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たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 

【第2話 あやかしの光条?】



 序盤のイベントを終わらせた後に、パンネロと別れてラバナスタ王宮の内部へと進む。今回の舞台は、序盤の「ガラムサイズ水路〜バルハイム地下道」である。ここでは、「ブッシュファイア」「ミミッククイーン」など、いくつかのボスと戦う必要があり、また全てクリアするまで地上に戻ってくることはできないため、「序盤の難関」とされることも多い。いよいよ、本格的なやり込みプレイがスタートするのだ。
 ・・・さて、ここでは「アマリア」「バッシュ」など、後にパーティに加入するキャラクターが「ゲストメンバー」として参戦してくれるが、彼らは勝手に「たたかう」を放ってくれるため、残念ながら今回プレイでは戦力として考えていくことができない。そして他にも、このプレイでは序盤ならではの様々な制約が出てくるのだが、果たして今回も「たたかう」を使わずに進めていくことはできるのだろうか・・・?


 さて、ご存じの通り、序盤のギーザ草原をクリアした後にラバナスタ王宮に突入すると、その後にバルハイム地下道をクリアするまで、しばらく地上に戻ってくることができなくなる。そして道中では多くの強制戦闘が存在するため、下手に進めてしまうと詰んでしまう恐れすらあるのだ。ただし、今回はなんと途中のショップでアイテムを買えるため、前回の入店禁止クリアーほどに膨大な稼ぎを行う必要は無い。一応、「エーテル」「各種魔片アイテム」などの店売りではないアイテムと、ある程度のギルだけは入手しておく。まあ後は、セーブデーターは分けておくから、駄目だったら戻れば何とかなるっしょ。
 ・・・ということで、パンネロと別れてガラムサイズ水路へと突入する。ここでは特にめぼしいアイテムが無い、というかLPが足りずに装備できないため、あまりこだわらずに進めていく。装備品でも、例えば魔力や属性攻撃を強化する「杖」なんかは、今回プレイではかなり使っていきたい武器なのであるが、しかしこの時点ではLP不足で魔法すら満足に唱えられないので、どうしてもそういう装備品は後回しになってしまう。今までの低レベルプレイでも、序盤は自由にアイテムが装備できずに苦しかったがが、今回は「たたかう」が無いということで、更にLP不足が重くのしかかってくるということだ。
 ――そんなこんなで、ヴァン1人でのガラムサイズ水路をサクッと突破し、王宮内部での世界観の微妙なミニゲームもクリアして、イベントの後にバルフレアとフラン(どちらもLv2)を仲間にする。ちなみに、FF12ではキャラクターのパラメーターがLvごとに一定の範囲でランダムに決まるため、何度も繰り返してパラメーターの高いキャラクターを仲間にする手もあったが、今回はそれを行うことはしなかった。まあ、これまでも特に気にしてこなかったし、僅かな違いだから、今回プレイでも大丈夫だろう、たぶん。ついでに、「ガンビット」のシステムが本格解禁され、この時点からガンビットを自由に設定することができるようになる。といってもLP不足で枠が2つしか無いので、やはり序盤はかなり苦労させられるだろうが・・・。更に、「メンバーチェンジ」も使えるようになり、この時点からメンバーを控えに回すことができるようになった。

 そんな感じで、ガラムサイズ水路をヴァン・バルフレア・フランの3人で進めていき、途中のセーブポイントまで到達する。ここは、ご存じFF12最大の感動シーン:「オイヨイヨ!」が展開される場所である。発売から6年が経った現在となっても、このシーンは人々の心に深く残り、今なおファンを増やし続けている。まさに「FF12最大の名シーン」というに相応しい場面だろう。主にネタとして。
 ――さて、ここでは「帝国軍兵士*4」と戦うことになり、普通に勝つだけならば適当に回復しながら適当に攻撃をしていれば良いのだが、この戦闘ではアザーメンバーのアマリア(アーシェ)が勝手に攻撃して敵を倒してしまうことがあり、その場合はその分のLPが入手できなくなってしまうため、ここは何としても味方キャラクターで帝国兵にトドメを刺し、貴重なLP8を入手しておきたい。
 ・・・のだが、なんと本プレイではこの時点で魔法を使えるのはフランだけという悲惨すぎる状態であるため、そのままではダメージを与える効率が悪すぎる。というわけで今回は、集めておいた「ダークの魔片」を使い、80ダメージの範囲攻撃を連発して一気に瞬殺してしまうことにした。うーむ、さすが魔片は強いな。まあ、序盤はともかくとして、中盤以降はあまり使いたくないけど・・・。
 ちなみに、実は「ダークの魔片」よりも「エアロの魔片」のほうが2倍以上のダメージを与えることができるのだが、それを使わなかった理由は、何と言うことは無い。単純なる見落としである。やれ、FF12は要素が多すぎて、1人でやっていると普通にこういうことが起こるから怖い。しかし、人のプレイを見すぎてしまうと、今度は戦法がワンパターン化してつまらなくなるため、そのあたりのバランスが難しいところなのだが・・・。

 続いて、アマリアが正式にゲストとして加入し、セーブを挟んで中ボスの「プリン*4」と戦うことになる。ここも、通常の低レベルクリアーであれば適当に回復しながら戦うだけで良いのだが、しかし今回プレイではゲストメンバーのアマリアが勝手に「たたかう」を使ってしまうという問題が発生する。今回の制限では、「ゲストキャラクターの『たたかう』」も禁止することになっているので、残念ながらアマリアには戦闘不能状態になってもらうことにした。というわけで、フランがアマリアに向けて「ファイア」を放ってみたが、なんと一撃で倒すことができず、そしてガンビットのポーションで自動的にHPを回復してしまうというウザさ極まる現象が発生したため、今度は「ウォータの魔片」を使って一撃で眠っていただいた。うーむ、「たたかう」が使えないというものは、こんなにも辛い・・・。
 さて、ここでの敵:「プリン*4」は、特に吸収属性などを持っていないので、再び「魔片アイテム」を使って攻撃すればすぐに勝つことができる。が、さすがに2戦連続で魔片というのは微妙な気がするし、それにアイテム消費量のほうも気になってくるので、今度はフランが「ファイア」で攻撃してみることにする。なお、男2人は一切攻撃手段が無いため、「ぬすむ」を使いながら、HP&MPの回復を任せることにした。
 ・・・まあそんな感じで、物資が尽きなければ負けることは無いのだが、しかし攻撃できるのがフラン1人しか居ないため、やはり時間が掛かってしまう。実戦では、ガンビットの設定があまり良くなく、攻撃対象までバラバラになってしまい、倒すまでにはチンタラとした戦いを3分も続けることになった。うーむ、やはりこの時点では魔法はまだ微妙か・・・。

 ということで更に奥に進め、ガラムサイズ水路のボス:「ブッシュファイア」と戦うことになる。こいつは、今までの敵と比べるとかなり強力な相手となっており、大技の「ブッシュファイア(技名)などで大きなダメージを与えてくる。といっても、通常の低レベルプレイならばアマリアが「ポーション」「フェニックスの尾」で無尽蔵に味方を回復してくれるため、やはり普通に戦えばそれで勝てる相手である。・・・が、前回に引き続き、今回の戦いでもアマリアが勝手に「たたかう」を使ってしまうため、残念ながらアマリア様にはあらかじめご退場していただくことになる。
 さて、ブッシュファイアは強力な攻撃を持っており、しっかりと回復していれば全滅こそ無いものの、集中攻撃を受けて戦闘不能者が出てしまう可能性がある。となると、「味方1人 - フェニックスの尾」などのガンビットを使いたいところであるが、しかしそれだとアマリアが勝手に蘇生させられてしまってアウトである。まあ、それだけならば「バルフレア - フェニックスの尾」「フラン - フェニックスの尾」などと名前指定をして蘇生すれば避けられるのだが、この時点ではガンビットターゲットが2つしか設定できないため、味方を蘇生させることを考えていくとどうやっても悲惨な展開しか待っていないことになるのだ。更に言うのであれば、この時点で魔法が使えるのは引き続きフランだけであるため、「ブリザド」などで削っていくのには果てしない時間と物資が必要になってしまう。
 ・・・というわけで、このブッシュファイア戦は何も考えずに戦うと大量のアイテムを消費するor無理ゲーと化すことが既に分かっていたので、あらかじめ西ダルマスカ砂漠で入手しておいた「ウォータの魔片」を使い、弱点を突いて一気に倒してしまうことにした。1発で250ほどのダメージを与えられ、連続攻撃をすればすぐに相手のHP:3571を削りきることができる。まあ、「魔片の連発」というのはあまり綺麗な戦い方ではないが、それを禁止すると悲しすぎる戦いになってしまうので、ここはどうか許して欲しいものである。それに、中盤以降は普通の魔法や技も活躍してくるだろうし・・・。




 続いてシナリオが進み、次はナルビナ城塞の内部からゲームが再開される。ここで行うべきことは、「ダグザ&ガリドー&グイッチ」を倒すことであるが、ここでは全ての装備とアイテムが没収され、また戦うメンバーはヴァン・バルフレアの2人であるため、そのままだと一切の攻撃手段が無くなってしまう。だが幸いにも、その直前のフロアでは「サビのカタマリ」を拾うことができるため、それを使って攻撃すれば、相手にダメージを与えていくことができるのだ。この「サビのカタマリ」で与えられるダメージは、ご存じの通り「(使用者の最大HP)÷(1,2,…,10の整数のいずれか)」という固定値である。ダメージの期待値は、概ね使用者のHPの30%程度と言うところか。まあ、漫然と使っても活躍することは難しいが、しかし今回のようなプレイであれば、十分に攻撃手段として採用を検討していくことができるだろう。
 ちなみに、このナルビナ城塞内部において、その「サビのカタマリ」のトレジャーは、中くらいの広さの部屋に100%の確率で手に入る物が4つも置かれているため、セーブ&リセットを繰り返せば実に簡単に99個を集めることができる。この「サビのカタマリ」は、どこでも手に入ると見せかけて、集中的に集めるとなると割と難しい感じなので、楽なうちに集められるだけ集めておこう。
 ――ということで、それを終わらせ、「バルフレアバッシュイエ゛アアァァ!!!」という謎の叫びを聞いた後に、「ダグザ&ガリドー&グイッチ」との戦いがスタートする。前述の通り、この戦いでは「サビのカタマリ」以外の攻撃手段が無いため、ひたすらそれを連打していく。途中、ガンビットを「目の前の敵」にしていたため、密着戦闘で対象がバラバラになってしまい大変イライラしたりもしたが、普通に撃破することに成功した。

 続いて、ナルビナ城塞の内部をサクサク進め、なんかものすごいご都合主義感のあるイベントの連続を見ながら、次はバルハイム地下道へと進んでいく。ここでは、ご存じの通り、経験値を持つ「バッテリミミック」を倒して先に進み、そして最初の大きなボスと言える「ミミッククイーン」と戦うことになる。「バルハイム地下道」は、多くの制限プレイで、最初の難関となるスポットなのだ。
 ・・・ただ、俺はもう低レベルプレイだけでも4回目(通常,INT,入店禁止,今回)と慣れているため、特に難しいと思うことは無い。まずは経験値を持っている「バッテリミミック」戦であるが、こいつは漫然と戦っていると走り回って他の敵を引き寄せてしまうため、遠距離から「ホーリーの魔片」を使って倒してしまった。そうすると、勝手に「たたかう」を使ってしまうゲストキャラクターのバッシュも封印できるため、色々と都合が良いのだ。
 ――補足であるが、ご存じの通り、FF12ではゲストキャラクターのレベルが上昇することは無いが、しかし「経験値を割る頭数」には入ってくれる。例えば、メイン3人+ゲストで経験値100の敵を倒すと、メイン3人には100÷4で25ポイントの経験値が入り、合計獲得経験値は75ポイントとなる。ということで、最も獲得経験値を抑えるためにはメイン1人+ゲストという構成にするのが一番良いのだ。やれ、レベルが上がらなければどうということは無い・・・と考えるかもしれないが、余った経験値は序盤のLP稼ぎに回せるため、やはり獲得経験値は少なくしたほうが良いのである。



 ということで、序盤の大ボス:「ミミッククイーン」戦である! こいつは、大量の「タイニーミミック」と同時に出現するうえに、「サンダーバースト」「グランドシェイク」など強力な全体攻撃を使ってくる。特に、「サンダーバースト」は、約160のダメージを与える全体攻撃であり、低レベルの条件下で喰らうと一発全滅する可能性もある。そしてもちろん、今回プレイでは勝手に突っ込んでいって「たたかう」を使ってくれるゲストメンバーのバッシュは封印であるため、これまでの低レベルプレイともひと味違った感じになってくるのだ。
 ・・・ということで、ここまでの戦闘である程度LPを入手できているため、ここで少しだけライセンスを取得して戦力の強化を行うことにする。実戦では、ヴァンの「軽装備2」とバルフレアの「棒装備1」を覚えることにした。軽装備2は取得しなければヴァンが初期装備であるため、実に頼りない。またバルフレアの棒装備1は、このバルハイム地下道で拾える「樫の棒」を装備するためである。この装備は回避が25とこの時点では群を抜いて高く、しばらくは活躍してくれることであろう。バルフレアの棒♂♂♂

 さて、このボス:「ミミッククイーン」の特徴は、何と言っても全体攻撃の「サンダーバースト」「グランドシェイク」である。特に、前者の「サンダーバースト」は非常に威力が高く、160ほどのダメージを全員が受けてしまうため、この時点では喰らってしまえば一撃死である。一応、回避は可能であるが、この時点での回避率というものにはあまり期待ができない。一方、「グランドシェイク」は、同条件で使う攻撃であるが、こちらは80程度しかダメージを受けないため、装備品でHPを上げて回復をしっかりしていれば死ぬことは無い。つまるところ、「サンダーバースト」ではなく「グランドシェイク」が来ることを祈れば良いのである。
 ・・・では、この2つの攻撃の使用条件であるが、簡単に言うとランダムであり、それぞれの使用割合は「サンダーバースト:グランドシェイク = 4:1」程度となっている。ということで、連続で「サンダーバースト」が来ないことを期待するのはかなり苦しいのだが・・・こいつ、何故か「グランドシェイク」を一度使うと次の大技も必ず「グランドシェイク」になるという謎特性が存在する。「あやかしの光条」かよ!!
 ――ということで、戦法としてはシンプルなものに決まった。要するに、「サンダーバースト」が来ないパターンになるまでリセットを繰り返すのである。そして、いざ「グランドシェイク」のパターンが来たら、あとはしっかりと回復さえしていれば死ぬことは無いので、普通に「サビのカタマリ」と「ブリザド」で攻撃することで勝ってしまった。うーむ、何とも消化不良な感じであるが、まあ序盤だし、これくらいの感じで良いか・・・。


 というわけで。
 意外にも、それほど苦戦をすることなく、最初の難関と言われている「ラバナスタ王宮〜バルハイム地下道」の流れをクリアすることができた。
 ――さて、このバルハイム地下道脱出後のタイミングで行うべきことは、ゲストを使ったLP稼ぎである。というのも、前述の通りゲストメンバーは「経験値を割る頭数にはなる」が「レベルは上がらない」ため、ラバナスタでバッシュが離脱する前のこのタイミングで経験値7のギーザラビットを狩って、レベルが上がるギリギリまでLPを稼いでおくのである。合計で獲得できるLPは70ほどか・・・。よし、ここでしっかり稼いでおこう!


 

(2012年4月7日)

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