにも関わらず、俺はそのデュエルが悪いイメージ以外で全く記憶に残っていないのである。どちらもダラダラと長くてつまらないデュエルが続き、「敵陣営の戦う目的」なども「だから何?」と言いたくなるようなショボいものであった。やれ、「ラスボス」という物語上の最も重要なポイントがここまで印象に残っていないというのは、つまるところその物語がつまらないのだと言わざるを得ないであろう。
 さらに言えば、遊戯王のアニメというものは実在するカードゲームとの連携を前提としており、「アニメで登場したカードが現実でも使える」ということが大きな魅力の一つとなっている。が、上に挙げた時期くらいからは、ゴチャゴチャとした効果のモンスターがやたらと増え、実際のカードゲームで使いたいとは全く思えなくなってしまった。あまりにも弱すぎて使い道の無い「CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス」などは、その代表格と言えるだろう。もっとも、「H-C エクスカリバー」「ガガガガンマン」などの強力モンスターも引き続き登場しているため、まだカードゲームのスタッフは頑張っているほうだと言えるのであるが・・・。

 とまあ、現在の「ゼアル」はそんな悲惨な状況となっているのであるが、しかし初期から全くつまらないというわけではなかったのである。
 ・・・例えば第1話では、いわゆる“ネットのネタ”といった下衆じみたものとは違って、「出た!シャークさんのマジックコンボだ!!」という良い意味でのネタゼリフが登場しているし、10話でシャークが遊馬相手に完全勝利を飾ったシーンは実に驚きであった。「No.61 ヴォルカザウルス」が出てきた時にはどうやってコイツを倒すのか、またこのモンスターがリアルカードとして登場した際にはどういうデッキで活かせるかなどと興味が尽きず、その後の「遊馬 vs ジン」戦でも「No.16 色の支配者 ショック・ルーラー」「No.11 ビッグ・アイ」「CNo.39 希望皇ホープレイ」というインパクトあるモンスターたちが一挙に登場するなど非常に見応えがあり、「シャーク vs カイト」のライバル対決などは1話で終わらせるのが勿体無いくらいであった。そして、こういったアニメの展開は、実際のカードゲームにも必ず良い影響を与えていたはずである。
 ――それが今では、敵側が魅力に欠けたモンスターを出現させ、こっちはこっちで既存のエースを使って殴り倒すだけのワンパターン展開となってしまった。こだわっている点と言えば女の子のムッチリした太ももくらいであるが、あまりにもしつこく押し出されるため、既に飽きるを通り越して鬱陶しいと思っている。その他、「ずっとオイラのターン」「事実上の決勝戦」などとネットに媚びたセリフを用いることは、もはや論外であろう。

 ちなみに、現在の「ゼアル」では、そんな大会編は終了し、1話完結を中心とした新たなシナリオが展開されている。これもまた、今まで以上に露骨な萌え狙いと安直な受けのために作られたことが目に見えており、いい加減ウンザリするというものなのであるが、それでも1話完結ということでテンポ自体は悪くないため、全く興味の無いダラダラとした話を2〜3週に渡って延々と見せつけられた大会編よりはマシになったと言えるかもしれない。しかし、敵側の幹部キャラクターが新シナリオ開始直後で既にギャグキャラと化しているようなこともあり、今後の展開にはまるで期待を持つことができない状況である。
 ――やれ、遊戯王シリーズ最新作の「ゼアル」は、「5D's」のように次の展開が気になってワクワクしながら放送日を迎えるという感じではなく、「録画予約に載っているから見る」「やめるだけの理由が無いから見る」「気がついたら放送日になっていたから見る」という、正真正銘の「惰性で見る作品」になってしまった。もし、俺が遊戯王シリーズに何の愛着の無い人間であったら、「ゼアル」などとっくの昔に視聴をやめてしまっていたことであろう。しかし、俺は「遊戯王」が大好きであり、こういうものは人生で幾つも見つけることはできないのだと思っている。それだけに、今からでも遅くないから“バリアン世界”の四天王たちを真っ当な敵キャラクターとして描写し、毎回驚きと魅力に溢れた物語やデュエルを展開していってほしいのである。もし、それができないのであれば・・・「ゼアル」など、さっさと打ち切りにしてしまえ。

(2012年11月21日)

登録タグ/ 遊戯王アニメ
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