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FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】
これ一つで稼いだギルの半分以上持っていかれます…… |
バルフレア達と別れたヴァンは、心配しているであろうパンネロを探しに行きます。……とその前に、ラバナスタの技屋(バタンの武技ショップ)に顔を出しに行きます。ここでの目的は、技「密猟」の購入です。この技を使用して、この先のボスのお供の経験値取得を回避します。
一般の低レベルクリアーであれば、クランランクをクロッグスイーパーに上げることにより、クラン・セントリオにいるモンブランからデジョンの魔片をもらう事でボスのお供を経験値を取得せずに抹消することが出来ます。しかし、デジョンの魔片を購入できる場所はクランランクをかなり上げた後(クライムアヴェンジャー以上)のクランショップしかありません。当然この時点ではそこまでランクを上げるのは不可能であり、モンブランから受け取ったデジョンの魔片は全て売却しなければなりません(クランランクを上げるまでモンブランに話しかけなければ売却しなくて済むかもしれませんが、わざわざ購入可能になってから入手する意味がありません)。ちなみに、デジョンの魔片はオリジナル版では唯一購入場所が存在する魔片であるため、デジョンの魔片以外の魔片はマラソン禁止クリアーでは一切使用することが出来ません。
――話が若干逸れてしまいましたが、デジョンの魔片が使えないとなると、ボスのお供をそれ以外の何らかの手段(魔法の「デジョン」、敵の自滅など)で経験値入手を回避して倒すか、またはお供を完全無視してボスと戦う必要があります。しかしシナリオの都合か、ボスのお供が出現する戦闘はデジョンの魔片以外の経験値回避手段が少ない序盤に多く存在します。ならばとお供を完全無視する場合も、トレジャーなどで戦力差をカバーできないマラソン禁止クリアーではかなり困難な戦いになってしまいます。そこで登場するのが「密猟」です。この技は「瀕死」状態かつ「セーフティ」を持っていない敵を(確実ではありませんが)経験値を入手せずにアイテムに変化させることが出来ます。しかもこの技は、敵を瀕死状態にする以外の特別な条件がほとんど存在せず、ノーコストで何回でも使用できます。値段は7000ギルとこの時期にしてはかなり値が張るのですが、マラソン禁止クリアーでは必須級の技と言ってよいでしょう。そしてこの技こそが、制限内容をぐっちゃぐちゃにしているとも言えるのですが……
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このイベント、プレイ4周目にして初めて見たかもしれません |
買い物を済ませたヴァンは、いよいよパンネロを探しに行きます。シナリオを進めるにはダウンタウンのダラン爺のもとを訪れればよいのですが、実はその前に普段パンネロが仕事をしていると思われるミゲロの道具ショップに顔を出すと、ヴァンの弟分といえるカイツとヴァンの会話イベントがあります。初回のプレイヤーは「物知りのダラン爺なら何か知っていそう」と思ってダラン爺のもとへ行くだろうし、周回プレイヤーはダラン爺のもとへ直行するだろうと思われることから、このイベントを知っている人はおそらくほとんどいないのではないかと思います。かくいう私も、4回目のプレイで何となく思い立って道具屋に行ってみて、見覚えがないイベントが始まったと思いました。イベントの内容は、ヴァンがパンネロの所在を聞くついでにカイツに脱獄を自慢するというもので、バルフレア達の協力あって脱獄に成功出来た上に、バルフレアに「脱獄囚だからおとなしくしていろ」と言われたそばから「オレくらいになると脱獄なんて簡単だ」というあたり、ヴァンの子供っぽさというかキャラクター性が出ているなぁと感じました。
カイツがやる予定だったダラン爺の用事を、することがないからと引き受けたヴァンは、その足でダラン爺のもとへ訪れます。そこでヴァンは、ダウンタウンのとある場所にいるアズラスという男に届け物(剣)を渡してほしいと頼まれました。ヴァンがその場所へ行くと、そこは解放軍のアジトでした。そこには解放軍のメンバーと、先ほど別れて散髪を終えたバッシュがいました。オンドール候により処刑されたと発表されたバッシュが突然現れたことで解放軍のメンバーに動揺が広がり、解放軍をまとめているウォースラとバッシュがにらみ合います。バッシュは未だに自身を信用しきれないウォースラから、ガブラスの話に出てきたアマリアが旧ダルマスカ王女アーシェであると見抜き、自身の処刑を発表した空中都市ビュエルバにいるオンドール候との接触を試みるために、ヴァンとともに空賊バルフレアの協力を得ることを決意します。ちなみに、バッシュのHP/MPは141/21でした。
街中で集めた情報をもとに砂海亭へ行くと、そこでは道具屋店主ミゲロとバルフレアが言い合っていました。その内容は、バルフレアがパンネロと少しやり取り(涙をぬぐうためのハンカチを渡すというキザな行為)をしたせいで悪党バッガモナンにパンネロが誘拐され、バルフレアを名指しでビュエルバに呼び出しているというものでした。そこにヴァンとバッシュがやってきて、パンネロが誘拐された事に対して責任を取れというミゲロの言葉を拒否する素振りを見せながらも内心責任を感じていたバルフレアと利害が一致し、再び4人が集まり空中都市ビュエルバに向かうことになります。
なお、ここからは余談ですが、「盗んだ女神の魔石やるからビュエルバに行ってくれ」というヴァンなりの取引があるのですが、この時女神の魔石を装備していたのはバルフレアであり、解散時に持ち逃げされていました。なので、システム的には「女神の魔石を持っているバルフレアにヴァンが謎の石を持ち出して取引している」というシュールな構図になっていました。
コイツはマジでこの画像しかキャプチャしていません |
一行はそれぞれの目的を果たすために空中都市ビュエルバに向かいます。……とその前に、パーティメンバーが4人になったので、ほったらかしだったモブ狩りを始めていきます。まだパーティメンバーにアーシェとパンネロがいませんが、以前に少し述べた通りここでモブを倒してもしっかりLPが反映されるので大丈夫です。という訳で、まずはEランクモブであるテクスタを倒します。その戦い方は……と言いたいところなのですが、なんと手元のメモにこいつとの戦闘の記載がないのです。戦闘をキャプチャした動画も存在せず、唯一のデータともいえるのが上の画像なのですが、あろう事か画像の名前に「画像一枚分の強さ」と書かれていました。つまりこいつはこの時点であればマラソン禁止の戦力下でも敵ではなかったのでしょう。ちなみにテクスタ討伐後に依頼人であるガスリに話しかけると、交易品に心得が入荷されますが、交易品が禁止されているので購入できず、たとえ入手したとしてもおたからを売って交易品を買うという行為が出来ないので全くもっていりません。
モブ狩りをやりがてら、先ほど買った「密猟」のライセンスをバルフレアに習得させます。バルフレアは「応急処置」を習得しているので、その隣にある「密猟」のライセンスをすぐに習得することが出来ます。また、バルフレアは少し先の銃装備のライセンスまで習得しているので、武器を新調する際にLPを使用してライセンスを取得する回数を減らすことが出来ます。よって「密猟」を取得させるのはバルフレアが適任でしょう。ついでに「密猟」の射程は武器に依存する為、バルフレアがメインで使用している銃を使えば遠くから密猟できます。
ちなみに、この時点から(正確にはバルハイム地下道を脱出してから)飛空艇定期便が利用可能になり、「ゆったり飛空艇」のショップでテレポストーンを購入する事が出来ます。ですので、クラン・セントリオなどでテレポストーンを入手しても、売らずにストックすることが出来ます。これまであちこち徒歩で移動していたので、飛空艇定期便と合わせて移動が楽になりました。
さて、テクスタを倒したことでクランランクがクロッグスイーパーになります。このランクだと、クランショップにハイポーションが入荷されます。このハイポーションを使って、Eランクモブのレイスに挑みます。レイスはゴースト系のモンスターでありアンデッドなので、回復アイテムでダメージを与えることが出来ます。先ほどクランショップで購入したハイポーションであれば、この時点では破格の400ダメージをCT0でたたき出す事が出来ます。ですのでレイス戦はハイポーションを3人で投げつけまくるだけの簡単なお仕事です(^o^)。敵は初めに「死の宣告」を使ってきますが、この「死の宣告」は体感ですがやたらとミスをする上にバトルメンバー全員が死の宣告状態になるまでずっと「死の宣告」を使い続けます。その間にハイポーションを某王子のごとく使いまくれば簡単に倒せます。これに関連していつも思う事があるのですが、バトルアルティマニアで「モンスター専用技」の中の「ダメージを与えずステータス異常を発生させるアクション」の命中判定には、こちらの使う「わざ」の判定が使われるのか、「ステータス魔法」の判定が使われるのか、その2つのどちらかが専用技ごとに決まっているのか、はたまた別の判定が使われるのかが気になります。ちなみにこのレイスですが、意外と話のネタがあり、アンデッドなのに雷属性が弱点だったり、レイスを撃破して依頼人に討伐報告をしないままオルトロスを撃破し、その撃破報告のイベントを発生させるとFF12がフリーズしたり(私は未確認ですが)といったものがあります。また、レイスの討伐報酬でガントレットとエーテルが手に入りますが、エーテルはこの時点では非売品なので当然売却です(´・ω・`)
次の相手となるモブは花サボテンです。こいつは敵の中で唯一1000ダメージを与える技「針千本」を使用してくる事で印象に残っている方も多いでしょう。さらに花サボテンは、回避の値が40であり、さらに途中でオプション「見切り(元の回避の値が0の場合を除き回避+25)」を得てしまうので、攻撃を当てるのがかなり大変です。そして面倒なのが花サボテンは出現ゾーン内をあちこちウロチョロします。そのウロチョロしている間にほかの雑魚に絡まれたり、普段はおとなしいサボテンが花サボテンに便乗して襲い掛かってきたりします。以前のバッテリミミックの際にも述べましたが、雑魚が集団で襲い掛かるとめんどくさい事になります。しかし、花サボテンのHPは755と低めであり、また銃耐性や魔法回避能力を持っていないので、銃による「たたかう」や「ファイア」などの攻撃であればすぐに片づけることが出来るでしょう。また、いままでさも雑魚が凶悪なように書いてきましたが、所詮は序盤に訪れるゾーン(東ダルマスカ砂漠の南部)の雑魚敵であり、食らうダメージも大したことないので、雑魚を攻撃しないように注意しながら花サボテンを攻撃していけばよいでしょう。途中で食らう「針千本」はフェニックスの尾ですぐに蘇生させればよいでしょう。さて、「雑魚を攻撃しないように注意しながら」と書いてありますが、具体的にどうやって注意するのかというと、リーダーのガンビットをOFFにし、花サボテンに向かって「たたかう」を選択します。そしてリーダー以外のガンビットに「リーダーの敵->(銃や魔法)」を設定します。実はガンビットをOFFにしたメンバーが「たたかう」を実行すると、しばらくの間(ずっと?)同じ敵に「たたかう」を実行し続けます。そんな感じで、花サボテンを撃破すること自体は大して難しくないのですが、実際は針千本を喰らって戦闘不能者が出た直後に(=LPを獲得できないメンバーがいるときに)花サボテンを撃破してしまうという事が発生したので、何度か撃破し直す羽目になりました。針千本はそういう趣旨の攻撃だったか……
さて、モブをはぐれトマト含め4体倒したので、通常プレイであればクランランクがセーフティレイバーに上がりこの時点では唯一の購入場所であるクランショップからハイポーションが消えてしまうのですが、今回のマラソン禁止クリアーでは敵を撃破した数が少ないのでクランポイントが足りずにクロッグスイーパーのままなのでハイポーションを売却する必要はありません。
ところで、この時期から挑めるリスキーモブにニワトリス&ヒナドリス×3がいますが、この敵は当分の間スルーしました。理由は出現条件である雑魚を倒すのが面倒かつこいつらも倒すのが困難というのもそうですが、念のためハマり防止用にとっておいたというのが大きいです。何がどうハマり防止なのかというと、このモブ討伐を完了するには出現するニワトリス+ヒナドリス×3全てを撃破する必要があり、どれか1体でも残った状態で出現ゾーンから離れるとニワトリス+ヒナドリス×3が全て復活します。それを逆手に取り、倒しやすいヒナドリスを倒したらエリアチェンジをするという行為(ヒナドリス狩り)を繰り返す事でLPを稼ぎ続ける事が出来ます。効率はバッガモナン稼ぎよりもだいぶ悪いそうですが、この方法で無限にLPを稼ぐ事が出来ます。バッガモナン狩りやパンネロ稼ぎを禁止しておいてなぜ、とお思いの方もいるかと思いますが、プレイ当時はクリアできるかどうかわからなかったので最終手段として残しておきました。まあ結論を先に言いますとこのヒナドリス狩りは結局やらずに済んだのですが、「プレイ当時はそんなことを考えながらやってたんだなぁ」というくらいに捉えて下さい。
モブ狩りもすまし、そろそろパンネロがお怒りになりそうなので空賊バルフレアの飛空艇シュトラールで空中都市ビュエルバに出発します。ところで、シュトラールはいつラバナスタに到着したのでしょうか?そして空賊が公共施設(飛空艇ターミナル)を使用して大丈夫なのでしょうか?もしかすると空賊が飛空艇ターミナルを利用するのは当たり前で、ターミナルの運営会社も彼らの素性を詳しく聞いたりはしないのかもしれませんが……ともかく、空中都市ビュエルバについた一行は、なにやら街中でガッチャガッチャと帝国兵が走り回っているのを目撃します。どうやら自分たち以外の誰かを探しているようですが、「処刑された」バッシュがいる一行は用心してビュエルバの街中を進んでいきます。その途中で、自分たちと同じくルース魔石鉱に用があるという謎の少年ラモンが同行を申し出ます。彼の素性が分からない以上、自分たちの目の前にいてくれた方が面倒が起きないと判断したバルフレアが同行を許可し、共にルース魔石鉱へ向かいます。
バルフレアの壁ドン |
ラモンと共に、オンドール候とジャッジ・ギースの大人なやり取りを見たり、オンドール候の側近であるたぶんキマリの親戚(レベ族)×2を見たり、ルース魔石鉱の地図を買ったせいで資金が底をついたり/(^o^)\しながら、いよいよルース魔石鉱へ……と意気込んでもすることは目的地までひたすらエスケープです。途中に骨が湧いてくる橋がありますが、わき道を通れば骨は湧いてこないのでそこをさっさと通過します。
魔石鉱の奥に到着し、ラモンの「用事」が済んだと判断したバルフレアは、ラモンの素性を問い詰めます。しかしそこにバルフレアに果たし合いを申し込んできたバッガモナン一味が登場します。バッガモナンによると、バルフレアをおびき寄せた時点でパンネロは既に解放されたようです。その時どさくさに紛れ、ラモンが一目散に逃げだします。ヴァン達もバッガモナン自身には用がないため彼の後を追いかける形で逃げだします。
実はこのミニゲーム苦手です |
さて、最近の低レベルクリア―では通過儀礼になることもあるバッガモナン狩りですが、前書きのとおりこのプレイでは禁止されています。そんな訳でヴァン達はさっさと魔石鉱を逆戻りしていきました。魔石鉱の入り口で、ラモンという偽名で自身の素性を隠していたヴェインの弟であるハイポ王子ラーサー・ファルナス・ソリドールの機転でバッガモナンから逃げ出してきたパンネロがラーサーに連れていかれてしまいました。その後、バルフレアがさりげない自慢を言った後、一行はオンドール候といかにして接触するかを思い悩んでいました。その時、ヴァンが「オレがバッシュだ!」と言いふらしてバッシュの処刑を発表したオンドール候と関係のありそうな反帝国組織と接触しようと提案します。さて、このオオカミ少年ヴァンが街中で叫びまくるイベントですが、私はこのイベントがなんか苦手です。アルティマニアオメガには「ビュエルバの酒場(浮き雲亭)のとある場所で叫ぶと一回で噂の広まり具合を100%に出来る」という記載が(タイムアタックのチャートに)あるのですが、私はうまく位置を定められず、酒場なのに噂の広まり具合を100%にするのに3回叫んでしまいました……そんな事もありながら、名前を覚えている人がほとんどいないであろうビュエルバの反帝国組織のまとめ役っぽい人と、オンドール候の側近であるキマリの親戚に接触し、オンドール候の屋敷に入ることを許可されました。一行は早速オンドール候と会うために屋敷へ向かいます。
……とその前に、今後の戦いに備えて、装備を整えに行きます。しかし、魔石鉱の地図などによって資金が底をついています。というわけで、再びアルラウネと戯れる時間がやってきました。既に購入可能になっているテレポストーンを使用してビュエルバから西ダルマスカ砂漠へと飛び、以前と同様にアルラウネからひたすらあまい果実を採取しにいきます。とはいえ、今後の戦いに早く臨みたかった私は、7000ギルほど稼いでさっさとビュエルバに戻りました。しかし稼ぎ終わって準備が整ったさあ行くぞと思ったのもののこの後に行くことになる戦艦リヴァイアサンに突入して物資が足りない事が判明し、もう一度アルラウネと遊ぶ羽目になりました。その時に稼いだギルは13000ギルほどだったのですが、そのお金は(詳しい内訳はメモに書かれていないので不明ですが)主にポーション90個とフェニックスの尾30個に消えました。そしてリヴァイアサン攻略後になっても、シナリオが進むたびに何回も何回もアルラウネからあまい果実稼ぎを行う事になるのですが……。話が若干逸れましたが、そうやってお金を稼いだものの、買う意味があったものが前述の消費アイテムとバッシュの新しい装備品くらいしかありませんでした。というのも、この時点では先行きが見えなかったのでLPをうかつに使えず、魔法も装備品もライセンス習得を渋っており、買ったところで使えないものが多く存在したのです。とはいえ、魔法はいずれ使うことになるだろうから、「サイレス」等の初級の緑魔法は買っておきました。
準備を整えた一行は、いよいよバッシュの処刑を発表したオンドール候との接触を図ります。ゲーム的にも、数で攻めてくる敵が多い戦艦リヴァイアサンが待ち受けています。今まで「マラソン禁止クリアーらしさ」があまり見えなかったプレイですが、ここから先はどのようになっていくのでしょうか……?
(2019年6月22日)
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