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クリスタリウムなしクリアー2 プレイ日誌
【第7話 ゼノビア=クソ】
ついにこの時が来てしまった。次のステージは、第4章:「新都アカデミアAF400」である。
・・・やれ、ここまで読んできた読者の皆さまからしてみると、(*・∀・)「何だ、初回プレイ時の感想で『クソ』とか言ってたけど、意外と楽しめてるじゃん。良ゲーなんじゃね?w」などと思ってしまうかもしれない。だが、このゲームは第4章から凄まじいまでに崩壊するのである。ストーリー・バトル・ステージ構成など、その全てが一気に信じられないほどクソ化するのだ。
――ということで、この「新都アカデミア」は、本来なら「弱い。つまらん。終わり」で締められるパートなのであるが、それでは文字数が稼げないので、せっかくだから「何が駄目なのか」ということについて具体的に触れながら、じっくりと書いていくことにしよう。ちなみに、縛りプレイなら面白くなるんじゃないかと考える方もいらっしゃるだろうが、残念ながら縛りプレイでもつまらないものはつまらないのである。
さて、前回までのプレイ日誌で「第3章」のA・B両方をクリアしたということで、ここからは「カジノ」が使えるようになる。ただし、カジノは不快感すら覚えるほどつまらないうえに全く儲からず、しかもこの時点ではロクな商品も存在しないため、プレイする意味も理由も全く無い。スロットもチョコボレースも驚くほどにつまらない。どうしてこんな不必要でしかない物をFF13の世界に導入しようと思ったのか・・・。
・・・しかし、ここでやり込み的に重要となるのが、正面左の建物の人から貰えるフラグメントスキル:「モーグリキャッチャー」である。というのも、このスキルをONにすると、これまで見つけられなかったアイテムを入手できるようになり、ある特定の空間にモーグリを投げつけると、それ限定の強力な仲間モンスターが手に入るのである。特に、ATK/「キチュー」などは、最強の一角として名高い。そんな強力モンスターたちを、クリスタリウム封印プレイにおいても、何の苦労もすることなく入手できるのである。これはもう、使うしかないというものだ。
――ということで、各地を周り、色々な空間にモーグリを投げつけ、そして特殊なモンスターたちを仲間にしてきたのである。しっかし、コレまったくのノーヒントなのに、よく最初の人は見つけられたな・・・。
◆「モーグリキャッチャー」で仲間にしたモンスター(第3章終了直後) | ||||
名前 | ロール | パラメーター | 評 | コメント |
サボティナ | HLR | HP715 / 物理105 / 魔法79 | ◎ | ただのヒーラーだが、シンクロ技は複数の敵に「ペイン+フォーグ+ウィーク+カーズ」の効果。 特に「ペイン」「フォーグ」の効きは抜群に良く、耐性持ちではない大半の敵に1発で効果が出る。 勝てそうにない敵と出会ったら、こいつのシンクロ技を試してみよう。 ちなみに、ジャボテンダー撃破後?の大平原に出る「サポテンダー」のシンクロ技の効果も、コイツと同じ。 |
キチュー | ATK | HP711 / 物理156 / 魔法104 | ○ | 言わずと知れた最強アタッカー。 成長させずとも攻撃力が高く、十分に使っていける。 シンクロ技:「メテオごっこ」も強力。 |
ランダ | JAM | HP890 / 物理61 / 魔法82 | △ | 「ブラッド」。空気。 |
ピコチュー | ENH | HP576 / 物理112 / 魔法116 | △ | 「ブレイブ」「フェイス」。 可愛いので雑魚戦では使ってあげよう。 |
レヤック | ENH | HP960 / 物理59 / 魔法80 | △ | 「プロテス」。すいませんこれで何すんの(´・ω・`) |
この中で、俺が密かに注目したのが、HLR/「サボティナ」である。このプレイではHP回復は主に「ポーション」で行うため、HLRは空気ロールとされてきた。しかし、この「サボティナ」のシンクロ技は広い範囲の敵に「ペイン+フォーグ+ウィーク+カーズ」という強力な効果を持っており、しかも「ペイン」と「フォーグ」は耐性持ちではないほとんどの敵に1発で効くため、凄まじく強力な技となっているのだ。どれくらい良く効くのかというと、ベヒーモス零式とかにも普通に効く。嘘のような本当の話である。それだけに、効果自体の持続時間は30秒ほどであるが・・・それだけ相手の行動を封じられれば十分というものであろう。
――まあ、あえて問題点を言うとすれば、それは俺がこのモンスターの強力さに気付いたのはラストダンジョン最深部だったということである。これだけ強いのだから、使っていれば間違いなく今までの戦闘も楽になっていただろうし、今まで倒せなかったボム系などのモンスターも仲間にできていたはずだ。うーむ、見落としというのは怖いものである・・・。今後への期待を込めて「評価:◎」で。
他にも、ATK/「キチュー」は、皆さんご存じの最強アタッカーであり、凄まじいモーション速度で高威力の打撃攻撃を連発してくれる。そして、Lv.1の時点でも十分に高いパラメーターを持っているため、今回プレイでも物理最強アタッカーとして起用していくことができるのだ。物理攻撃をしたいときには、キチューさんを召喚である。シンクロ技の「メテオごっこ」も、ダメージが高く、トドメ用として使っていけるだろう。
とまあそんな感じで、仲間を増やして次の街:「アカデミアAF400」へと向かう。前述の通り、この第4章から一気にゲーム全体が崩壊していくのだが、その中でもこの「アカデミアAF400」の糞さはぶっちぎりとなっている。100人がプレイしたら、100人全員がつまらないと感じるであろう。それくらいの、有り得ないほどの糞ステージなのだ。このステージ構成を行ったスタッフには、ゲームを作るセンスが全くと言って良いほど無いので、今すぐに職を退いてもらいたい。また、FF史上最強クラスの美麗グラフィックを作ったのに、こんな糞ステージに使われてしまったグラフィック担当のスタッフは、もっと怒っていい。
では、そこまで俺が断言するほど、いったい何が糞なのかと言うと・・・まず、このステージの設定としては、「街を管理する人工ファルシが暴走し、人々がシ骸になって襲いかかってくる」という感じになっている。と、そういう設定上、このマップでは次々とシ骸モンスターが沸いてきて、そして強制的に戦闘に入ってしまうのだ。さあ、問題はここからである。このゲームでは、敵のシンボルが登場してから一定時間内に敵と接触するか、または追跡範囲外にまで出ることで戦闘を回避できるのだが、このマップでは敵は延々と追いかけてくるため一切戦闘を回避することができない。しかも、エンカウント率が鬼のように高く、ちょっと歩くだけで再び戦闘に入ってしまう。高低差のある場所に敵が出て、訳の分からないうちに戦闘に入ってしまうことなどザラである。さらに、マップ自体も迷路のように入り組んでいるため、「道を間違える→戻ろうとした瞬間に敵とエンカウント」という過程が何度と無く繰り返され、非常に強いストレスを感じさせられてしまうのだ。
――さて、その肝心の敵も調整ミスとしか思えないほどに弱く、「ATK+BLA+BLA」の○連打などで簡単に倒せてしまうため、戦闘自体の面白みは全く存在しない。そして、敵のシ骸は合計で3種類出現するのだが、その大半を占める「グール」という敵はCPを1しかくれないため、もはや戦うこと自体に何の意味も無くなってしまう。そんなゴミのようなステージを、1時間以上も延々と進めなくてはならないのだ。
というわけで、もう「どうしてこうなった」と言わざるを得ないほど、この「アカデミアAF400」は酷いステージとなっている。ちなみに、通常プレイで敵が弱いのはもちろんであるが、このクリスタリウム封印プレイでも普通に弱い。「グール」はキチューを使った「BLA+BLA+ATK」で終わるし、その他のちょっと固い方々も、DEFで守りながらBLAを中心に攻めていけば簡単に倒れてくれる。
・・・ハッキリ言って、つまらなすぎるのである。敵が弱くて糞なのはもちろんであるが、構成自体も最低最悪クラスで、もはや全くプレイヤーを楽しませようという意図を感じられない。普通にプレイしてつまらないものは制限プレイでもつまらない。どうしてこんな美麗なマップをこんな最低なステージにしたのか、制作スタッフを問い詰めたいほどである。それくらい、あまりにも程度が低すぎるのだ。
――そんなわけで、2回目プレイとなる今回は、ひたすら我慢をしながら進めていく。今回の条件下でも、苦戦するような敵は一切出現しない。アルカキルティ大平原で戦った雑魚敵のほうが普通に強い。そしてボス戦の前には、ちょっと固い「コキュートス」が出現するが、コイツも対して強くないため、適当に弱体化&ブレイクして終わらせる。ハッキリ言って前作ならコレが普通に登場する雑魚敵のレベルだろう。
まったく。一部の人から「前作は敵が固すぎた」などという意見が寄せられて、それで今回は「雑魚は雑魚らしく」などと「改善」を行ったようだが・・・その結果が、この○連打だけで終わる全く面白くない雑魚戦である。しかも、HPが減った代わりに雑魚戦の回数自体は著しく増えているため、結果として戦闘のストレスは減るどころか、むしろものすごい勢いで増加してしまったのだ。
・・・では、この「アカデミアAF400」だけが酷い出来なのかと言うと、そうでもなく、何度も書いた通り4章以降のステージはだいたい崩壊しているのである。理由は全く不明であるが、とにかく第3章までと第4章からでは、別のゲームと言っても良いほどクオリティが違う。俺の初回プレイでも、3章終了までは(*^o^)「おおっ、これ良ゲーじゃん!」と思っていたが、4章以降で一気に評価が落ちてしまったのである。
――というわけで、この後に攻略する「アガスティアタワー」などでも問題点はてんこ盛りとなっているのであるが・・・さすがに、そこまで書くとプレイ日誌の範囲を逸脱してしまうため、また次回以降の該当プレイ日誌で触れることにしよう。いやあ、最初の条件に「13-2の悪口は書かない」とか書いといたけど、これはさすがに駄目だよ。このステージを肯定的に捉えることは無理。不可能。許されない。
そんなこんなで、苦痛しか存在しなかった「新都アカデミアAF400」の最深部にて、ボス:「ゼノビア」戦である。そしてもう分かる通り、コイツもゲーム中最低クラスの糞ボスなのだ。
・・・というのも、「ゼノビア」は前作のミッションモードで登場する「死将」という強力なシ骸の1体なのであるが、FF13では出現時のイベントシーンでトンベリに倒されてしまい、ゲーム内では戦うことはできなかった。それだけに、ゼノビアが13-2に登場すると聞いたとき、俺はとても嬉しく思えた。しかも、トレイラムービーで出てくるような重要な場面での戦闘である。もう、否が応でも期待してしまうというものだ。
――が、実際に戦ってみると、もう話にならならなかった。弱すぎる。弱いだけならまだしも、「このボスならではの特徴」というものがまるで無く、戦っていて何の面白みも感じられない。ハッキリ言って、ただHPが高いだけのゴミである。こんなゲーム性が皆無のボスを、どうして登場させようと思ったのだ。あまりにもセンスが無さすぎる。こんなのしか出せないのなら、ゲーム制作なんてやめちまえ。
では、実際に何が弱いのかを説明していこう。まず、ゼノビアはバトル開始時に「親衛陣」という技を使って「ウァバラトゥス」という触手を3本召喚し、そして自らは全ての攻撃から身を守ってしまう。ということで、まずはこの触手から倒さなければならないのだが、ウァバラトゥスは全属性が弱点のうえにチェーン耐性50&ブレイク値130.0%と異様に柔らかく、しかもHPが9184しか無いため、適当に「ATK+BLA+BLA」で攻撃するだけで簡単に死んでしまう。弱体化も強化も必要無い。本当に、適当に攻撃するだけで終わってくれるのだ。
さて、触手を全て倒すと、次はゼノビア本体と戦うことになる。HPは209920、チェーン耐性は50、ブレイク値は300.0%。ステータス効果はデプロテ・デシェル・スロウ・バイオ・ウィーク・カーズと主要なものが全て効いてしまう。属性耐性は全て「標準」で、タイプ耐性は物理のみが「半減」となっている。まずこの時点で異様に弱いと言わざるを得ない。ボスなのに簡単にブレイクできて、しかもステータス異常も「バイオ」を含めたほとんど全てが簡単に入り、「ウィーク」を使えば全属性が弱点となってしまう。しかもHPはたったの20万である。前作のバランスならば、この3倍くらいは軽く有ってもおかしくないはずだ。
・・・ちなみにゼノビアは、本体のHPが一定値まで減少すると再び「親衛陣」を使って触手を復活させるが、それも単なる制作スタッフの時間稼ぎに過ぎない。そのたびに、触手を潰す作業が増えるだけである。
では、敵の攻撃面で言うと、まずは触手モードでは、ゼノビア本体は行動をせず、それぞれの触手が別々に攻撃を行ってくる。この触手、どうやら「@攻撃を行う個体」「Aステータス魔法を使用する個体」「B回復魔法を使用する個体」の3種類がランダムで出現するようである。まあ、さすがに「@攻撃を行う個体」が何体も出てきた場合は少し厳しいが、それでも全体攻撃で受けるダメージは150〜200程度であるため、ちゃんと回復していれば死ぬ要素は無い。あまりにも酷い場合はリスタートをしてやり直せば良いだけである。
そして触手を倒した後の、ゼノビア本体の攻撃パターンは・・・なんと、200ダメージ程度の通常攻撃を繰り返すだけである。たったの200!普通にキャラクターを育成していれば、この時点で2000くらいHPはあるはずなのだが。おかしいだろ。中盤から後半にさしかかろうという場面でのボスの攻撃が、初期HPの棒立ちで簡単に耐えられるとか。
――なお、相手は一応「攻性変異」という大技を持っており、触手を倒せないまま長い時間が経過すると使ってくるらしい。しかし、それにしたってDEFを使えば楽に耐えられるし、モーションがやたらと長い連続攻撃なので「ポーション」で簡単にダメージを打ち消せてしまうだろう。というか、そもそも俺のプレイでは1回も使われなかった。こいつ弱すぎるんだよ。話にならねーんだよ。
ということで、通常プレイではガッカリしてしまうほどに弱くてつまらない「ゼノビア」なのであるが、もちろんクリスタリウム封印プレイにおいても弱い。こいつは、どうやらストーリーの見せ場に登場する「大ボス」のようだが、ハッキリ言って攻略要素とか無い。適当に殴っていれば誰でも倒せる。「弱かった。完。」の1行で済ませても何の問題も無いボスである。
――しかしまあ、このプレイ日誌は、一応は「攻略要素」をウリにしているので、仕方が無いから、この「ゼノビア」戦の攻略も書いてみることにする。ホントに、コイツは倒すだけなら弱すぎるし、しかも戦っていても全く面白い点が無いから、「攻略」なんて大層なことは何も無いのだが。ホント、仮にも高難易度が魅力だったFF13の続編を名乗る作品で、こんな糞みたいなボスが出るとか信じられないよ・・・。
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まず、ゼノビアの攻撃で問題となるものは存在しないため、DEFを用いる必要は無い。また、回復も余裕すぎるくらいなので、ポーション回復量2倍の「グリモアハット」も外し、攻撃力を高めていく。
最初の触手モードは、出現する3本の触手の特性がランダムになるということで、攻撃タイプの触手が複数体出現してしまった場合には全滅してしまう場合もあるが、その確率は別に高くないため、大抵の場合は@A「ATK+BLA+BLA」で攻撃していれば勝手に終わってくれる。なお、ステータス魔法タイプの触手は「デスペル」を使ってくることがあるため、このタイミングでは「キアイをいれろ!」は使用しないでおく。
そして次はゼノビア本体であるが、これまた攻撃は全く怖くないため、ブッカブーエースの「キアイをいれろ!」で味方全員をフェイス+プロテス+シェル状態にし、適当に「ATK+BLA+BLA」で攻撃してチェーンボーナスを上げていく。敵のチェーン耐性は著しく低く、あっという間にブレイクできてしまうため、そうしたらB「BLA+BLA+JAM」で「ウィーク」を掛けて全属性を弱点にし、次にネクトンで「スロウネット」を投げつけて「デシェル」「スロウ」状態を追加する。あとは、BLAを使って攻撃していけばOKである。そんな感じの、いつものテンプレ戦法を使えば、相手の僅か20万のHPなど一瞬で削れてしまうのだ。
――ただし、相手はHPが残り30%程度になると、ブレイク中であっても「親衛陣」を使って触手を復活させ、再び防御モードに入ってしまう。鬱陶しい時間稼ぎである。それを阻止するためには、タイミング良く攻撃を繋ぎ、相手をひるませながらトドメを刺せば良い。そこだけは少しだけ難易度が高くなっているが、まあコツを掴めば普通にできるレベルであろう。もちろん、ただ勝ちたいだけであれば、そのまま戦って2回目の触手モードも突破すれば良いだけである。なお、2回目はどうやら触手の本数が増える?らしく、時間が掛かって「攻性変異」を使われる可能性も高くなる?ようだが、その場合は適当にDEFでも使ってほしい。どうでもいい。
ということで、何とか努力してみたのだが、やはり通常プレイでつまらない敵は制限プレイでもつまらなかった。上にも書いた通り、「この敵ならでは」という戦略が一つもなく、いつも通りのテンプレ戦法で勝利できてしまった。こちらが強いのではない。どう考えても敵が弱すぎるうえにつまらなすぎるのである。HPはこの3倍で、攻撃力は5倍で、技の種類は2倍とか、それくらいは有って当然であろう。
更に言うのであれば、触手のグラフィックは世界観から浮いてて悪い意味で気持ち悪いし、触手モード終了時の仰け反るポーズが悲しいくらい安っぽいし、音楽は相変わらず雑音のようなヘビーメタルだし・・・もう、何一つとして魅力的な要素が無い。このボスを作った人間は、本当に二度とゲーム制作に関わらないで欲しい。何が「ボスはボスらしく」だ。前作のキャラクターを使い回して、この有様か。ファンを馬鹿にするな。
――まあ、あえて良いところを一つだけ言うとすれば、それはバトル後のシネマティックアクションの格好良さであろうか。イケメン極まるノエルは必見である。マジで、今回は評価する点がそこくらいしか無い・・・。
◆動画◆
ということで、糞ダンジョン+糞ボスというクソゲーさながらの様相を見せた「新都アカデミアAF400」も、無事にクリアに成功した。
――さて、続いての目的地は「アガスティアタワー」である。そこもまあ、今回よりはマシだが、酷いダンジョンになっているんだよな・・・。
(2012年1月12日)
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