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「FF7リバース アルティマニア」感想…もう分冊にしてくれ / やり込みinFF

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管理人の日記
FF7リバースの全てを記すには、752ページは狭すぎる

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2024年5月9日(木)
「FF7リバース アルティマニア」感想…もう分冊にしてくれ


 
ファンしか買わない攻略本で、この情報量の差はダメでしょ


 注文していた攻略本、
「FF7リバース アルティマニア」が届きました。7リメイク第1弾やFF16と同じく、B5判という迫力のサイズになっています(FF13まではA5判)税込2970円と、現環境ではなかなかの高価格ですが、FF7リバースはやり込みプレイレベルまで遊ぶと決めたので、購入をしました。

 しかしながら、今回は、
ダイジェスト気味の残念な内容になっている。まず、最も知りたかったバトルの仕様について、「ステータス変化の性質」や、「アビリティの威力」などが、1ポイント単位でしっかり載っているのは良かった。また、「8個のマテリア穴を持つ最強の防具」を1つ取り逃していたことが分かったので、これについては、HARDモードで該当章をプレイする際に、回収をしていきたい。その他、「サブクエストの攻略手順」や、「複雑怪奇な好感度要素」についても、整理してまとめられている。というわけで、一定水準までの攻略情報については、掲載されていると言って良いだろう。
 …しかし、敵データーについては、
雑魚敵は表の形式でまとめられ、ボスについても、使用技が主要アクションデータ」と略されるなど、一部がリストアップされるに留まっている。さらに、このゲームでは確か、弱点を突いたときのダメージ倍率が「2倍」で一定ではないはずなのだが、それすら載せられていないとなると、戦法を立てるのに支障をきたしてしまう。
 ――やれ、これらのデーターについては、
リメイク第1弾の攻略本には、詳細に掲載されていたため、「アクションゲーム風システムだから」という言い訳もできない。逆に、第2弾の攻略本で良くなったと言えるのは、ステータス異常の効きが、“状態異常耐性値”という分かりづらいものではなく、「弱体化効果が効く回数」に改められ(ゲーム内の処理としては前作から同じ)、何を何回使えるのか、ハッキリ分かるようになったことくらいかな…。

 その他の点として、
サブイベントの攻略法なんかも、簡潔な表記となっている。難関が多いバトル系ミッションでは、その大半において、出現する敵の名称が文字情報として載せられているだけである。ちょびっと理不尽な「一陣の魔風」や、「メインキャラ7人のソロ戦闘」「ザックスやセフィロスとの共闘」と言った、特殊かつ高難易度のミッションについても、特に何も触れられていない。
 …また、クリア後に最強を目指すのなら絶対に必要となる、マテリア育成のための
「AP稼ぎ」(※レベルはすぐ70になるので、経験値稼ぎは不要)については、ネット上では、エアリスの「クエイガ」で敵を瞬殺していく方法が知られている。だが、攻略本には、「フィールド上の討伐レポートを繰り返すのがオススメ」という、「あなた本当にその方法を試しましたか?」と訊きたくなるような手段しか載せられていない。クリア前でも行えることを考慮したのかもしれないが…いやいや、莫大な稼ぎが必要なのはクリア後だし、ストーリー中を前提としても、2周目以降の稼ぎ方も併記しておくべきでしょ。
 ――さらに、コレルエリア後半の
「サボテン・ノック」というミニゲームでは、パーティレベル最大=最強育成のために、高難易度版をクリアしなければならず(※イージーモードなし)、私は困っていた。このゲームでは、育成したユフィorエアリスの、一部の要素が取り入れられる。だが、攻略本のアドバイスとしては、「ATBゲージを増やすマテリアやアクセサリも活用したい。」と書かれているだけだ。いや、それは具体的に何なんだよ! 検索エンジンを狙い撃ちした攻略サイトですら、もう少し親切に載せているぞ。やれ、アクセサリは「エルメスの靴」が良いと思っていたのだが、もっと適したものがあるのか…?

573でも765でも無いこの数字に、何か深い意味が…?


 というわけで。今回の
「FF7リバース アルティマニア」は、率直に言って、“究極のマニア”とは言い難い出来である。
 …まあ、正直、こんな内容になった理由は分かる。
FF7リバースは、物量が多すぎるのだ。例えば、「敵の数」という一要素で言っても、エネミーレポート登録数を基準として、7リメイク第1弾は「114」、FF7リバースは「230」と、2倍のボリュームを誇る。その他のゲーム内容についても、倍かそれ以上の要素が収録されている。それでいて、攻略本の紙面としては、「752ページ」と1ページ単位で同じ(※「カラー印刷が為されている最終ページ」までを計測した結果)なのだ。ちなみに、FF16アルティマニアも、752ページであった。恐らく、製本上の限界だとか、そういう感じなのだろう。
 ――余談だが、2020年の「FF7リメイク アルティマニア」は、
2500円+税であったが、2023年の「FF16 アルティマニア」、そして2024年の「FF7リバース アルティマニア」は、それぞれ2700円+税となっている。このご時世、仕方ないことなのか。でも、稼ぎを1割上げるというのは、大変だよ…。

 さて。上記の事実から分かることは、FF7リバースほどの次世代の物量を持つゲームを語り尽くすには、
もはや752ページでは狭すぎるのである。こうなると、懐かしのアルティマニア分冊形式を復活させるしかあるまい。
 …例えば、7リメイク第1弾のモンスターデーターのページ数は、実質170ページとなっている。一方で、第2弾の攻略本のモンスターデーターは計86ページだ。モンスター数2倍に対してページ数は半分なので、
密度が1/4に下がっているという、おぞましい事態が発生している。だが、モンスター230体ぶんを、リメイク第1弾並みの水準で記すとすれば、それは343ページに相当する。その他の、バトル基本データーや、難関ミッションの攻略、そしてお楽しみのやり込みプレイなんかも入れれば、余裕で500ページを越えるくらいの「FF7リバース バトルアルティマニア」が発売できるはずだ。
 ――そういうわけで。私は、7リメイクシリーズがそうだったのと同じく、
もうアルティマニアも分冊形式にしてほしいのである。今回のように、ダイジェスト的な内容で終わるのなら、正直、節約が第一義となっている現環境では、安くない代金を払って買う意味を感じない。そして、新聞紙みたいな大きさにするとか、逆に文字を米粒サイズにするなどといった無理をするよりは、素直に冊数を増やしたほうがマシだろう。攻略本は、今やファンしか買わないアイテムとなった。だからせめて、そのファンが満足できるような内容にしてほしいものである。頼むよ。

(2024年5月9日)

登録タグ/ ゲーム一般 FFシリーズ FF7
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