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クリスタリウムなしクリアー.プレイ日誌
こいついつも成功を確信してんな |
長かった11章が終わり、物語は終盤の12章へと進む。ここでは、舞台をグラン=パルスからコクーンに戻し、「聖府首都エデン」にて、様々な強敵との戦いが展開される。その中でも際立って強力なのが、聖府軍中佐ロッシュの操る「プラウド・クラッド」との合計2回有る戦いであり、特に12章ラストを飾る2戦目は、シナリオ中でも屈指の強敵として知られている。
…そして、クリスタリウム封印・改造禁止プレイでの特徴を述べると、道中での戦いは勝てることが分かっているものの、ラストの「プラウド・クラッド(2回目)」戦は、未だに完全無改造では倒されていない。さらに、一度12章に足を進めると、12章をクリアして13章に到達するまで、グラン=パルスに戻ることはできない。そのため、突入には熟考を要することだろう。
――しかしながら。今回プレイでは、あのバルトアンデルス(2回目)を撃破し、ミッションモードも大幅に進行させたということで、その勢いは最高潮にある。そして、勢いが有る時は勢いに乗るというのが、この界隈の鉄則だ。この、プラウド・クラッド(2回目)を倒すことができれば、次は13章中ボス3連戦ラストの「決戦騎ティアマット」戦までは進められることは既に判明しており、その場合は「12章で手に入る装備」と「13章終盤までに手に入るアイテム」を、改造禁止プレイの戦法に組み込むことができる。その価値は、今さら言うまでも無いというものだろう。よし、やってやるぞっ!!
E3 2006 Trailer 〜12章 道中〜 |
今度はちゃんと斬鉄剣Lv.3にできたよ |
そんな感じで、12章の攻略を進めていくのだが、基本的にはこのパートは、7年前の【クリスタリウムなしクリアー・おまけ9】にて、似た条件のプレイを既に行っている。これまで、「最後のプラウド・クラッド(2回目)戦までは無改造で進められる」と書いてきたのは、その記録が元となっているのだ。
…ただ、今回は一応、バルトアンデルス(2回目)も無改造で倒せたことにより、通しでの改造禁止プレイとしてここまで来れたことになっている。そのため、ここでもう一度気を引き締めることにしたい。具体的には、これまで11章の戦いでは、勝てることが分かっている戦いについては、EASYモード・改造武器・エーテルスモークの使用などにより、手間を削減していったことがあったが、ここからは一転して、完全なる通しの改造禁止プレイを再開することにする。そのため、各種の稼ぎやTP回復が必要になった場合も、あくまでNORMALモード・Lv.1武器を使用して挑み、エーテルスモークも個数限定ということを考えると気軽には使用できない。そういった感じで、再びプレイに緊張感を持たせていくのである。
というわけで。まずは12章冒頭の【発売前のファイナルトレイラーの時が一番輝いていた感のあるムービー】を見て、開幕の「守護騎アナヴァタプタ」戦へと進む。この戦闘は、オーディンのドライビングモード(カウント30)の状態で始まり、○ボタンを連打しているだけで終わることが知られているが、地味に敵の攻撃力が3章並みと悲惨なことになっており、無成長・無改造の条件においても、召喚なしで余裕で勝つことができる。守る気あるのか?
ただ、実際にやってみたところ、あまりにも簡単すぎてめんどくさいだけであったため、おとなしくいつも通り「雷光斬」→「真空破」のコンボ攻撃で、「斬鉄剣Lv.3」を放つまでもなくお眠りしていただいた。
…続いて、聖府首都エデンの探索が始まるのであるが、この12章最初のMAPだけは、地味に後から戻ってこれない場所になっている。そのくせ、ライトニングの新武器である「ライオンハート」のトレジャーが敵を倒さなければ入手できないため、少しだけ面倒である。しかし、「ライオンハート」は普通に店で買えるため、ここはギルを使ってTPを節約していくことにしよう。こんなところでTPを無駄遣いするわけにはいかないのだ。
――その後は、FF12の名シーンがごとく高所から飛び降り、懐かしのFF13初発トレイラー(実質的にはイメージ映像だったわけだが…)を彷彿とさせるシーンを経て、「サイドウォーク」に移動する。ここでは、小型の敵が多く出現するが、言うまでもなく無成長・無改造の戦力だと苦戦必至、というか楽に勝てる奴が1体も居ないため、スモーク等も活用して、できる限り戦闘を避けていく。最後のエレベーター手前に登場する「機甲兵キュラシェーア+聖府親衛兵×2」戦は、強制戦闘のため召喚獣を使って飛ばす。その後、雑魚を倒してTPを回復したいところだったが、勝てる敵が居ないため、そのまま前進し、ボス扱いの「キングベヒーモス」戦は、ファング・スノウ・ホープというお馴染みのメンバーで、TPを回復したのち立ち上がる前に召喚を使って撃破した。
そして。舞台は、高速道路的な「フリーウェイ」での戦いに移る。最近、「ディシディア」でも、このMAPが登場したんだとか。ここでは、魚タイプの「オロボン×2」、または犬型兵器の「ゲパルト金剛×2」くらいであれば、何とか無改造でも勝つことができる。そして、敵はセーブ&リセットを繰り返せば復活するため、これをもってエーテルスモークなしでも12章の攻略を行えることが判明した。普通ならば、この時点で改造&解体で増やしたエーテルスモークを全面解禁するところであるが、今回は上に書いた通り、兜の緒を締め直すということで、通常戦闘でTPを回復しながらプレイを進めていく。
…その後、ここではボスの「プラウド・クラッド(1回目)」と戦うことになる。冒頭の、ロッシュの「力をつけたな、スノウ君」という発言に対して、「※つけてません」という恒例のツッコミをしつつ、戦闘開始である。こいつに関しては、ブレイクして「リミッター解除」&「報復攻撃」を使わせなければ大して強くないうえに、既に【おまけ9】の時点で、オーディンの召喚によって一撃必殺ができることが判明している。ということで、今回もそれを踏襲し、楽々撃破である。なお、現在では、オーディンのドライビングモードで接近する際に、↑+○の「轟剣」ではなく、↓+○の「雷光斬」を使うことが一般的となっているが、その方式を初めて実践したのはこのバトルである。稲妻雷光斬!!!!!
これはさすがに知りませんでした |
そんな感じでプラウド・クラッド(1回目)戦を終わらせ、微妙にTPが3まで回復しない現実にガッカリしつつ、雑魚戦でのTP回復を挟み、次はゲート前での「アダマンケリス」戦へと進む。これについても、以前に「おまけ9」で触れた通り、仲間DEFのロールボーナスとプロテスを使えば、HP800のライトニングでもギリギリ死なないため、その時間を使ってチェーンを伸ばし、「クエイク」と同時にドライビングに入って撃破をした。
…さて。実は、これにて12章の強制戦闘は終了である。ラムウ・モール〜セイレーン公園では、道を塞ぐ敵やトレジャー入手のために必須となる戦闘が無いため、普通にモンスターを避けながらアイテムを回収して進んでいけば良い。なお、セイレーン公園では、フリーウェイでも登場した「ゲパルト金剛×2」のパーティが再出現するほか、「オロボン×3vs聖府親衛コマンド×2」の三つ巴バトルがあるため、ここでTPを回復することができる。
――そして、セイレーン公園ラストで、道を塞いでいる「防衛騎スウェリエンvsタイラント」のパーティについては、これまで強制戦闘と思っていたが、どうやら避けられるようだ。というわけで、【参考動画】を元に試してみる。2体の敵が道を塞いでいる付近で三日月型に移動を繰り返すと、少しずつ敵の位置がずれていき、あら不思議、タイラントのアゴの下を通り抜けることができてしまった。ちなみに現在では、この理論を用いて、マハーバラ坑道で道を塞いでいるラスティプリンも回避できることが判明しているようだ(【参考:ニコニコ動画】)。
その後、まだまだ12章は長いが、もう戦闘イベントは存在しないため、引き続き敵を避けつつアイテムを回収して進んでいく。
…さて、道中ラストで手に入る「パワーグローブLv.1」は、物理攻撃+150の効果を持つアクセサリであり、クリスタリウム封印・改造禁止プレイにおいては、力+100の「ウォリアーリストLv.1」以来の戦力強化となる。だが、これをグラン=パルスに持ち帰れるかどうかこそが重要だ。
――その他、このフロアでは、「防衛騎スウェリエンvsサクリファイス×2」との三つ巴バトルが存在するほか、「エーテルスモーク」入手のために「サクリファイス×1」と戦わなければならないが、その辺りであれば何とか無成長・無改造でも倒すことができるため、ここで最後のTP回復を行うこともできるだろう。12章ラストのボス戦に向け、しっかり準備を整えていきたい。
エンドフェイズで自壊しない「リミッター解除」 〜プラウド・クラッド(2回目):改造禁止で勝てませんでした〜 |
この攻撃自体は耐えられても、その後が全く続かない… |
そんな感じで。ここまでご愛顧いただいたクリスタリウム封印・改造禁止プレイであるが、残念ながら完全無改造はこれにて終了である。
…というのも、12章ラストの大ボスである「プラウド・クラッド(2回目)」が、どうにもならなかったのだ。一応、「リミッター解除」を使われるまでは何とか頑張ってみたのだが、その後の敵が強すぎて、無改造の戦力では「瞬殺」としか表現しようの無い状態になってしまった。ちなみに、言うまでもないことだが、プラウド・クラッド(2回目)を瞬殺するのではなく、こちらが相手に瞬殺されるのである。
さて。まず、相手の行動パターンであるが、敵は地上形態と飛行形態を繰り返しながら、それぞれ全く別の物理攻撃を行ってくる。地上形態では、完全固定型の5連レーザー攻撃である「ミューオンバスター」を主力とし、接近した敵に対しては踏みつけ攻撃を使用することがある。そして、地上形態で7回以上の攻撃を行い、かつ非ブレイク時であると、「防空モード移行」を宣言して飛行形態へと変形をする。
…そして、飛行形態では、12連の光弾を使用し、それと同時に使い魔のビットがレーザー攻撃を行ってくる。このビットのレーザーは、本体への挑発を無視してターゲットを選択するということは覚えておきたい。それと同時に、本体は少しずつエネルギーをチャージしていき、「チャージ90%」から少し経つと、「デストロイモード発動」を宣言して、地上形態へモードチェンジをする。以降、この繰り返しである。
――また、敵の特殊な行動についてだが、まず敵は初期状態でHPが60%を切ると、「リミッター解除」を宣言し、HPを全回復したうえで、自身にヘイスト+ブレイブ+ガッツ+デプロテ+デシェルの永久効果を与えるほか、ビットの攻撃もパワーアップする。また、そのリミッター解除後は、地上形態で各1回だけ「ナイトメアストーム」という非常に強烈な全体攻撃を使用してくるようになる。その他、飛行形態で相手をブレイクすると、「報復攻撃」を宣言して強烈な反撃を受けるが、「チャージ90%」を宣言してから地上形態に変形するまでの間にブレイクをすると、反撃パターンを適用しないこともある。その他、詳しい情報については、昔の攻略である【クリスタリウムなしクリアー・おまけ9】にまとまっているので、そちらをどうぞ。
さて、このプラウド・クラッド(2回目)は、「死の宣告」を使って来ず、回復能力も持っていないため、相手の攻撃に耐えられるのであれば、召喚獣の一本槍でいつかは勝つことができる。その前提で、相手の攻撃に耐えられるかどうかを考えると、相手がリミッター解除前ならば何とか可能である。
…まず、地上形態についてであるが、「ミューオンバスター」については、上記の通り完全固定型のレーザー攻撃であり、斜めに距離を取れば回避をすることができる。移動方法については、地上形態の敵に対して「たたかう」を行うことにより、それなりの頻度で斜め方向に角度を変えることができるため、あとは少し自動で歩いて距離を取ってから、「ルイン」で後ろに下がっていけば良いだろう。
――のだが、この斜め移動には、確実性が全く無いのである。地上形態の敵に対して「たたかう」を行うと、上記の通り角度を変えることができるのだが、変えることができるだけであり、運が悪いと中央向きに角度を変えてしまう場合がある。そうなると、後ろに下がり切ったとしても、「ミューオンバスター」を避けることはできない。また、首尾よく斜め方向に逃げられたところで、キャラクターは少しずつ中央に歩いてきてしまうため、いつかは必ず「ミューオンバスター」の範囲内に戻ってきてしまう。この、「斜め向きに角度を変える方向」と「その後、キャラクターを中央に移動させない方法」については、本戦闘を安定させるうえでのキーとなる要素であるため、かなり頑張って法則を解明しようとしてみたのだが、残念ながらそれによって得られた結果は、「現段階では法則は不明であり、安定的な戦法としては採用できない」というものであったのだ。
HLRが死んでも慌てない、リーダーのHPさえ保てれば飛行形態で立て直せる |
そんなわけで、地上形態の「ミューオンバスター」を斜め移動で安定的に回避することは諦めてしまったのだが、それでも正攻法で相手の攻撃に耐えることができる。使用するのは、スノウとファングの2枚DEFと、ホープを用いた「HLRの気持ちになる作戦」である。
…さて、あの【しんら氏の亀攻略】でも用いられたように、クリスタリウム封印プレイにおいては、ファングのDEFが「エリアバリア」を持っている(スノウは無い)ため、そのファングが攻撃を引きつけ、さらにリーダーのスノウもDEFとなって「ライズガード」を入力することにより、最大の防御能力を発揮することができる。実際に計算をしてみよう。ファングDEFの「エリアバリア」で攻撃を引きつけ、「ガード系効果UP」を持つスノウが「ライズガード」を入れ、さらにプロテス状態になっている場合、受けるダメージを約15%にまで減らすことができる。さらに、プラウド・クラッドは連続攻撃を主として使用してくるため、「ライズガード」の効果により、さらに防御効果を高めることができる。これら全ての準備を整えることにより、「ミューオンバスター」のダメージを僅か100程度にまで軽減することができるのだ。また、「ミューオンバスター」は全体攻撃であり、スノウ以外のキャラクターも被害を受けてしまうのだが、一撃死するほどではないため、HLRとアイテムを上手に使っていけば、7連続の「ミューオンバスター」を受けても戦線を維持することができる。
――そして、飛行形態については、ブレイクさえしなければ敵の攻撃は緩いため、「ATK+DEF+HLR」あたりで攻めていけば、状況を立て直しながらTPを回復していくことができる。なお、ビットの攻撃はDEFで引き寄せられないのだが、それでもDEFの有る無しでは防御効率が雲泥の差であるため、改造禁止でバトルを進めていくのならば、必ずDEFを用意して戦っていく必要があるだろう。
さて、バトルの注意点として、地上形態で敵は合計7回の攻撃を行ってくるが、モード全体としての時間は1分30秒ほどであるため、残念ながら挑発(持続時間50秒)を掛け直す必要があり、全期間に渡ってエリアバリアを維持することはできない。というわけで、その隙に、特にHPが低いうえにDEFにもなれないホープが崩されやすいのであるが、焦ってすぐに蘇生してはならない。無理に復活させたところで、すぐに「ミューオンバスター」を受けて戦闘不能になってしまうからである。ここは、落ち着いて「ライズガード」を繰り返し、飛行形態まで耐え忍んでから回復を行おう。要すれば、1回の「ライズガード」で1回の「ミューオンバスター」を受けるのではなく、「ライズガード×4」で2回の「ミューオンバスター」を受けるようにしてみると良い。
…また、飛行形態においては、「ルイン」で攻撃をしていると味方が団子になり、ビットのレーザー攻撃の被害が大きくなるため、スノウが「たたかう」を入力して、1人だけでも距離を取っていくことで、被害をかなり抑えていくことができる。そして、次への布石として、「チャージ90%」が宣言されて少ししたら、ファングのDEFを一瞬だけ解除し、挑発状態を掛けなおして地上形態へと備えていきたい。
――最後に、召喚獣の使い方についてであるが、飛行形態ではブレイクをすると「報復攻撃」で即全滅級の反撃を受ける(一応、「チャージ90%」を宣言されてから、少し経ったあとにブレイクすると、反撃をされないこともある?
詳細不明)ため、召喚獣を使うのは地上形態である。そして、シヴァを召喚してBLAで攻撃し続けると、ブレイクまでに敵から受ける攻撃は1〜3回と言ったところなので、少なくとも4回目くらいまでは非召喚状態で相手の攻撃を受けてから、「召喚」を使うのが良さそうだ。この辺りを雑にやっていると、最悪の場合、召喚終了直後に「ナイトメアストーム」を喰らう危険性すらある(喰らった)。
こんなんどうしろと… |
そんな感じで。いろいろと頑張れば、何とか「リミッター解除」までは戦線を維持していけるのであるが、残念ながら敵が「リミッター解除」を使ったあとは全てが崩壊してしまうのである。
…まず、新たに使ってくる「ナイトメアストーム」は、最大で8000というダメージを叩き出す凄まじい大技であるが、合計の攻撃回数が20回も存在するため、「ライズガード」で受けることにより、大幅にダメージを軽減することができる。実際、しっかりと状況を整えたうえでスノウが受けたダメージは、僅か150程度と、十分に完全無改造の戦力でも耐えきれるものであった。
――しかしながら。問題は、その後が続かないことである。まず、スノウ以外のキャラについては、HLRのホープが耐えることは無理として、「ライズガード」を持たず、「エリアバリア」の効果も自身では受けられないファングは、500〜1000程度と大きめのダメージを受け(これでも十分に軽減してはいるが…)、「ミューオンバスター」とのコンボ攻撃で間違いなく撃沈してしまう。そうしてファングが沈めば、「エリアバリア」が無くなり、スノウも大きなダメージを受けるようになってしまう。そうして、耐える手段も回復手段も無くなり、最後のスノウも力尽きて全滅に至ってしまうのだ。
ちなみに、「ナイトメアストーム」は、攻略本には「敵範囲(着弾周囲)」とあるため、何とかして避けられないかといろいろ試してみて、まっすぐ下がったり斜めに移動したり、はたまた敵の真下に潜り込んだりしてみたが、どうも回避はできなさそうな感じであった。この技のモーション中には、敵は大きく飛び上がり、その時間にはこちらの「たたかう」が発動しないという特殊な処理が行われているようであるが、運良く1回だけ相手にくっついて飛び上がれたことがあった。だが、普通に爆発で吹き飛ばされただけであり、空中に居ても「ナイトメアストーム」を避けることはできないようである。残念ながら、現状「ナイトメアストームは回避不能である」と結論付けざるを得なかったのだ。
というわけで。実戦では、2回だけ「リミッター解除」後まで到達したのだが、両方ともその後の地上形態を1度も乗り切ることができず、まさしく「瞬殺」としか表現することができなかった。これでは、さすがに勝つことは難しいというものだろう。
…しかも。その他の問題に関しても、今回バトルは例によって防御重視であるため、ダメージ手段は召喚獣が頼りとなるのだが、シヴァは攻撃能力が低く、1回の召喚で与えられるダメージは50万〜60万、「リミッター解除」使用のHP60%に達するまでにすら、3回の召喚が必要となる。そして、バトルの半分を占める地上形態では全く攻撃を行えないことなどから、TP回復効率は激烈に悪く、3回目以降の召喚のTP「0」→「3」の回復には、なんと1時間もの時間が掛かってしまう。実際、「リミッター解除」を使わせた時点で、既にバトル開始から2時間もの時間が経過していた。このことから計算する、「リミッター解除」後に召喚6回で倒せるとしても、合計のバトル時間は約8時間となる。またこういうバトルか…。
――すると、当然の理論として、物資面での問題が新たに浮上してくることになる。今回は、ホープやファングが頻繁に戦闘不能状態になってしまうため、「フェニックスの尾」はもちろんとして、「ポーション」もそれなりの頻度で使わなければならない。今回の試行時は、特に何も考えずに使っていったのだが、「リミッター解除」までにポーション・フェニックスの尾を半分以上消費するという結果になってしまった。まあ、もちろんまだまだ節約することは可能なのだが、あまり大きく減らしすぎると今度は戦線の維持のほうが困難になってしまう。ましてや、敵の攻撃が激化する「リミッター解除」後は、消費の削減はますます難しくなるだろう。正攻法で挑むのなら、この物資の問題も考えていかなければならないのである。
そんなわけで。「リミッター解除」後は、そもそも敵の攻撃を凌ぐことができず、仮に耐えられたところで、アイテム消費量の問題が重くのしかかり、現状の戦法で勝つことは不可能であろうと推測された。極めて残念であるが、私はここでクリスタリウム封印・改造禁止プレイを諦めることにしたのだ。
…もし、こいつに完全無改造で勝つとすれば、まずは上で少し触れた、斜め移動での「ミューオンバスター」の回避技をフル活用することが必要となるだろう。そのためには、キャラクターが横移動をする法則や、斜め方向に角度を変えるための「たたかう」の適切な入力タイミングなど、多くのブラックボックスを解明する必要があると思われる。または、未知の法則によって「ナイトメアストーム」を回避するか、「リミッター解除」を使わせないか…。何にせよ、既存の方式とは全く異なる戦法が必要になってくることだろう。え? 「10面ダイス」?
それはさすがに…。
――ちなみに。もし、「無改造」という事実のみにこだわる場合、ここでEASYモードを使ってしまうという手もある。EASYモードならば、召喚獣のドライブカウントが30→45となり、「リミッター解除」を使われる前のHP60%からの一撃必殺も十分に可能となる。その場合、用いるのはオーディンであり、リーダーは耐久力の低いライトニングとなるが、ライトニングは「たたかう」×1で自発的に右に移動することができるため、「ミューオンバスター」を容易に回避でき、戦線を維持することは可能であると思われる。まあ、個人的にはこれで勝っても仕方がないと思ったため、やらなかったのだが…。
歴史から学ぶ 〜ランク2装備を解禁しての突破〜 |
HLRの気持ちになり始めたのはここから |
◆「プラウド・クラッド(2回目)」戦:装備&オプティマ編成 | |||
戦闘メンバー | オプティマ | ||
◇ファング HP2250
/ 物理220 / 魔法522 ロンパイアLv.★ / アダマンバングルLv.★ |
1 | ATK+HLR+HLR | |
2 | ATK+HLR+HLR | ||
◇ライトニング HP1800
/ 物理220 / 魔法478 スラッシュカービンLv.★ / アダマンバングルLv.★ |
3 | ATK+ATK+HLR | |
4 | DEF+HLR+HLR | ||
◇ホープ HP1770
/ 物理151 / 魔法335 フレスヴェルグLv.★ / アダマンバングルLv.★ 「防御系持続UP改」 |
5 | DEF+HLR+HLR | |
6 | DEF+HLR+ENH | ||
●バトルスピード:「ゆっくり」使用 ★ランク2武器+アダマンバングル使用 |
そんな感じで、改造武器を使用するという妥協が決まったわけなのだが、次はどこまで制限を緩めるかという話題が出てくる。が、結論から言うと、ランク1武器では全く歯が立たず、7年前と同じく、ランク2武器+アダマンバングルLv.★を解禁せざるを得なかった。
…というのも。失敗したとはいえ、一応は無改造でも「リミッター解除」前まで戦えたということで、私は(
^o^)「さすがにランク1武器を解禁すれば勝てるだろう…」と思い込んでいた。そこには、7年前の「おまけ9」の時から戦術が進歩している(?)のだから大丈夫…という、根拠の無い自信があったのだ。しかしながら、ランク1武器+ダイヤバングルLv.★(HP+1000)で挑んでみたところ、やはりリミッター解除後の地上モードで瞬殺されてしまった。さすがに1回失敗しただけで諦めるのもアレなので2回目も、ついでにこのバトルでは「スノウリーダー」と「ファングリーダー」の2通りのパターンが考えられるので、その両方を2回ずつ、合計で4回やってみたのだが、4回とも全て地上モードをまともに乗り切れずに瞬殺されてしまったのである。スノウリーダーでは、防御の弱いホープがすぐに殺されて終了、ファングリーダーの場合も、やはり耐久力の低いHLRが殺され、そこから崩されてしまったのだ。
――やれ、上で「7年前より戦術が進歩している」と書いたが、それは確かにその通りである。が、「進歩」を名乗るのならば、当然これまでとは異なる方式を使う必要があり、口先で「進歩」とだけ言って同じ戦法を適用していっては、勝てるはずが無いのである。というわけで、残念ながらランク1武器を用いても、少なくとも現行の戦法では勝利を掴むことはできなかった。一応、完全無改造よりは遥かに可能性が有るはずなので、頑張れば何とかなるのかもしれないが、いま分かっている事実だけで勝つことは極めて難しいと言わざるを得ない。まあ、ダハーカを倒してからバルト2回目を撃破するまで、実時間で7年半もの期間が掛かっていることだし、こいつに関しても、長期的に考えていけば、またいつか打開策が見つかるのかもしれない…。
そんなわけで。ランク2武器+アダマンバングルLv.★を使うわけであるが、この縛りでの勝利は、既に7年前の【おまけ9】の時点で達成している。そのため、今回はそれを完全に踏襲すれば良く、特に新しい事項は存在しない。むしろ、実際にその攻略に沿ってプレイをしてみたところ、7年前としては非常に完成度の高い作品となっており、我ながら感心してしまったものである。
…さて、その戦法のキモは、リミッター解除後の地上形態の、「ナイトメアストーム」を含む非常に強烈なパターンの受け方であり、ここで初めて「HLRの気持ちになる作戦」を使用していった。具体的な「ナイトメアストーム」の凌ぎ方については、当時の戦法を一部改良し、「相手が『ナイトメアストーム』を宣言して飛び上がったタイミングで『リジェネガード×1』を入れる」→「ナイトメアストームを耐え、ガードモーションが終わったらポーション×2を使い、生き残ったHLRにも『ケアル』を使わせる」→「ファングはすぐに『リジェネガード』を入れ、次の『ミューオンバスター』をガード状態で受けてオプティマチェンジをする」→「引き続き『ケアル』で回復しつつ、ファングは『挑発』を手動コマンドで使って挑発を上書きする」という固定パターンで行動していった。これを確実に実行すれば、あれだけ一発全滅を経験した「ナイトメアストーム」を含む連続攻撃に、安定的に耐えていくことができる。そしてその場合、恐ろしいのはプロテス切れくらいのもので、それすら既に7年前に記してあるのだ。女神エトロの予言かよ。
ちなみに、当時と変わったこととして、オプティマに「ATK+BLA+HLR」(BLAはホープ)の代わりに、「ATK+ATK+HLR」(2人目のATKはライトニング)を用意し、少しだけ飛行モードでの攻撃性を増していったという点がある。まあ、リミッター解除後は、これを1回使うだけで結構危うくなったりするのだが、バトル時間の短縮用としては悪くない効果を発揮するだろう。
――また、その関連で、召喚獣の使用タイミングも若干変化している。まず、リミッター解除前は、地上形態で使用して「←+○」のデストロイブレスを連打すれば良く、この装備ならば2回目の召喚が使えるのとトントンくらいのペースで敵のHPを60%まで減らせるため、モード変化時の使用タイミングを考慮する必要も無い。また、リミッター解除後は、「チャージ25%」が宣言されたら「召喚」を入力し、ブレイクできてもできなくても「チャージ90%」が宣言されて少し経ったらドライビングモードに入って(相手が地上形態への移行を宣言してしまうと強制的にチェーンボーナスが100.0%にリセットされてしまう)、スカイハイループ&「←+○」のデストロイブレス×2を1セットとして、これ繰り返していけば良い。なお、ちゃんと相手をブレイクできてドライブ値を30に出来た場合、最後にカウントが「6」となるため、その時だけは「ハンティングダイブ」「スカイハイループ」「←+○のデストロイブレス」を入力していくと良い…と「おまけ9」に書いてある。今回はこれを完璧に失念しており、召喚全体の実ダメージで3万ほど損をしていたことになる。やっぱり、このバトルに関しては、7年前のほうが良く戦えていたんじゃ…。
そんなわけで。今回は、7年前の戦法をそのまま適用して、ランク2武器+アダマンバングルにて「プラウド・クラッド(2回目)」を撃破していった。バトル時間は1時間49分39秒、ポーションの消費量は82個・フェニックスの尾は25個である。
…やれ。今回は、最初から「7年前より戦法は遥かに進歩している」と判断し、当時よりも優れた戦い方で勝てると無根拠に決めつけていた。だが、それは盲信というものであり、このバトルに限って言えば、昔のほうが遥かに上手に戦うことができていたのだ。今回、同じ戦法を流用して勝つこと自体はできたのだが、当時の戦法をもっとしっかり読み込んでいれば、更に良い戦い方ができたことだろう。やはり、昔の戦法と言っても、無下に扱うべきではない。流用できるところはしっかり流用して、そのうえで、更なる戦いへと繋げていかなければならないのである。
FFによくある魂が消えていくイメージ |
そんな感じで。残念ながら、通しでのクリスタリウム封印&改造禁止プレイは、プラウド・クラッド(2回目)が倒せずに終わるという結果になった。
…それでも、めげずにクリスタリウム封印プレイを進めていく。次は、いよいよFF13最終章の「13章:オーファンズ・クレイドル」である。登場する雑魚は全てゲーム中屈指の強敵であり、ボスに関しても、個性的な中ボス×3体と道中で戦いつつ、最深部の「聖誕座」では、本作のラストバトルが展開される。特に後者のラスボス3連戦は、戦闘面でも物語面でもFF13最大の山場と言える場所であり、バトルでは数々のやり込みプレイで名場面を作ってきたほか、演出面でもPS4クラスに匹敵する非常に美しい映像を楽しむことができる。このラスボス3連戦は、FF13の大きな目玉と言えるコンテンツなのだ。
――というわけで。この伸びに伸びまくったプレイ日誌も、いよいよ大詰めである。私としては、ついラスボス3連戦に注目してしまうものであるが、その前の中ボス戦だって、十分な難関となりうるだろう。今回は、7年前のおさらいという感じで、内容面では少々寂しいものとなったが、次回以降はまた激しい戦いが展開されるはずだ。さあ、もうプレイを長引かせることなどしない。このまま、最後まで走りきってやるぞ!!
(2018年2月17日)
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