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[466A] GX防衛テックETF … [11/27] +25% → [11/28] −20% / やり込みinFF

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2025年11月28日(金)
[466A] GX防衛テックETF … [11/27] +25% → [11/28] −20%


 
いきなり防衛失敗してる…


 以前に紹介した、世界の防衛株に投資できる
「[466A] GX 防衛テックETF」【日記:2025/11/5】が、この11月26日(水)から購入可能になった。だが、2日目にして前日比+25%、しかし3日目には-20%で元に戻ってくるという、狂気の値動きをした。さすがにこういうのには、怖くて入れない。
 …まず、この「GX 防衛テックETF」は、世界の防衛関連企業:約50社の株が詰め合わせになったセット商品であるが、重要なこととして、
米国市場の「SHLD」という金融商品に依存をしている。「GX 防衛テックETF」は、SHLDの、ただの日本語版なのである。ただし、前の記事にも書いた通り、“日本市場で買える”というだけで、「楽天なら手数料タダ」「他の日本株と同等に売買できる」などと、大量のメリットが存在するため、私はこの商品を心待ちにしていた。防衛株は、ここしばらくの伸びが良く、今後も期待ができること、そして、典型的な全世界株とは異なる値動きをし、市場の荒れに強いことから、独自の魅力を持っている。そのため私は、米国株日本株金(ゴールド)に続く第4勢力として、一定量の防衛株を持っておきたいと思っていたのだ。

 さて。私は、その「[466A] GX 防衛テックETF」を、上場初日の26日(水)に、
買わなかった。何故かと言うと、前日に米SHLDが下がっていなかったからである。私は既に、資産のほぼ全額を、株の形式で持っている。よって、466Aを買うのは、「466Aが下がり、かつ、他の株が上がった時に、上がった物を売って466Aを買う」という形式でなければならない。だが、“日本時間の25日深夜〜26日早朝に開かれた米国市場”では、特にSHLDだけが下がったことはなく、実際に開場した26日の日本市場でも、やはり私の決めた条件に当てはまらなかった。よって私は、初日の466Aを買わなかったのである。ちなみに、この手のETFは、1000円から始まるものが多いが、何らかの力が掛かったのか、それより少しだけ高くスタートし、そして1030円ほどで初日の取引を終えた。
 …そして、27日(木)である。日本時間の、この日の前夜に当たる米国市場では、またしてもSHLDは微増という感じであり、他の株もまちまちだったので、特に売買は考えていなかった。だが、そんな実態とは無関係に、466Aは
+25%と大暴騰し、2日目にして一気に1300円台に突入した。もちろん私は、「しまった、初日に買っておけば良かった!」と後悔をしたものである。一方で、元となるファンドが+0.6%しか上がっていないのに、その日本版が+25%も上昇するというのは、明らかに異常事態である。これは手を出すと大火傷するパターンだと思い、スケベ心を我慢して、買わずにグッと堪えたのであった。
 ――すると本日28日(金)に、466Aは
-20%と大暴落をし、結局、1000円ちょっとという、当初の位置に戻ってきてしまった。ちなみに、前夜に当たる27日のアメリカは感謝祭サ ン ク ス ギビングという休日であり、市場は開催されておらず、SHLDの値動きは±0%だ。どう考えても、-20%という壊滅的暴落をするはずがない。かくして、期待の防衛ETFは、仮想通貨なんて目じゃない、信じられないほどのギャンブル商品と化してしまったのだ。

株価がウォール街すると…すごいやばい


 さて。私は、金融商品の詳しい取引方法は知らないのだが、今回のような、「元商品から乖離した激しい値動きをした理由」は、なんとなく分かる。日本の大口投資家が、期待の防衛ファンドということで、
一気に億単位の金を投入し、それに連動してアルゴと呼ばれるAI投資が殺到して、値段を吊り上げた。しかし、それは「実際の防衛企業の株価に依存しない空虚な値上がり」だったので、次々と売りが発生し、またしてもアルゴがそれに反応、一気に暴落して、元の価格に戻ってしまったのだ。
 …さて、「[466A] GX 防衛テックETF」は、ETFという商品ジャンルであり、
日本の個別株と同じ方式で、日本円によって取引ができる。しかし、その99%以上は海外株だ。よって恐らくは、「日本市場では、日本だけで閉じた取引を行い」、「そのお金を使って、日本時間の夜に、米国市場で利益を出す」という形式なのだろう。その「日本の閉じた取引」の中で、一気に買いが殺到した結果、元の防衛企業の株価と無関係に、+25%という大暴騰が起こったのだ。しかし、これは実態のない空虚な価格であったため、すぐに大量の売りによって、元に戻ってしまった。なにせ、元ファンドのSHLDが値上がりしていないのだから、ある意味、当然の流れである。
 ――ところで。今回の場合、初日は1000円ちょっとであったが、27日(木)は、
昼頃から閉場まで、ずっと1200円以上という高い水準を維持していた。値段が1000円に戻ったのは、28日(金)になってからである。よって、「初日に買い、27日でバブル的な利益が出ていた時点で、売りを確定させる」という手法ならば、たった1日で+25%もの利益を出せていたことになる。しかし、当然ながら、「27日に買って、28日にまで保有をしてしまう」という逆パターンだと、投資額の2割ものお金が謎空間に吸い込まれて消えてしまうところであった。こういうところに勝負を仕掛けるのは、危険すぎるのである。
 ちなみに、逆に、「売りが先行しすぎて、元ファンドが値下がりしていないのに、466Aが900円になる」なんて
下乖離が起こっていたら、むしろ買いどきかなあと思っていたが、ここは期待に反して、しっかり1000円ちょっとで止まってしまった。まあ、そんな都合良くいくはずがない。株は、私を儲けさせるために存在するわけではないということだ…。もちろん、今後新たに上場するETFで、同じように2日目だけ暴騰することを期待して、初日から大口購入をする…なんてことも、やってはいけない。

 というわけで。安定資産としての防御力に期待した「[466A] GX 防衛テックETF」は、初っ端から、
巨大怪獣が大暴れするような展開となってしまった。その下で、散らばったお札を拾い集められた人はラッキーだ。しかし、ほとんどの人は、あっさり潰されて終わりであり、しかも、潰した側は、そのことに気付きすらしないだろう。
 …やれ、儲かってくると、浮足立って忘れがちとなるが、やはり、投資というのは、企業の成長に合わせた健全な資産形成が基本である。私も、なんど調子に乗って失敗したか分からないし、これからも失敗し続けるであろうが、それでも、
「企業の成長と共に歩んでいく」のが投資である。今回のように、元の防衛産業の成長と無関係な、荒々しいマネーゲームのおこぼれで儲けようとしてはならないのだ。そういう悪銭は、身に付かないのがオチである。
 ――さて。ここまでの開幕3日で、466Aの値動きチャートは、
命を刈り奪る形となった。だが幸い、私は得こそできなかったものの、損をすることも無かった。そして、原理原則に立ち戻ってみれば、「世界の防衛株」が有望であることは、何ら毀損されていない。元ファンドが特に大きな値動きをしない中、最初の値段に戻ってきたということで、また買い時が来たとも言える。やはりここは、当初の計画通り、他ファンドの動きと相談しながら、少しずつ買い集める形で、保有量を調整していくべきであろう。いやホント、投資って、日常生活とは別世界の、色々なことを教えてくれるわ…。

(2025年11月28日)

登録タグ/ 投資
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