. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2012年10月23日の記事
管理人の日記
最近DDRのために筋トレをしているのか筋トレのためにDDRをしているのか分からなくなってきた
世間では、「筋トレをすると痩せる」という説がまことしやかに囁かれている。これはもう真っ赤な嘘である。
・・・その理由は、簡単に言うと「筋肉を付けると、そのぶん食欲も増えるからだである。というのも、「筋トレで痩せる」論の根拠として挙げられているのが、「筋肉を付けると基礎代謝が増えるため、摂取した栄養分が脂肪になりづらくなって体重が減る」という話である。が、基本的に筋肉は脂肪よりも重たいため、筋トレをすると物理スペックとしての体重は減るどころか増える。さらに、確かに筋肉はエネルギーを多く消費するのだが、そのぶんエネルギーを求めてくるというわけでもあるため、単純に筋トレをすると食欲も増えてしまって意味が無い。そのうえ、「体のライン」などという評価点で考えてみても、例えば無策で腹筋を鍛えてしまうと脂肪の下に筋肉が付くだけであるため、腹筋を割るどころか余計にウエストのサイズを悪化させてしまうのだ。
――やれ、大原則として、人には「1日の体を維持するのに必要となるエネルギー量」が存在し、それよりも多く食べると太り、少ないと痩せるという当たり前の法則が存在する。よって、自分で食べる量を制限することができない人の場合、筋トレをしても結局は食べる量が増えるだけであるため、決して痩せることはできないのである。俺だよ!!
ただ、筋トレの効用は「痩せる」というだけではなく、「運動で気分をリフレッシュする」とか「体の機能を高める」だとか、「筋トレをすること自体に充実感を覚える」という要素も忘れてはならない。
・・・例えば俺の場合、元々は家から出れない期間に気分を紛らわすため自宅でできる筋トレを始めたのだが、その後に何故か体を動かしていると嬉しい気分になるということに気付き、ランニング・懸垂などの更なるトレーニングへと拡大していくようになった。根底として存在するのが「体を動かしたい」という気持ちであり、その他の理由は全て後付けだ。俺は、「体を鍛えるために体を鍛えている」のである。
――まあ、最近は子供の頃と違って「自分が毎日成長している」という充実感を得ることが難しくなっており、残念ながら日常的に他人と交流を持つような生活もできていないため、こういう分かりやすい物理スペックを上げることに充実感を得るようなことがあっても良いであろう。それに、DDRでのDP足18や足19をクリアするためには、相当な物理スペックが必要となるからな・・・。
ちなみに、もし皆さまの中に、手っ取り早く筋トレで効果を得たいと思う方がいらっしゃった場合、「懸垂」をやるのが最もオススメである。体重を持ち上げるというのは基本かつ最も負荷の掛かる形であり、また腕の筋肉というものは分かりやすく効果が出るからだ。逆に腹筋あたりは腹の脂肪に埋もれて何も見えない。
・・・ただし、「懸垂ができるような高い鉄棒」がある場所というのは限られており、また懸垂は鍛えていなければマジで1回もできないため、まずは「斜め懸垂」という軽いトレーニングから始めると良い。子供用の鉄棒を持って足を伸ばして斜めになり、腕立て伏せをする時と逆のような体勢で体を持ち上げるのである。これでも最初は筋肉痛で腕が爆笑するくらいにはキツくなっているため、決して舐めてかかってはいけない。なお、無理して最初から自分の筋力を超えた懸垂をすると腕をぶっ壊す、というか俺はぶっ壊したため、少しずつ地道に鍛えていくことをオススメする。くそっ鎮まれ、私の両腕・・・!
――そんなこんなで、いま人々の間で筋トレが静かなブームとなっているのには、「筋トレをすると痩せる」という説が存在することはもちろんとして、「体を動かすことが楽しい」「毎日少しずつ成長していきたい」などという現代ならではの要素が存在することが分かった。ということで皆さまも、手軽に「腹筋」あたりから初めてみてはいかがだろうか。まったく、筋トレによって得られる実質的なメリットは無いに等しいのであるが、もうこれは「RPGのレベル上げ」である。毎日地道にやっていくことで、充実感を得ることができるのだ。しかも筋トレは、一部を除いてお金の掛かる趣味ではない。さあ皆さま、筋トレを始めよう!!
(2012年10月23日)
2012年10月23日の記事を表示しています。