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管理人の日記
あの日銀ショックすらギリギリ生き延びた私の株が、ついに赤になりそうなんだけど、なんなんすかコレ
【過去記事】より。このキッッショい重ね着が大好きだった!! |
9月6日は、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の誕生日である。その配信開始は2019年9月6日ということで、今日で5歳だ。
…さて、『アイスボーン』は、2018年1月に、PS4世代のハードで初登場した「モンスターハンターワールド」の大型追加パックであり、“かつてのG級コンテンツに相当する”という説明も、今や必要無いだろう。新ハードでの体験を重視した『ワールド』に対し、『アイスボーン』では、モンスター数や難易度など、分かりやすいやり込み要素が追加された。まさに、大型追加パックのお手本と言える作品だ。なお、その後、スイッチ等で登場した「ライズ&サンブレイク」も、ワールド&アイスボーンとまったく同じ関係性であり、ワイルズ以降のモンハンも、この方針で販売をしていくと思われる。
――ちなみに。今となっては、完全に過去の話であるが、昔のモンハンでは、「ポータブル2nd」→「2ndG」などと、この手の追加パックが、新しいパッケージソフトとして発売するのが恒例となっていた。『2ndG』には『2nd』の要素が全て含まれているため、価格面で損をするという意見があったうえ、ごく僅かな環境変化を楽しみたいという場合を除き、過去作が完全に要らない子となってしまっていた。だが、『アイスボーン』は、4444円+税(発売直後ならギリギリ税率8%だったため、税込み4799円)であり、税込み9698円であった『ワールド』に対し、半分程度の値段となっている。なお、例によって、ライズとサンブレイクも同じ関係(ライズ:パケで8789円、サンブレイク:DLで4990円)であり、「追加部分だけを買うのでお得」という感覚を味わわせてくれるのは嬉しい。この方針も、ワイルズG(仮)においても、引き継いでくれることであろう。
ところで。『モンスターハンターワールド』は、これまでのモンハンとは異なり、アップデートによる追加要素が本格的に導入された。
…やれ、「アップデートによる追加」は、モンハンシリーズが黎明期からオンライン要素を持っていたということで、初期シリーズからも存在した。だが、『ワールド』のそれは、単なる強化個体や高難易度クエストの解禁ではなく、完全新規のモンスターや、ストーリーを持った特殊なコラボクエスト、そして「マム・タロト」のように、オンラインを前提とし、特殊な攻略要素を持ったイベント敵なども登場した。もちろん、強化個体も凝っており、「歴戦王」という最強の強化モンスターたちは、クリア後のやり込み要素の代名詞となった。それらのアップデートは、発売1年以上が経った2019年5月の「歴戦王ネルギガンテ」まで続いた。
――しかも、これらのアップデートは、基本的に全て無料である。有料のものは、衣装やスタンプなど、ごく僅かであり、追加モンスターはもちろんとし、武器から素材に至るまで、「戦闘面での要素」について、有料DLCのものは、何一つとして存在しない。そこには、「課金によってバトル面での優劣を付けない」という明確な思想があることが伺える。このような大盤振る舞いが行える理由であるが、おそらくは、「アップデートで長く遊べる」および「オンラインでプレイ人数を維持する」という商品価値により、ソフトウェア本体の販売で利益を出すという方針なのであろう。
そういうわけで、私は、少し遅れて、2018年の秋になってから『ワールド』を始めたのであるが、そこからはハマりにハマり、当時は全くの未知数であったオンラインプレイにも、大きく没頭していった。そして、多くのオンライン要素も楽しみながら、テンションMAXの状態で、2019年9月6日の『アイスボーン』を開始できたのだ。
残念ながらストーリーは「これは…歌?」と「おばさま!」しか覚えてない |
そんなアイスボーンだが、私の期待に、完璧に答えてくれた一作となった。
…まず、新たな難易度:「マスターランク」については、その名の通りの高難易度であり、『ワールド』をアップデート要素まで全て網羅していたにも関わらず、苦戦を強いられるレベルとなった。私は、シナリオ攻略中、「達人芸」の付く上位水準の防具を外せなかった(※ワールド&アイスボーンの達人芸は、「会心攻撃が発生すると斬れ味の消費が必ず0になる」という効果)ため、敵の攻撃が全て、体力を半分削られるくらいの高火力となり、緊張感のあるプレイが連続した。ラスボス撃破直後に、装備を作るため、古龍たちへ挑んだ時は、1クエストに30〜40分というとんでもない時間が掛かり、「ああ、これは『G級』なんだな」という気分を味あわせてくれた。まあ、その後、オンラインに参戦し、キャラ強化や壁ぶつけなどの新戦法で、一方的な狩りとなっていったのだが…。
――そして、発売後のアップデートについても、『ワールド』以上に盛んとなり、新モンスターや新武器・強化クエストといった基本はもちろんとし、クリア後のエンドコンテンツと言える「導きの地」のエリア追加や、マム・タロトに引き続いてイベント要素を持った「ムフェト・ジーヴァ」など、様々な追加コンテンツが、1年以上に渡って配信された。もちろん、ワールドに引き続き、追加要素のダウンロードは無料である。
そんな『アイスボーン』で、今なお忘れられないのが、セミファイナルとして配信された「アルバトリオン」、そして最後の「ミラボレアス」である。
…まず、「アルバトリオン」は、裏ボスとして、『3』と『ポータブル3rd』に出演しており、私も戦ったはずなのだが、全く記憶になかった。が、アイスボーン版は、「属性攻撃を当てて相手の力を抑制する」という特殊な攻略要素を持ったクエストとなり、それを行わない場合、「エスカトンジャッジメント」という必殺技で、まず間違いなく一発全滅する。
――そんなアルバトリオンに、私は、アップデート初日から挑んでいったのだが、とにかくまあ、全くクリアができなかった。その後、時間が経つにつれ、「爆破武器はもちろん駄目だが、龍属性武器もイマイチ。クエスト名に合わせて、氷か炎の武器を持って、全力で攻めろ」という攻略法が広まり、クリアは容易となっていったのだが、そこに至るまでのわちゃわちゃ感は、まさにオンラインゲームという感じだった。あと、音楽が非常にカッコいい(【YouTube】)。
また、「ミラボレアス」のほうは、シリーズ初期に裏ボスとして登場し、即死の★腹ズリズリ攻撃★だけに注意しつつ、心眼で硬い足を何十分もガチガチ殴るという最低最悪の敵であり、私は、大して期待をしていないものだった。
…が、実際に、アイスボーンでのミラボレアスを紐解いて見ると、強すぎた。まず、初期シリーズのような単調なモンスターではなく、多彩なモーションが追加された。そして、アルバトリオンのような“特殊な初見殺し要素”は持たないのだが、とにかく攻撃範囲と火力が物凄く、純粋に超強い。その滅茶苦茶な強さゆえ、これまたアップデート初日には、全くクリアをすることができなかった。第3段階における大回転ブレスは、360°全てを攻撃するうえに、当たると即死級のダメージということで、まさに“伝説の黒龍”に相応しい、伝説の攻撃と言えるだろう。
――あと、コイツについても、音楽が異様にカッコいい。第1段階では、従来の戦闘BGMをアレンジしつつ初期シリーズの「ココット村」のフレーズを入れており、懐かしさを感じさせつつ、名実ともにシリーズ集大成という雰囲気を出してくれている(【YouTube/第1段階】)。そして、完全新曲となる第2形態〜第3形態序盤のBGMは、純粋にカッチョ良く、最大最後の激戦とマッチしている(【YouTube/第2段階】)。それらの曲が最高すぎて、むしろ、最終段階で流れるシリーズお馴染みの曲が、蛇足に感じてしまうくらいであった。
アニメ的な美少女はワイルズでも出なさそう… |
そんなわけで。私にとって、“モンハンはPSP時代の懐かしいやり込みゲーム”という印象を払拭するに相応しい、大満足の「アイスボーン」であった。
…さて、その思い出も、今や昔のものとなり、強化個体である「歴戦王イヴェルカーナ」が登場した約4年前を最後に、大きなクエストは追加されなくなった…のだが、今なお、アイスボーンには、一定のオンライン人口が居るのだという。発売から、かなり長い時間が経ったものの、モンハンワールド&アイスボーンには、今も一定数の新規購入者が存在し、そういった人々の参戦で、現在でも協力プレイに新鮮味が存在するからであろうと思われる。ここまでモンハンがヒットするとは、さすがのカプコンも、予想外だったのではないだろうか。
――そして。来年には、いよいよ、据え置き版の完全新作である「モンスターハンターワイルズ」が発売する。何故わざわざ「ワールド」と似たような名前を付けてきたのかは不明であるが、『ワールド&アイスボーン』、そして『ライズ&サンブレイク』、その両方を凌駕する、完全な新作となることは間違いない。また再び、オンラインで、長く楽しめる定番アクションになってくれることだろう。ではでは皆さま、「ワイルズ」で会いましょう!
(2024年9月6日)
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