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クリスタリウムなしクリアー2 プレイ日誌
【第6話 気合を入れてください】
さて、次の舞台は「アルカキルティ大平原」である。前作でも同名フィールドが登場したが、今作では名前はそのままにマップが一新されていて、更にちょっとした集落や天候変化などもあり、なかなかに充実したフィールドとなっている。狭いのはご愛敬だ。ちなみに、前作の大平原は「ヤシャス山」や「マハーバラ坑道」などに繋がっていたが、今回は平原1つなので、少々スケールも小さいように感じてしまう・・・。
――それは置いておくとして、この平原での最大のポイントは、仲間モンスターの強化である。このマップでは、エンディング後に戦うような非常に強い雑魚敵も数多く出現し、そのモンスターたちも仲間にすることが可能であるため、上手く仲間にできれば大幅な戦力の強化となるのである。とりわけ、モンスターを取り替えるしか強くなる方法が無い今回のプレイでは、際だって重要なポイントとなるのだ。
ということで、実際の攻略を進めていく。この「アルカキルティ大平原」においてシナリオ上で行うことは、「ボス:『マルドゥーク』を倒し、プリンを弱体化させ、サンレス水郷に戻る」という感じである。そんなわけで、マルドゥークを倒す直前までシナリオを進めてみたのだが・・・ここで問題が発生した。敵が強くて勝てないのである。シナリオ上で戦う「ゴブリン+チョコボ+ハバネロ」のパーティで既に苦戦させられ、棒立ちで戦っていては最弱の雑魚と思われる「シルバリオ*1」にすらヒーヒー言わせられる始末である。強いモンスターを仲間にしたいが、その強いモンスターには勝つことができないという本末転倒なのだ。
・・・しかし、このままストーリーを突き進んだとして更にどうにもならなくなるだけなので、なんとか解決策を考えてみる。まず、現状の「セラ+ノエル+モンスター」というパーティに何が足りないのかというと、それは間違いなく強力なDEFであろう。というのも、この時点での敵の攻撃はその全てが致命傷となるため、DEFの存在は欠かせない。だが、現在ではノエル・セラはもちろん、仲間モンスターも全て「挑発」しか使えない糞ディフェンダーであり、しかもHPが500程度しかないため、盾としてはあまりにも頼りない。これでは、大平原の強敵たちに勝てるわけがない。その後のストーリー上のボスでも同じであろう。
――そんなこんなで、俺は「強力なDEF」という路線から探していったのである。希望としては、「HP1000以上&ガード系アビリティが使える」というところか。そうね、ガード系アビリティは「ライズガード」が一番いいな。「リジェネガード」は連続攻撃を軽減できないし、リベンジ系は特に13-2で強化されたという話を聞かないし、新技の「バオルガード」は「ガード中、味方全員の属性ダメージを軽減します」という謎効果でほとんど出番が無かったし・・・。まあ、とにかくまずは「今よりも強いDEF」である。それ以上の高望みはしてはいけないというものであろう。
ということで、ひたすら大平原で戦っていく。戦法としては、まずはENH/「ジイリッハ」を使って「プロテス」を張り、HPが少しだけ高いノエルがDEFを担当して「ポーション」を連打しながら耐え、その間にJAM/「テンドロビウム」が「バイオ」を掛けて毒殺を狙っていく。また、ブレイクできた場合には、適当に攻撃も仕掛けていく。そんな感じで、非常に時間は掛かるものの、「少し強い」程度の敵にまでは勝つことができるのだ。
・・・まあ、結論から言うと、仲間にできたDEFは「ゴブリンチーフ」だけであったのだが・・・この「ゴブリンチーフ」が凄まじすぎる能力を持っていたのである! まず、DEF/「ゴブリンチーフ」の基礎スペックから上げよう。HPは1101であり、またガード系アビリティの「ライズガード」を覚えている。さらに、「ガード系効果アップ」のオートアビリティを持っており、「挑発」で攻撃を引きつけた後に「ライズガード」で大きくダメージを軽減することができる。まったく、それくらいDEFなら当たり前だろうという感じであるが、そんな当たり前のことができなかったのが今までの糞ディフェンダーなのである。
――と、そんな感じで、既に要求していたラインを「ゴブリンチーフ」は満たしているのだが、輪を掛けて強力なのが、シンクロ技:「キアイをいれろ!」である。その効果は、味方全員に「ブレイブ+プロテス+シェル+ベール+ガッツ」というものである。まあ、その効果だけならばENH/「ガホンガス」でも似たようなものが得られたが、相違点としては、ENHはその用途でしか使えないが、DEFのゴブリンチーフならば、守りながら強化魔法を掛けることができる。つまり、「DEF・ENH」という2つのロールを同時に行えるということである。しかも、まだ良い点があって、この「キアイをいれろ!」のステータス効果はやたらと持続時間が長いのである。ガホンガスの「熱情の踊り」が1分ほどで切れてしまうことに比べ、「キアイをいれろ!」では5分程度もステータス効果が継続する。というかステータス効果が切れる前に再びシンクロゲージが満タンになるので、事実上は戦闘中ずっとブレイブ・プロテス・シェル・ベール・ガッツ状態で戦えるのである!
DEF自体の能力だけでも強力なのに、ここまで優遇されて良いのだろうか!?!
ということで、そんな神すぎるDEF/「ゴブリンチーフ」を使えば、大平原の中堅くらいのモンスターまでは普通に倒せてしまう。もちろんそれは、ストーリー上で立ち寄らない西部に居るモンスターとて例外ではない。ということで、無理を承知で平原中を歩き回り、そして倒せるモンスターは片っ端から仲間に加えていくことにしたのだ。うむ、とにかく仲間を増やすことが、選択肢の増加に繋がるのである。
・・・ちなみに、それ以外に大きく戦力を強化したのが、アクセサリ:「グリモアハット」の入手である。その効果は「ポーション回復量2倍」という凄まじいものだ。ご存じの通り、「ポーション」の効果は、「全員のHPを12%ほど回復する」(計算結果が120より少なければ120回復)という強力なものであるが、「グリモアハット」を使えば、その回復量が更に2倍になってくれる。ただでさえ天使のポーションさんが更に神になってしまうのだ。
――しかも装備コストはたったの25であり、「アイアンバングル軽式」などと同時に使うことができる。まあ、前作でも同じ効果の「医術の心得」があり、そして13-2では「ウルツァイトバングルLv.★」などの強力なアクセサリが無くなってしまったという環境の変化もあるが、どちらにせよ「グリモアハット」は際立って重要な装備品ということは間違いない。ここ以降の、ほぼ全ての戦闘で活躍してくれるのである。
そんなこんなで、強化された戦力を使い、次々とモンスターを倒しては仲間に加えていく。
――さあ、アルカキルティ大平原で仲間に加えたモンスターは・・・今回は多いぞ〜!!
◆「アルカキルティ大平原」で仲間にしたモンスター | ||||
名前 | ロール | パラメーター | 評 | コメント |
ゴブリンチーフ | DEF | HP1101 / 物理66 / 魔法69 | ◎ | 神。 |
ブッカブーエース | BLA | HP1653 / 物理107 / 魔法203 | ◎ | こちらも「キアイをいれろ!」が使える。効果は「フェイス+プロテス+シェル」。 ベールとガッツが無いのは残念だが、「ブレイブ」の代わりに「フェイス」が付いている。 持続時間の長さとゲージ蓄積の早さは同じ。 また、高い魔法攻撃力を活かした「ブリザド」も非常に強力。 全編を通して使えるBLAなので是非とも仲間にすべき。 |
サモヴィーラ | JAM | HP1204 / 物理39 / 魔法146 | ◎ | そこそこの能力で、「デプロテ改」「デシェル改」の両方が使える。 シンクロ技も、効きが悪いものの「スロウ」「ウィーク」「ペイン」と優秀。 弱体化の基本となるモンスターなので、仲間にしておくと色々便利。 |
スクタリ | ATK | HP1267 / 物理160 / 魔法77 | ○ | 攻撃力が高く、活躍できるATK。 シンクロ技は、コマンド入力がやや難しいものの、シンクロ値が400%以上まで上昇する。 そのため、仲間モンスターを増やしたい際に活躍してくれるだろう。 |
ガンコナー | JAM | HP2682 / 物理209 / 魔法175 | ○ | HPが鬼のように高いJAM。「ウィーク改」「ペイン改」が使える。 ペインは当たらないので飾りだ。ウィーク要員にしよう。 |
ゴブリン | ATK | HP600 / 物理59 / 魔法69 | △ | まあ序盤に仲間になれば活躍してくれるかも。 |
チョコボ | ATK | HP772 / 物理74 / 魔法54 | △ | 何匹でも仲間になる。が、取り立てて使う理由は無い。 |
ブッカブー | BLA | HP1389 / 物理113 / 魔法93 | △ | 「ブリザド」「フロストブロウ」。エースに比べて勝っているのはフロストブロウの攻撃力のみ。 |
マッドフロッグ | BLA | HP1339 / 物理98 / 魔法198 | △ | パラメーターは強力だが、「ずっとバイオ」が付いている・・・。 「ブリザド」要員としても、ブッカブーエースと役割が被ってしまう。出番は無い。 |
シルバリオ | JAM | HP608 / 物理70 / 魔法74 | △ | 「ウィーク改」。まあガンコナーで。 |
ドレイナー | JAM | HP803 / 物理91 / 魔法188 | △ | 「バイオ改」「ブラッド」。テンドロビウムの上位互換ktkr! ・・・と思いきや、「改」のタイプなので、モーションがあまりに遅すぎる。 「ブラッド」も、バイオを上書きして欲しい時に使ったりして、何かと邪魔になってしまう。 テンドロビウムより優先して使う場面は無い。 |
ヘッジフロッグ | JAM | HP1513 / 物理86 / 魔法161 | △ | 「デプロテ改」。モーションが遅い。 使えそうで使えない。 |
ガンコナーボス | ENH | HP2550 / 物理181 / 魔法351 | △ | 「フェイス」「エンエアロ」。凄まじい能力値だが、ENHなので全く活かせない。 しかも、2体のゴブリン系エースのせいで、ENHは凄まじいまでに空気化してしまった。 しかもコイツのシンクロ技は「ゴブリンラッシュ改」で、ダメージを与えるだけ。 まあ、どうしてもエン系が使いたい時には声が掛かるかもしれないが・・・。 |
コチュー | ENH | HP1560 / 物理359 / 魔法240 | △ | 「プロテス」「ガッツ」。 コチュー可愛いよね。けど使えない。 |
ケダチグ | HLR | HP2008 / 物理91 / 魔法148 | △ | HLR最強クラスのステータス。 ただ、基本的に回復は「ポーション」で行うため、出番は非常に少ない。 どうしてもHLRが欲しい場合、その他FF8以来の出演に興味がある方はどうぞ。 |
ヌマニュウドウ | BLA | HP1966 / 物理101 / 魔法60 | × | 「ブリザド」。弱い。弱すぎる。 敵に回した時だけは強い。 |
テストゥド | ENH | HP2434 / 物理193 / 魔法23 | × | 「ブレイブ」「フェイス」。 仲間にするのにはやたらと苦労するのに、それがこの内容では、まったくもって割に合わない。 そもそもENHは既に空気ロールと化している。文句があるならゴブリンチーフとブッカブーエースへ。 |
・・・こんな感じで、まあ平原のモンスターのうち半分くらいは仲間にできたであろうか。
この中で特に重要なのは、まずはもちろんDEF/「ゴブリンチーフ」と、そして同じく「キアイをいれろ!」が使えるBLA/「ブッカブーエース」である。こちらのシンクロ技では「フェイス+プロテス+シェル」の効果を得ることができ、持続時間の長さやゲージの溜まりやすさは同じである。まあ、「ベール」「ガッツ」が無いのは残念であるが、基本的には「ブレイブ」と「フェイス」の違いでゴブリンチーフとブッカブーエースを使い分けていくことになるだろう。もちろん、200を超えた魔法攻撃力での「ブリザド」も非常に強力である。場合によっては、「ゴブリンチーフ」と「ブッカブーエース」の両方を用いていくようなこともあるかもしれない。
また、JAM/「サモヴィーラ」は、そこそこのHPに「デプロテ改」と「デシェル改」の両方を持った貴重なJAMである。というのも、JAMの仲間モンスターは一癖も二癖もある奴ばかりなので、サモヴィーラのような平均的に強いモンスターはかなり貴重な存在なのである。まあ、使えるアビリティは「改」なので、モーション速度の遅さが問題となってしまうが・・・そのあたりは、適当に愛でカバーしていこう。
――その他、ATK/「スクタリ」やJAM/「ガンコナー」など、今回のモンスターには強力なラインナップがてんこ盛りとなっている。まあ、使えない奴もたくさん居るし、特にENHの空気化には酷いものがあるが、そういうことも含めて、大きく仲間モンスターの層が広がってくれたように思う。これで、大幅に戦力を強化することができた。よしっ、まだまだ頑張れるぞ、俺っ!!
ということで。以降は「おまけ」的な感じであるが(※本来の意味での)、今回プレイの範囲でのボス戦を書いていくことにしよう。初戦は、大平原のボス:「マルドゥーク」戦である。
コイツは、そこそこ強力な攻撃を仕掛けてくるが、「プロテス」を掛けた上で「DEF+DEF+DEF」ならば簡単に耐えることができる。また、コイツは炎属性を吸収するが、代わりに氷属性が弱点となっている。ステータス異常は特に有効なものは無い。HPは108120、チェーン耐性:90&ブレイク値:150.0%。まあ、取り立てて特徴の無い、単に弱いだけのボスであると言えるだろう。
――ということで、こちらの戦法としては実にシンプルである。開幕、まずはブッカブーエースの「キアイをいれろ!」を使って味方を「フェイス+プロテス+シェル」状態にし、すぐに「DEF+DEF+DEF」に変えて、今度はゴブリンチーフのほうの「キアイをいれろ!」で更に「ブレイブ+ベール+ガッツ」状態を付ける。そんな感じで開幕の攻撃を乗り切ったら、あとはリーダーのセラが「ポーション」で回復しながら、ノエルとブッカブーエースの「ブリザド」で相手をブレイクし、適当に攻撃を加えていくだけである。そんな感じで、なんと1ブレイクで相手を撃破することができた。まあ、コイツは弱いので、特に書くことは無いだろう。
・・・でもまあ、前作だったらサッズとホープが何ターンも掛けて固めるような強化魔法が、たった2回の行動で全員に掛けられてしまうんだからな。この楽勝さも、無理もないってもんだよ。
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続いて、サンレス水郷に戻り、弱体化されたボス:「ミュータントマト」と戦うことになる。HP49520、チェーン耐性85&ブレイク値250.0%、デプロテ・デシェル・ウィーク有効、炎吸収・風弱点・物理&魔法半減。
・・・結論から言うと、コイツも弱い。相手の攻撃はブラッドダメージが大きいものの、特に脅威となるものは無く、幾つかブラッドポーションさえ買い込んでおけば、負ける要素は全く無い。そして今回は、ステータス効果を解除する攻撃やHP回復能力も持っていないため、完全にチェーン耐性が少し高いだけの的である。まあ、「弱体化された」という設定だから、弱くないといけないってのも分かるんだけどね・・・。
――ということで、こちらの戦法としては、まず相手には弱点属性が無いため、JAM/「ガンコナー」が「ウィーク改」を放って相手をウィーク状態にする。後は、適当に「ATK+BLA+BLA」でチェーンを伸ばしていき、200%くらいを超えたら、お馴染みネクトンの「スロウネット」で相手をデシェル状態にし、一気に攻撃して終わりである。何の問題も無い。コイツも普通に弱いモンスターである。
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そんなこんなで。
集めたモンスターに比べて、肝心のボスが弱くて拍子抜けという感じであったが・・・無事に、3章の突破にも成功することができた。
――さあ、次は問題の4章である。ここから、ものすごい勢いでゲーム全体が崩壊していくんだよな・・・。
(2012年1月11日)
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