たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌 - やり込みinFF

トップページ > FFプレイ日誌 > たたかう禁止 低レベルクリアー > No.01

たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 

【第1話 闘わない者達】






 さあ、続いてのやり込みは、FF12の「たたかう禁止 低レベルクリアー」というものである。
 ・・・条件は、お馴染みの「低レベル」に加え、「『たたかう』を禁止する」というものだ。この条件だと、無制限の低レベルプレイで主力となる銃や計算尺が役立たずとなり、「最強の矛」など強力な武器を装備しての「たたかう」も使うことができなくなる。逆に活躍するのが、一般的な低レベルプレイでは出番の少ない「魔法」「技」「攻撃アイテム」などとなる。まさに、前回の「低レベル+入店禁止クリアー」での「攻撃力が高い武器を装備して肉弾戦をする」という戦法とは真逆ということであり、これまでとは全く違う戦法で挑んでいかなければならないのだ。
 ――やれ、俺のFF12のやり込みは、「低レベル+入店禁止クリアー」以来ということで、大体3年ぶりというところか。まあ、久しぶりにFF12をプレイしたくなったということもあるし、あれから俺のプレイ日誌の制作環境も大きく進化したため、その技術を使ってFF12のプレイ日誌をリメイクしてみたくなったということもある。ゲーム本編とプレイ日誌の執筆、どちらも俺にとっては楽しみなのである。

 さて、今回の制限は、大きなものとしては「たたかう禁止」だけなのであるが、それだけだと一部の強力なバランスブレイカーを連発するだけでストーリーを進められてしまう。それでは面白くないということで、「たたかう禁止」に加え、様々な制限を加え、いろいろな工夫が役立つようなゲームプレイにしていきたい。ただし今回も、プレイ開始時点では分かっていないことが多いため、あくまでもこの制限は「予定」ということにして、状況に応じて臨機応変に進めていこうと思う。この辺りも、まあ今までのやり込みと同じであると考えていただければ良いだろう。
 ――というわけで、制限項目(予定)は以下のような感じとした。

「たたかう禁止 低レベルクリアー」 制限項目(予定)

・極限低レベル(1,2,2,3,3,3)
いつも通りの制限である。
また、今までと同じく、序盤のパンネロLv上げ(再加入時にLv3になる)も禁止とする。

・「たたかう」の使用禁止
書いて字の如く、「たたかう」の使用を禁止する。
これにより、低レベルでもダメージが期待できる銃・計算尺が使えなくなり、
また早い段階で強力な武器を入手して攻撃する手段も禁じられるため、
結果として今までに全く無かった戦法が要求されることになる。
◇「バーサク状態による攻撃」は、「たたかうを自動的に入力しているもの」と判断し、その使用を禁止する。
◇ゲストメンバーの「たたかう」も、原則として使用させないようにする。

・HPアップライセンスの取得禁止
今回プレイでは、魔法攻撃の利便性を大きく上げるオプション系ライセンスは取得するつもりで居るが、
その中でも「HP+50」など、「直接的にHPをアップさせる系統のライセンス」の取得は禁止していく。
これにより、装備なしでのキャラクターのHPは100程度という貧弱なものとなり、
HPを上げる軽装備か、防御力の高い重装備か、魔力を上げる魔装備か、という選択がより重要となってくる。

・「ミストナック」の使用禁止
今回、キャラクターのMPを向上させる目的で「ミストナック」を習得するが、その攻撃手段としての使用は控えていく。
ミストナックは、相手の防御力を無視する非常に強力な攻撃であり、特化した戦法を組めば、ほぼ全ての敵に勝ててしまう。
そのように、戦略がワンパターンとなってしまう攻撃手段は当プレイには相応しくないと判断し、封印をするに至った。

・ソフトは「オリジナル版」を使用する
当プレイでは、インターナショナル版ではなく、2006年3月に発売したオリジナル版のFF12を使用する。
INT版は、全般に魔法や技が使いやすくなっており、当制限項目下では戦いやすいと言えるが、
その辺りはバランスの問題であり、今回は多くの人がプレイしたオリジナル版での攻略を行っていく。

※序盤にヴァンが操作できるようになってから「はぐれトマト」を倒すまでの間は、
 「たたかう」以外の攻撃手段が一切無いため、そこのみは「たたかう」を用いていく。


 まあ、主な制限としてはこんな感じである。「たたかう」を禁止したということで、その他の攻撃をいかに上手く使っていけるかということが、今回プレイの大きなテーマとなるのだ。
 ――もちろん、今まで通りの「自主規制」も取り入れていくつもりである。別に制限項目に書かれていないからと言って、全てのボスを「ダークマター」で押し潰したり、「歩数攻撃」で防御力無視の9990ダメージを与えまくったり、戦闘中の装備変更で硬直を強引に解除したり・・・そういう反則ギリギリの手を片っ端から用いていくつもりも無い。あくまでも「面白いプレイ」を求めていこうということである。

 というわけで、久々のFF12のやり込みは、前作の「低レベル+入店禁止クリアー」とは正反対の、様々な装備品・アビリティを駆使したプレイとなります(予定)
 今回は、まあ自分のペースでゆっくり連載していこうと思うので、どうぞ応援よろしくお願いします\(^o^)/





 ということで、早速PS3にオリジナル版FF12のディスクをセットし、今回プレイ用の仮想メモリーカードを制作した上で、「NEW GAME」を選択してやり込みプレイをスタートさせていく。ご存じの通り、俺のPS3は初期型でPS2ソフトが動くのである。また、今回はHDキャプチャを使用しているため、前回の【低レベル+入店禁止クリアー】の時よりも遙かに綺麗な画像・動画を掲載することができる。もし、お暇な方が居らっしゃったら、そういった3年間での制作環境の進化を、当時のプレイ日誌と比べてみるのも面白いかもしれない。少なくとも体言止めが無いことだけは絶対進化していると思う・・・。

 さて、そんな感じでゲーム本編を始めていく。まずはオープニングムービーを見て、その後にチュートリアルを兼ねたレックス編がスタートする。バッシュが「レックス、移動は左スティックだ」などという世界観ガン無視のセリフを吐いたりもしながら、マップを進んで最初のボス:「小型飛空艇レモラ」と闘うことになる。ここから「たたかう禁止」という制限がスタートするのだ。といっても、こいつはバッシュなど回りのアザーメンバーが勝手に攻撃して倒してくれるため、プレイヤーがするべきことは特に無い。なお、第3者として参戦する「アザーメンバー」の「たたかう」は、ゲーム性に大きな影響は無いと判断し、特に禁止はしていない。
 ・・・が、そんな感じで適当に遠距離から「サンダー」を放って攻撃していると、俺は困ったことに気付いてしまった。というのも、MPが足りないのである。もちろん、FF12のシステムでは、MAPを走り回ることによってMPを回復することができるが、しかし俺は戦闘中に走り回るのはあまりやりたくないと思っているのだ。その理由は、「見た目があまり良く無いから」「戦略の重要性が落ちるから」というもので、画面を走り回ると視界が安定せずにバトル状況を掴みづらくなるし、また戦闘中の移動によって敵を誘導し一方的に攻撃を喰らわないようにすることは、「ガンビットによる自動戦闘」というFF12の一番面白い部分の重要性を削いでしまう。そのため、今回も前回の入店禁止プレイと同じく、できる限りガンビットによる自動操作に任せることにより、FF12の面白みをより高めていこうと思ったのだ。ただし、この「FF12の面白み」というのは、あくまで俺の解釈であるため、まあ個人的なこだわりと思っていただければ幸いである。それに、戦闘中の移動や手動操作がありなら、既存の素晴らしいやり込みプレイの単なる劣化版になってしまう恐れがあるからな・・・。
 ――何はともあれ、どちらにせよレックス編の時点では「エーテル」などが無く、どうにもならないため、仕方なく走り回ってMPを回復していく。そんなこんなで「サンダー」を何発か打ち込むと、バッシュが最大の名ゼリフ:「イェア!」言ってくれると見せかけて言ってくれなかったりもしながら、無事に「小型飛空艇レモラ」の撃破に成功した。まあ、さすがにコイツに苦戦するやり込みプレイは無いっしょ。うん。

 そんなこんなで先に進んでいく。なお、ナルビナ城塞の内部ではポーションの入ったトレジャーが出現するが、残念ながらレックス編での入手アイテムはその後のシナリオに何一つとして引き継ぐことはできないため、ここで稼ぎを行う意味は限りなく低い。ということで特に何もすること無く進めていき、階段での帝国兵*3戦は走り回ってMPを回復しながら、「サンダー」を2回打ち込んで倒していく。
 ・・・さて、最後にイベントを見てレックス編が終了し、いよいよ本編がスタートする。まず、最初はヴァンを操作してウェアラット*3と戦うことになるが、この時点のヴァンは「たたかう」以外の攻撃手段を一切持っておらず、また時間経過で敵が自爆してくれるなどの配慮も無いため、残念ながらこの時点で「たたかう」の完全封印は不可能となってしまう。うーむ・・・。
 ――しかし、めげずに進めていくと、今度は最初のモブである「はぐれトマト」と戦うことになる。この時点では既に魔法が購入できるようになっているが、しかし今度もライセンスポイント(LP)が足りずに「黒魔法1」を取得することができず、せっかく魔法を購入しても唱えることができない。そして、この時点では西ダルマスカ砂漠などにも行けず、各種攻撃アイテムも手に入れることができないため、残念ながらはぐれトマト戦でも「たたかう」を封印することは不可能である。(;・∀・)「その辺の敵を倒してレベルが上がらない範囲でLPを稼げば良いのでは?」というところであるが、ではどうやってその辺の敵を倒すと言うのだ・・・。



 そんな感じで、残念ながら「たたかう」を使わなければどうにもならない「はぐれトマト」を倒すまでであったが、更にシナリオを進めてパンネロを仲間にすると、パンネロはどういう計算式か知らないが初期LPを19も持っているため、「黒魔法1」を覚えることができ、「ファイア」「サンダー」「ブリザド」という攻撃魔法を唱えられるようになる。また、同時にラバナスタ周辺で探索できるエリアが全てオープンされ、トレジャーから様々な攻撃アイテムを入手できるようになる。いよいよ、「たたかう禁止」という制限が実行できるようになってくるのだ。
 ――さて、まず行うことは、パンネロを使ってのLP稼ぎである。というのも、パンネロは一度離脱して再加入する際にレベルがリセットされるため、この時点でいくらレベルを上げても最終的なレベルへの影響は無い・・・が、そのような「序盤のパンネロLv上げ」は低レベルクリアーでは禁止されることが多いので、今回プレイでもそれを踏襲している。ただし、もちろんレベルを上げない範囲でのLP稼ぎには何の問題も無いため、この時点で最も経験値が低い「タイニーサボテン」を狩って、LPを稼いでおく。なお、FF12では敵を倒した際の経験値が一定の範囲からランダムで決まるようになっており、ヴァン様に開幕で「ファイア」あたりで死んでいただいた場合、「タイニーサボテン」から得られる経験値は7〜10となる。そして、パンネロがLv2に上がるまでの経験値は51というわけで・・・当然のようにセーブ&リセットを繰り返して7のLPを獲得しておくのだ。

 さて、今回の制限では、「『ぬすむ』の使用」「ショップによるアイテム購入・売却」などの稼ぎ行為をなんと行うことができるため、雑魚敵に「ぬすむ」を使ってアイテムを入手し、それを売却して得たギルで装備・魔法などを買って戦力を強化するという画期的なシステムを利用することができる。ただし、現時点ではライセンスポイントに全く余裕が無いため、装備品を手に入れても何一つとして使用することはできない。「プロテス」「スロウ」などの有用と成り得る補助魔法を唱えることができないし、武器・防具に至っては最下位の盾である「エスカッション」ですら装備できない。これは酷い・・・。
 また、今回は「モブ狩り」を行うことができるため、さっそくランクE:「テクスタ」戦に挑んでみることにした。まず、この時点ではガンビットのシステムが部分解禁でしかなく、ONにすると勝手にパンネロが「たたかう」で突撃してしまうため、残念ながらコマンドは全て手動入力である。と言っても、敵のHPは380しか無く、ポーションで回復しながら「ファイア」あたりを5回打ち込めば勝ててしまうため、戦闘面での問題は特に無い。
 ――のだが、こいつ、HPが半分になると「セーバー」を使って「HP消費攻撃」の効果を得てしまう。と同時に相手の攻撃パターンが大きく強化され、初期レベル・初期装備のヴァンとパンネロでは中々に攻めづらい感じとなるのだ。まあ、倒すだけなら「HP消費攻撃」での自滅を待てば良いのであるが、しかしこのゲームでは自滅した相手はLPを落とさないというシステムになっているため、何としても自力で倒して貴重なLP2を入手しておきたい。だが、パンネロしか攻撃が使えない中、敵の攻撃をかいくぐって魔法を5発当てるのはなかなか上手く行かなかったため、ここはトレジャーから手に入れた「ホーリーの魔片」でHP50%の上から一撃必殺を行うことにした。「ファイア」で88ダメージを与え、次に「ホーリーの魔片」で346ダメージを与え、一気に相手を倒してしまった。うむ、今回は「魔片」はかなり活躍しそうだね。


 ということで、次はランクE:「花サボテン」の討伐に向かいたいところであるが、残念ながら「クランポイント」という勝手に増えていくアレが足りず、クエストを発生させることができない。また、これ以上稼いだとしてもLPが足りずに戦力を強化することができないため、そろそろシナリオを進めることにする。まあ、「エーテル」さえ拾っておけば、あとはどうにでもなるであろう。
 ――さあ、序盤から今までのやり込みでは見向きもしなかった要素がポンポンと出てきて、今回も楽しい感じのプレイになりそうである。近頃のゲームで流行っている「やり込み要素(笑)」ではなく、真の意味でのやり込み要素が驚くほどに豊富なFF12は、果たして今回はどのような顔を見せてくれるのだろうか。今回のプレイ日誌は、自分のペースでゆっくりと更新していこうと思うので、どうぞよろしくお願いします\(^o^)/

 

(2012年3月25日) 64 PV

次の回を読む→
.                                                                                                                                                                                                                .

ひとつ前のページへ
トップへ


System: Mahatmya Ver.1.26