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クリスタリウムなしクリアー2 プレイ日誌

 

【第11話 ここまでの『FINAL FANTASY XIII-2』】

 


 ついに、この「FF13-2:クリスタリウムなしクリアー2」もラスボス戦である。プレイを始めた時には、まさかここまでクリスタリウム完全封印で進められるとは思っていなかった。だが、せっかくラストまで来たのだから、どうせならこのラスボス戦もクリスタリウム封印でクリアしたい。それで、このやり込みも完全に達成ということになる。
 ・・・さて、前作FF13の「クリスタリウムなしクリアー」では、ラスボス戦を全て1話に詰め込んでしまったため、当時としては異様なまでの長さを誇る文章となってしまった。そこで今回は、長さ的な面はもちろんとして、実際に何回かに分けてクリアしたことも考慮に入れ、ラスボス戦を「第1戦&第2戦(今回)」「第3戦」「第4戦」の3話に分けて掲載したいと思う。そんな感じで、どうぞ今回のラスボス戦もよろしくお願いします!\(^o^)/

 さて、最初にも書いた通り、今回のラスボス戦は4連戦なのだが、その中でどれが難しいのかと言うと・・・何のことは無かった。第1戦からいきなりクリアできないのである。というのも、ラスボス戦その1:「バハムート・カオス」戦では、相手が「メガフレア」という大技を使ってくるのだが、それを喰らうと「DEF+DEF+DEF」でも一発全滅するため、普通に戦っていては決して勝つことができないのだ。
 ・・・実は、俺がここで使おうと思っていたのは、HLR/「サボテニョリータ」のシンクロ技と、アイテム:「エリクサー」であった。というのも、サボテニョリータのシンクロ技では、味方全員を「リレイズ」状態にすることができ、それを使えば戦闘不能状態になっても一度だけ自動的に復活することができる。そして、前作でも活躍した「エリクサー」は、今回はHP・戦闘不能に加えてシンクロゲージを回復する効果となっているので、それを使ってシンクロ技を連打しながら全ての「メガフレア」をリレイズ状態で受けていけば、相手の攻撃に耐えながら勝つことができると考えたのである。
 ――が、この作戦は全くと言って良いほど機能しなかった。理由は、「エリクサー」を使ってもシンクロゲージが完全回復しなかったからである。完全回復どころか1割も回復できない。一方で、相手はかなりのハイペースで「メガフレア」を放ってくるため、「エリクサー」をいくら乱打したところで、ゲージの回復が間に合わない恐れがある。そもそも「エリクサー」は、値引きアビリティを使ってもカジノのコインで22500枚という超高額商品なので、試しに集めてみる気にもならない。つーか、前作の例から考えれば、普通に「エリクサー」でシンクロゲージ全回復だと思うやん!こんなんエリクソーやっっ!!

 というわけで、俺のクリスタリウム封印プレイのラスボス戦はいきなり初戦で頓挫してしまったのである。しかも、例えば「エリクサー」を99個集めることで第1戦を突破できたとして、現実には更に難しい残り3戦が待ちうけている。「ラスボス戦で最初が一番強い」というのなら話は別だが、残念ながら現実はその正反対で、後に行けば行くほど難易度は上がっていく。これでは、とてもじゃないがクリアは不可能だろう。
 ・・・しかし。俺は、せっかくここまでクリスタリウム完全封印でプレイしてきたのに、いきなり第1戦で諦めるというのも嫌なので、「ひょっとしたら何か見落としている点があるのではないか」と思い、世界を回って様々なものを探してみた。もちろん、クリスタリウムレベルを上げることはできないが、フラグメントを集めればそれだけフラグメント武器を強化できるし、今まで仲間にできなかったモンスターが仲間にできることもあるだろう。特に、アルカキルティ大平原なんかは、初回訪問時には半分くらいのモンスターしか仲間にできなかったため、もう一度チャレンジしてみる価値があると言える。
 ――ということで、この時点からMAP踏破報酬としてもらえるフラグメントスキル:「バトルマニア」によるレアモンスター出現率UPも使い、様々な場所で様々なモンスターを仲間にしてきたのである!

ラスボス戦に向けて仲間にしたモンスター(主要な物のみ)
名前 ロール パラメーター コメント
ダウンプア BLA HP1099 / 物理32 / 魔法203 単体では、魔法攻撃が少し高いだけのブラスターにすぎない。
しかし、シンクロ技は味方全員に「エンブリザ+フェイス+ベール+ガッツ」の効果を持ち、
ウィーク状態で氷を弱点にすれば、極めて大きなダメージを与えることができるようになる。
終盤の火力不足を救ってくれる最後のモンスターなので、是非とも仲間にするべき。
クシャトリヤ DEF HP1902 / 物理187 / 魔法33 ディフェンダーに必須の「エリアバリア」を覚えた唯一のモンスター。
タイプ耐性も「物理&魔法:半減」と大変固い。
銀チョコボをも凌駕するディフェンダー最強の一角である。
また、「エリアバリア」は継承可能であるため、ディフェンダーの強化要員としても役に立つ。
サポテンダー HLR HP733 / 物理104 / 魔法79 サボティナと同じく、シンクロ技で敵全員を「ペイン+フォーグ+ウィーク+カーズ」状態にできる。
アルティマニアによると、どうやら「ジャボテンダー撃破後」などの出現条件は無いようなので、
早いうちに仲間にしておけばもっと活躍できたかも?
ヒューズ BLA HP997 / 物理41 / 魔法191 ダウンプアと同じく、こちらは「エンサンダ+フェイス+ベール+ガッツ」状態を掛けられる。
しかし、能力値・捕まえやすさなど、全ての点でダウンプアに劣っている。
一応、ラスボス戦は連戦ということで仲間にしておいたが、正直いらなかった気が・・・。
ランツィーラー型 DEF HP2105 / 物理159 / 魔法125 唯一「リジェネガード」を使えるディフェンダー。もちろん継承も可能。
しかし、それは基本的に「ライズガード」に劣る場面が多く、AIには使い分けが難しい。
いつかリジェネガードが役に立ち、そしてコイツが評価される日も来るのだろうか・・・?
アンテサンサン HLR HP401 / 物理23 / 魔法69 × やっと仲間になりましたよコイツ。地雷以外の何物でもない。


 ここで最重要なのは、何と言ってもBLA/「ダウンプア」である。こいつはアルカキルティ大平原の南部に出現するボム系モンスターで、初回訪問時には片っ端から自爆してしまい手が出せなかったが、今回はフラグメント武器によって大きく火力が強化されており、しかもサボティナのシンクロ技によって相手の行動を30秒間封じられるため、その間に一気に倒してしまう。そして仲間モンスターとしての特性は、何と言ってもシンクロ技の「ボムのたましい」によって味方全員を「エンブリザ+フェイス+ベール+ガッツ」状態にできることである。特に「エンブリザ」は、ウィークで氷属性を弱点にしておけばATKで与えるダメージを2倍に増やすことができるため、火力の向上に大きく貢献してくれる。しかし、残念ながら持続時間が短く、さらにプロテス・シェルも無いため、基本的には短期決戦用のモンスターとして活躍させることになる。ちょうど、同じBLAのブッカブーエースとは魔法攻撃力も同じくらいなので、シンクロ技の性能差も含めて、「相互互換」として使い分けが必要になってくるだろう。
 また、同じくアルカキルティ大平原のDEF/「クシャトリヤ」は、3章の際は強力な「トラクター」などの攻撃で手も足も出なかったが、弱いドレイナーと一緒に出てきてくれた時があったため、そこを狙ってサボティナで弱体化させ、一気にブレイクさせて倒しきてしまった。その能力は、大変貴重な「エリアバリア」(範囲攻撃の味方へのダメージを2/3)をLv.1で持つ唯一のディフェンダーである。HPも高く、実は「物理&魔法:半減」というタイプ耐性を持っているため、実質的には最強ディフェンダーと言っても過言では無いだろう。また、「エリアバリア」は継承可能であるため、今までのディフェンダーに磨きを掛ける要員としても活躍してくれるのだ。
 ――また、今回からフラグメントスキル:「バトルマニア」によって「強敵遭遇率UP」のアビリティを使うことができるようになったため、それを使ってレア系のモンスターたちとも戦ってみる。この強敵遭遇率UPは1.5倍とか2倍とかそういうショボい数値ではなくむしろ鬱陶しいくらいにレアモンスターが出てくるため、今までよりも遙かに出現率の低い奴らを捕まえやすくなるのだ。ということで、まずはネオ・ボーダムAF003に出現するHLR/「アンテサンサン」を捕まえてみた。コイツ、最初にモンスターをクリスタル化できるようになってすぐに来たときには全く仲間にできず、その後も消費アイテムを稼ぐためにちょくちょく戻ってきていたのだが、それでも仲間にすることができなかった。しかもやっと仲間に出来たところで、イベントで手に入る「ケット・シー」に毛も生えないようなステータスである。このゲームの最初にして、最強クラスの地雷だわ・・・。

 またこの時期、某所から嬉しい知らせが入ってきて、それによると「クリスタリウム封印・モンスターのみ成長プレイ」でラスボスを倒した人が現れたという。まあ、内容としては、最強クラスのATKであるキチューを育ててゴリ押しというものだったのであるが、注目すべきは「仲間戦闘不能で強化」が役に立ったという発言であった。それにより、ラスボス最終形態に対してキチューが8万ものダメージを叩きだしたという。
 ・・・ふむ。確かに前作でも、「仲間戦闘不能で強化」は、戦闘不能キャラクター1人ごとに攻撃力が+110%されるという極めて強力なものであった。そして、今作のクリスタリウム封印プレイでは、最も火力の高いメンバーが「仲間モンスター」であるため、「人間キャラクターをわざと戦闘不能にして仲間モンスターの攻撃力を2.1倍に高める」という戦法は非常に有用であろう。今作では、人間キャラクター2人が戦闘不能状態になってしまうとゲームオーバーであるため、戦闘不能者2人ぶん仲間モンスターの攻撃力を高めることはできないし、1人が欠けるだけでも大幅に全滅のリスクは増すが、それでも狙っていく価値はあると考えられる。
 ――というわけで、そんな新情報もあり、また新しい仲間モンスターで戦力も強化できたということで、俺は再びラスボス戦へと挑んでみたのである。行けるにしても行けないにしても、とりあえずもう一度挑んでみる価値はあるだろう。それでできなかったら、俺にはそこまでということで、キャラクターを成長させるなり何なりすれば良い。それもまた一興である。よし、カイアスを追いましょうっ!!



 ということで、再びラスボス戦その1:「バハムート・カオス」戦へと挑んでいく。
 この戦闘の最大のポイントは、やはり何と言っても全滅確定の「メガフレア」である。相手は「地上モード」と「飛行モード」を組み合わせながら攻撃をしてくるが、「メガフレア」は条件を満たした後の飛行モードで2回に1回のルーチン行動として必ず使用してくるようだ。そのため、「メガフレアが来ないことに賭ける」という戦法は通用しないことになる。
 ・・・一応、その他の攻撃も即死クラスと言うかプロテス・シェル&DEFで受けなければ一発終了なのだが、そこは今まで通りの精密操作を行えば良いというだけなので、特に言及することは無い。常にHP最大を保つことを意識し、さらに「インフェルノ」が来た場合にはその次のターンは攻撃せず回復に専念していれば、死ぬことは無い。その辺は、まあ慣れと操作精度の問題である。

 さて、上で書いたように、今回俺は「仲間戦闘不能で強化」を活かしてみようということに決めた。具体的には、「銀チョコボ」のシンクロ技を使うのである。というのも、銀チョコボはDEFであるが「仲間戦闘不能で強化」のアビリティを持っており、俺は(;^o^)「こんなん何に使うんだよ・・・」と思っていたが、要するにこれはシンクロ技で攻撃しろということであろう。銀チョコボのシンクロ技:「クエーーーッ!」は、ATKの金チョコボのシンクロ技にも匹敵する大ダメージを与えることができ、それを更に「仲間戦闘不能で強化」で2倍3倍にダメージを増やせるとなれば、一撃必殺の技にも成り得るのだ。
 そして、俺が「いつ」銀チョコボのシンクロ技で攻撃しようかと思ったかというと、それはもちろんメガフレアで人間キャラクターが2人とも倒れた瞬間である。そこはもちろん「リレイズ」を使って復活するのだが、戦闘不能になった瞬間のみは2人ぶんの「仲間戦闘不能で強化」が計上され、銀チョコボの攻撃力が3.2倍にまで上がってくれる。タイミングは難しいが、これこそが最良の策というものであろう。
 ・・・ただ、結論から言うと、この戦法は失敗してしまった。その理由は、攻撃が届かないからである。というのも、「メガフレア」を放つ際にはバハムート・カオスは飛行モードで大きくキャラクターから離れており、その状況で「クエーーーッ!」を放っても、何故か4発中1発しか当たってくれない。ちなみに音波の減衰は距離の2乗である。どうでもいい・・・。だが、さすがに頼みの綱が4発中1発しか当たらないようでは、勝つことができないというものだ。苦し紛れに、その後のモードで1人を戦闘不能にしてシンクロ技を放ってみたりもしてみたが、やはり状況を打破することはできず、リレイズの無い2回目の「メガフレア」で全滅してしまった。ふう・・・。

 だが、その過程で一つ分かったこともあって、というのもそれは「バハムート・カオスはHP80%以下からメガフレアを使用するようになる」ということである。もっと詳しく言うと、それはどうやら「地上モードでの攻撃を入力しようとした時にHPが80%以下だと、その攻撃を取りやめて飛行モードにモードチェンジし、次の行動で『メガフレア』を放つ」という感じらしい。
 ・・・となると、当然の考えとして、「地上モードでHP80%ギリギリまでチェーンボーナスを伸ばす&弱体化を入れて、その後に相手が飛行モードになったら一気に攻撃を仕掛け、『メガフレア』へのモードチェンジを遅らせながら攻撃回数を増やしていく」という流れが見えてくる。もちろん、俺がプレイした当時にはアルティマニアなどという書物は無かった。まあ、仮にアルティマニア発売後だったとしても、そこには「HPが残り80%以下になったときに、飛行形態で『メガフレア』を使う」というテキトーすぎる記述しか無いのであるが・・・。
 ――というわけで、その相手の行動パターンを活かした戦略は、次の通りである!

戦闘メンバー
ノエル
・フツノミタマ(フラグメント数:137/Ver.1.00)
・マジシャンサイン軽式 / グリモアハット

HP404 / 物理攻撃159 / 魔法攻撃160
・ポーション回復量2倍
初期レベル
セラ
・タケカミヅチ(フラグメント数:137/Ver.1.00)
・アイアンバングル軽式 / マジシャンサイン軽式

HP415 / 物理攻撃153 / 魔法攻撃160
初期レベル
モンスター
JAM/サモヴィーラ Lv.1 HP1204 物理39 魔法146
BLA/ブッカブーエース Lv.1 HP1653 物理107 魔法203
HLR/サボテニョリータ Lv.1 HP789 物理119 魔法89
平均レベル:1
合計の平均レベル:初期レベル
パラダイム(ノエル+セラ+モンスター)

1

BLA+BLA+JAM

2

BLA+BLA+BLA

3

DEF+DEF+JAM

4

DEF+DEF+BLA

5

ATK+ATK+BLA

6

ATK+ATK+HLR


最終章:新都アカデミア
「バハムート・カオス」戦

`∀´< せめて新技くらい追加してよ・・・


 詳しい戦法に触れる前に、まずはバハムート・カオスのスペックについて書いておこう。HPは79930で、チェーン耐性は60でブレイク値は無し「デプロテ」「デシェル」「スロウ」「ウィーク」が有効であり、各種耐性は「全属性半減」「物理&魔法:半減」である。ブレイク値が「無し」というのは、つまり「この敵はブレイクさせることができない」ということである。まあそうでなくともこのゲームにはブレイクできない敵が多すぎるが・・・。弱体化は、「スロウ」には期待してしまうが非常に耐性が高いので実質的には不可能、また「ウィーク」の効果は半減→標準でチェーンボーナスを伸ばしやすくすることになる(=エン○○○系は無意味)。さらに、相手はタイプ耐性として「物理&魔法:半減」を持っている。結果として、ラッシュを仕掛けるような戦法は難しく、少しずつダメージを蓄積させていくことが求められるモンスターであろう。
 ・・・ただしもちろん、このプレイでは「メガフレア」を喰らうと全滅なので、チンタラ戦っている時間は無い。そのため、やはりチェーンボーナスを相手のHP80%ギリギリまで増やしていき、そこからタイミングを計って80%を超え、「メガフレア」までの時間を可能な限り伸ばしながら攻撃していくしかない。もちろん、その過程で「リレイズ」も使い、2回目の「メガフレア」によるタイムリミットまで攻撃を仕掛けていくのだ。

 具体的には、開幕はD「ATK+ATK+BLA」で行い、「ライブラスコープ」を使ったうえでブッカブーエースの「キアイをいれろ!」を放つ。今回、プロテス+シェルが無ければあらゆる攻撃で瞬殺されるため、絶対に開幕で掛けておかなければならない。その後は、全ての攻撃をDEFで受けてダメージは即座にポーションで回復しながら、@「BLA+BLA+JAM」、A「BLA+BLA+BLA」、B「DEF+DEF+JAM」を使い分けて、相手のチェーンボーナスを伸ばしていく。繰り返すが、「インフェルノ」の後は素早く次の攻撃が飛んでくるため、DEFのままHPを回復して備えるようにしなければならない。まあこれも、数回やれば慣れるであろう。
 ・・・さて、敵の最初の行動ルーチンは「『通常攻撃』*1〜2→『インフェルノ』→『通常攻撃』」の地上モードと、「デストロイブレス」「スプレッドパルサー」のどちらか1つを交互に使う飛行モードがあり、その2つのモードを「地上モード→飛行モード」と順番に変化させながら繰り返してくる。そしてHPが80%を切ると、地上モードで攻撃を入力する代わりにモードチェンジを行い、次の行動で「メガフレア」を使用するのだ。
 ――では、実際にどう戦うのかというと、まず何も考えずにチェーンボーナスを増やしていくと、3ルーチン目の頭あたりで地上モードを中断して「メガフレア」を使われて攻撃機会を失うため、基本的にはそこを粘って、4ルーチン目で「メガフレア」を使わせるべきだろう。ということで、1ルーチン目は普通に戦い、2ルーチン目の地上モードの最後あたりで敵のHPを確認する。この時、だいたいHPが70000ちょいくらい有れば、あとはB「DEF+DEF+JAM」でひたすら粘り始める。チェーンボーナスは250.0%くらいあれば十分である。(;・∀・)「えっ!?80%って言ったら63944だけど、70000からもう粘り始めるの?もうちょっと減らして良いんじゃ・・・」と言いたいところであるが、実戦ではHPを削りきれなくて時間切れで負けるよりも、調子に乗ってHPを削りすぎて死亡するほうが遙かに多いので、これで良いのである。

 そんな感じで3ルーチンの最後まで粘り、HP80%ギリギリで相手を「メガフレアを使わない飛行モード」に変化させることができたら、そこからはいくら攻撃してもタイムリミットは変わらないため、D「ATK+ATK+BLA」を中心に攻撃を仕掛けていく。もちろん、相手の攻撃を棒立ちで受けると死ぬことには変わりないため、その時はC「DEF+DEF+BLA」で守りを固めながら、ひたすら攻撃を加えていく。
 ・・・そんなこんなで戦っていくと、4ルーチン目の地上モードで、相手は一度も攻撃をせず、すぐに「メガフレア」を使用するためのモードチェンジに入る。こうなると、次の行動で必ず「メガフレア」が飛んできて全滅してしまうので、その前にE「ATK+ATK+HLR」を使い、サボテニョリータのシンクロ技で「リレイズ」を掛けておく。そうやって、相手の「メガフレア」を受け流すのだ。
 ――さて、「リレイズ」で蘇生したあとのHPはごく僅かであり、相手はすぐさま地上モードへのモードチェンジで攻撃を再開してくるため、すぐに「エリクサー」で全回復して状況を立て直さなければならないのだが・・・実際には、言葉では上手く説明できないのだが、このゲームではリレイズ後の動作が意味不明となっており、入力したはずのコマンドが適用されなかったり、そもそもコマンド自体が入力できなかったりすることがある。それを防ぐには、「エリクサー」を使うタイミングはもちろん、リーダーチェンジやコマンドキャンセルやパラダイム変更などを臨機応変に組み合わせていくしかない。これはもう、そういう仕様と割り切っていくしかないのである。正直、この「リレイズ」という前作に無い新システム、あまり練り込まずにバトルシステムに導入したという臭いがプンプンするぜ・・・。

 というわけで「メガフレア」を乗り切れたら、すぐさまC「DEF+DEF+BLA」に変え、再び「キアイをいれろ!」で補助ステータスを掛け直す。次の地上モードは、「『エアリアルレイブ』→『ヘビーストライク』」「イグニス」のどちらかを使ってくるのだが、前者は一発全滅の可能性が高く、後者も非常に被害が大きいため、タイミング良く「ポーション」を使って対抗していく。もちろんそれでも全滅することがあるため、要するに運である。
 そこまで乗り切れば、続いて相手は飛行モードに入り、全体攻撃を3回行ってくるが、これは普通にDEFを使えば耐えられる。ということで、そのタイミングで一斉攻撃を仕掛けていけば、次の「メガフレア」が来る前どころか、次の地上モードすら来る前に撃破することができるのだ。うーむ、やはり最後に重要なのは戦略であった。相手のモードチェンジの法則を読んでギリギリまで粘れば、ちゃんと勝てる相手だったんだね。

 ということで、無事に何の制限も解除することなく、「バハムート・カオス」を撃破することに成功した。
 ・・・ちなみに、後述するようにラスボス戦は何度も何度も戦う必要があるのだが、掲載している動画は最初に倒した時のものであるため、後から動画に収録していない反省点というのも見えてくる。この戦いで言えば、まずはVer.1.00の場合は「フェイス」時の攻撃力がフラグメント武器よりも一般の武器のほうが高くなるため、そちらを使ったほうがよりダメージを伸ばしやすくなる。また、タイムリミットまでの時間には余裕があるので、下手に「マジシャンサイン軽式」で火力を高めるよりも、「アイアンバングル軽式」でHPを伸ばしていったほうが戦いやすくなるであろう。
 ・・・他にも、俺は試さなかったが、最初の「メガフレア」前にもそこそこまでHPを減らせるため、サボテニョリータの代わりに攻撃役を入れて、そしてシンクロ技を使用するという手も存在する。その他、Ver.1.01仕様のフラグメント武器を使ったりすれば、もっと楽に勝つこともできるだろう。まあ、その辺りは改良の余地があるので、いろいろと後世の人々に試していただきたいところである・・・。


動画




 というわけで、ラスボス第1戦の「バハムート・カオス」を突破することに成功した。次は、第2戦の「カイアス(甲板上)」戦である。明らかな蛇足である。
 ・・・というのも、ご存じの通り、今回のラスボス戦では第2戦だけではなく第3戦でもカイアスと戦うことになるが、そのどちらも「激しい連続攻撃を使う」「HPを回復する」など似たような特性を持っている。しかも、2回の戦闘の途中で姿が変わるというわけでもなく、どちらも人間形態である。つまるところ水増しとしか言いようがない。その中でどう考えても比重が大きいのは第3戦のほうだから、そちらのみを収録して、この第2戦をカットしても良かったのではないか。ラスボスが3連戦でも特にボリューム不足ということは無いし、イベントの流れが変になることも無いだろう。せっかく「カイアス戦」自体は、前作の大ボスクラスにも匹敵する面白いバトルになっているのに、それをストーリー中で5回、真エンディングを目指すのならば10回以上というのは、明らかにやり過ぎである。ちょっと数字を変えれば、それで誰かが喜ぶとでも思ったのだろうか?

 さて、この「カイアス(甲板上)」戦の特徴は、相手は必ずHP70%で「チェーンカット」を使うということである。この「チェーンカット」は、ご存じの通り「ブレイク中であってもチェーンボーナスを100.0%に戻す」という強力無比な効果を持っており、その後には必ず「心身活性化」を使って自身を「ヘイスト+ブレイブ+フェイス+リジェネ(デスペル無効)」状態にしてしまう。さらに、その次の行動は攻撃範囲の広い「インフェルノ」から始まり、それは人間キャラクターではどうやっても耐えることができず、また狭い甲板上ではパーティが距離を取ることも至難の業であるため、「使われてしまったら全滅」と考えたほうが良いのである。
 ・・・というわけで、まあいろいろと手はあるだろうが、一番良いのは「HP70%の射程から『チェーンカット』を使わせずに一撃必殺する」という方法だろう。そのために用いるのが、DEF/「銀チョコボ」と、上のほうで書いた「仲間戦闘不能で強化」である。というのも、銀チョコボは最初からこのアビリティを持っており、それを用いたシンクロ技:「クエーーーッ!」は、全モンスター中でも最大級の威力を誇るからだ。

 では、カイアス(甲板上)のスペックを紹介していく・・・前に。この記事を書いている時点では、既に攻略本の「アルティマニア」が発売している(プレイ当時は発売していなかった)のだが、なんとそのモンスターデーターでは、ラスボス第2戦のカイアスと第3戦のカイアスが1つのモンスターとしてまとめられてしまっているのである。そのせいで、ただでさえゴチャゴチャしているカイアスの行動パターンが、異常なまでに見づらくなっている。ハッキリ言って頭おかしい。ラスボス戦と言えば、ゲーム中で最も重要なバトルである。それを、1つの記事としてまとめるなど、常識を欠いた行為と言わざるを得ない。ゲームが糞なら攻略本も糞なのか・・・。
 ――さて、この「カイアス(甲板上)」のHPは38830、チェーン耐性50&ブレイク値300.0%「デプロテ」「デシェル」「スロウ」「バイオ」「ウィーク」「カーズ」が有効で、タイプ耐性は「物理&魔法:半減」と、まあ今まで通りの感じである。また、今回のみの特性として、相手には「挑発」状態を発生させることができず、また直前のイベントシーンで示されているように、主にセラを狙いやすい傾向がある。
 そして、相手が「チェーンカット」を使う“HP70%”とは、HP27181のことである。JAMのブラッドダメージも入れて、まあ27000がラインと考えれば良いだろう。半減されてそれだけ一気に削れるかはかなり疑問符が付くが・・・今回は「仲間戦闘不能で強化」を使うのはもちろん、他の手段も用いて徹底的に火力を高めていくため、際どいところであるが一撃必殺をすることができるのだ。では、そのための手段は次の通りである!


戦闘メンバー
セラ
・トロールスパーク
・アイアンバングル軽式 / グリモアハット

HP415 / 物理攻撃63 / 魔法攻撃84
・チェーンボーナスLv.3
・ポーション回復量2倍
初期レベル
ノエル
・シェルブレイカー
・アイアンバングル軽式 / アイアンバングル軽式

HP468 / 物理攻撃88 / 魔法攻撃65
・チェーンボーナスLv.3
初期レベル
モンスター
JAM/サモヴィーラ Lv.1 HP1204 物理39 魔法146
BLA/ヒューズ Lv.1 HP997 物理41 魔法191
DEF/銀チョコボ Lv.1 HP2803 物理213 魔法262
平均レベル:1
合計の平均レベル:初期レベル
パラダイム(セラ+ノエル+モンスター)

1

ATK+BLA+JAM

2

BLA+BLA+JAM

3

BLA+BLA+BLA

4

BLA+BLA+BLA

5

BLA+BLA+DEF

6

ATK+ATK+BLA


最終章:新都アカデミア
「カイアス(甲板上)」戦


  _、_
( ,_ノ` )
< カイアスを追いましょう!


 まず、今回のセラとノエルが使う武器は、「チェーンボーナスLv.3」の武器である。これを使うと、チェーンボーナスを増やしやすくなるのはもちろん、攻撃力もそれほど高くないため、ほど良い感じにHP70%ラインまでチェーンボーナスを伸ばしていける。入手は、死にゆく世界でひたすら「ウドー」を狩って「ミュータントエキス」を集めておけばOKである。正直キツいが、言ってはいけない。
 ・・・さて、具体的な戦い方としては、まずは@「ATK+BLA+JAM」で始め、「ライブラスコープ」を使った後に、すぐA「BLA+BLA+JAM」に変える。今回のカイアスには「挑発」を決めることができず、そして開幕のカイアスは必ずセラから攻撃してくるため、とりあえずセラは諦めて、さっさと殺された後にノエルが蘇生させることにするのだ。
 ――続いて、カイアスは「ノエル」か「仲間モンスター」のどちらかをランダムで狙ってくるのだが、この時にノエルが狙われたらリセットである。というのも、人間キャラクターが次々と狙われて戦闘不能になるようでは、とてもじゃないがチェーンボーナスを増やすための時間が足りないからである。逆に、モンスターなら多少はHPに余裕があるため、「ポーション」を連打すれば相手の攻撃に耐えることができるのだ。全ては、セラを倒した後のカイアスがどちらかを向くかに掛かっている。確率は五分五分と言ったところか・・・。ま、これくらいの運ゲーは、やり込みプレイにはよくあることだな。

 さて、その後の展開としては、A「BLA+BLA+JAM」とBC「BLA+BLA+BLA」を使い、ひたすら相手のチェーンボーナスを伸ばしていく。この時、基本的にはサモヴィーラのJAMを使っていくのだが、カイアスに打ち上げられた時だけは「BLA+BLA+BLA」でダウンプアに変えていく。というのも、打ち上げられた際にモンスター変更を含むパラダイムシフトを行うと、その打ち上げをキャンセルすることができるのだ。
 敵の行動パターンは、最初にセラが倒された後は、2〜3ラッシュほど攻撃し、その後にセラをターゲットにして「『バハムートアイズ』→打ち上げ攻撃→『スプレッドパルサー』」を使い、そして長い待機時間を取るという感じになっている。よって、自然な流れとしては、その攻撃でセラを戦闘不能にして「仲間戦闘不能で強化」を発動し、徹底的に味方を強化したうえで、一撃必殺を狙うべきだろう。
 ・・・ただし、順当に攻撃していくと、どうしても「『バハムートアイズ』→打ち上げ攻撃→『スプレッドパルサー』」の流れの最中に敵をブレイクさせてしまうことが多い。カイアスは、ブレイクすると連続攻撃を中断してしまうため、セラを上手く戦闘不能状態にすることができず、最後の銀チョコボで相手のHPを削りきることはできなくなってしまう。その前にブレイクさせるか、その後か。非常に難しいタイミング勝負となるのだ。

 そんな感じで、上手くカイアスをブレイクさせつつセラを戦闘不能状態にできたら、後は「サモヴィーラのシンクロ技で相手にウィーク+スロウ」「ダウンプアのシンクロ技で味方にエンブリザ+フェイス」と行動し、最後にD「ATK+BLA+DEF」に変えて、カイアスのHPを「チェーンカット」を使われない70%ギリギリまで削ってから、銀チョコボの「クエーーーッ!」で攻撃である。全ての準備が整っていれば、概ね25000程度のダメージを与えられるため、相手を瀕死にまで持って行くことができるのだ。もし足りずに「チェーンカット」を使われてしまった場合にも、諦めずにE「ATK+ATK+BLA」で攻撃して押し切ってしまおう。
 ・・・とまあ、勝ちパターンはハッキリとしている戦闘なのだが、相手のHPを削りきることが非常にシビアであり、また運要素も意外と多いため、この作戦を忠実に実行するのはかなり難しいと言える。しかも、1回倒すだけならまだしも、この後に何回も戦わなければならないことを考えると、正直言って適当に殴って適当に勝ったら終わりというふうにしたほうが遙かに良い気がする・・・。

 なお、今回の反省点として、もし「継承」を使ってOKの場合、サモヴィーラが「デシェル(“改”じゃないほうね)「バイオ」を覚えていれば大幅に弱体化のペースが上がるため、その場合は適当にブレイクさせて適当に殴ったほうが明らかに楽となる。「チェーンカット」を使われた後も、チェーンボーナス武器ではなく火力重視の装備を行っていけば、普通に押し切ることができるだろう。また、各種パラダイムも、そんな感じで適当に変えたほうが明らかに勝率が高くなってしまう。まったく、俺の苦労とは何だったのか・・・。


動画




 そんなこんなで、無事に「カイアス(蛇足)」戦も突破し、ラスボス4連戦の第2戦までをクリアすることに成功した。
 ・・・が、皆さんご存じの通り、ラスボス戦はここからが本番なのである。通常プレイでラスボスに苦戦したという人も、第1戦・第2戦は軽く飛ばして、この後の第3戦・第4戦で苦労したという人が大半であろう。そういうボスたちと、俺はクリスタリウム封印で戦わなければならないのである。うーん、この前哨戦だけでも相当苦戦させられたのに、ここから先の戦いはどうなるのだろうか・・・?

 

(2012年2月7日)

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