FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】 - やり込みinFF

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FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】

 

無題

 港町バーフォンハイムを仕切る空賊レダスをゲストメンバーに迎え入れた一行は、リドルアナ大瀑布へ向かう前に各地のモブなどを討伐することにしました(そうする事に決めたのは一行ではなくプレイヤーである私なのですが……)。今回以降の日誌では、まずシュトラールでリドルアナ大瀑布に向かうまでに攻略していったボスやモブなどを紹介していきたいと思います。

 

 さて、シュトラールが自由に利用可能になったタイミングで、冒頭にも述べた通り最終ゲストメンバーである空賊レダスがパーティに加わります。レダスというキャラクターは、物語中においてそこそこ重要なポジションのキャラクターであるのですが、そこについて議論されることはあまりないキャラクターです。我々プレイヤーにとって、彼はフィールドマップ上でプレイヤーの意向を全く無視したやりたい放題な行動をするキャラクターとして強く印象に残っている事でしょう。

 

 まずFF12オリジナル版における彼のガンビット構成ですが、兎にも角にも敵に攻撃を仕掛けていくガンビットで構成されています。しかもただ好戦的なだけではなく、「自分を狙う敵 -> たたかう」「最もレベルの高い敵 -> たたかう」と言ったガンビットが存在します。この2つのガンビットを簡潔に説明すれば、強い敵に積極的に喧嘩を売りに行き、自分中心で戦う敵を選んでいるというできればチームにいてほしくないような感じになります。「敵に積極的に攻撃を仕掛けにいく」という行動パターンは、防御を固めた盾役なら敵のターゲットを操作する方法としてはアリな場合もあるかもしれませんが、レダスは「たたかう」と「遠隔攻撃」しか使用せず、自衛になる行動を全くとらないため、結果として私たちの彼に対する印象はただの特攻スキンヘッドおじさんになってしまっています。まあレダスは港町バーフォンハイムを仕切るカリスマ的存在ですが、それはあくまでリーダーとしての適性があったという事であり、チームメイトの一員として動くという事が苦手なタイプなのでしょう……。

 

 また、ただ敵に勝手に攻撃を仕掛けるだけなら警報装置に勝手に突っ込むウォースラと変わりないのですが、レダスの場合は加入時期が終盤であるという点が「勝手に攻撃を仕掛けるキャラクター」という印象を際立たせている事でしょう。まず、シナリオ上で訪れることになるリドルアナ大灯台は、先へ進むために特定の敵を倒してはいけないという仕掛けがあります。そんな仕掛けのある中でレダスが手当たり次第に攻撃を仕掛けていくという事は、プレイヤーにとっては先へ進むのを妨害しているように映ることでしょう。ならば他のダンジョンではどうかと言うと、クリスタル・グランデの上層ヘネ魔石鉱奥などのダンジョンは本編をはるかにしのぐ強さの敵が数々の凶悪な攻撃を仕掛けてきます。こちらも様々な戦法を駆使して敵の攻撃をしのがなければいけない中で、ただ目の前の敵に「たたかう」を仕掛けるごくごく初歩的な戦法しか取れないレダスは、持ちネタである「なんてこったーーっ!!」の断末魔とともに我々に様々なメッセージを投げかけてくれることでしょう。

 

 ほかにもレダスはトラップをやたらと踏み「なんてこったーーっ!!」のリアクション芸をやることで印象に残っているプレイヤーも多いことでしょう。特に終盤のダンジョンでは危険なトラップも多く、多くのレダスが断末魔とともにトラップに散っていったことでしょう。一応、レビテガで浮遊状態にすれば彼もよけることは出来るのですが、ゲストメンバーは「有効ステータス時間延長」のオプションを持っていないため、レダス一人だけ浮遊状態が切れてしまいトラップを踏んづけるという事態がしばしば発生するかと思われます。

 

 そんなやりたい放題のレダスのインパクトをさらに強めるものとして、見事なまでのスキンヘッドピンクパンツという外見でしょう。フィールドにおける無茶苦茶な行動と、33歳という年齢にも関わらず何かが吹っ切れた頭髪とファッションセンスが多くのFF12プレイヤーの心に刻まれていきました。そのネタっぷりがウケたのか、「レダスと共に苦難を乗り越えていくスレ」というスレまで立つほどでした。シナリオをただ追っていくだけでは伝わらないレダスの面白さ魅力は、ある意味能動的に楽しんでいくFF12というゲームを体現しているのかもしれません……

 

 ――さて、ここまでレダスがさも戦闘力の低いお笑い芸人であるかのように書いてきましたが、通常プレイにおいては、彼がバトルメンバーに参加していることを踏まえてパーティ全体の戦い方を見直すと、レダスもなかなか強いサブアタッカーとして運用することができます。まず、レダスは回避率が約50%とそこそこ高いため、「回避無視」を持っていない敵の攻撃をそれなりに回避してくれます。また、レダスは攻撃力こそ75とこの時期の店売り片手剣と比較してもやや低めの攻撃力となっていますが、連撃発生率が10.5%とそこそこ高く(一般的に連撃が出やすいとされる両手棒や、マサムネを除いた両手刀よりも連撃が出やすいです)、またレダスは「回避無視」を持っているため、着実にダメージを積み重ねていく能力を持っています。そのうえ「瀕死攻撃力UP」「瀕死防御力UP」「カウンター」を持っているため、アタッカーとしての適性はなかなか高いほうだといえます。

 

 そして肝心のレダスをどう活かすかについてですが、彼を「回避もできる補助火力」と認識したうえで役割分担を行えばよいです。まず、レダスがあちこち攻撃を加えても敵の狙いが不安定にならないようにするために、敵対心変動の大きい「わざ」や魔法「バランス」、おとり状態になる「デコイ」などで敵の攻撃をひきつける盾役を設定します。あとは役割分担の基本通り、物理攻撃で敵を攻撃する物理アタッカーと状態異常や攻撃魔法を使用する魔法使いを入れれば、「盾役+アタッカー+魔法使い+補助アタッカー」というバランスの取れたパーティになります。この時、物理アタッカーは遠隔武器を使用するようにすると敵の範囲攻撃に巻き込まれる人数を減らすことができますが、さらなる火力向上を図って両手剣あたりを装備するのもよいでしょう。

 

 レダスをうまく使えれば、単純にダメージを与える役が一人増えるだけでも助かりますし、前述の通りレダスは回避能力がそこそこ高いため、いざというときに敵の攻撃をひきつける弾除けになってくれます(もちろん、彼がいつも攻撃をひきつけるようだと困りますが……)。いわゆる隠しダンジョンに連れていくときは、「最も魔法防御低い味方」などのターゲットでレダスをバブル状態にすれば、敵の攻撃にもある程度耐えてくれるでしょう。さらに、彼の「瀕死攻撃力UP」や連撃発生率の高さを生かすために、盾役が細心の注意を払ったうえでレダスを「MPHP」などで超瀕死状態にして突撃させるのもアリでしょう。レダスの本領を発揮させるために盾役や魔法使いの手を焼いているような気がしますが気にしてはいけません。FF12はバトルメンバー間の連携が重要です。また、大灯台の仕掛けや魔法障壁を張る敵などに対してはどう頑張ってもレダスの存在意義を見出せない事もありますが、そこはで乗り切りましょう。ちなみに、前書きでも少し述べましたが、レダスが混乱状態になると、「回避無視」と連撃発生率の高さゆえに凶悪な破壊神に変貌します。しかも回避率が高く、物理攻撃を受けて治そうとしても、そういう時に限ってやたらとかわすので、アイテムで早急に彼の混乱状態を解除しましょう。さすがレダスさん、敵に回すと恐ろしすぎる……!

 

 ――ここまでひたすらレダスというネタキャラの説明ばかりしてきました。レダスに関するあれこれの話があまりにも長くなってしまいましたが、ここからは、今回の「低レベル+マラソン禁止クリアー」におけるレダスの扱いについて説明したいと思います。一般的なやりこみプレイでは、石化や戦闘不能などの何らかの方法で放置させるギリギリまでHPを削って狂戦士状態で超瀕死連撃を行わせるかのどちらかになるかと思います。まず前者についてですが、これはもうレダスが勝手に突っ込んでいくから黙らせるという事であることは言うまでもないことでしょう。後者については、先ほども述べたレダスの連撃性能の高さと「瀕死攻撃力UP」を最大限に活かしたものです。私の見解ですが、制限が緩いやりこみプレイほど放置率が上がり、制限がきついやりこみプレイ(初期ライセンスなど)ほどレダスの起用率が上がっていくと思います。また、ごくまれにレダスをストップ状態+逆転状態にして弾除けにするやりこみプレイもあるようです。

 

 そして今回の低レベル+マラソン禁止クリアー」におけるレダスの扱いについてですが、基本的にはレダスを起用して戦っていきたいと思います。前述の通り、レダスは補助火力として扱うことができる事と、管理人様のHD版プレイ日誌を読んでみて、「レダスを活かして戦ってみたい」と思ったからです。また、以前連撃でモブを攻略したこともあって、「連撃発生率の高いレダスの連撃で攻略してみたい」と思ったというのもあります。ただし、「基本的には」と表現した通り、必ずしもレダスを起用して戦うわけではありません。これまで散々述べた通りレダスは肉弾戦しか行えないため、敵の習性を活かした戦法をとる時はこちらの意図をくみ取らず勝手に敵に突撃するレダスを放置したりすることもあります。また、そもそも敵の攻撃が激しく、レダスのことまで気に掛ける余裕がない時も彼を放置します。そんな感じで、以降に紹介するボスやモブなどをレダスと共に攻略していきました。

 


 

レダス(の頭)はパラミナ大峡谷の寒さに耐えられませんでした

 

 という訳で、早速レダスと共に攻略していったモブたちを紹介していきます……と言いたいところですが、さっそく残念なお知らせがあります。それは、レダスをゲストメンバーに入れて一発目に戦う敵でいきなりレダスを戦闘不能放置することになってしまった事です。その敵は誰かというと、Hランクモブの「ファーヴニル」です。この敵は、約140万というこれまでのモブとは別格の莫大なHPを持ちます。それだけならともかく、繰り出してくる攻撃も強力であり、ファーヴニルの使用する攻撃である「通常攻撃」「ショック」「ひっかき」「ホワイトブレス」はどれもこれも数千ダメージを与えるものばかりであり、ものによっては5000ダメージに達するものもあります。ほかにも「スリプガ」「サイレガ」といった状態異常魔法を使用してくるなど、正面から挑むとかなりの強さを誇るモブになっています。

 

 ところがファーヴニル「リフレク貫通」を持っておらず、自分の縄張り外の相手には魔法しか使用しないという2つの大きな弱点があります。この2つの弱点により、リフレク状態になってファーヴニルの縄張りの外から攻撃すれば、無傷で勝利することができます。ファーヴニルはこちらに向けて「スリプガ」や「サイレガ」を使用しますが、前述の通り「リフレク貫通」を持っていないのでリフレク状態になれば全て反射することができます(ただし、反射した魔法は無効化されます)。また、攻撃魔法である「ショック」もやはりリフレク状態によって反射されます。ファーヴニルの魔力はかなり高いので、この「ショック」のダメージは5000以上になり、攻撃を防ぐついでに敵のHPを結構削ってくれます。そんな感じでこのファーヴニルは、敵の習性を利用してリフレクと遠距離攻撃を中心に戦えばHランクモブにも関わらず楽に勝ててしまうでしょう。

 

 今回のマラソン禁止クリアーでも、上記のリフレクを軸とした戦法をとります。正面から攻略しようとすると耐久力がまるで足りないので、まともに戦闘することすらできません。という訳で、装備品によって永続リフレクの効果を得たら、適当な遠隔攻撃手段を用いて気長に戦っていきます。

 

 ここで問題となるのがレダスの存在です。あまり勿体ぶって説明してもしょうがないので簡潔に説明しますが、冒頭で述べた通りレダスは敵に突撃することしかできないので、リフレクを使用し遠くから攻撃する戦法に参加できません。という訳で、開幕でレダスが敵に突っ込み、敵の攻撃によってレダスが撃沈したら後はそのまま放置します。レダスは苦労続きの人生を歩んできたので、たまには休ませてあげましょう。

 

 さて、そんなこんなで準備が整ったら、あとはいろいろな遠隔攻撃手段で攻撃していきます。具体的には、ペルセウスの弓+雷の矢(雷の矢ボーパルバニーの討伐報酬)や「サンダガ」のデルタアタックといった雷属性の攻撃やファーヴニルに有効な「バヒール」、そしてわざの「遠隔攻撃」を使用しました。これらの攻撃を使用して、4分ほどでファーヴニルを討伐することができました。

 


 

バトルアルティマニアには「闇弱点」と書いてありますが、実際は「聖弱点」です(闇属性は吸収します)

 

 続いての相手は、Sランクモブの「カトブレパス」です。この敵は自身を「プロテス」や「シェル」で強化しつつ、各種物理攻撃で攻めてきます。しかし、この敵は物理攻撃主体にも関わらず「回避無視」を最後まで得ることはなく、さらにくらやみ状態まで有効という体たらくなので、オプションを含めて回避率が50%を超えるデモンズシールドを装備したキャラクターを投入し敵をくらやみ状態にすれば一切の負ける要素がなくなります。また、デモンズシールドを装備していない場合でも、ヒスイのカラーを装備すれば敵の攻撃がほとんど当たらなくなります。あとはカトブレパスのそばにあるトラップを戦闘前に踏むなり浮遊で回避するなりして対策をとれば、全滅することなく戦闘に臨めるでしょう(撃破時にはリーダー以外を浮遊状態にし、リーダーだけがトラップを踏んで処理しました)

 

 さて、この戦いにおけるレダスの扱いですが、今回は彼も戦いに参加させます。冒頭で述べた通り、彼はなかなかの回避率を持っており、くらやみ状態にしたカトブレパス相手ならレダスの回避率は約90%にまで上昇します。彼は攻撃を受ける心配がほとんどないため、補助火力として存分に活躍させることができます。尤も、仮にレダスの回避率が低くても、盾役がデモンズシールドを持った時点であとはどうにでもなるのですが……。ちなみに、カトブレパスをくらやみ状態にする方法ですが、今回はカトブレパスの活力が高いことを活かし、魔力の低いフランがおなじみの魔法命中率マイナス必中でくらやみ状態にしました。ただし、カトブレパスは初期状態でシェル状態になっているため、最初に「デスペル」でそれを解除してからくらやみ状態を入れました。

 

 カトブレパスをくらやみ状態にしたら、後はレダスとアザーメンバーとして参加する戦士長スピネルも含めたパーティ総出でカトブレパスをタコ殴りにします。まれに両手武器を持っているために回避が低いキャラクターに攻撃が直撃したりしますが、すぐに蘇生させれば全く問題ありません。そんな感じで、カトブレパスをサクッとやっつけました。ちなみに何故かこの戦闘では攻撃役を超瀕死状態にせずに戦っていました。くらやみ状態で敵の命中率を大きく下げられるという超瀕死連撃を行うには好都合な敵であるにも関わらず、プレイ当時の私は一体何を考えていたのでしょうか……。この点はカトブレパス戦の反省点と言えるかもしれません。

 


 

このプレイで初めて「詠唱妨害」を使用しました

 

 次の相手は、幻妖の森に出現するSランクモブの「ワイルドモルボル」です。この敵は、「とてもくさい息」や「くさい息」でこちらを状態異常にしながら、「HP消費攻撃」や「回避無視」で強化された通常攻撃や「体当たり」を繰り出してきます。ほかにも、通常攻撃に「カウンター」で反撃してくるほか、ステータス異常にすると反撃で「とてもくさい息」 -> 「活性」と行動して状態異常を解除するキャロットちゃんと同じ習性を持っている上(なお、くさい息系の攻撃 ->「活性」 という反撃行動はモルボル族共通の習性です)、瀕死状態になると「魂のエチュード」でHPを全回復してきます。更にこの「魂のエチュード」を使用した後、再び瀕死状態になると「魔法障壁」「通常攻撃CT0」を得るという、なかなか芸達者な敵です。

 

 マラソン禁止クリアーでは。このワイルドモルボルは倒すのに少々工夫が必要な敵となりました。ここまでワイルドモルボルの特徴について簡潔に述べてきましたが、その中で今回プレイにおいて脅威となる要素は、「魂のエチュード」「魔法障壁」「通常攻撃CT0」です。まず、「魂のエチュード」は前述の通りHPを全回復させる技であり、戦闘時間が伸びてしまいます。ただ戦闘時間が伸びるだけと言えばそれまでですが、HPを全回復した後のワイルドモルボルは「英雄マーチ」を使用して自身をがっつりと強化してくるため、なかなか戦いにくくなっています。次に「通常攻撃CT0」ですが、これはもう「回避無視」とのコンボが凶悪であり、簡潔に言えばアントリオンの再来になります。そして「魔法障壁」ですが、基本的に「たたかう」をメインの攻撃手段にしているマラソン禁止クリアーでは「絶対防御」を使われているのと同じような状況です。物理が効かないなら魔法で攻撃を……と行きたいところですが、まだエーテルを入手することができず、亀のチョーカーも禁止されている状態ではたとえミストが濃かろうとあっという間にMPが切れてしまい手詰まりになってしまいます。要するに、一度瀕死に追い込んでから「魂のエチュード」を使われると、いろいろと厄介な能力を得るため、かなり戦いづらい相手になってしまいます。

 

 それでは、そんなワイルドモルボルをどうやって倒すのかというと、「魂のエチュード」を使わせずに倒します。上記の通り、「魂のエチュード」を使ってからの一連の行動が厄介であるため、それを使用される前に倒すことができれば比較的楽に倒すことができるでしょう。また、結果的に全回復を阻止することになるので、ワイルドモルボルを素早く倒すことも可能になり一石二鳥です。

 

 とはいえ、今度はどうやって「魂のエチュード」を使わせずに倒すかという問題が出てきてしまいます。敵が「魂のエチュード」を使用するのは瀕死状態になってからですが、瀕死状態でも敵のHPは20000以上あります。瀕死状態+狂戦士状態ペルセウスの弓の攻撃(「カウンター」が発生しないようにするため弓で攻撃します)では頑張っても4000程度のダメージしか出せないため、敵に「魂のエチュード」を使用されてしまいます。そこで今回使用するのが、デジョンの魔片を使用した詠唱妨害です。「詠唱妨害」とは、順番待ちが発生するようなエフェクト量の大きい行動を使用して敵の大技の実行を阻止し、その隙に「たたかう」などでダメージを与えて敵を倒すという戦法です。今回の詠唱妨害に使用するアクションは、CT0でエフェクト量が最大のデジョンの魔片です。すなわち今回のワイルドモルボル戦では、敵が瀕死状態になったらアタッカー以外がデジョンの魔片を使用して敵の「魂のエチュード」の実行を妨害し、その間にアタッカーが順番待ちに左右されない「たたかう」でダメージを与え、ワイルドモルボルを倒すという戦法をとることにしました。

 

 ――以上を踏まえ、実際のワイルドモルボル戦の流れを説明していきたいと思います。まず今回のバトルメンバーは、バッシュ&アーシェ&パンネロ&レダスです。まずバッシュは、瀕死状態&狂戦士状態になってペルセウスの弓で遠隔攻撃を仕掛けます。つづいてアーシェはバブルチェーンで耐久力を上げて、「デスペル」でワイルドモルボルの有効ステータスを解除したり、バッシュレダスバッカスの酒を投げつけたりします。そしてパンネロインディゴ藍を装備して、最初にいるお供のモルボルデジョンの魔片で片づけたり、リーダーであるアーシェに「デコイ」をかけたり、ワイルドモルボルに有効な「ブライン」をかけて「とてもくさい息」->「活性」のコンボを誘発させたりします。このコンボを誘発させる理由ですが、ワイルドモルボルは序盤に「HP消費攻撃」を得ており、通常攻撃で800前後、「体当たり」で1200前後というかなり大きいダメージを与えてくるのが理由です。ワイルドモルボルのHPが50%を切ると「HP消費攻撃」が消失するのですが、それでも通常攻撃の威力はなかなかのものになるため、出来る限り前述のコンボをさせてこちらの攻撃チャンスを作っていきます。そして最後にレダスですが、彼のガンビットはどうすることもできないため、バッカスの酒で狂戦士状態になり補助火力になってもらいます。レダスは近接攻撃キャラクターであるため、敵の「カウンター」の餌食になってしまう事もあるのですが、敵のカウンター発生率は「カウンター確率UP」を得ても3回に1回程度であり、「とてもくさい息」などのモーションの長い攻撃を多用してくる上に(モーション発生中の時は攻撃を食らってもカウンターが発生しません)前述の通りパンネロが「ブライン」でくらやみ状態にしていることもあるので大した問題ではないでしょう。

 

 そんな感じで戦っていき、いよいよワイルドモルボルを瀕死状態にしたら、アーシェパンネロがワイルドモルボルに向かってデジョンの魔片を使用し、詠唱妨害を実行します。敵は「魂のエチュード」を構えますが、順番待ちが発生するデジョンの魔片のモーション中なので「魂のエチュード」を実行できません。その隙にバッシュレダスが攻撃を仕掛けて敵を撃破します。実戦では1個目のデジョンの魔片を使用している間に倒すことができました。

 


 

HPを減らして物理で殴ればいい

 

 今回の日誌最後のモンスターは、Aランクモブの「ピスコディーモン」です。この敵は「バイオ」「ダーラ」の範囲魔法のほか、活力無視で必中の「デス」、HPとMPを入れ替える「アンチ」、MPを0にする「フォーグ」などを使用してきます。また、ワイルドモルボルと同じく瀕死状態になると「魂のエチュード」を使用してHPを全回復し、その後は「英雄マーチ」等を使用して自身の強化をはかります。

 

 いきなりですが、この敵に対する戦法を紹介します。それは「盾役がおとり状態でピスコディーモンの攻撃をひきつけている間に瀕死状態のアタッカー3人で速攻を仕掛ける」というものです。上記の通り、ピスコディーモンは多種多様な攻撃を仕掛けてきますが、HPが49660とこの時期のモブにしては圧倒的に低いです。そのため、( ^o^)<「アタッカーを瀕死状態にして速攻を仕掛ければ楽に倒せるんじゃね?」と思い、上記の戦術をとることにしました。

 

 具体的な戦い方ですが、まず戦闘前にバトルメンバーのうちレダスを含めた3人を「バヒール」で超瀕死状態にします。実際には、バルフレア&フラン&バッシュ&レダスの編成で臨み、フランを盾役にして更におとり状態にし、残りの3人を超瀕死状態にします。ただし、後述する理由から、この3人は超瀕死状態にするだけで狂戦士状態にはしません。ちなみに、バルフレアには両手剣のセーブザクィーン(ゴリアテの討伐報酬)を、バッシュには最強の矛を装備させました。戦闘前の準備が終わったら、ピスコディーモンに向かっていくのですが、周辺には雑魚敵のバロンがいるので、まずはそちらをフランがインディゴ藍+デジョンの魔片を使用して片づけます。この時アタッカーを狂戦士状態にしてしまうと、バロンに切りかかってしまう恐れがあるので、今回はアタッカーは超瀕死状態のみにしました。バロンを片づけたら、盾役かつおとり状態のフランが敵の攻撃を引き付けつつ、残りのアタッカーでいよいよピスコディーモン本体に攻撃を仕掛けていくのですが、ここからが地味に☆運ゲー☆になっています。というのも、前述の通りピスコディーモンは「バイオ」や「ダーラ」を使用してくるため、それらを使われるとその時点でパーティが壊滅してしまいます。また、盾役のフランに「デス」が直撃したり、「フォーグ(MPが0になる)」->「アンチ」というコンボを使われたりして盾役のフランが倒されてしまうとこの戦法が失敗してしまいます。という訳で、ピスコディーモン戦は、上記のような失敗パターンを引かないようにして倒すことになります。とはいえ、敵のHPは低いため、敵の攻撃回数はそこまで多くならず、失敗パターンを回避することはそれほど難しくありません。敵の攻撃をしのぎつつアタッカーでHPを削り、いよいよピスコディーモンが瀕死状態になります。敵を瀕死状態にしたら、ワイルドモルボル戦と同様に盾役のフランがデジョンの魔片を使用してピスコディーモンの「魂のエチュード」を妨害して倒します。実戦では、ピスコディーモンが良く分からない行動をしているうちにHPを大きく削ることができ、デジョンの魔片を使用したすぐ後に倒すことができました。敵のHPが低いので、フランのおとり状態が切れる前に倒せました。

 


 

この敵はレダスと共に乗り越えることができませんでした……

 

 ――この段階で倒した敵の中には「不浄王キュクレイン」や「ベリト(バッガモナン一味)」などまだまだ多くの敵がいるのですが、前回の更新から大きく日が空いてしまったので、今回の日誌は一旦ここで区切っておきたいと思います。日誌の半分くらいがレダスについての説明になってしまいましたが気にしてはいけません。相変わらず日誌の更新ペースが遅い状態になってしまっていますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

(2019年11月24日) 79 PV

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