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FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】

 

無題

 ――レダスと共に各地のボスやモブ討伐を手の届く範囲まで終えた一行は、いよいよ絶海の孤塔であるリドルアナ大灯台へと向かいます。レダスの持っていた新型飛空石を搭載したシュトラールでリドルアナ大瀑布へと飛び立ち、建ち並ぶ古代遺跡を抜けて大灯台に到着します。

 

 さて、今回の大灯台の攻略ですが、マラソン禁止プレイではレダスと共に攻略していきたいと思います。どういう事かというと、レダスを戦闘不能やストップ状態などで放置せず、文字通りレダスと共に大灯台で発生するボス戦を攻略していくという事です。

 以前にも述べたことがありますが、やり込みプレイにおけるレダスの扱いは様々です。しかし、さほど制限の厳しくない低レベルクリアーでは、大灯台の攻略時には彼を何らかの方法で放置するのが一般的でしょう。ライセンスや軽装備などの効果でパーティメンバーのHPが1000〜2000になっている中、レダスのHPは400弱とあまりにも貧弱です。このHPがどれくらい貧弱かというと、大灯台に出現するありとあらゆる雑魚敵の攻撃でワンパンされる程貧弱です。ただし、大灯台でのボス戦は基本的に相手が単体で登場する為、集団戦になりやすい雑魚戦よりも敵の攻撃対象を操作することが簡単であり、レダスが狙われないようにして彼に攻撃させるという戦法は十分に採用する事が出来ます。

 しかし、大灯台のボス戦は混乱睡眠が有効な敵がそれなりに存在するため、これらの状態異常を駆使する場合、「たたかう」などの睡眠・混乱を解除する攻撃手段しか持たないレダス戦闘不能やストップなどで放置することが確定してしまいます。また、ボスの中には火属性風属性といった強化しやすい属性を弱点としている敵もいるため、デルタアタック要員として彼をストップ+リフレク状態置物にしてしまうプレイヤーもいることでしょう。例えば大灯台のボスの一体であるシャーリートは、火属性が弱点な上にオイル状態まで効いてしまうざんねんないきものなので、オイル状態にして「ファイガ」をデルタアタックすれば瞬殺が出来てしまいます。この敵は戦闘フィールドで水のある場所にいると能力が強化されるのですが、戦闘開始時にバトルメンバーのいる地点は陸地なのでその場から動かなければ敵の能力を弱体化させることが出来ます。が、ここで空気を読まないレダスが水の中にいる敵を狙ってスタート地点を離れてしまい強化された敵に勝手に殺される事が多々あります。それを防ぐために、彼をリフレク+ストップ状態にして反射板の置物にしておく、という戦法が取られたりします。

 以上の内容をまとめると、大灯台のボス戦攻略ではせっかく状態異常やデルタアタックを駆使して楽に攻略できる戦法が存在するのにレダスの行動がその戦法をぶち壊すという事になります。その為、彼の手も借りたい厳しい制限内容でもない限り、手練れのプレイヤーは彼を何らかの方法でほったらかしにするのが一般的になっていると思います。

 

 さて、今回のマラソン禁止クリアーは、比較的制限の緩い低レベルクリアーになります。ですので上記に上げた戦法をほぼ全て使用することが出来ます。ですが上記に上げたような戦法を採用するにはレダスに一切手出しをさせないことが基本となります。「レダスをなるべく活躍させたい」と思ってプレイしていた私にとって、これらの戦法を使用すると微妙な気分になってしまうので、今回大灯台を攻略する際はレダスを放置せずに戦闘に参加させる事にしました。また、上記のような戦法を採用すれば楽に勝てるという事もわかっていたため、あえて地道に戦ってみようという思いもあります。そんな感じで、今回の大灯台攻略はレダスを含めたバトルメンバー4人で攻略していきます。

 


 

アントリオンの悪夢再び

 

 ――リドルアナ大灯台にやってきた一行ですが、その入り口の手前にある広場にはドラゴンのゾンビと思われるハイドロが立ちふさがります。一行が大灯台に足を踏み入れるためにはハイドロを倒さねばなりません。

 さて、このハイドロですが、前半は「カウント」や「バイオ」「ダーラ」といった魔法攻撃をはさみながら、死の宣告状態ではない敵を狙って攻撃を繰り出してきます。この時、死の宣告状態ではないキャラクターが複数存在する場合は、敵対心ではない別のターゲット決定方法(ランダム?)で攻撃してきます。敵のHPが60%未満になると、「回避無視」「通常攻撃ダメージUP」オプションを得るようになります。そこからさらにHPを減らし、HPが30%未満になると「通常攻撃CT0」「魔法CT0」を得ます。

 

 最初は( ^o^)<「適当に戦っても何とかなるだろ!」と思ってバブルチェーンも着けずに適当に戦ったのですが、終盤の「回避無視」「通常攻撃CT0」のコンボにボロボロにされてしまったので、少し装備や戦法を整えて挑むことにしました。

 まず、バトルメンバーはおなじみバルフレア/バッシュ/アーシェ/レダスで挑みます。バルフレア重装備+最強の矛を装備して物理アタッカーになります。バッシュは闇吸収のデモンズシールド軽装備バブルチェーンを装備して盾役になります。アーシェ魔装備を装備してバッシュへのデコイや敵への魔法攻撃、敵がCT0能力を得ていないうちの敵への「スロウ」を行います。

 バルフレアとアーシェは敵の使用する魔法攻撃で一撃で倒されてしまうので、バルフレアはルビーの指輪装備、アーシェは自身への「リフレク」で敵の魔法攻撃を反射します(敵は「リフレク貫通」を持っていません)。ここでレダスにも「リフレク」を張りたいところなのですが、ガンビット枠が足りなかったこと、アーシェのMPも足りなくなりがちなことから残念ながらレダスはリフレクなしで戦ってもらいます。

 また、敵は混乱が有効なので、後半回避が無駄になることも併せてバッシュには混乱の追加効果がある錯乱のメイスを装備させて殴り掛かってもらいました。ただ、これで戦闘を有利に進められたかというと特にそういうわけでもなかったのですが……

 その他、敵はオイルも無効化できないのでアーシェが「オイル」を使用し、炎の杖で強化された「ファイガ」を放ちます。エーテルが解禁されていない状況でファイガを撃ち続けられるのか、というところですが、アーシェには賢者の指輪を装備してあり、ハイドロが出現する場所(かわき満たす広場)は、実はミストが濃くMPチャージ量が3倍になるので、そこまで大きな負担にはなりません。

 敵のHPは203800とそこそこありますが、狂戦士状態になったバルフレアの通常攻撃で2500前後、アーシェのオイル状態からの「ファイガ」で4000前後のダメージが出せるので、火力はそこまで問題にはなりません。ちなみにレダスの攻撃は狂戦士状態で700程度です。

 

 ――以上のような装備・戦法でハイドロとの戦いを行いました。前半は敵の繰り出してくる状態異常を適宜治しつつ、バルフレア達が着実にダメージを与えていきます。敵の範囲魔法によってリフレクを張っていないレダスが度々倒されてしまいますが、放置せずに蘇生させます。ちなみにここでもレダスはガンビットに反応してもらうのを目的として沈黙状態にしています。

 そんな感じでサクサクと敵のHPを60%まで減らすと、今度は敵は「通常攻撃ダメージUP」「回避無視」を得ます。が、バブルチェーン軽装備で最大HPを高めたバッシュであれば大きな問題もなく普通に耐えることが出来ます。という訳で、定期的にバッシュのHPを回復する必要が出てきたこと以外は、これまでと同じように戦うことが出来ます。ちなみに書くところが無かったのでここに書きますが、バッシュが「クラッシュファング」の即死効果などで倒された場合は、フェニックスの尾による蘇生ではなくわざ「蘇生」でHP全回復で蘇生させます。盾役であるバッシュのHPを全快で蘇生させることで、敵が「通常攻撃CT0」を得た際の猛攻に耐えやすくするようにするためです。

 そして敵のHPを30%未満まで削ると、いよいよ敵は「通常攻撃CT0」「魔法CT0」を得ます。こうなるとアントリオンの恐怖の再来となり、バッシュがハイドロの猛攻を受け続けることになります。一応、敵は足が遅いので頑張ればマラソン戦法で敵の攻撃から逃れることも可能ではあるのですが、ここまでガンビット任せにしているためほぼ確実に通路の端に追い込まれている状態になっており、十分な距離をとることが出来ません。また、敵は「通常攻撃CT0」「魔法CT0」を得て瞬時に攻撃を繰り出してくるため、十分な距離をとる前にアクションを実行され、その硬直時間中に離れたせいで敵の感知範囲から離れてしまい、近くで攻撃しているキャラクターが狙われ、再び瞬時に攻撃を繰り出され……という悪循環に陥りやすいです。要するにこの状況下ではマラソン戦法を取るのが難しいため、敵の猛攻に正面から耐えることにします。敵が連撃さえ繰り出してこなければ、回復はエクスポーションで追い付くので、その間にバルフレアやアーシェが攻撃を仕掛けて敵を倒します。このような感じで最後はバッシュの我慢勝負になってしまうのですが、何とかハイドロを倒すことができました。

 


 

 大灯台の門番的存在であったハイドロを倒した一行は、いよいよ大灯台内部へと足を進めます。ここでまず行うことは「黒の珠」集めです。まず、ストーリー攻略において、先へ進むために黒の珠3つ必要になります。黒の珠は大灯台下層/始原の層 外郭に出現する雑魚敵を一定数倒すと出現するアイテムであるため、先へ進むためには雑魚敵を倒す必要があります。雑魚敵は経験値を持っているため、ファイアフライを装備して倒すか、「デジョン」や死の宣告状態の効果などで倒す必要があります。ただ、物語終盤とあってこれらの手段の成功率やファイアフライで倒す場合の攻撃力を上げる方法はたくさんあるので、黒の珠を入手すること自体はそこまで難しくはないでしょう。

 

 ところが、この黒の珠というアイテムは、大灯台クリア後に訪れることが出来るようになる大灯台地下層でも使用します。しかもその必要数は168個という莫大な数です。大灯台下層/始原の層で敵が黒の珠を落とすのは大灯台をクリアするまでの期間であり、その後は大灯台地下層の一部を除いた各所で敵を倒すことで入手できます。ところが大灯台地下層は所謂「隠しダンジョン」であるため、敵がかなり強く、低レベルクリアでこれだけの数を集めるのは困難を極めるでしょう。

 

 そこで、敵の強さが比較的弱い大灯台下層/始原の層 外郭で、地下層で使用する為の黒の珠をできる限り集めておきます。出来る限りと言ってもその数は当然99個になります。地下層で必要になる個数には足りないですが、地下層で必要になる個数の半分以上をここで集めることが出来ます。

 

 では、実際にどのように集めていったのかについて説明します。まず、敵を倒す手段についてですが、レダスを除いたバトルメンバー全員にファイアフライを装備させ、ファーヴニルの討伐報酬の一撃の矢の追加効果(25%の確率で戦闘不能)デジョンの魔片で倒していきます。範囲魔法でありファイアフライ装備の必要もないデジョンの魔片一本に絞らなかった理由についてですが、デジョンの演出中にも敵を倒せるようにする事が目的です。デジョンは範囲魔法でありエフェクト量が8もあります。ストーリー上の雑魚敵とはいえ攻撃力は結構あるため、デジョンの演出中に味方が倒されてしまうリスクが多少なりとも存在します。デジョンの魔片を使用すると雑魚を一度に片づけられるうえ、フェイスHP満タン魔力UPでほぼ必中にできるのでぜひとも使用したいですが、万が一を考えて順番待ち中でも発動でき、一撃必殺の可能性がある一撃の矢での「たたかう」も併せて使用することにしました。

 次に、集める際のルートですが、色々と試した結果、次のルートが効率が良いだろうと判断しました。大灯台下層/始原の層 内郭のゲートクリスタルを出発地点として、「@大灯台下層/始原の層 外郭につながる通路のどちらか一方に入る」「A入ってすぐのキマイラブレインを一体倒す」「B倒したら大灯台下層/始原の層 内郭に戻り、続いて今入った通路とは逆の通路に入る」「C入ってすぐのキマイラブレインを一体倒す」「D @〜Cを繰り返し、キマイラブレインがいなくなったら大灯台下層/かわき満たす広場に行く」「E @に戻る」というルートです。

 このルートは、「2AC(2回エリアチェンジ)すると敵が復活する」「大灯台下層/始原の層 外郭のゾーンを訪れて最初に倒した敵は必ず黒の珠を落とす」という2つの性質を利用したものです。ルートを試行錯誤した時間も含めると、先へ進むために必要な3個+地下層用の99個の黒の珠を集めるのに2時間程度かかりました。ちなみにどうでもいいことですが、この黒の珠集めをやっている間にプレイ時間が100時間を超えました。

 


 

盾役が敵のHPに応じたアクションを取ればどうという事はありません

 

 黒の珠集めも終わり、一行は続いてのボスであるパンデモニウムに挑みます。このボスは、物理攻撃を中心に繰り出してくるほか、HPが50%を切ると「絶対防御」による尺延ばしを行ってきます。しかし、この敵は「回避無視」こそ得るものの、「通常攻撃CT0」を最後まで得ない他、一発でバトルメンバーを壊滅させるような攻撃もしてこないため、盾役に攻撃を集められれば普通に戦うだけで倒すことが出来ます。

 

 実際に戦った際のバトルメンバーはバッシュ/アーシェ/パンネロ/レダスで挑みました。バッシュレダスは物理アタッカー、アーシェはメンバーのサポートやエアロで攻撃する役、パンネロは盾役になります。ここで重要となるのが盾役であるパンネロの行動になるのですが、前半は敵に密着しつつ針千本」で攻撃し、敵が「絶対防御」を構えた後は賢者の指輪によって消費MPが半分になった「バランス」を撃ち続けます。

 敵のターゲット決定方法として、HPが50%以上ある場合は最も近い敵を、HPが50%未満の時は敵対心が最も高い敵を狙ってきます。ですので、パンネロは前半は敵に接近してターゲットを集め、後半は敵対心変動の大きい「バランス」をひたすら撃って敵対心を稼ぎます。また、HPが50%未満になったときに使用する「絶対防御」は、パンデモニウムの場合は敵対心が一定以上になったキャラクターがいる場合に即座に解除されるため、「バランス」を2〜3回使用すれば敵の「絶対防御」をすぐに解除することもできます。また、攻撃役のバッシュは、敵に接近して狙われないように両手弓による遠隔攻撃で攻撃します。レダスは武器の性質上基本的に近接攻撃しかできないので、彼が狙われたときは回避を期待するか諦めて蘇生しましょう。そんな感じで、パンデモニウムを撃破することが出来ました。ここまで書いて、遠隔武器を装備したゲストメンバーがいても良かったんじゃないかと思いました。

 


 

ドンムブは攻撃ができるのでセーフ

 

 〇がつ×にち きょうはシャーリートとたたかいました。てきがみずのうえにいるとのうりょくが きょうかされるので、「バランス」でいっきに てきたいしんをあげてりくにおびきよせました。そのあいだに みんながみずのうえにいるシャーリートに はしっていくといけないので、リーダーのパンネロいがいはドンムブじょうたいにしました。

 シャーリートは ひによわく、オイルもきくのでバッシュおじさんにグングニルでこうげきしてもらいました。9999のすうじが たくさんとびだしました。さらにアーシェおうじょがナパームショットをつかったら、シャーリートをあっというまに やっつけられました。

おわり

 


 

「たたかう封印」にしましたが「アイテム封印」にするのが一番厳しかったかもしれません

 

 ――さて、大灯台下層を抜けていよいよ大灯台中層へと足を進めます。ここでは「たたかう」「魔法」「アイテム」「ナビマップ」のいずれかを封印しなければ先へ進めません。今回は「たたかう」を封印することにしました。この封印を選択した理由は、今まで「たたかう」中心で敵と戦ってきたからです。「たたかう」を封印することで、戦闘の難易度が上がり様々な戦法を駆使する必要が出てくると思ったのです。しかし、結果から言うとちょっと面倒くさくなるだけで肉弾戦をすることに変わりはなかったのですが……

 

 能力を封印した後は、大灯台中層バブルチェーンを着けたバルフレアレダスで上へ上へと昇っていきます。途中ブーネクルセイダーといった厄介な敵が出てきますが、すべて無視して先へ進みます。そうやって進んでいくと、大灯台中層も終盤に差し掛かるというところで次のボスであるフェンリルと戦います。この敵は「カウンター」「カウンター確率UP」を得ているほか、HPが20%未満になると「通常攻撃CT0」を得ますが、敵は最後まで「回避無視」を得ません。という訳で何も封印がなければ、かの背徳の皇帝マティウス戦と同様に回避率を高めた盾役がいれば普通に戦って倒すことが出来ます。なんだか文の結びがテンプレ化してきていますが敵の強さがその程度なので仕方がありません。

 

 それでは、今回「たたかう」を封印された状況下でどうやって戦うかというと、答えは簡単で「たたかう以外の攻撃手段で攻撃を行ってあとは普通に戦っていけばOKです。今回「たたかう」の代替手段として採用したものはわざ「暗黒」と無属性魔法の「バイオ」です。まずわざ「暗黒」は簡単に言えば「HPを消費して通常攻撃よりちょっと強い攻撃を行う」というものであり少々使いづらいのですが、基本的には「たたかう」の代わりとして使用できるものです。また、「たたかう」と異なりカウンターが発生しないのも地味にうれしい点です。続いて「バイオ」ですが、フェンリル土属性が弱点だがそれ以外のすべての属性が無効か吸収であり、そして土属性の魔法やわざは存在しないので、無属性でエフェクト量やMP消費が比較的軽い使いやすい魔法となってくれます。ちなみにレダスは「たたかう」が封印されていると「遠隔攻撃」を使用するのですが、この「遠隔攻撃」も敵のカウンターを誘発しません。

 そんな感じで、攻撃面の代替手段は以上なのですが、いずれの手段も「たたかう」と比較してコストパフォーマンスが圧倒的に悪い部分がある(アクションの硬直時間が長い、HPやMPを消費する、命中率が低い)ので、戦闘時間がかなり長くなってしまいます。しかもヒット&アウェイの単純な肉弾戦なのでかなりグダグダした戦いになりました。このような結果になるのであれば、「アイテム封印」を選択して回復アイテムや蘇生アイテムを使えない状況で戦ったほうが、詰む可能性もありますが緊張感があったかもしれません。

 

 ちなみに、フェンリルには睡眠が有効なので、「スリプル」をかけて「バイオ」をデルタアタックすればかなり楽に倒す事ができます。しかし、その戦法を採用してしまうと諸々の事情でレダスの存在が邪魔になってしまい、レダスを放置する必要があるので今回はその戦法は採用できませんでした。

 


 

ノルマ達成

 

 大灯台中層をクリアし、いよいよ大灯台上層を昇っていきます。といってもトレジャーは基本的にとることが出来ないのでさっさと仕掛けを攻略しながら進んでいきます。一応隠しルートに100%出現するトレジャーから確実にサークレットが入手できるのですが、それに気づいたのが大灯台を攻略した後だったこと、入手したところで性能が黄金のスカラーと大して変わらないことから、入手はしませんでした。

 一行が88階にある天動器に乗り込むと、天動器が動き出しました。しかし、動いてすぐに突如大きな衝撃が走り、天動器が停止してしまいました。困惑してひとまず天動器を降りた一行のもとに統制者ハシュマリムが立ちふさがりました。

 

 さて、統制者ハシュマリムの強さについてですが、打撃面は「カウンター」「カウンター確率UP」、追加効果にウイルス(4%)を備えています。このうち一番厄介なのは「カウンター」です。今回もいつものごとく「たたかう」で攻撃していくのですが、当然カウンターが発生するリスクがあります。敵は「回避無視」を持っていないので回避できればよいのですが、今回は久々に超瀕死状態で戦っているので、反撃が命中してしまうと「蘇生」->「バヒール」という手順を踏む必要があるので面倒です。敵の厄介な点と言えばそれくらいです。「ロックユー(笑)」「クエイジャ(笑)」は土属性を持っているので、「レビテガ」で浮遊状態にすれば問題ありません。そんな感じで、敵の弱点である風属性のエアリアルを装備したバッシュレダスがザクザク攻撃していき、特に大きな問題もなく倒すことが出来ました。なお、敵が途中で「絶対防御」を張ってしまったためにバッシュが「加ダメージチャージ」によってMPを供給できず、バッシュからMPを吸い取って「レビテガ」に充てていたパンネロのMPがなくなりそうになったことは内緒です。

 


 

 大灯台も頂上に近づいてきたというときに、ヴァンパンネロアーシェ破魔石を切り取り帝国に復讐するのかが気になっていました。パンネロが「大切な人を亡くした思いから復讐を遂げたとしても、亡くなった人たちの心は動かない」と言うと、レダスは「過去の幻影は、いつ振り返っても生々しくありつづける」と意味深長な言葉を述べました。

 

なぜかキャプチャしていたシリーズ

 

 ついに絶海の孤塔の頂上まで上り詰めた一行は、天陽の繭を目にします。アーシェ契約の剣を振りかざすと、繭の封印が解かれ、周囲にミストの嵐が吹き荒れました。すると、アーシェの目の前に突如ラスラの幻が現れ、まるでアーシェに復讐を促すような素振りを見せていると、「なぜためらう」という言葉と共に背後からジャッジ・ガブラスが現れました。ジャッジ・ガブラスは「自分がバッシュに化けてダルマスカ国王を殺した」と言い、アーシェの復讐心を煽りつつヴァンに斬りかかります。

 次の瞬間、ガブラスが振り下ろした剣をレダスが受け止めました。レダスは剣を受け止めながら、自身の正体について話します。彼の正体は、2年前にナブディスで消息を絶ったジャッジ・ゼクトだったのです。彼はナブディスを滅ぼした過去にずっと縛られており、ヴァンやアーシェに自分のようになるなと言いました。それを聞いたアーシェは、自身の持っていた暁の断片を捨て、目の前にあるラスラの幻を契約の剣で振り払いました。あの人は復讐を望む人じゃない――アーシェの言葉に動揺したジャッジ・ガブラスが「力なきものに何も守れはしない」と言うと、バッシュが前に出て「ならば俺が守ろう」と言葉にしました。それを聞いたガブラスは、自分たちの故郷であるランディス共和国を捨て、流れ着いた先であるダルマスカ王国も守れなかったバッシュが何を守れるかと激高しました。

 


 

何て形のいい頭なんだ……

 

 〇がつ△にち きょうはジャッジ・ガブラスドクター・シド+あんこくのくもファムフリートとたたかいました。まずはじめに、ジャッジ・ガブラスとたたかいました。けれど、このあとのドクター・シド+ファムフリートのほうが つよいので、そうびやガンビットはそのふたりにあわせたものにしました。ジャッジ・ガブラスはオイルじょうたいにしてバッシュおじさんがそうびしているグングニルでてきとうに たたかいました。てきのこうげきは すべてかいひかのうなので、たてやくをよういすれば こわくありません。とちゅう、HPが50%をきると つかってくる「かんぜんマバリア」が、すこしうっとうしかったです。

ジャッジ・ガブラスせん おわり

 


 

パンネロの何とも言えないポーズ

 

 一行に敗れたジャッジ・ガブラスは、なおも「復讐の義務から逃げるか」と楯突きますが、そこへドクター・シドが現れます。ドクター・シドはラーサーの「アーシェが復讐に走るかどうかを見極めてきてほしい」という約束を破ったとして、ラーサー護衛の任を解くとガブラスに告げました。それに激高したガブラスはシドに斬りかかりますが、シドはヴェーネスによって守られ、ジャッジ・ガブラスはヴェーネスに吹き飛ばされてしまいました。アーシェが捨てた暁の断片を拾ったシドは、自分の手元にある残り2つの破魔石とヴェーネスの力を利用して、天陽の繭のミストを放出し始めます。荒れ狂うミストの中、シドは「このミストは神々から歴史を取り戻さんとする人間の雄たけびだ」と表現しました。それを聞いた息子のバルフレアは「破魔石を真似した人造破魔石を使って次の神様気取りか」と叫びます。自分のもとから逃げ続けた挙句、結局舞い戻ってきたかつての息子に怒りを露わにしたドクター・シドは、人造破魔石の力を以って一向にたちはだかります。

 


 

エクスポーションでないと回復が追い付きません

 

 ――続けて、ドクター・シド(2回目)との対決に移ります。この戦闘では、最初はドクター・シド一人との対決になりますが、ドクター・シドの残りHPが50%になった直後にドクター・シドが暗黒の雲ファムフリートを召喚し、ドクター・シド+暗黒の雲ファムフリートの2体を相手にすることになります。また、ファムフリートがいる状態でのドクター・シドには絶えず「魔法障壁」「完全マバリア」がかかっており、基本的にはファムフリートから倒す必要があります。そしてファムフリートを倒すと、様々なオプション効果を得る代わりに「魔法障壁」「完全マバリア」を失ったドクター・シドと戦うことになります。

 

 まず初めに、ファムフリートを召喚する前のドクター・シドについて説明します。ファムフリート召喚前のドクター・シドは、敵対心が一番高い相手を狙ってで攻撃します。武器が銃なので、どれだけ防御を高めてもダメージを軽減することが出来ません(こちらが使用できる銃と同様に、プロテス状態でダメージを軽減可能です)。そのダメージは、こちらの銃と同じ計算式が適用されるとして800〜1000程度のダメージになります。こちらの最大HPがバブルチェーンありで2800程度である事、クリティカルが発生しダメージが2倍になる事を踏まえると、中々の威力となっています。おまけにドクター・シドの銃のCTが15と短く、回復アイテムの演出中に次の銃撃が飛んできますので、ハイポーションではまるで回復が追い付きません。ですので、盾役の回復はエクスポーションでないと追い付けません。

 とはいえ、この段階でドクター・シドが使用する攻撃は銃撃と火属性範囲攻撃の「魔審銃(ましんがん)」だけなので、盾役が敵の攻撃をひきつけて地道に回復しつつ、ほかのメンバーが攻撃するという形をとれば大きな問題もなく相手のHPを50%まで減らしていけるでしょう。

 

このシーンでドクター・シドは首を鳴らしていますが、首を鳴らすのはブナンザ家の癖なのでしょうか(バルフレアも勝利ポーズで首を鳴らすような仕草をします)

 

 ドクター・シドのHPを50%まで減らすと、ドクター・シドは暗黒の雲ファムフリートを召喚します。ここからは、ドクター・シド+ファムフリートの2体を同時に相手にしながら戦うことになります。すでに述べた通り、ファムフリートがいる間ドクター・シドは「魔法障壁」「完全マバリア」を得るので、基本的にドクター・シドへの攻撃が通らなくなります(厳密には一瞬だけこれらのオプションが切れる瞬間があり、その時だけ攻撃が通るのですが、いろいろな意味で面倒臭いです)。また、ドクター・シドはこのタイミングからましんがんに加えて全体に1000ダメージ程度の「S85式炸裂魔砲」を繰り出すようになるほか、ターゲット決定方法が一番近い敵になります。また、ファムフリートに「ヘイスト」「プロテス」「シェル」といった補助魔法を使用します。

 

敵の攻撃が重なると瞬間火力が3500以上になることもあります

 

 一方のファムフリートですが、ファムフリートは通常攻撃を繰り出しつつ、HPが減ってくると「蒼の砲撃」「ウォタジャ」を仕掛けてきます。それぞれの攻撃の威力ですが、通常攻撃が500程度のダメージ(+4%の確率で沈黙)、「蒼の砲撃」がおよそ1800ダメージ、「ウォタジャ」が全体に1600〜1700程度のダメージ(+35%の確率で沈黙)を与えてきます。先述の通り、この時点で手に入れられる装備でHPを高めた場合、およそ2800程度になるので、ファムフリートの攻撃だけを見ると何とか耐えられるように思えますが、実際はドクター・シドとファムフリートの2体と同時に戦うので、これらの攻撃にドクター・シドの攻撃が追加されます

 そして、2体の攻撃が同時に重なると、今回のプレイでも一瞬で全滅する可能性が存在します。例えば「蒼の砲撃」とシドの銃撃がプロテスが切れた盾役に集中し、シドの銃撃がクリティカルになると1800+800×2=3400と、こちらの最大HPを大きく上回るダメージになります。ほかにも、ドクター・シドの全体攻撃である「S85式炸裂魔砲」とファムフリートの「ウォタジャ」が運悪く同時に放たれることがあったりします。というのも、バトルアルティマニアに詳細な使用条件が記載されているのですが、「S85式炸裂魔砲」と「ウォタジャ」の使用条件は独立しているため、たまたま使うタイミングが重なる可能性が存在します。もしそうなった場合、これら2つの技の合計ダメージは、バトルメンバー全員に2700ダメージというとんでもないものになります。一応、ファムフリートの「蒼の砲撃」「ウォタジャ」は水属性を持っているので、水属性を無効化するバイキングコートを装備すれば、これらの攻撃を無効化できるのですが、この装備はゲーム中盤の装備なので防御能力やHP上昇効果がかなり低く、物理攻撃で受けるダメージがかなり大きくなってしまいます。

 

シド一人になっても油断すると壊滅します

 

 そんな2体の猛攻をかいくぐり、何とかファムフリートを倒すと、いよいよドクター・シドの「魔法障壁」「完全マバリア」が解除され、ドクター・シドとの最後の戦いになります。この状態のシドは、「セーフティ」「ノックバック無効」「銃・計算尺耐性」「活力無視」「天候&地形無視」「リフレク貫通」「回避無視」「瀕死魔力UP」「瀕死防御力UP」「通常攻撃ダメージUP」「見切り」「カウンター」「被ダメージ返し」「消費MP半減」と豊富なオプションを取得します(ただし、なぜかそれまで所持していた「瀕死攻撃力UP」「カウンター確率UP」を失います)勢いで取っただけだろと言いたくなるオプションもあるのですが、それでもドクター・シドは前半戦よりも大幅に強化されており、引き続き魔審銃」「S85式炸裂魔砲」を使用しつつ「通常攻撃ダメージUP」で強化された銃撃を繰り出してきます。また、物理アタッカーにとっては見切り」「カウンター」「被ダメージ返し」といったオプションが厄介になるでしょう。ちなみに、この時のドクター・シドは、ターゲティング方法がランダムに選んだ敵になります。

 それでもファムフリートを撃退し、残るはドクター・シド一人だから楽勝……と言いたいところですが、まだまだ油断はできません。2体を相手にした時ほど過酷ではありませんが、例えばS85式炸裂魔砲」によって盾役以外が倒され、そのあとにHPの減った盾役への銃撃でクリティカルが発生するとそこで全滅してしまう恐れがあります。また、「見切り」や「瀕死防御力UP」の効果によりドクター・シドに思うようにダメージを与えられなくなるので、戦闘時間は、前半戦よりもかなり長くなります。

 


 

火属性攻撃とオイルを軸に攻撃していきます

 

 ――さて、ここまでドクター・シド暗黒の雲ファムフリートの敵としての強さについて説明してきました。ここからは、この2体(+一応ガブラス)を相手にどのような装備とガンビットで挑んだかについて説明します。それでは早速実際に戦った時の装備とガンビットを記載します。

 

大灯台頂上連戦 バトルメンバーと装備
バッシュ  グングニル/魔力のシシャーク/バイキングコート/ほろろの根付

アーシェ  炎の杖/魔人の帽子/バイキングコート/ほろろの根付

パンネロ  マインゴーシュ/フレイムシールド/魔人の帽子/ミラージュベスト/バブルチェーン

レダス

 

大灯台頂上連戦 ガンビット
バッシュ アーシェ パンネロ
1.パンネロ -> フェニックスの尾

2.アーシェ -> フェニックスの尾

3.HP<40%の自分 -> ハイポーション

4.「火」に弱い敵 -> たたかう

5.自分自身 -> バッカスの酒

6.敵一体 -> たたかう

1.パンネロ -> フェニックスの尾

2.パンネロ -> デコイ

3.味方一人 -> フェニックスの尾

4.「瀕死」の味方 -> ハイポーション

5.HP<90%の自分 -> ハイポーション

6.パンネロ -> プロテス

7.自分自身 -> やまびこ草

8.パンネロ -> やまびこ草

9.「オイル」の敵 -> ファイラ

10.敵一体 -> オイル

11.バッシュ -> アスピル

1.HP<30%の自分 -> エクスポーション

2.アーシェ -> フェニックスの尾

3.バッシュ -> フェニックスの尾

4.HP<50%の自分 -> エクスポーション

5.アーシェ -> やまびこ草

6.自分自身 -> やまびこ草

7.自分自身 -> プロテス

8.「闇」を吸収しない敵 -> デスペル

9.「闇」を吸収しない敵 -> 針千本

10.HP≧50%の敵 -> 針千本

11.敵一体 -> デスペル

12.敵一体 -> 針千本

 

 ――今回の装備とガンビットを編成するにあたって管理人様の【たたかう禁止 低レベルクリアー】を参考にしました。

 

 まず、わかりやすい所から説明いたしますと、今回の盾役はパンネロです。パンネロは軽装備バブルチェーンで最大HPを高め、針千本で敵を攻撃しつつ、HPが減ってきたらエクスポーションを使用します。また、敵が補助魔法を使用したら都度「デスペル」を使用します。パンネロを盾役に起用した理由は、最大MPが高く「デスペル」を唱えやすいと判断したためです。「デスペル」は敵対心変動が大きいため、盾役が唱えることで(特に)ファムフリートの攻撃をひきつけるようにします。また、ファムフリートの有効ステータスを解除すると、ドクター・シドがファムフリートに再度補助魔法を使用するので、その間の攻撃の手が緩んでくれます。

 パンネロは盾にフレイムシールドを装備していますが、これは火属性攻撃である「魔審銃」のダメージを軽減するのが目的です。今回、回避が有効な敵が大して強くないジャッジ・ガブラスとHPが50%以上のファムフリートのみなので、「魔審銃」のダメージを軽減する方が効果的であると判断しました。

 パンネロのガンビットに「8.「闇」を吸収しない敵 -> デスペル」「9.「闇」を吸収しない敵 -> 針千本」が設定してあるのは、ドクター・シドのHPを減らしてファムフリートが召喚された際、魔法を無効化するドクター・シドに対して「デスペル」をかけ続けないようにするためです。ファムフリートを召喚した直後、ドクター・シドは「プロテス」「シェル」「ヘイスト」がかかっている状態になるため、「敵一体 -> デスペル」などと設定していると、ドクター・シドの有効ステータス効果に反応してしまいます。それを防ぐためにも、「「闇」を吸収しない敵(ドクター・シドは闇属性を吸収します)でファムフリートのみ「デスペル」で解除するようにします。(「「闇」を吸収しない敵」ではなく「「火」に弱い敵」でも同等の事ができるかと思いますが、なぜこのターゲットにしたかは忘れてしまいました。一応、このターゲットだとジャッジ・ガブラスにも反応するという違いがあるのですが……)

 その他、エクスポーションを使用する条件が最大HP50%未満30%未満となっています。実はこの条件だと、敵の大技+シドの銃撃で倒されることが度々あるのですが、これより条件を緩くしてしまうと、終盤にエクスポーションが枯渇してしまう恐れがあるので、やむなくこの条件としました。

 

 続いて、バッシュについて説明します。装備とガンビットを見ればわかるかと思いますが、バッシュはグングニルでドクター・シドとファムフリートを攻撃します。ドクター・シドは火属性を半減しますが、後述するアーシェが「オイル」をかけることによってダメージ倍率を1.5倍にまで高めることが出来ます。ちなみに、ここでナパームショットを使うと、後半のドクター・シドは「銃・計算尺耐性」によってダメージを大幅にカットしてしまうのでやってはいけません。そしてファムフリートは火弱点である上にオイルが有効であるので火属性のグングニルで大ダメージを与えることが出来ます。

 バッシュはドクター・シド単体の時、バッカスの酒を使用して攻撃力を上げますが、ファムフリートがいるときは「魔法障壁」状態のドクター・シドに攻撃しないように、「4.「火」に弱い敵 -> たたかう」でバッカスの酒の使用を控えます。

 バッシュのアクセサリとしてほろろの根付を装備していますが、これはパンネロが倒されたときにHP全回復で蘇生できるようにするためです。先述の通り敵の攻撃が激しく、盾役すら倒されるという事態が結構な頻度で発生します。この時HP50%の蘇生では、敵の大技に耐えるためにエクスポーションによる回復が必要になります。しかし、パンネロの説明でも述べた通り、HPがちょうど50%ではエクスポーションによる回復を行ってくれません。仮に行ったとしても、蘇生->蘇生後の硬直->エクスポーションのアクション選択->アクション実行の4ステップを踏む必要があり、この間に大技を使用されればひとたまりもありません。そのような回復の手間に伴うリスクを避けるためにも、ほろろの根付によるHP全回復蘇生を行います。

 また、バッシュとアーシェはバイキングコートを装備しています。これは、火力と耐久力のバランスを考慮した結果です。3人全員がHPを高めるために軽装備で身を固めてしまうと、ちから魔力が上がらず敵に与えるダメージが全然出なくなります。ならばと重装備魔装備を着けると、今度はHPが上がらず、全体攻撃を食らうたびに盾役以外が全滅してしまいます。特にファムフリートとドクター・シド2体を相手にするときに盾役だけが生き残っている状況が長く続くと、「蒼の砲撃」+銃撃クリティカルあたりで全滅してしまいます。そのため、少なくとも「ウォタジャ」と「蒼の砲撃」には耐えられるようにするために、二人にはバイキングコートを装備させています。

 

 最後にアーシェの編成について説明します。アーシェの役割はパンネロに「デコイ」をかけること、敵に「オイル」をかけること、炎の杖を持ちオイル状態の敵へ「ファイラ」をかけること(「ファイガ」はMPに余裕がないので使えません)レダスを蘇生させる事です。

 また、パンネロのガンビットも同様ですが、「ウォタジャ」等の追加効果でアーシェパンネロが沈黙状態になった場合にやまびこ草で治療を行います。その他、減ったMPはバッシュから「アスピル」で吸い取ります。

 バイキングコートほろろの根付を装備しているのは、バッシュと同様の理由です。

 しかし、アーシェの装備とガンビットにはいくつか改善点があります。まず装備ですが、頭には魔人の帽子ではなく魔装備の黄金のスカラーを装備すべきでした。アーシェの頭に軽装備をつけた理由は、他の攻撃にもある程度耐えられるようにする為でした。しかし、魔人の帽子バイキングコートのHP上昇量では、無効化する「ウォタジャ」と「蒼の砲撃」以外のほぼすべての攻撃(前半のシドの銃撃以外)に耐えられません。それならば中途半端にHPを上げるのではなく、魔力を上げて「ファイラ」の威力や「デコイ」の成功率を上げるべきでした。次にガンビットですが、アーシェのガンビットでオイルをかけるスロットを「10.敵一体 -> オイル」だけではなく「「火」に弱い敵 -> オイル」も追加すべきでした。設定した「10.敵一体 -> オイル」だけでは、ドクター・シドとファムフリートが同時に存在するときに、魔法を無効化するドクター・シドに「オイル」を使用してしまう可能性があります。火属性に弱いファムフリートに優先的に「オイル」をかけ、その後は「9.「オイル」の敵 -> ファイラ」でオイル状態になったファムフリートに攻撃をする……というスムーズな流れが出来たはずです。

 

(飲みすぎた……)

 

 ――多少の反省点は残りましたが、上記の装備とガンビットで何とかドクター・シドファムフリートを倒すことが出来ました。実際の難易度としては、「S85式炸裂魔砲」+「ウォタジャ」の組み合わせや「S85式炸裂魔砲」+「蒼の砲撃」などの組み合わせがくると一発全滅もあり得るので、多少の運が絡む戦闘といったところでしょうか。

 

 ドクター・シド暗黒の雲ファムフリートを倒した一行ですが、ドクター・シドが行った天陽の繭のミストの放出が止まりません。当のドクター・シドは、体に埋め込んだ人造破魔石による肉体の負荷が大きすぎたのか、最期に息子であるバルフレアに「どうせ逃げるなら逃げ切ってみせんか」と言い残し、ミストの中に消えてゆきました。そうこうしているうちに繭のミストの暴走は勢いを増していき、ヴァン一行もミストの嵐に飲み込まれようとしていました。ヴァンがアーシェに「覇王の剣契約の剣を使って繭を止めよう」と提案しますが、ミストの嵐の勢いがすさまじく、近づくことが出来ません。するとアーシェの前にレダスが現れ、アーシェから覇王の剣を取ると、「さっさと逃げな」と一向に言い残し、天陽の繭へと突っ込んでいきました。「ナブディスに償う」という言葉と共に天陽の繭に斬りかかり、繭に覇王の剣を突き立てると、膨大な量のミストがレダスを包んでいきました。大灯台の頂上から何とか逃げ延びたヴァン一行は、吹き飛んだ大灯台の頂上を見て、レダスの犠牲を悼みながら港町バーフォンハイムへと戻りました。

 


 

まずはモブ狩りから

 

 ――さて、大灯台をクリアしたことで、いよいよシナリオが最終盤である「空中要塞バハムートが起動した後」になりました。ストーリー的には、アルケイディア帝国オンドール侯爵率いる解放軍との戦いを旧ダルマスカ領で今まさに行われようとしている切迫した状況なのですが、FF12の常としてシナリオが一段階進むと新しい装備やモブ情報などが出現するので、当然ながらそちらを先に進めていきたいと思います。

 

(2020年3月11日)

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