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おさらい低レベルクリアープレイ日誌

 



3Dゲームの黎明期を感じる


 キーストーンを使い、古代種の神殿に突入するところからである。前回も触れた通り、ここは一度入るとダンジョンをクリアするまで外に出ることはできない。また、セーブポイントが特殊扱いであり、
内部でメンバーの切り替えはできないため、最初からクラウド・ティファ・エアリスという経験値分配を意識した編成にしていく。なお、今回はクラウドだけでなく、エアリスも固定である。

 というわけで、ダンジョンの第1エリアは、立体迷路のような構造をしたマップである。こういう地形を攻略すると、
FF7が古いゲームだということが、どうしても身に染みてきてしまう。
 …やれ、FF7のフィールドマップでは、全般的に遠くから見下ろしたような配置が多く、移動にとても時間が掛かる。しかも、上の図を見れば分かるが、「プレイヤー側から見えなくなっている場所のどこが通れるか」「登れる仕掛けはどれか」ということが、見た目では全く分からず、総当りで一個ずつ試してみるしかない。エリア切り替えが行われる場所も、ぶつかってみるまで分からない。一応、INT版において、エリア切り替え場所は
で、アクションができる場所はで示されるようになった(表示/非表示は切り替えられる)が、それでも混乱をきたすくらいだから、当時のプレイヤーはかなり苦戦をしたことだろう。実際、上の画像を見て、緑色のなしで登れる壁が分かる人がどれくらい居るだろうか?
 ――もっとも。FF7は、
FF6の次の作品であり、3D時代が始まる頃に発売されたゲームである。そのため、このように2Dゲームのような構成が残されているのも、致し方ないということかもしれない。なお、FF8以降では、フィールドがダイナミックな構図で描かれるようになり、FF7のような問題は少なくなった。FF7からFF8の間では、この手の改善が特に多く見られる。こうやって、FFが1作ごとに着実な進化を遂げていた時代もあったのさ…。

 そんなわけで。第1エリアでは、階段と登れる壁を切り抜ける必要があるが、まあ迷路であると割り切って進めていけば問題はない。敵も、特に強いものは存在しないようだ。道中、アイテムを回収しつつ、古代種の思念を名乗る
変なおじさんにセーブをさせてもらう。
 …その次の、第2エリアでは、ゴロゴロと転がってくる岩に対して
ドンキーコングを行うことになる。岩はU字型をしており、この隙間に入りつつ進んでいけば良いようだ。ちなみに、失敗しても戻されるだけでペナルティは無い。転がる岩の罠というと、初代バイオハザードでの嫌な思い出があるが、こちらの岩は、恐らく魔力的な何かで作られたものなのであろう。
 ――そして、セーブをした後の第3エリアでは、時計の針を使った仕掛けが存在する。「短針
(“時”を示す)「長針(“分”を示す)で結ばれた2点が渡れるというものであり、その他に秒針もあるが、これはクラウドの足を引っ掛けて下に落とす罠である。落下した先でしか取れない宝もあるが、雑魚敵が登場するので、低レベルプレイでは入手ができない。ちなみに、失敗して落ちてみたところ★瞬殺★された。これら時計の仕掛けは、オリジナル版の頃はかなり難しかったようだが、INT版からは時計の針を自由に動かせるようになり、難易度が大幅に低下したようだ。
 最後に。第4エリアでは、逃げ回る変なおじさんを捕まえる仕掛けを解く。このおじさんは、ワニワニパニックのように9つある横穴のどれかから出てくるが、この穴は
入口と出口が一致しておらず、しかもおじさんは穴だけでなく通路も逃げ回るため、先回りをするのはなかなか難しい。こういう、「出てきた扉を戻っても、最初の場所には帰れない」という罠は、スーファミの「マジカル☆タルるートくん」で死ぬほど苦しめられたので、もう懲り懲りである。というわけで、倍速モードを使って適当に走り回り、おじさんを捕まえた。せめて追いかけるなら、おじさんじゃなくて美少女とかにしてほしかった…。

別にダジャレではなく、セフィロスに精神を乗っ取られた上での発言…的な感じのようだ


 そんな感じで全ての仕掛けを解き、古代種の神殿の最深部に入る。ここでは、セフィロスの目的と、それに必要とされた秘宝である「黒マテリア」の意味について語られたのちに、ボスの
「レッドドラゴン」と戦うことになる。
 …さて、こいつは、その名の通り炎属性を主力としているため、経験値背負い役のエアリスは、
「炎の指輪」を装備して属性攻撃から身を守る。さらに、敵は水属性に耐性を持っていないため、前回パートで稼いでおいた「海龍のウロコ」で、約1800という大きなダメージを与えることができる。というわけで、これをさっさと4発投げつけてしまえば終わりである。途中、カメラ視点の微妙さゆえに敵にケアルを掛けてしまうという情けないミスを犯し(メニューから名前を選べるようになるのは、次作のFF8から)、そのせいで投げる海龍のウロコが5個になってしまったが、エアリスもここまで来るとLv16でHP559となかなかの強さになっており、敵の攻撃に1発こらえて撃破することに成功した。

 そんなわけで。神殿の最深部では、
「黒マテリアとはこの神殿自体であり、持ち運べるように小さくするための仕掛けを解くと、解いた者が潰されて死んでしまう」というよく分からない構造が明らかになる。危険な魔法を簡単には使えないようにするための策なのだろうが、2人以上で行って1人が犠牲になれば普通に解くことができてしまう。また、メテオの魔法を消滅させるのではなく、このような形で取っておいたということは、恐らくは星を破壊するほどの力を持つメテオにも、自分の星を滅ぼす以外の“本来の使い道”があるのだろう。他の星を攻撃するくらいしか思い付かないが。しかしながら、そういった有益な行為のために使用したい場合にも、やはり1人を犠牲にしなければならなくなってしまう。ちょっと古代種の気持ちがよく分からない…。
 ――さて。物語上では、黒マテリアについて、セフィロスは自分のコピーである黒マントを使って容易に持ち出すことができるので、クラウド一行が先に奪ってしまおうという話になる。そのための方法として、機械の体であるケット・シーが名乗りを挙げた。その際、最後のお願いとして、エアリスはケット・シーに、「クラウドとの相性」について占ってもらうようお願いする。なお、
占いはこれが2回目であり、1回目は初めてクラウドたちとケット・シーが出会った時であった。こういう、細かな点が繋がっているところが、FF7の物語が人気のある理由なのであろう。

?!?!?!


 さて。やや順番が前後するが、古代種の神殿から脱出する過程で、ボスである
「デモンズゲイト」と戦うことになる。こいつは、他シリーズにおけるデモンズウォールに相当する相手であるが、FF7の中でも超が付くほどの強ボスとして知られており、多くの制限プレイで難関となる。
 …まず、適当に戦ってみる。開幕、「海龍のウロコ」を投げつけたが、敵は魔法攻撃に耐性があるらしく、僅か400ダメージにしかならない。仕方なく、「ボムの右腕」のほうで攻撃していくが、岩を落とすような技で600ダメージを受け、最もレベルの高いエアリスすら
★瞬殺★され、あっという間に全滅を喫してしまった。えっ、これ負けても進むやつ?

 そんなわけで、こいつは本プレイ初めてのヤバい相手だと思って
いた…。
 ――しかし、対策を具体的に検討しようと思い、とりあえずそのままの戦法で2回目のバトルをやってみた。すると、
何故か相手は全く行動をせず、3人のメンバーで2ターンぶん、合計6連発の「ボムの右腕」を使うことができた。そのまま攻撃すると、9回のボムの右腕で相手を倒してしまうため、エアリスは防御をする。すると、敵の「デモンズクラッシュ」が飛んできて、エアリス以外は死亡した。さすがにこれは無理か…と思ってエアリスがボムの右腕を投げ続けたところ、再び相手は何も行動をしなくなり、そのまま2回の「ボムの右腕」で相手を倒せてしまった。
 やれ。これは一体どういうことなのか。どうやら、敵は「デモンズクラッシュ」の前に1〜2ターンの溜め動作を取るようだが、
これが運良く連続で来てくれたということだろうか。そして、地味に「ボムの右腕」×8回で倒せたことも幸運であった。今回ボムの右腕で与えられるダメージは、1218〜1285(実際のプレイでの数値より)というところであり、敵のHP10000に対して8回で撃破するためには、平均1250以上のダメージを与えなければならない。実際に、勝利時に与えたダメージを電卓で計算したところ、10021という数字であった。際どいところであった…。

 その後は、前述したケット・シーの最後の占いの後に、クラウドたちが神殿から脱出し、黒マテリアを手に入れる。
 …なお、この際、セフィロスに操られたクラウドが、
「ウヘヘヘヘ」と言いながらエアリスに馬乗りになって殴り付ける…という衝撃的なシーンが入るのだが、どうもリマスター版でよく見てみると、操られてしまったショックからか、エアリスを突き飛ばした後に地面を殴っているようである。これは別に表現が変更されたわけではなく、原作の時点でこの位置だったようだ。もっとも、ここでクラウドがエアリスに暴力を奮ったとして、それはそれでストーリーの理解が深まるという感じなので、この辺りはお好みの解釈で良いのかもしれない。FF7の物語は複雑怪奇である…。
 ――そして。この時点をもって、
エアリスはメンバーから永久に離脱をする。物語上での“離脱”はもう少し先であるが、古代種の神殿の終了後に、エアリスは単独行動をし、パーティには入れられなくなるのだ。その最終レベルは、Lv19であった。なお、経験値分配を工夫して、エアリスをLv18に抑えつつ、他のメンバーの最終レベルも上昇させない…という手もあるようだ。今までお疲れ様であった!!

どうしてD・ホイールと合体したんだ…


 その後、一行は暴走したクラウドを連れて、ゴンガガ村へと移動をする。ここは、ゴールドソーサーでバギーを手に入れてすぐに訪れられた場所であるが、その際はタークス一味と戦闘になってしまうため、中を探索することができなかった
【第4話】。というわけで、この時点が初の来訪となるため、周辺も含めて、一通りアイテムを回収しておく。
 …そして。ここで私が衝撃を受けたのが、上の図にもある
「ヘビータンク」という敵である。まあ見ての通り、戦車と恐竜のトリケラトプスが融合したみたいな世紀末感あふれるモンスターだ。FF7のスタッフは遊戯王5D'sに影響を受けたのだろうか(不可能)。それともあれか、FF7のモンスターには、神羅が作った改造兵器が逃げ出して野生化したもの、みたいな裏設定があるのかもしれない。

 さて。物語的な流れとしては、セフィロスの野望を阻止するために、一人で“古代種の都”へと旅立ったエアリスを追って、一行は北の大陸へと向かっていく。なお、“古代種の都”という場所は作中の地名としては存在せず、「忘らるる都」がそれに相当するものであると思われる。
 …そして、北の大陸で最初に辿り着いたボーンビレッジという村では、「爆弾を使って地中の宝の位置を調査し、ひと晩かけてそれを掘り出す」という
よく分からないミニゲームを行うことになる。恐らく、現実世界でいう超音波検査的な調べ方なのだろうが、その爆弾で直接穴を広げれば良いと思うのは私だけではないだろう。そして、位置を教えてくれる調査員を雇うのは有料(100ギル)だが、爆弾の使用と掘り出しは、どちらも無料である。そのため、このミニゲームで無限アイテム稼ぎを行うことも不可能ではない…のだが、効率が最悪に低いため、キーアイテムの「ルナハープ」を含む必要品だけをサクッと掘り出し、本編の物語を進めていくことにした。
 ――そうして、眠りの森を超えた先には、「サンゴの谷」という、最近になって
水をビシャビシャ撒く古龍が発見されてそうな地形に辿り着く。ここは、もはやダンジョンというか通路と呼んだほうが近いのであるが、前半部では「水の指輪」が手に入るという重要なポイントがある。水の指輪は、水属性を吸収できるようになるアクセサリであり、このすぐ後の戦闘から役に立ってくれるのだ。

使い道なさそう


 サンゴの谷を抜け、一行は忘らるる都に到着する。ここでは、無人の宿で一泊をすると地下の「水の神殿」に行けるようになり、そこに向かうと、エアリスが離脱する例のイベントが起きて、戦闘が起こり、物語が進行することになる。
 …ちなみに、このイベントは、PS4での録画禁止区間に設定されているのだが、
その範囲が少し変である。録画禁止区間の開始は、「クラウドとエアリスが水の祭壇で出会った後に、ムービーが始まるところ」であり、これは特に問題が無いだろう。しかしながら、その終了地点は、「ジェノバ・LIFE戦が始まる瞬間」となっている。なんというか…例のムービーのみを配信禁止とするか、またはエアリスのテーマが流れ続ける間ずっと録画できなくしたほうが、まとまりは良くなっただろうが、実際の録画禁止区間はどっち付かずという中途半端な感じになってしまっている。
 ――やれ。PS4版のFF7リマスターが配信された頃は、まだ明確なルールが示されていなかったが、近年のスクエニのソフトにおける配信では、
「作中で設定された録画禁止区間については、画像・動画ともに使用禁止」というガイドラインが定められている(例:【FF8リマスター】。当サイトで使用している写真・動画は、PS4の本体機能でなく外部機器を使用して記録しているため、録画禁止区間についても何の問題もなく記録できているのだが、やはりこういったものは公式が定めたルールに従うのが重要であると思うので、当サイトでも録画禁止区間の写真・動画については掲載しないという方針にしたい。ちなみに、この使用禁止ルールの中にはテキストも含まれるそうなため、名言ラッシュであるこのシーンの好きなセリフを引用することもできない。残念…。

 さて。そんなわけで、エアリスのテーマ曲が流れたまま、ボスの
「ジェノバ・LIFE」と戦うことになる。なお、前述の通り、このバトルの開始と同時に録画禁止区間は終了するため、本戦闘について語ることは何の問題も無い。
 …が、こいつは
水属性の攻撃しか使用しないため、「水の指輪」さえあれば、その時点で負けることはなくなる。というわけで、「たたかう」を繰り返しているだけでも良いのだが、かなりの時間が掛かりそうであったため、「ボムの右腕」で攻撃をすることにした。なお、容易に結果が予測できるためさすがの私もやらなかったが、「海龍のウロコ」で攻撃するのはアウトである。
 ――そんなわけで。敵の技である「アクアブレス」を取得しつつ、特に問題なく撃破をすることに成功した。

 なお、ここから先は、経験値背負い役を
シドとする。
 …まず、ジェノバ・LIFE戦前のレベル的には、バレットとシドとレッドXIIIがLv16で横並びであり、ここからの背負い役はプレイ方針によって変わってくる。シドはDISC2で強制加入するポイントがあるため、基本原則
(最もレベルが低いキャラ×2名を戦闘不能とし、最もレベルが高いキャラのみが戦闘中の経験値を背負う。そして、残った中間レベルのキャラが、控えとして半分の経験値を獲得する)を守るうえでは、シドに経験値を背負わせるのが良いようだ。一方で、この役をレッドXIIIに交代させても、最高レベル・平均レベルともに影響は無いらしい。また、バレットはこの3人の中で最もレベルアップが遅いため、それを利用する手もあるだろう。
 ――そういうわけで、この辺りは複雑すぎて、ちょっと私もよく分かっていない。もっとも、
悩むというのは誰であっても良いということなので、今回は基本理論に最も忠実なシドを選んでいくことにした。たぶん、今回プレイくらいの緩さなら、これくらいの理由で大丈夫だろう。

エ「(リメイクが)全部終わったらまた、ね?」


 さて。これにて、
FF7のDISC1は終了である。リマスター版にディスクチェンジは無いものの、ここでセーブを行うことができる点は同じである。
 …というわけで、エアリスの離脱という一大イベントを超え、FF7のストーリーは新たな次元へと進んでいく。だいたい、
これで物語全体の半分くらいとされることが多いようだ。そして、この前後にこれよりも目ぼしい結節も無いということで、いつ出るか分からないFF7リメイク第2弾では、この旧DISC1終了地点までを収録するというのが妥当なところであろう。
 ――ちなみに、私は以前「ミッドガル終了でDISC1の半分くらい」と書いたが
【第2話】、これは誤りであり、実際には1/3程度という長さのようだ。ということは、リメイクは全6作になるということか? いや、ここまで来たら、驚異の7部作にする可能性もある。終わる頃にはPS7とか出てそうだな…。

 そして、低レベル的には、さすがにこの辺りから敵の攻撃の威力も上がってきて、無策では一撃死するような相手も増えてくる。今回戦ったデモンズゲイトは、ちょっと敵の行動パターンが特殊で消化不良という感じになってしまったが、今後はバトル面にも期待をしていきたいものである…。

 
プレイ時間:18時間7分33秒
 クラウドLv8 ティファLv7 バレットLv17 レッドXIII Lv17 ケット・シーLv16 シドLv18 (エアリスLv19)

 

(2019年11月13日)

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