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FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】
ヴァン一行は帝国軍に「王宮に侵入した泥棒」としてナルビナ送りにされました。女神の魔石の力によってヴァンはレックスの夢を見ます。ヴァンが目を覚ますと、そこはナルビナの地下牢獄でした。バルフレアの忠告も聞かず、好奇心からかヴァンは突然聞こえた悲鳴の方へ向かっていきます。
――さて、第2話目にして皆さまにお詫びする事があります。それは「条件の説明不足」です。気づいた方もいるかと思いますが、このプレイ日誌のメニューや制限項目の説明にちょこちょこ制限内容の追記をしていました。リンク先に詳細が書かれていますが、このプレイでは、セーブクリスタルに「エリアをクリアするまで外に出られません」と表示されている間は、消費アイテムは基本的に「事前に、もしくはそのマップ内のショップで購入した消費アイテムのみ使用を許可する」という条件になります。私としては主要制限項目の1つである「非売品の消費アイテム使用禁止」という表現は、貴重な消費アイテムを使う事を禁止することを目的としていました。しかし、前回のブッシュファイア戦の文章を読み返して、「これは見方によっては非売品であるポーションを使用しているという事になるのではないか」と感じ、今回の制限内容をより正確に表現しようと上記の記事に追記しました。また、リンク先に「アイテムを使う目的での」という見苦しい表現を用いているのは、少し先の戦いで「敵からポーションを取得する」場面が存在したのをプレイ日誌にまとめている段階になって気づいたからです。そこでのポーション取得は、別にポーションが欲しかった訳ではなく、結果としてポーションが手に入ってしまったのですが、事の詳細はその時になったら説明いたします。上記のような文を追加した背景は上記リンクの「制限項目の説明」をご参照ください。初めて書くプレイ日誌とはいえ結果として後出しジャンケンになってしまい、最初に言っていた事が間違っていた事を深くお詫びいたします。以上を踏まえて、「低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】」プレイ日誌を楽しんでいただけたら幸いです。
――ヴァンが目覚めたゾーンの隣のゾーンであるナルビナ城塞地下牢/地下倉庫には、サビのカタマリが100%入ったトレジャーが4つ存在しますが、この時点では非売品の消費アイテムであり取得できないのでさっさと先へ進みます。先に進む前にヴァンに「ケアル」を覚えさせます。この先に待ち構えるダグザ+ガリドー+グイッチに備えるためです。この戦闘ではヴァンとバルフレアがアイテム、装備品を没収された状態でこの3人と殴り合いを繰り広げます。初期レベルではHPが低く、我慢比べに負けてしまう可能性が高いのですが、助け舟としてダグザとグイッチがポーションを持っています。通常の低レベルプレイでは、彼らからポーションを盗んで回復することが出来るのですが、このプレイのこの時点ではアイテム入手目的での消費アイテムの入手は原則禁止されており(なぜかここの戦闘のメモには「ポーション盗むとアイテム入手目的になるから禁止」と書かれていました。)、そのままでは超連撃に期待するしか戦法がなくなってしまいます。そこでLPのあるヴァンにケアルを覚えさせます。実はバルフレアも習得できたのですが、彼のLPは後程あるライセンスを習得する為に使用するので覚えさせません。
実際の戦闘では、初期状態でプロテスが掛かっているダグザを後回しにし、3人の中でHPが最も低いグイッチから殴り倒します。その後はガリドーを倒し、最後にダグザを倒します。実戦ではヴァンがケアルを2回ほど使用して勝利することが出来ました。FF12では魔法は対応する魔石を触媒にして詠唱を行うという設定があるのに、帝国軍はなぜヴァンたちから魔石を取り上げなかったのでしょうか……
その後フランと合流し、実は前からちょこちょこ出ていたバッガモナンと、ジャッジマスター・ガブラスの登場シーンを見た後、奪われた物資を取り返します。なお、その物資を取り返した場所(地下独居房入口)には100%出現し、中身が固定のトレジャーが3つ登場します。その中身はそれぞれガンビットのターゲット「リーダーを狙う敵」とトルマリンの指輪と316ギル(あのにっくきリンクトレジャー)です。このうち前者二つは消費アイテムではないのでありがたく頂戴いたします。まあこの時点では「消費アイテムではないので」という根拠をプレイ当時に意識していたわけではなく、今振り返ると結果オーライという感じになってしまったのですが……。最後のギルも消費アイテムではありませんが、FF12を周回プレイしている方ならまず取らないでしょう。
装備を取り返した後、バルフレアの提案で牢獄の奥へと進んでいきます。ここのトレジャーはランダムなので寄り道せずさっさと目的地に進みます。警備中の帝国兵がカシャカシャ言いながら追いかけてきますが、途中で発生する帝国の魔導士がカギを開けるイベントが発生すると、敵の配置が初期化されるので、目的地への移動はさほど大変ではありません。
バッシュ「むせる」 |
ヴァンたちが帝国兵の開けたドアに入ると、そこには「ダルマスカ国王を殺害した男」として2年前に処刑されたはずのバッシュが幽閉されていました。バッシュの双子の弟であるガブラスも、「なぜ貴様が生きている」と疑問を持ちます。実はそこにはヴェインの謀略が潜んでいるのですが、立場上ガブラスはヴェインに直接真相を聞くことが出来ません。ガブラスがバッシュから情報を聞き出せないと察すると、バッシュのいる牢獄から出ていきます。それを見ていたバルフレア達は、フランの言っていたミスとの気配(一発変換)が牢獄の地下から漂う事を確認します。バッシュはバルフレアに「ここから出してくれ」と頼みますが、面倒事が嫌いなバルフレアは聞く耳を持ちません。バッシュは今度はヴァンに同様の話を持ちかけますが、やつれたバッシュを見てそう感じたのか、ヴァンは「ムセテンナヨ!」と叫び、檻にいるバッシュに飛びかかります。その騒ぎを聞いて駆け付けた帝国兵から逃げる為にヴァン達はバッシュのいる檻ごと真下の大穴に落下していきました。
落下した先は、今はもう利用されていないバルハイム地下道でした。落下した衝撃で丁度地下道への入り口がふさがってしまったので、一行は出口を探しに地下道を進んでいく事にしました。丁度そこにいた趣味でバルハイム地下道に入り込んでいるパンツ一丁のバンガ族ブロッホから、先へ進むには設備に電力を供給して道中のフェンスを開けなければいけない事を聞かされます。ブロッホから部品をもらい電力を供給したのもつかの間、地下道に巣くっているバッテリミミックに電力を奪われてしまいます。
FF12をプレイした方にとっては常識ですが、バッテリミミックを倒して電力を供給しなければ道をふさいでいるフェンスを開けられず先に進むことが出来ません。これは低レベルクリアーでも同じであるのですが、厄介なことにバッテリミミックは経験値を持っています。しかし、バッシュを含めた4人で倒せば、メンバーに入る経験値は41になり、最初に経験値持ちのウェアラット×3を倒しているLv1のヴァンでもギリギリ1ポイントでレベルアップを避けることが出来ます。またはヴァンを除いたバルフレア、フラン、バッシュの3人で倒してもレベルアップを避けることが出来ます。実際には4人でバッテリミミックを倒しました。
経験値入手については上記の方法で対処できるのですが、次の問題はどこにいるバッテリミミックを倒すかです。バッテリミミックは1匹ではなくバルハイム地下道の各所に存在します。さらにバルハイム地下道では……というよりFF12のバトルシステムでは、基本的にフィールド移動と戦闘がシームレスになっており、原則として敵の出現パターンというものが存在しません。これがどういう事かというとバッテリミミックとそれ以外の敵が入り乱れる事があり、低レベルクリアで用があるのはバッテリミミックだけなのに野次馬のごとく雑魚敵が参戦してくることがあるのです。バルハイム地下道の敵と電力の関係については省略しますが、ただでさえ戦力の低い低レベルクリアで「ガヤ」を相手にしている余裕などありません。また、途中でフェンスを開けるスイッチを押す必要があるのですが、フェンスを開けるためには一定の電力が必要です。スイッチから離れた場所にいるバッテリミミックを倒すと、スイッチにたどり着くまでの間に他のバッテリミミックに電力を吸われてしまい、電力が足りなくなってしまいます。
――こう書くと難易度が高そうに見えますが、じつはスイッチのあるゾーン(第37作業区画)に入ってすぐのところでバッテリミミックがぼっちで電力を吸っているので、こいつを倒してマップ内のスイッチに向かって全力でエスケープします。これによって、さほど苦労せずにフェンスを開けることが出来ます。なお、最初にフェンスを直接調べて開けると勘違いして、( ^o^)「フェンス手前のバッテリミミックを倒せば楽勝じゃん!」と言ってフェンスそばのバッテリミミックを倒して即リセットしたのは内緒です。
序盤でこの威力+広範囲はアカンでしょう…… |
その後何故か直前に電力が供給されるバルハイム地下道のイベントを経て、バルハイム地下道の難関と恐れられるミミッククィーンに備え、パンイチブロッホから装備とアイテムを購入します。また、この時点ではヴァンが初期装備しか装備できなかったので、ヴァンに「軽装備2」のライセンスを習得させます。装備購入資金は、骨やゾンビから盗んだおたからや装備品を売却します。なお、マラソン禁止クリアらしい要素としては、この時点では高攻撃力&高回避の樫の棒がバルハイム地下道のトレジャーから入手できないことです。これによって、次のミミッククィーン戦が多少しんどくなります。
装備を整えたら、地下道をエスケープして、いよいよミミッククィーン戦に臨みます。この戦いが難関とされている理由は、広範囲に大ダメージを与える「サンダーバースト」でしょう。FF12開発に携わったスタッフいわく、「低レベル攻略を意識して戦闘バランスを調整した」そうですが、こちらの最大HPが170行くかどうかというのに160ダメージ+範囲がミミッククィーンの周囲10という「サンダーバースト」の性能は本気で殺しにかかっているといっても良いでしょう。この技にどう立ち向かっていくのかというと、バルフレアとフランが最初にいる通路から遠距離攻撃とアイテムによるサポートをして、できる限り「サンダーバースト」の範囲外に出るようにします。ヴァンとバッシュが近接攻撃をして「一番近くの敵を狙う」ミミッククィーンの攻撃を引き付けます。また、ヴァンがミミッククィーンのターゲットにされた場合は、通路に逃げ込んで相手の攻撃を妨害します。注意すべき点は、バルフレアやフランを決して通路から出さないようにしてください。バルフレアやフランも通路に出てしまうと、全員がミミッククィーンの周囲10以内に入ってしまい、その状態で「サンダーバースト」を使われればほぼ確実に全滅します。樫の棒があれば生存率が上がるのですが、前述のとおり入手できないので……。
もう一つの注意点として、この戦闘ではおともとしてタイニーバッテリが出現します。タイニーバッテリは経験値を持っているのでこいつらを避けて親玉であるミミッククィーンを倒したいのですが、「目の前の敵」や「敵一体」のガンビットをセットしていると、手当たり次第に攻撃を仕掛けてしまうので、バトルメンバーには「リーダーの敵->たたかう」を設定し、リーダーはミミッククィーンを狙って攻撃します。ゲストメンバーのバッシュは、普段は「リーダーの敵」に従って攻撃対象を決めるのですが、リーダーがポーションなどを使っていると、ごく稀にタイニーバッテリに向かって攻撃し、経験値をプレゼントしてくれます(^o^)v。ムセテンナヨ(Lv2)!もしバッシュがタイニーバッテリに向かって攻撃しようとしたら速やかにエスケープモードになり、バッシュの暴走を止めましょう。また、敵はいわゆる「CT0」能力を得ないので、バトルスピードを最遅にして、CT0のアイテムの回転効率を上げましょう。
「サンダーバースト」にさえ気を付ければ、おとものタイニーバッテリの攻撃はミミッククィーンの攻撃を合わせてもポーションで十分回復が間に合います。また、ミミッククィーンのもう一つの技である「グランドシェイク」は、「サンダーバースト」の半分程度の威力しかないので十分耐えられます。
※専門家の指導のもと「盗む」を実行しています |
ヴァン一行はミミッククィーンを撃破し、その後崩れ落ちる地下道の中を全員無口で脱出するという微妙にシュールさを感じる映像が流れ、久しぶりにお天道様の下に出ることが出来ました。バッシュはやるべきことがあるのでラバナスタへ急ごうと言いますが、私にもやるべきことがあります。それはこれからの資金稼ぎです。といっても、ヴァンに再び無茶ぶりをさせる訳ではありません。前回は装備がポンコツだったため出来なかったアルラウネからあまい果実を盗む資金稼ぎです。この時点でパーティメンバーはゲストのバッシュ含め4人おり、装備も以前よりグレードアップし、更にヴァンとフランがケアルを使用できるため、「FINAL FANTASY XII ULTIMANIA OMEGA」のP.372に記載されている方法でギル稼ぎを行う事が出来ます。ところで、バルハイム地下道を脱出した直後とあって現在地は東ダルマスカ砂漠なのですが、アルラウネがいるのは西ダルマスカ砂漠です。通常のルートではラバナスタを経由することになりパーティが解散してしまうのですが、実はギーザ草原を経由して西ダルマスカ砂漠にたどり着ける迂回路があり、ラバナスタを経由せずに西ダルマスカ砂漠に行くことが出来ます。
西ダルマスカ砂漠にたどり着いたら、西境界壁のセーブクリスタルを基点とし、風紋の地にいるアルラウネからあまい果実を失敬します。たまにあぶらとり紙やメイスが盗めますが、この時点ではどちらも非売品(2019/6/21追記:アルティマニアを確認したら、非売品はメイスだけであぶらとり紙は西ダルマスカ砂漠で売っていました)なのであまい果実と一緒に西境界壁のショップで換金します。なお、盗みを行うときは、念のためバッシュがアルラウネを斬り殺さないよう注意しましょう。また、戦闘不能者が出てしまうとフェニックスの尾を使用しなければならなくなるので、いのちだいじにの精神で稼ぎましょう。そんなこんなで、この段階で12000ギルを稼いでおきました。
お金を稼いだ一行は、ようやくラバナスタに帰還しました。ヴァンはバルフレアの忠告を受けた後、心配しているであろうパンネロのもとへ向かう事にしました。
――今回は色々とお騒がせしましたが、まだ始まったばかりなので気を取り直して行きたいと思います。
(2019年6月20日)
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