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クリスタリウムなしクリアー2 プレイ日誌

 

【第8話 アガスティアタワー 〜メテオとフレアと、時々、アルテマ〜】

 


 酷いゲーム構成だった「新都アカデミアAF400」を抜けた後は、「アガスティアタワーAF200」を攻略することになる。ここも、前よりはマシであるが、しかしなかなかに酷いダンジョンとなっているのだ。
 ここでの目的は、新都アカデミアで暴走を起こした人工ファルシを破壊することである。ということで、パズル的な要素のあるタワーをひたすら登っていく。と言っても、実質的な攻略フロアは2つだけだが。
 ・・・そして、最上階ではボス:「デミ・ファルシ=アダム」との戦闘が待っている。こいつも、通常プレイのレベルだとかなり弱めのボスであるが、しかしなんとかとかいう死笑(笑)に比べれば遙かに強いため、さすがにクリスタリウム封印プレイでは苦戦を強いられてしまう。と言っても、前作のストーリーで言えば「バルトアンデルス(2回目)」くらいの位置に相当するボス戦だから、苦戦させられるのは当たり前であるし、その「苦戦」と言うのも、「むしろやり込みプレイならこれくらいは当然」と言える程度のレベルであった。まったく、なんで4章の敵は雑魚もボスもこんなに骨抜きされてるんだ。3章の奴らは普通に強かったのに・・・。


 さて、この「アガスティアタワーAF200」の内部に入るためには、先に「アガスティアタワーAF300」をクリアしておかなければならない。ということで、ヤシャス山AF1Xで「ワイルドオーパーツ」を使用し、AF300のタワーを攻略していく。まあ、ここは最速のタイミング(3章・アロアダイ撃破後)であれば敵は強めであるが、今の戦力なら余裕であろう。ということで、難無くキーをゲットし、本編であるAF200の攻略をスタートさせる。
 ・・・さて、冒頭で書いたここでのゲーム的な問題とは、敵が固いうえに数が多すぎる、しかもほぼ回避不能ということである。ここで言っている「敵が固い」というのは、「○ボタン連打で20分掛かる。クソゲー」とかそういう意味ではない。具体的に言うと、「敵のHPが低い」くせに「チェーン耐性が鬼のように高い」ため、鉄を叩くような全く面白くない戦いが延々と続いてしまうのである。やれ、今作はENHJAMが大きく弱体化されていることはご存じだろうが、実際にはBLAさえも空気化してしまったのである。この傾向はゲーム全体に見られるが、特にこのアガスティアタワーでは呆れるほどに酷くなっている。
 ――では、実際のプレイ例を挙げてみよう。このアガスティアタワーでしつこいくらいに出てくるATK/「ドラゴネル型」は、あっという間に育って攻撃力が600に達するような強力なアタッカーであるが、このダンジョンでの敵のHPは5000とかしか無いため、ドラゴネル型を出して○連打をしていれば簡単に戦闘が終わってくれる。人間キャラクターは、まずENHは攻撃力UP系を使えないのでメリットが無く、JAMは効かないので意味が無い。BLAもブレイクできないので時間の無駄である。・・・以上、どうやってもAAAでの○連打が最速となってしまうのである。これが嘘のような悲しい現実なのだ。

 さらに言えば、戦闘自体の内容だけではなく、「戦闘を経験させるゲームシステム自体」にも問題が存在する。
 というのも、このゲームは前回も書いた通り、敵の出現方法が「ランダムエンカウント」「シンボルエンカウント」を組み合わせた感じとなっており、ランダムに出現した雑魚敵のシンボルに接触することで戦闘が始まり、またその追跡範囲外まで逃げることで戦闘を回避できる。だが、このマップは狭いうえに、しかも登場と同時に突っ込んでくるような不愉快な敵が大量に登場するため、実質的には強制エンカウントに近くなっている。「リスタート」や×ボタンでのジャンプなど、回避できそうに作っているのに回避できないことが、よりプレイヤーにストレスを感じさせてしまうのだ。
 ・・・というか、このゲームのエンカウントシステムは、そもそも出来が良くないのである。どうせFF13のシステムならばいつでも「リスタート」で戦闘をやり直せるのだから、戦闘突入に時間制限を持たせる必要など全く存在しない。時間切れで「リスタートが封じられた!」となったところで、全滅すれば普通に再開できる。また、敵によっては、全力で逃げても追跡範囲外まで出れずに戦闘に突入してしまったりもする。さらに、基本的に敵は進行方向と逆に登場するため、カメラを回していて逃げる時間が無くなってしまうという冗談みたいなことも普通に起こってしまう。もっとストレス無く作る方法があったであろう。それができないなら、前作のようにシンボルエンカウント式にして、戦闘1個1個の重みを上げたほうが良かった。まあ、こうやってランダム式を練り込めないようなスタッフがシンボル式にしたところで、質の高いものが作れるとは思えないが・・・。

 と、言うわけで。まとめると、この「アガスティアタワーAF200」は、ブレイクも弱体化も効かない鉄のように固い敵をAAAの○連打で叩きつぶす作業が狭苦しいダンジョンの中で延々と繰り返されるとなっているのである。もうこれは酷い仕打ちである。せっかく、あの糞ステージの「新都アカデミアAF400」を抜けてきたというのに、その結果がこの場所である。これでは苛立たないプレイヤーのほうが珍しいというものであろう。やれ、3章までは次々と新しいマップを訪れることができて、めくるめくストーリー展開にもワクワクできたのに、どうして4章からこんな構成にしてしまったのか・・・。
 ――さて、そんなダンジョンは、当然のように制限プレイにおいてもつまらない。適当にゴブリンチーフでも用いた「ATK+ATK+DEF」でも使っていれば倒せてしまう。もちろん、エレベーターで何度か行われる強制戦闘も同じである。それについて、特に書くようなことは存在しない。そして、めんどくさい雑魚戦の時には、わざと全滅してリスタートを使用することで敵を消滅させる「全滅抜け」を用いていった。このゲームでは、通常の戦闘中に「リスタート」を選んで戦闘をやめた時には敵は消滅せず、このダンジョンでは開始と同時に敵が突っ込んできて再び戦闘となってしまうが、全滅からのリスタートでは敵が復活をしなくなっているのだ。
 ・・・ところで、今回は戦う相手がシ骸ではなく通常のモンスターであるため、倒すことで仲間にすることができる。ということで俺は、ボス戦の前に、仲間に出来そうな奴らを一通り仲間にしておいたのだ。そして、前回の「新都アカデミアAF400」でも、街で警備を行っているモンスターで仲間になる奴をクリスタル化しておいたので、それも合わせて、新しい仲間モンスターたちの情報をお送りすることにしよう。

「新都アカデミア」「アガスティアタワーAF200&AF300」で仲間にしたモンスター
名前 ロール パラメーター コメント
イェーガー型 ATK HP1870 / 物理134 / 魔法30 パラメーターは高いが、今となっては取り立てるほどでもない。
3章の時点で仲間にしていれば使えたかも。
ヴェスペ陣風 ATK HP865 / 物理101 / 魔法124 うーん、個性が無い。
ドラゴネル型 ATK HP1668 / 物理154 / 魔法124 あっという間に育って攻撃力が600に達することで有名なモンスター。
Lv.1でもそこそこ強いが、しかしわざわざ使うほどでも・・・。
プリン電機兵 ATK HP790 / 物理68 / 魔法100 うーん、コイツも3章で仲間にしていれば使えたかも。
珍しく、初期状態から「エリアブラスト」が使える。
コボルト甲型 BLA HP985 / 物理73 / 魔法61 微妙。
ツヴェルク市街型 BLA HP887 / 物理59 / 魔法87 「ブリザド」「フロストブロウ」
一応、「ブレイク持続UP」が継承可能になっている。
ゲパルト猛牙 ENH HP1149 / 物理126 / 魔法131 「ブレイブ」。うーん、使い道が無い。
プーマ夜光 ENH HP1218 / 物理121 / 魔法122 「プロテス」「シェル」
まあ「HP+10%」の継承要員としては使えるかも。
プリン衛生兵 HLR HP653 / 物理57 / 魔法143 みんな大好きプリン衛生兵。
しかしこのプレイではヒーラーは空気である。
一応、「ケアルア」を持っているというメリットはあるが・・・。


 ということで、この一連の流れで仲間になったモンスターで、使える奴は1体たりとして居なかった。基本的に、今までの戦いで「定番」となっているモンスターたちを超えるようなものは、皆無と言って良い。
 ――ちなみに、仲間にしていないメンツの中で、エレベーターの途中で戦う「グランベヒーモス」なんかは、育ててればBLA最強の一角となるそうだが・・・まあ、必要になったら後から戻ってくればいいっしょ。うん。



 そんなこんなで、いよいよボス:「デミ・ファルシ=アダム」戦である! まず、撃破後の感想から言ってみると、こいつはここまでで最強の敵であった。まあやり込みプレイなら普通というレベルなのだが・・・。
 こいつは、前の「新都アカデミアAF400」で暴走を起こしたファルシそのものであり、歴史を修正して回っているノエルとセラを「敵」と判断して襲いかかってくる。なお、制作した人物はご存じのホープさんであり、当初の目的は「人工ファルシによって再びコクーンを浮上させること」であったようだが・・・その完成直前に、ホープは人工知能によって「敵」と判断され、そして存在を抹消させられてしまったらしい。なお、このプレイ日誌の冒頭に登場するアリサは、事故を隠蔽するためにファルシが作った幻影なのだという。良いな。その技術早く譲れよ。
 ――さらに余談を続けると、「デミ・ファルシ=アダム」の“デミ”とは「半」「部分」といった意味を表す接頭辞であり、また「ファルシ=アダム」という名前は、ご存じ前作でファルシたちの元締めとして登場した「ファルシ=エデン」をモチーフとした名前である。そこからも、コクーン再生計画のために作られたファルシなのだということを察することができるのだ。まあ、その割には、ゲーム中で登場する「ファルシ=アダム」は「ファルシ=エデン」と全く関係の無い「ファルシ=アニマ」のモデルなのであるが、まさか使い回し・・・い、いやっ! きっと、回収できる形で残っていたのがファルシ=アニマだけだったんだよ! それに、ファルシ=アニマは前作では登場するのが序盤も序盤でまともに戦えなかったから、今作でやっと本格的にボスとしての出番を与えられたんだよ。うん、だから使い回しじゃない。そうだ、そうに決まってるっ!!
 ということで、「デミ・ファルシ=アダム」のスペックを挙げていく・・・その前に。まず、このデミ・ファルシ=アダムとの戦いは連戦となっており、最低でも2回の戦闘を行う必要がある。途中、他の戦闘を挟んだり、またマップ画面へと戻ることはできないため、モンスターのシンクロゲージを溜め直したり、物資を補給することはできない。だがもちろん、2戦目でリスタートをした場合は、2戦目の直前からやり直すことができる。
 ――まず、第1戦で戦う「デミ・ファルシ=アダム」の能力値を挙げていこう。HPは74250で、チェーン耐性40&ブレイク値は200.0%。ステータス魔法はデプロテ・デシェルが有効である。属性・タイプ耐性は全て「標準」だ。また、デミ・ファルシ=アダムは2本の「触肢」(しょくし・・・?)と同時に出現し、この触肢は本体とは別に攻撃を仕掛けてくる。そのHPは11420で、チェーン耐性は50&ブレイク値150.0%である。

 さて、第1戦は敵の攻撃が緩く、さらにHPも少なくなっているため、シンクロ技で補助魔法を掛けなくても普通に1ブレイクで相手を仕留めることができるようになっている。
 まず、第1戦では相手は「魔導リミッター解除」を使い、主に魔法攻撃を中心にして攻撃を行ってくる。その開幕が、いきなりこのバトル最大の難関となっている。というのも、触肢が2本存在すると、相手は「ウィーガ」を使ってくる場合があり、それによって「ウィーク」状態になると全ての魔法ダメージが2倍になってしまうため、さすがに初期HPでは耐えられなくなるのだ。そのため、開幕から速攻を掛け、多少強引であったとしても片方の腕を潰してしまいたい。そうすれば、以降は弱体系魔法を使われないようになり、バトルが大きく安定する。その後、もう片方の腕も潰し、後は本体をブレイクさせて攻撃を仕掛けていけば良いであろう。
 ・・・とまあ。こんな感じで、第1戦は軽く流してしまうことにする。なお、詳しい戦略に関しては、第2戦と重複する部分があるため、ここではさらっと触れるだけにして、詳しくは後述の部分を参照して頂きたい。まあ、第1戦は、難易度の高い「魔法モード」から始まるため、そちらに慣れておくと第2戦が楽になるであろう。主力モンスターのシンクロゲージも、温存しておこうな。

 その後、短いイベントシーンを挟み、2回目の「デミ・ファルシ=アダム」戦に入る。本体のHPは212160に、さらに腕のHPも16320にパワーアップし、また1戦目では使ってこなかった「ゲートオブバビロン」「アルテマ」という大技を使ってくるようになる。いよいよ、ここからがバトルの本番であると言えよう。と言っても、通常プレイのレベルだとこれでも弱いのであるが・・・。
 ――さて、2戦目のデミ・ファルシ=アダムは、まず「打撃ブースター起動」を宣言し、物理攻撃中心の攻撃を仕掛けてくる。これを「物理モード」と呼ぶことにしよう。物理モードのデミ・ファルシ=アダム本体は、「プロテガ」「シェルガ」「ヘイスト」を使って2本の触肢を支援しつつ、「ルインガ」でこちらにダメージを与えてくる。また、時折「ゲートオブバビロン」という強力な連続攻撃を使用することもある。また、2本の触肢は、開幕は通常攻撃を繰り返すだけであるが、少し時間が経つと「デミ・メテオ」という攻撃を連打するようになり、こちらを執拗なまでに打ち上げて攻撃をしてくる。
 また、ある程度の時間が経つと、相手は「魔導リミッター解除」を使用し、1戦目と同じ「魔法モード」で攻撃を仕掛けてくる。ここでは、本体は「各属性のラ系魔法」と、ウィーク状態でダメージが増えるらしい「エレクトロフレア」で全体攻撃を仕掛けてくる。また、この2戦目の魔法モードでは、デミ・ファルシ=アダム本体は非常に強力な「アルテマ」を使用することがある。この「アルテマ」は、通常プレイのレベルではガッカリの威力であろうが、しかし初期HPとなると一発全滅の恐れもある非常に危険な攻撃となっている。また、2本の触肢は、2体居る時は「ラ系魔法」「デスペガ」「カーズガ」「ウィーガ」をランダムで使用し、1体になると「各属性のガ系魔法」をひたすら繰り返すようになる。・・・やれ、この「魔法モード」は、1戦目と同じく「ウィーク」からの「属性攻撃」が即死級であり、また本体からの「アルテマ」で一撃で崩される可能性もあるため、非常に危険な状態となっているのだ。なお、こちらも一定時間が経過すると、再び物理モードへと変化する。また、両モード共通の事項として、ブレイクが終了すると、相手は「触肢再生開始」を宣言し、2本の触肢を復活させてしまう。

 

  デミ・ファルシ=アダム本体
HP212160 / チェーン耐性40 / ブレイク値200.0%
デプロテ・デシェル有効
属性&タイプ耐性:標準
デミ・ファルシ右触肢&左触肢
HP16320 / チェーン耐性50 / ブレイク値150.0%
デプロテ・デシェル・バイオ・ウィーク有効
属性&タイプ耐性:標準
「物理モード」 触肢に「プロテガ」「シェルガ」「ヘイスト」
または「ルインガ」で攻撃
時折「ゲートオブバビロン」を使用
通常攻撃を使用
一定時間が経つと「デミ・メテオ」を連打
「魔法モード」 「ファイラ」「ブリザラ」「サンダラ」「エアロラ」
または「エレクトロフレア」で攻撃
時折「アルテマ」を使用
2本存在する時は
「ファイラ」「ブリザラ」「サンダラ」「エアロラ」
「デスペガ」「カーズガ」「ウィーガ」
を使用
1本になると
「ファイガ」「ブリザガ」「サンダガ」を連打
その他 ・1戦目は魔法モードから、2戦目は物理モードからスタートし、本体は一定時間ごとに両方のモードを変化させる。
・触肢撃破後、ブレイクが終了すると
(一定時間が経過しても?)本体は「触肢再生開始」を使用し、2本の触肢を復活させる。
・1戦目では「ゲートオブバビロン」「アルテマ」は使用しない。


 というわけで、初回プレイではゴチャゴチャしてよく分からないうちに相手が死んでしまったという人が大半だったと思われる「デミ・ファルシ=アダム」の行動パターンは、以上のような感じとなっている。
 ・・・まあ、少々正確さに欠ける点もあるが、このプレイのレベルであればこんな感じで十分であろう。さあ、この戦闘で俺が使った装備&パラダイムは、以下の通りである!

戦闘メンバー
セラ
・レイジングアーク
・ピュプノクラウン軽式 / グリモアハット

HP385 / 物理攻撃73 / 魔法攻撃93
・シンクロ加速
・ポーション回復量2倍
初期レベル
ノエル
・スピリットブレイズ
・パワーリスト軽式 / パワーリスト軽式

HP404 / 物理攻撃112 / 魔法攻撃75
初期レベル
モンスター
JAM/サモヴィーラ Lv.1 HP1204 物理39 魔法146
ATK/キチュー Lv.1 HP711 物理156 魔法104
DEF/ゴブリンチーフ Lv.1 HP1101 物理66 魔法69
平均レベル:1
合計の平均レベル:初期レベル
パラダイム(セラ+ノエル+モンスター)

1

BLA+BLA+JAM

2

BLA+BLA+JAM

3

BLA+BLA+ATK

4

ATK+ATK+ATK

5

ATK+ATK+ATK

6

DEF+DEF+DEF


第4章:アガスティアタワー
「デミ・ファルシ=アダム」戦


ハ⊂(¥)ハ < なんでファルシすぐ死んでしまうん?


 今回、使用する仲間モンスターは、定番ながらも今までのボス戦では出番が無かったメンツが並んでいる。まず、DEF/「ゴブリンチーフ」は、説明不要の「ブレイブ+プロテス+シェル+ベール+ガッツ」要員であるが、JAM/「サモヴィーラ」ATK/「キチュー」は、今回がボス戦への初参入となっているのだ。ちなみに、1戦目も2戦目も同じメンツである。
 まず、JAM/「サモヴィーラ」が使えるアビリティは、「デプロテ改」「デシェル改」の2つである。今回は、「デプロテ」を掛けた後に物理で殴る戦法を取るのだが、2本の触肢を素早くブレイクさせたい都合、弱体化をさせながら効率良くチェーン時間を稼いでいく必要がある。そのため、「デプロテ」だけでなく「デシェル」も使えるサモヴィーラは、ちょうど都合が良い感じとなっているのだ。
 そして、ATK/「キチュー」は、モーション速度が鬼のように速いご存じ最強アタッカーであり、Lv.1でも十分にパラメーターが高いため、このクリスタリウム封印プレイでも活躍してくれる。そして、今回のデミ・ファルシ=アダムは「ウィーク」からの属性攻撃で攻めていくことができないため、シンプルに物理攻撃で高いダメージを出せるキチューに白羽の矢が立ったのだ。ブレイクしたうえで「ブレイブ」「デプロテ」を掛けるという3つの条件を使えば、打撃攻撃で4000ものダメージを叩きだしてくれる。また、シンクロ技の「メテオごっこ」も強力で、同じ条件で14000ものダメージをたたき出すことができた。キチュー強すぎるぜ・・・。

 では、具体的な戦い方について書いていこう。まず、2戦目のデミ・ファルシ=アダムは「物理モード」から戦闘が始まる。このモードは攻撃が激しいうえに、戦闘開始から少しすると触肢が「デミ・メテオ」を連打して激しく打ち上げてくるため、まったく攻撃をする時間が無くなってしまう。そのため、まずはE「DEF+DEF+DEF」に変え、ゴブリンチーフが「キアイをいれろ!」を使い、全員にブレイブ・プロテス・シェル・ベール・ガッツ状態を掛ける。すると、相手の行動で即死することは無くなるのだ。しかしそれでも攻撃自体は痛めであるため、ポーションを連打しつつ、必要に応じてDEFも使っていく。
 さて、そんな感じで補助魔法をかけ終わったら@A「BLA+BLA+JAM」を使い、相手を弱体化させながら一気にブレイクさせる。この時、「デミ・メテオ」が来るまでに、どれだけ触肢を攻めていけるかが、この戦闘での第1のポイントとなっている。いざブレイクできたら、死なないように注意しながら、CD「ATK+ATK+ATK」で相手のHPを削りきる。そして、上手く1本目の触肢を倒せたら、次は2本目でも同じ事を繰り返すだけである。この頃になると、相手は「デミ・メテオ」のみを連打するモードになっており、なかなか効率良く戦っていくのは難しいが、しかしHP回復さえしっかりしていれば死ぬことは無いため、地道に戦っていくことにする。
 ――ちなみに、このモード時のデミ・ファルシ=アダム本体は、時々「ゲートオブバビロン」という大技を使ってくるが、これは単なる派手な単体攻撃であるため、普通に「フェニックスの尾」でも使って蘇生させていけば何の問題も無い。一応、モーション中に「ポーション」などでタイミング良く回復することで、初期HPキャラでも死なずに済む場合もあるが・・・まあ、今回プレイのレベルであればどうでもいいといった感じであろう。

 その後、触肢を両方とも倒すことができたら、次は本体を狙っていく。今回、珍しく「触肢を倒すと本体の行動パターンが変わる」ということが無く、ただ純粋に相手が弱くなるだけである。ということで、その隙に一気に相手をブレイクさせたいところであるが、だいたいこれくらいの時間に相手は「魔導リミッター解除」を宣言して、魔法モードへと移行する。この時、相手は「自分の強化ステータスを『全て解除』したうえでフェイス状態だけを掛ける」という斬新な弱体化を行ってくれる。だいたい相手は物理モード時の「プロテガ」「シェルガ」によって強化されているので、これは嬉しい弱体化である。
 ということで、本体のみになった相手のチェーンボーナスを適当に伸ばし、ブレイクしたら「デプロテ」を入れ、そしてCD「ATK+ATK+ATK」で攻撃である。そしてもちろん、ブレイク終了間際になったら、キチューのシンクロ技:「メテオごっこ」を使い、ブレイク時間を延長しながら5桁クラスのダメージを与えていく。そんなこんなで、1ブレイクで相手のHPの半分を削ってしまえるのである。
 ――なお、今回は特に意識をしなくとも2ブレイクで相手を倒せそうな感じであったため、今までのように「チェーン○○○.○%くらいが一番ダメージを伸ばせるかも」とか「○○○のタイミングでブレイクするといいかも」などということは特に考えていかなかった。恐らく、2本の触肢を復活させる行動は、オーファン戦のモードチェンジのように「一定時間が経過し」「そして自分がブレイク状態になっていない」ということであるため、ギリギリまで粘れれば与ダメージを増やせそうな感じであるが・・・まあ、どちらにせよ2ブレイクで相手を倒すことができるため、今回は適当な感じで戦っていったのだ。

 さて、ブレイクが終了すると、相手は「触肢再生開始」を宣言し、2本の触手を復活させてしまう。ここからが、この戦闘の最大の難関である。というのも、1戦目と同じなのであるが、触肢の使ってくる「ウィーガ」を受けてしまうと全ての属性魔法によるダメージが2倍となってしまうため、相手の攻撃に耐えることができない。そのため、できる限り速攻を仕掛けて片方の触肢を潰し、そしてステータス魔法を使ってこないようにしてしまうのだ。そして、もし「ウィーク」を喰らってしまった場合には、アイテムの「ワックス」を使って解除するような時間は無いので、もうひたすら「DEF+DEF+DEF」で耐えるしかない。もちろんそのままでは、解除されても再び「ウィーガ」を使われてしまうだけであるため、隙を見て相手を攻撃する必要がある。要するに、速攻で片方の触肢を潰すしかないということである。うむ。分かりやすいではないか。そんな感じで、上手く一方の触肢を潰すことができれば、残った相手は「ファイガ」「ブリザガ」「サンダガ」で激しく打ち上げてくるものの、ウィーク状態さえ無ければ回復が間に合ってしまう。ということで、戦闘が安定してしまうのだ。
 ・・・が! このデミ・ファルシ=アダムは、魔法モードで「アルテマ」を使ってくることがある。この「アルテマ」は、ご存じのように非常にダメージのばらつきが大きい攻撃であるが、しかし最大ダメージが出ると一発全滅の危険性もあるため、当然のように「DEF+DEF+DEF」で受ける。しかし、それでも死んでしまうことがあるので、最終的にはである。この「アルテマ」は、触肢の存在状況やブレイクの有無などに関係無く使ってくるため、どうやら完全に使用タイミングはランダムのようだ。ということで久々の運頼みとなるため、耐えることができたら、受けたダメージを回復して直前までの行動を再開していくと良いだろう。
 ――ちなみに、時間を掛けすぎていると、デミ・ファルシ=アダムは「打撃ブースター起動」を宣言し、「物理モード」へと変化してしまう。今回、魔法モードよりも物理モードのほうが遙かに弱くなっているため、魔法モード時はひたすら「DEF+DEF+DEF」で耐え、そして物理モードだけで攻めていくという手も良いかもしれない。まあ、それにしたって「アルテマ」で一撃で崩される危険性が常にあるため、長期戦は良くないと言えるであろう。さっさと2回目のブレイクを成功して、「デプロテ」を入れて集中攻撃する。そんな感じで、相手を倒してしまうのが良いのである。

 と、そんな感じで。4章最後のボス:「デミ・ファルシ=アダム」も、無事に撃破することができたのである。
 ・・・しっかしまあ、確かに「今までの中で一番強いボス」という言葉には偽りは無いが、それでもあくまでやり込みプレイならこれくらいが普通というレベルである。うーん、やっぱり今作は敵が弱いよ・・・。


動画



 ということで、なんかゲーム全体が大崩壊してきた第4章も、クリスタリウム封印の条件下で無事にクリアすることができた。
 さて、次は「終盤」と言える第5章である。ゲーム的にはラストに向けて一気に物語が盛り上がる場面・・・と見せかけて、プレイヤー置き去りの超長いムービー+ちょこちょこボス戦という謎パートになっている。
 ――まあでも、ラストに近くなってきているし、そろそろボスは強くなってくれるよね。くれるよね?!!

 

(2012年1月17日)

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