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回復禁止 低レベルクリアー プレイ日誌
絶滅させても10時間ほどで8匹に戻るので、現代の基準だと大したことは無い |
狩猟祭を終え、フライヤを仲間にしてブルメシア方面に向かうところからである。
…ここでは、ギザマルークの洞窟へと向かう道中に、ク族の沼が存在し、クイナを仲間に加入させることができる。この段階での加入は任意であるが、仲間にしない場合は、旧DISC2のクレイラ終了までの戦闘を3人で行うことになる。また、どちらにせよ、外側の大陸へ向かう際には、必ず仲間化する必要がある。「完全に加入が任意」というふうにすると、エンディングムービーに出られなかったりするので、この処置は妥当であろう。ちなみに、本作でも、実はDISC1最後のムービーにクイナが出演できていないのだが、その件についてはあまり知られていない(クジャ視点だからということにしておこう…)。そして今後、この特殊な扱いにより、アップグレード版の追加コンテンツに選ばれたりするかもしれない。クイナ主人公のDLC…?
――いっぽう、低レベルクリアーにおいて、このクイナの加入は必須イベントとなる。前回、ザグナルから盗んでおいた「ニードルフォーク」と、ダリ・リンドブルムで用意した「羽根付き帽子」または「ガラスのバックル」が持つ「追加効果発動」を組み合わせることで、クイナの打撃に石化の追加効果(10%)を持たせられる。そして、これで敵を石化させて倒した場合、入手経験値を0にすることができる。とりわけ、次のギザマルークの洞窟にて戦う「黒魔道士タイプA×2」戦は、この石化しか経験値回避手段が無い。以上の理由により、すぐクイナを仲間にすることが必要となってくるのだ。
そして。クイナを仲間にすると、ミニゲームの「カエルとり」を実行できる。
…このミニゲームの内容は、ご存じの通り、世界に4ヶ所ある「ク族の沼」にクイナを連れていき、1つの沼に8匹まで居るカエルを捕まえていくというものである。カエルには、成長と繁殖の要素があり、毎回全てを捕獲するのでなく、オスとメスを残しておくことで、効率の良い収集が可能となる。報酬は、45匹まではアイテムが貰え、99匹捕まえると、クエールとの戦闘の後に、クイナ最強武器の「ガストロフォーク」を入手できる。また、青魔法の「カエルおとし」の威力は、「クイナのレベル×捕まえたカエルの数」で決まる。つまり、Lv1でも9999匹捕まえればカンストダメージを出せる。
――さて。今回プレイでは、初回の訪問時で、45匹報酬の「バトルブーツ」の入手を狙っていく。無いなら無いで何とかなるのだが、「MP消費攻撃」(攻撃時にMPの1/8を消費し、「たたかう」のダメージを1.5倍にする)を一足先に使えるようになるため、早期決着が求められる今回プレイでは有用である。また、33匹報酬の「ビストロフォーク」も、攻撃力68という強力な数値を持つ。クイナは、「たたかう」のダメージのばらつきが低い側にとても大きいうえ、「MP消費攻撃」も「○○キラー」も使えないのだが、適当に殴っても4桁ダメージを叩き出せることもあるほどなので、序盤は十分に役立つのだ。
眼の横に線があるほうがメスで、確かにオスとメスが1匹ずつ残っているのですが… |
というわけで。私は、効率良く捕獲をするために、オスとメスを1匹ずつ残すことはもちろんとし、金色のカエルまで利用して稼ぎを進めていこうとしたのだが、ここで問題が発生した。どうも、リマスター版では、オスとメスを残しているのに、絶滅したと判定されることがあるようだ。
…まず。当初の私は、「金色のカエル+オスメスどちらか」という組み合わせで、繁殖をさせていこうと試みた。金色のカエルは、ランダムでどこかの沼に出現し、他のカエルたちの成長を促進する能力がある(※攻略本には「最初は霧の大陸に必ず居る」と記されているが、居ないこともある。また、クイナを仲間にするイベント中は金色のカエルは出てこず、クイナ仲間後の初回ミニゲーム時に初めて出現する可能性が出てくる)。そして、ゲーム中では表示されないが、金色のカエルにも性別があるため、それとオスメスどちらか1匹で、合計2匹を残すことで、素早くカエルを増やしていこうと考えたのだ。
そんなわけで。まず、私は金色のカエルが出現するまで、何度かクイナ仲間化イベントをやり直した。そして、金色のカエルが登場したら、いったん外に出てセーブを行う。次に、金色のカエルの性別を確定させるため、金色のカエル+1匹を残して絶滅するかどうか検証し、現在いる金色のカエルを「メス」と判別した。よって、「オス1匹と金色のカエル(メス)」を残すことにし、あとの6匹は捕まえて外に出た。ここまでは良かった。
…が、数時間後に沼に戻って、再び「オス1匹+金色のカエル」が残るようにして捕獲をした。そして、その後に沼に戻ったところ、なぜか金色のカエルが消滅していたのである。これは、絶滅判定が為されていたとしか思えない。まあ、失敗することはあるだろう…ということで、しばらくPS4を電源つけっぱなしにして、金色のカエルが産まれなかったので、今度は間違いなく「オス1匹+メス1匹」という状況にした。が、それでも絶滅という判定になり、おたまじゃくし2匹の状態となってしまったのである。
――やれ。このような現象は、初代PS版をやっていたときには経験した覚えがない。というわけで、リマスター版では、オスとメスを両方残していても、絶滅判定が為されることがあると言わざるを得ない。言うまでも無く、バグと表現すべき事態であろう。
さて。このミニゲームにおいて、絶滅判定が為されると、大人のカエルも即死するので、2匹分だけ損をしてしまうことになる。私は、もう何が何だか分からなくなってきたので、毎回8匹を捕獲して絶滅させ、そのまま長時間放置して復活を待つことにした。どうも、10時間ほど待てば、おたまじゃくし2匹から、カエルが8匹居る状態に戻るようだ。ただし、恐らくプレイ時間を参照しているためか、高速モードは意味が無いという仕様になっている。
…まあ、10時間というと長いが、やることは、フィールドに出てゲーム機の電源を付けたまま放っておくだけである。それに、昔の基準だったらキツいかもしれないが、今は携帯電話向けのオンラインゲームで、「営業」「お仕事」などの名称で、10時間だけ置いておき、その後に回収する…といった要素が数多く存在する。そういうものと比べれば、このカエルとりなど屁でもない。1日2回収穫をするとしたら、捕獲数は16匹ずつ増えていくのだから、たったの3日で「バトルブーツ」まで辿り着けるのだ。
――というわけで、2000年から変化した「ゲームへの認識」を使い、ひたすら放置して、「絶滅→再繁殖」を何度か繰り返す。実時間で2日ほど掛け、目標であるカエル45匹まで到達し、「バトルブーツ」を入手しておいた。ちなみに、当然のことであるが、プレイ時間が犠牲となり、5時間→40時間と大幅に増加してしまった。残念ながら、エクスカリバーIIの入手は諦めざるを得ない…。
ちなみに、99匹まで捕まえると、前述の通りクエールと戦闘可能である。しかしながら、一応は3大裏ボスの一角であり、旧DISC1の時点だと、かなり尖った戦法でしか勝利できない(レベルを大幅に上げる、ブルメシアまで進めてマジックハンマーでMP枯渇、全体ウォータで死ぬ前にリミットグローブ乱射など)。また、敵は経験値を持っており、この時点ではそれを回避する手段が無いため、どちらにせよ低レベルプレイでは戦ってはいけない。というわけで、45匹以降は現段階では無意味であるため、せっかくだから再絶滅させて、46匹でこの時点でのカエルとりを終了とした。
高速モードでモーションは速くなるがカウントは変わらないので、めちゃめちゃ楽になる |
続いては、西の方向に向かい、「チョコボの穴掘り」を始めていく。なお、森(入り江・空中庭園)で行うミニゲームのほうは「ここほれ!
チョコボ」で、ワールドマップで行うほうは「チョコボのお宝さがし」が正式名称であるが、本プレイでは、これら2つを合わせて「チョコボの穴掘り」としていき、区別が必要な場合のみ、それぞれの名称を使っていくことにする。2つの操作体系を似せすぎたゆえの弊害である。
…そして、これらのミニゲームは、低レベルプレイでは重要な意味を持つ。まず、ミニゲームということで、戦闘を行わずに戦力を強化できる。とりわけ、旧DISC3以降では、超強力な装備品(カイザーナックル・三色ローブ・ラグナロク・アルテマウエポンなど)を数多く入手できるため、その後の戦闘での生命線となる。逆に、このチョコボによる戦力強化を排して挑んでみよう…という隠れテーマを持たせていたのが、「低レベル+入店禁止クリアー」シリーズである。
――加えて、そもそもの話として、低レベル維持のためには、旧DISC1の最終段階から入手可能となる「オークスタッフ」が必須となるため、このチョコボの穴掘りは避けては通れない。前述した入店禁止クリアーでも、「お宝さがし」で使用するチョコグラフ(宝の地図)のうち、「浅瀬チョコボに進化するための物」と「オークスタッフを入手するための物」の2つだけは許可していた。なんか例外だらけのプレイに思えるが、一応そういうものは「羽根付き帽子購入のためのショップ1回」「ニードルフォーク入手のための盗む1回」「オークスタッフ入手のためのチョコグラフ2個」で全てである。逆に、「必須のため、これまで封印項目に挙げられていなかった行為」に着目した制限プレイということで…。
ところで。森などで行う「ここほれ!チョコボ」のほうは、60ギルを払い、1分間+α-βの制限時間内に、マップのどこかに配置されたお宝を8個まで掘り出すという内容である。しかし、狩猟祭の例からも分かるように、リマスター版での高速モードは、「移動やメッセージは速くなるが、タイムカウントは実時間のまま」という性質がある。そして、これがチョコボの穴掘りにも適用されるため、初代PS版よりも極めて有利になっているのだ。
…具体的には、初期状態の陸チョコボですら、空チョコボを超えるような速さで地面を突付くことができる。また、マップ上の移動速度に関しては、早すぎて制御しきれない感があるものの、高速モードのほうが圧倒的に有利である。ついでに、前回の宝を掘り出してから5秒以内に次の宝を発見すると、「5秒内ボーナス」という加点が貰えるが、これも実時間のほうで計算をしているようであり、通常速度の時よりも何倍も楽に獲得できる。
――以上の理由により、この陸チョコボ×森という最初期の組み合わせにおいても、宝を8個見つけた場合の「リミットボーナス」すら難しくない。チョコボの移動速度が速すぎる問題については、コンフィグから通常移動を「歩く」にすれば、いくらか軽減できる(リマスター版のスティックは十字キーを代行しているだけであり、少し倒すと歩くという機能は無い)。最初は×ボタンを押してダッシュし、細かく範囲を狭めるところで、歩くようにすれば良いのだ。
初回プレイでは、この「ローブオブロード」というのが何なのか分からなかった |
そして。このチョコボの穴掘りでのポイント獲得で重要となってくるのは、「ローブオブロード」と「まもりの指輪」である。どちらも、旧DISC1で入手できれば、その後のゲームバランスを破壊するような超強力装備である。
…まず、前者の「ローブオブロード」は、ビビ・エーコ・ダガー・クイナが装備できる最強のローブである。物理防御力46というのはゲーム最終盤クラスの値であり、だいたい旧DISC3の中盤くらいまでは物理攻撃に対し無敵と言っても良いような状況になれる。また、風属性を無効化する能力をもち、ゲーム終盤でも無駄なく活用できる。そして、魔法防御力+5を筆頭に、様々な補正を持つというのも嬉しい。地味に、火が弱点ではない唯一のローブである。アビリティは「リフレク貫通」と「精神統一(回復魔法の効果が1.5倍)」であり、ダガーまたはエーコの回復用としては便利であろう。今回プレイでは全く役に立たないが…。なお、このローブオブロードの初登場はFFタクティクスだが、そこから輸入された本作で有名となったためか、その後のシリーズでも定番の装備品となった。なぜか、移植版の追加要素としての出番が多い。
――また、「まもりの指輪」については、物理防御力+2&魔法防御力+3という大きな防御力補正を持ち、両者ともに、直接に上回るアクセサリは存在しない。また、全属性を半減するという強力な耐性を持ち、これがあれば、初期レベルでもそれなりに敵の魔法攻撃に耐えていける。サポートアビリティは3つ持っており、「忍者の教え(物理攻撃の与ダメージが後列でも半減しなくなる)」と「魔法無属性化」は使いづらいが、「消費MP半減」は汎用的な効果である。この回復禁止プレイにおいても、戦闘中はMP回復ができないため、消費量から減らしていくという手は大きく有用であろう。
というわけで。これらの装備品は、今回の回復禁止プレイでも非常に便利なのであるが、私は現段階では使わないという判断をした。理由としては、このプレイを始める際に大いに参考にした先人の回復禁止プレイが、序盤から「ローブオブロード」と「まもりの指輪」をフル活用していたからである。私のプレイのほうは、リマスター版のオートセーブ機能を始めとし、様々な点が易化されているうえ、その先人の方の攻略例まで存在するという至れり尽くせりな状況なので、多少は難しくしないと縛りプレイにならないだろう…という判断である。
…いっぽうで、チョコボの穴掘りに掛かる時間という面も、もちろん心配していた。それぞれ、ローブオブロードには10000、まもりの指輪には8500ものポイントが必要となる。しかし、この段階だと、能力の低い陸チョコボか浅瀬チョコボで穴掘りをせねばならず、リミットボーナスの獲得が困難であるため、数十時間クラスのプレイが必要となり、かなり稼ぎが困難となる。
――と思っていたのだが、試しに【「ローブオブロード DISC1」のワードで検索】をしてみると、「10000ポイントを貯めるために900回掛かりました…」という先駆者兄貴の隣に「900回で99999ポイント貯めました…」という兄貴がおり、何だかよく分からない。仮に、1回のプレイを平均2分とすると、後者の兄貴ほど上手くプレイできれば、約3時間でローブオブロードを入手できることになる。ただ、私は、この手のアクション性のあるミニゲームが得意ではないため、更なる時間が掛かってしまうことだろう。前述の通り、リマスター版では楽ができるのだが、どちらにせよ、私は最初から使う気が無かったので、この時点での「ローブオブロード」と「まもりの指輪」の入手は見送っていった。船が手に入ったあとで、また使うこともあるかもしれない。
ちなみに、今回はせっかくだからということで、「PS4リマスター版における陸チョコボでの穴掘り」を、動画として作成してみた。内容は、高速モードを使って10回ほどプレイし、リミットボーナスを獲得した場合の中から、最も早かった例を抽出したというものである。前述の通り、チョコボのモーションや移動速度は速くなるが、タイムカウントは通常時のままであり、その分だけ楽をできるのだ。おまけとして、高速モードを使わない場合も収録しておいたので、両者の違いを比較してみてほしい。
■動画■
敵の攻撃に長くは耐えられず、相手へのテントやポーションも使えない。速攻で石化させろ |
そんな感じで、「カエルとり」は45匹まで、「チョコボの穴掘り」は現時点で入手可能なチョコグラフを全て掘り出してお宝を見つけるところまで進めて、一段落が付いたということで、ストーリー攻略を再開していく。
…ちなみに。この時点で、既に「ニードルフォーク+追加効果発動」によって雑魚敵を石化させられる。また、チョコボの森のすぐ近くにある南ゲートでは、HP・MPと戦闘不能を何度でも無料で回復できるため、無限のAP稼ぎが可能である。しかしながら、ニードルフォークでの石化発動率は10%と低く、しかも火力がなかなか有るので、何発か殴っているとすぐに敵を倒してしまって失敗となってしまう。一方、ギザマルークの洞窟さえクリアすれば、ビビが「ストップ」を使えるようになり、大幅に効率が上がる。よって、先にギザマルークの洞窟から攻略していくことにしたのだ。
さて。このギザマルークの洞窟におけるポイントは、何と言っても「黒魔道士タイプA×2」との強制戦闘が発生することである。この敵は経験値を持っており、逃げるのも不可能なため、低レベルを保つためには、ニードルフォークの追加効果で石化させる以外には無い。
…そして。通常の、特に制限の無い低レベルプレイであれば、まずは相手に「テント」を使うと楽になる。FF9のテントは、戦闘中に使うと、「単体のHP/MPを半分回復する」という効果を持つが、何故か「沈黙暗闇毒へび」という生物が住み着いており、1/2の確率で沈黙+暗闇+毒のデメリット効果を受けることになる。ただ、敵に対しても利用可能なうえ、HP・MPを回復させる効果もバトル冒頭なら無視できる。そのため、FF9においては、序盤から使えるステータス異常攻撃として、“ニホパラ万能薬”のような扱いを受けている。この、黒魔道士タイプAとのバトルにおいても、敵を沈黙+暗闇+毒状態にでき、魔法攻撃を完全封印したうえで物理攻撃の命中率も半分にできるため、敵の攻撃能力を大幅に奪うことが可能である。毒は、放っておいても良いし、毒消しで治療しても良いだろう。
――また。黒魔道士タイプAのHPは398しか無く、対するクイナの打撃は後列からでも100を超えることがあるため、石化(10%)が発動するよりも先に敵が倒れてしまうことがある(HP0と石化が同時に起こった場合、普通に倒した扱いとなり、経験値が入ってしまう)。その場合の対策として、相手に対してポーションを使うという作戦が考えられている。それで敵HPを回復してバトルを長引かせ、確実な石化効果の発動を狙っていくのだ。
しかし、言うまでもなく、今回は回復禁止プレイであり、敵への回復行為も禁止されているため、「テント」も「ポーション」も使えない。また、敵の魔法による被害も馬鹿にならないが、味方に対する回復や蘇生は行えない。よって、運を頼りにした短期決戦を狙う以外は無い。極端なことを言えば、初手でクイナが片方を石化させ、敵の攻撃を誰かが適当に受け、2回目の攻撃でもう一体を石化させれば勝てるのだから。
…まあ一応、例によってリマスター版でのオートセーブが可能であり、マップ切り替えの時点からやり直せる。そのため、ソフトリセットが無くなっているものの、再試行の手間は初代PS版の時よりも軽減されていると言って良いだろう。
――そんな感じで、作戦としては、できる限り炎・氷・雷の3属性から身を守る装備をしつつ、クイナは祈りながら攻撃し、ジタンは「刀魂放気」で相手を暗闇状態にしていく。この際、バタフライソードの刀魂放気であれば、沈黙の効果を得られるのだが、刀魂放気を取得するためのAP稼ぎの手間が発生してしまうので、時間的な意味では楽にならないと判断した。そういうわけで、10回ほど試行錯誤して、突破することに成功した。
敵の攻撃は、微妙に耐えられないくらいの火力になっている |
その後、ギザマルークの洞窟の内部を探索していく。フライヤの「先制攻撃率アップ」のおかげで、雑魚からはサクサク逃げられる。
…そして、「モーグリを助けたのちのセーブポイント」の上から行けるワールドマップは、グランドドラゴンとガルーダのみが出現する危険地帯であり、恒例行事ということで殺されておく。グランドドラゴンは、経験値稼ぎの相手に使われることもある相手だが、最速タイミングで勝ちたい場合、「リミットグローブ」を何とかして命中させ、その後に「食べる」を決めるのが最も楽である。その他、旧DISC2のクレイラ突入前という段階まで緩めるのであれば、「『夜』で眠らせる」「トレノで『さんごの指輪』を人数分合成してガチ対決する」「サンダガを『いつでもリフレク』で跳ね返しつつ、ビビが溜めまくって『バイオ』か『ブリザラ』で勝負する」などの策も取れるだろう。森に出現するガルーダのほうは、経験値は入らないが、敵のストップをリフレクで跳ね返せば瞬殺可能である。
――ちなみに、ここで気付いてしまったのだが、グランドドラゴンの「ポイズンクロー」の効果音が、リマスター版では非常に情けなくなっている。初代PS版では、「ザシュッ
ザシュッ」という、この手の攻撃にありがちな、良い意味で普通の音である(【参考動画】)が、PS4リマスター版では、「キュッ
キュッ」という、形容しがたい軽い音(【参考動画】)に変わっている。明らかに違和感のある変更であり、バグと呼ぶべきであろう。収録ミスか?
そして、セーブポイントで準備を整え、ボスの「ギザマルーク」戦である。この敵の、作中世界での設定はよく分からないが、「様」付けで呼ばれており、こいつの前で結婚式を挙げたカップルも複数登場するため、元は神聖だった存在が闇に飲まれたのであると思われる。
…さて、こいつは、「体当たり」と「ウォータ(途中まで単体、HPが1/3未満で全体)」で攻撃を仕掛けてくる。どちらの攻撃も、微妙に威力が高く、Lv1キャラだと耐えるのは微妙に難しい。しかも、物理攻撃に対するカウンターとして「体当たり」を、魔法攻撃に対するカウンターとして「サイレントボイス(沈黙効果)」、それぞれ1/2の確率で使ってくるため、手数も多い。特に、全体ウォータは厄介であり、現在のパーティには回復役が居ないため、早期決着を付けることが望ましい。
――ということで、こいつの低レベルプレイにおける攻略は、「テント」で暗闇+沈黙状態にするというのが定石となっている。沈黙状態にすれば、敵はウォータを使用できなくなる(「唱えられない!」と表示されて、無駄にターンを潰す)。また、「体当たり」の命中率も半減する。以上により、怖い要素が全く無くなるので、あとは適当にアイテムを盗んで倒せば良くなる。ギザマルーク様は、冒険者たちによって、テントを被せて上からボコボコにされたのである。
「バードキラー」「MP消費攻撃」で強化した打撃は、中々のダメージが出る(クイナは即死) |
しかし、今回プレイでは、「敵に対するテント」は回復行動なので行えない。また、「体当たり」「ウォータ」によって受けた被害を回復することもできない。というわけで行うのは、「MP消費攻撃」などを使った短期決戦である。本バトルにおける、各キャラクターの与ダメージは、以下の通りである。
●ジタン(オーガニクス[攻撃力24]/力24&気力24/バードキラー):504〜560
●ビビ(サンダー[威力14]/魔力26/弱点):117〜129
●フライヤ(ジャベリン[攻撃力18]/力22/MP消費攻撃&バードキラー):392〜440
●クイナ(ビストロフォーク[攻撃力68]/力21):58〜1334
というわけで。小数点以下の扱いに自身が無いが、だいたいこれくらいのダメージを与えられる。フルに攻撃できれば、2ターンで相手を倒せるのだ。
…ただし、敵の攻撃への対策も怠ってはならない。「体当たり」については、ビビ以外は前列なので、まあ耐えることは期待していない。そこで、ジタンのターンを1つ潰し、「刀魂放気」で暗闇状態にしていく。また、「ウォータ」については、ジタン・ビビ・クイナは「ガラスの腕輪」で、フライヤは「アイアンヘルム」で半減していくと、1発は耐えられることもある。そして、クイナのビストロフォークには、睡眠(20%)の追加効果があるので、これが発動すると非常にありがたい。FF9では、コマンド入力済みのキャラが睡眠状態になると、それがキャンセルされて、ATBゲージから溜め直しになるからだ。
――その他、ビビについては、弱点の「サンダー」を使っても100ちょっとしか与えられないため、まずは「スロウ」で敵の行動を遅延させる。FF9は、タイムコントロールが有効であり、敵より素早さが早ければ、理論上は2倍の回数だけ行動できるからである。やり方は、敵が行動している時には味方のゲージを溜め、味方が行動している時にはウィンドウを開いてゲージを停止させるようにする。そうすれば、ゲージを使い切って1on1になったときに、こちらから先にコマンドを実効できる。これらを繰り返すことにより、敵より2倍速(正確には、タイムコントール係を除く最大3名が2倍速)で行動できるということになるのだ。ちょっと文字では説明しにくいのだが、多分これから先もちょくちょく使うことになると思う。
そんなわけで。勝負は運ゲーであるが、そこまで厳しいという感じはなく、実戦では2回目で勝利できた。
…なお、もっと楽にするためには、ニードルフォークを使ったAP稼ぎを行い、ジタン・フライヤの両方に「MP消費攻撃」を付けると良い。また、「トランスを利用する」「バタフライソードを装備して、敵を暗闇ではなく沈黙状態にする」などと言った戦法のバリエーションも考えられる。
――しかしながら、ニードルフォークでのAP稼ぎは非常に手間が掛かるうえ、ここさえ抜ければビビの「ストップ」が使えるため、今回はシナリオを先に進めることを優先していった。まあ、序盤であるし、勝てたということで、大きな問題は無いだろう。完璧を目指すとなると、全戦闘がボス戦タイムアタックみたいなことになってくるので…。
■動画■
もっと気を抜いた感じの顔してくれないかな? |
そんな感じで、ギザマルークを撃破すると、ダガー&スタイナー組に操作が移ったのちに、ギザマルークの洞窟を抜けた先から再開する。
…というわけで。攻略は、旧DISC1の最終盤へと進んでいく。実は、今回日誌では最後のベアトリクス戦まで進めるはずだったが、文章の長さがそれなりになってきたので、ここで区切ることにした。
――というわけで、DISC1〜2をまたぐことになるのだが、既に「旧DISC1」などという表記を使っていることからも分かるように、リマスター版では結節でも何でも無いため、またいだところで特に問題とはならないだろう。よし、次回も一定のペースで書き続けられるよう、頑張っていこう。
(2021年3月15日)
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