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管理人の日記ログ
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2024年1月27日(土)
【1月】「年利4%」を信じて株を始めた結果www


 
私はマジで何もやっていないのだが、このお金は受け取って良いのか?


 1月最後の週末である。これからの恒例として、
毎月最後の週末には、投資についての記事を書かせていただきたい。
 ――理由は、もちろん、そういう縛りを設けなければ、
毎日だってお金に関して喋りたいくらいだからである。正直、自分でも、投資は貯金の別形態というくらいにしか考えていなかった。それが今では、この値動きが、毎日の一番の楽しみとなってしまっている。証券会社さんたちよ、この社会情勢と二束三文の手数料で投資家に利益還元なんてしちゃって、誇らしくないんか?

 さて。今月のマーケットの話題というと、日経平均
(日本の代表的な株価指数)が、連日のように暴騰を繰り返していたことがある。ここ最近は、少し沈静化をし、若干の値下がりをしているようだが、あの1989年、神話となったバブル期の最高値:38915円を超えるのではないかとまで言われている。個人的には、今回は水の泡として消えてしまわず、堅調な成長に繋がるのではないかな、と考えている。
 …しかしながら、実は、
それ以外のマーケットも絶好調であり、投資家にとっては負けるほうが難しいというウハウハの1ヶ月になった。例えば、投資界隈の五条悟であるeMAXISイーマクシス Slimスリム 全世界株式」は、前月同日(12月26日)からの1ヶ月で+5.53%も成長した。これを100万円持っていれば、ひと月で55000円も貰えたことになるのだ。あれ、私の聞いていた投資って、年利+4%のはずだったのだが…?
 ――やれ、確かに、株価が上がっても、単純な正比例で給料が上がることはない。しかしながら、
株を持っていれば、それだけ貯金が増えるのだ。さすがに、今月は加熱をしすぎであるが、何度も繰り返し述べている通り、大きな流れとして、世界の経済は右肩上がりで成長をしていく。そのため、“全世界株に投資をする”という行為は、必ず勝てるギャンブルとなるのだ。とか何とか言っていて、来月の投資記事が空港の画像から始まらなければ良いのだが…。

 そういうわけで。まずは、この2024年1月の投資結果を、まとめてみることにしよう!


2024年1月 NISA実績(全て、26日金曜の22時時点)
元資650000円 → 評価額
688914円 +38914円 +5.98%
元資前月比 +250000円 評価損益前月比
+25909円

内容

・楽天 オールカントリー株式 インデックス・ファンド
元資233334円 → 評価額
244233円 +10899円 +4.67% [ファンド月成長 +5.47%]

・楽天 Sエス&アンドPピー500 インデックス・ファンド
元資50000円 → 評価額
51447円 +1447円 +2.89% [ファンド月成長 +6.96%]

・楽天 先進国株式(除く日本) インデックス・ファンド
元資100000円 → 評価額
102485円 +2485円 +2.49% [ファンド月成長 +5.72%]

・旧NISA/楽天 全世界株式 インデックス・ファンド
元資133333円 → 評価額
146653円 +13320円 +9.99% [ファンド月成長 +5.47%]

・旧NISA/eMAXIS Slim 全世界株式
元資133333円 → 評価額
144096円 +10763円 +8.07% [ファンド月成長 +5.53%]


 というわけで。今月は、新たに25万円を追加して、元資650000円に対し、評価額688914円、つまり累積損益は38914円となった。ちなみに、昨年末にまとめた記事より、12月末での評価損益は
13005円であった【日記:2023/12/29】ため、そこから1ヶ月で、更に25909円もの利益を出したということになる。さすがにここまで来ると、私の本業の約1割に当たり、無視できない額となる。何もしてないのに(金銭感覚が)壊れた。
 …ちなみに、1月の途中で資金を追加したり新規購入したファンドについては、丸ひと月の運用ができておらず、損益%が低めに算出される。この数字が、ファンド自体の成績と誤解されてしまうと心外なので、「ファンド月成長」という項目を設けてみた
(12月26日と1月26日の基準価額の比較)。まあ、全世界株の系統ならば、どれもほぼ変わらず、今月は全米株のほうが少しだけパフォーマンスに優れていたようだ。

 そんなわけで、1月は
爆益となったわけであるが、私の基本的な投資方針は、今後も変えることは無い。全世界株や全米株(S&P500)など、よく分散され、かつ手数料の低い投資信託を、ひたすら無心で買い続ける。個別株には手を出さず、短期での売買を前提とした取引も行わない…といった感じだ。
 …やれ、実際のところ、私も、今月中旬辺りは、
連日+1.5%といったハイペースで伸びる日経平均に興味をいだき、それに投資できる「楽天 日経225 インデックス・ファンド」なんかを少しだけ買ってみようかな…と考えたところもあった。ただ、私の主力購入先である全世界株には、5%程度の割合で日本株が含まれているため、それを買っている私は、日本の経済成長の恩恵を受けているし、それに貢献もできている。よって、短期的な目線に囚われ、無闇に戦略を変更する必要は無いと判断し、何とか我慢をしていった。さらに言うと、日本株は、恐らくここ1年くらいは好調となるだろうが、では5年・10年と中長期で利益を出し続けることができるか? と問われると、残念ながら、疑問符を付けざるを得ないだろう。
 ――ちなみに。ならばと、長期保有を諦め、「日経平均が高くなったところで売る」という手もあるだろう。
では、いつ売るのか? 既に反転の傾向が見られる今か? それとも、史上最高値である38915円を超え、40000円か、はたまた50000円に到達した時か? そういうタイミングを決めるのはプロでも難しい…というか無理であり、それで儲かったとしても、運が良かっただけだ。
 そういうふうに考えていくと、結局のところ、やはり
全世界株への単調な投資が最強となってしまうのだ。旧から新で若干緩和されたとはいえ、NISAは頻繁な売買に厳しい態度を取っており、“長期保有による資産形成”をさせるための制度だと感じる。なんだ、聖府もたまにはいいことするじゃん!

もっと上にダイヤモンドステージとか作らない?


 ちなみに。せっかくだからということで、NISA以外の小物についても、紹介してみることにしよう。


その他、小物類

・イオン銀行/マネックス証券 投資信託
[課税口座](品目は「eMAXIS Slim 全世界株式」)
元資1000円 → 評価額
1003円 +2.4円 +0.24%
※課税口座なので、評価損益は2割引としている

・イオン銀行/iDeCoイデコ
(品目は「たわらノーロード 先進国株式」)
元資23000円 → スタート20066円 → 評価額
20375円 -2625円 -11.41%
※制度の仕様上、初回にやや大きな手数料が掛かり、23000円からのスタートにならないが、その分は損益としている。
いっぽう、「iDeCoに対する拠出」は、給与が減った扱いとなり、そのぶん所得税・住民税の支払額が減って得をできるのだが、それについては利益として計上していない。
私は、お金が育っていく様子が見たいんだよ!!

・楽天ポイント運用
元資12500ポイント → 評価額
13100ポイント +600P +4.80%


 まず、私が預金先の一つとしている
「イオン銀行」では、様々な金融サービスの利用状況に応じて点数が貰え、それによって「Myステージ」と呼ばれるランクが上がっていく。最高位のプラチナステージでは、「年利0.1%」という、郵便局の100倍の利子が得られるので、私はこれを目指したいと思った。
 …もっとも、楽天サービスについて、銀行口座と証券口座を連携させると、
預金300万円までの年利が0.1%となり、これについては既に適用されている。そして、今の私が、300万円を超えて預金状態のまま放っておくなんて、絶対に有り得ない(投資に使ってしまう)。よって、イオン銀行の利率を0.1%に引き上げるメリットは、実はほとんど無い。これは、お金を使って遊んでいるだけである。トロフィー集めみたいなものだ。

 さて。私の、イオンにおける金融サービスの利用状況は、イオンカードを作り、イオン店舗での買い物にWAONを使い、本業給与の一部をイオン銀行で受け取る、などといった感じであった。それらによって、「100点」で到達できるゴールドステージまでは簡単に行ったのだが、そこから、「150点」のプラチナステージまで、あとひと息が続かない。だから私は、もっと頑張ってみたのだ。
 …まずは、簡単なものとして、
「定期預金(決められた時間、一定額を預けておくことで、通常預金より良い利率を得られる。途中解除も可)や、「外貨預金(主に、円で米ドルを買って、米ドルの形でお金を保有する)を行う。これらを毎月の積み立て購入にすると、合計50点を得ることができるのだ。ちなみに、定期預金は、定期とは名ばかりで、いつでも解約可能であるし、外貨預金についても、適当なタイミングで円に戻してしまえば、デメリットは無い。
 ――というわけで、定期預金と外貨預金に、それぞれ最低額の「月500円」を投入しておいた。なぜ、銀行がこんなことをやってほしいのかは不明だが、様々な形式でお金を多く/長く預けてほしいのだろう。まあ私も、色々な金融サービスで
遊びたいので、ウィンウィンである。
 余談だが、外貨預金では、500円を預けていたところ、そこから円安が起こり、円換算額が508円に上がっている。というわけで、
+1.6%の利益を出せており、これを使って資産形成をするという手もあるだろう。うむ、多くの人間を破滅させたFXの一丁目である。今回、これで利益を得られたのは運が良かっただけであり、逆が起こると、お金が謎空間に吸い込まれてしまう。そもそも、ほとんどの投資信託は、円をドルに変えてから購入しており、それを日本円に換算して、評価額なる数値を表示している。よって、全世界株を買っていれば、「株価の成長×為替ボーナス」の両方を得られるため、後者しか無いFXを選ぶ理由が無くなるのだ。申し訳ないが、FXは、私にとっては神頼みのギャンブルにしか見えないので、あまり興味が無いかな…。

 次に、投資関連としては、イオン銀行が提携している
マネックス証券にて、新たに証券口座を開き、投資信託を積み立て購入していくことにした。
 …なお、お馴染みのNISAは、いち証券会社でしか開けないというルールがある。私の場合は、既に楽天証券口座にNISAを適用しているため、マネックス証券は課税口座となり、
日本聖府とかいうヤクザによって、売却時には、利益から2割が没収される(例:1000円で買った株が1200円になった場合、利益200円に0.8が掛けられ、1160円が売却額となる。1200×0.8ではない。なお、マイナス時に補填をしてくれたりはしない)。それでも、金額が減るというだけであって、全世界株に投資をし続けることは、必ずプラスになる。そういうわけで、定番の「eMAXIS Slim 全世界株式」を、最低額の1000円ずつ、積み立て設定しておいた。これらによっても、Myステージスコアを、最低でも40点獲得できる。チョロすぎやろ。

 さらに。NISAと対を為す
「iDeCo」についても、イオン銀行で開設をしておいた。iDeCoは、60歳まで引き出せない代わりに、税負担軽減などの性能はNISAよりも勝るスグレモノである。これについては、楽天側で行っても、ポイント還元など、特にメリットは得られなさそうであったため、イオン銀行Myステージをランクアップさせるために使うことにした(30点)
 …そして、購入する投資信託は、
「たわらノーロード 先進国株式」(Oneたわら先進国株式)である。他のイオン銀行iDeCoの商品は、成長率がマイナスだったり、手数料が高かったりで、ロクなものが無い。投資額は、私の現職場で行える最大額:月23000円で、初回こそ手数料で大きめの額が没収されたものの、こんなものは、すぐに世界の株価の成長によって跳ね返せるだろう。ちなみに、iDeCoでは、所得税と住民税の減税メリットが大きく、投資額の利回りなど無くとも利益を得られるのだが、あくまで投資の楽しさを重視したいということで、私はマイナス2934円からのスタートとしている。
 ――さて。これら、様々な金融サービスの利用により、私のイオン銀行Myステージは、無事に最高ランクである
プラチナに達した。ちなみに、必要とされる点数「150点」に対し、私のスコアは「230点」である。やっぱり私って、こういうときのこだわりは、ちょっとおかしいのかも…。

 その他、前に触れたこともある
「楽天ポイント運用」【日記:2023/9/17】についても、地道に通常ポイントを投じ続けている。一時期は、保有量が100ポイント以上も減って、泣きたくなるような思いになったこともあったが【10月26日のツイート】…あれ、今は「ポスト」とか言うんだっけ?)、その後は順調に成長を続け、現在では、評価額13100ポイント、損益+600ポイント [+4.80%]と、悪くない成果を残している。
 ――正直、ポイント運用には、
債券とかいう紙束が3割も紛れているため、とっとと楽天証券にて、1ポイント=1円として消費し、本家の投資信託に変えたほうが良い気もする。でもまあ、ポイント運用は非課税であるうえ、上限1800万円のNISA枠を圧迫しないという独自のメリットがある。せっかくのポイントなのだから、簡単に得られる円貨に戻してしまうのではなく、独自の使い方をしていきたい。そのため、楽天ポイント運用には、このまま2万ポイント、3万ポイント…と、積み立てて、その値動きを楽しみにしていきたいと思う。

確かに“マグニフィセント7”は鬼神のごとき強さだが、さすがにリスクも高いと判断した


 というわけで。この1月は、以前から腐っていた貯金を開放し、NISA枠にて
25万円の投資信託を購入していった。なお、予定では30万円のつもりであったが、これは、27日付の定期購入設定にしていた「楽天 S&P500 インデックス・ファンド」の2セット目/50000円のやくじょうが、26日時点では間に合わなかったからである。これを入れれば、月30万円の予定が満了する。

 しかし、来月以降の私は、少し戦略を変えていくことにした。
何故なら、投資が面白すぎるからである。全世界株への積み立て投資をひたすら続けるという、「RPGで最強の技を連発するだけ」みたいな戦い方を改め、投資にハラハラドキドキの感覚が欲しくなったのだ。ヤバい!!
 …具体的には、今月30日に新発売する
「楽天 NASナスDAQダック-100 インデックス・ファンド」「楽天 SOXソックス インデックス・ファンド」を、大量に購入する。今のところの予定としては、50万円+50万円で、計100万円とするつもりだ。さすがの私も、いざという時のために、50万円くらいの預金は、銀行口座に残したい。そのため、これらの購入で100万円の預金を削ってしまうと、ほぼ余剰資金は無くなってしまう。ただ、NASDAQ(米ハイテク企業)とSOX(米半導体企業)の実力は、ちょっと私の知っている株価という概念を凌駕しており、ここで勝負をする価値は十分にあると感じた。
 ――さて、その成長率は、楽天ではない他社ファンドで計算したものだが、この1ヶ月で、NASDAQ-100が
+8.39%、SOXが+11.91%である。全世界株の+5.5%、全米株の+7.0%も十分にハジケているのだが、それ以上の成績を出している。リスク回避の分散投資としても、NASDAQ-100で100社、SOXで30社が入っており、それなりに安心できる。しかも、1月30日に新発売するファンドである。新作ゲームと同じで、買ってみたくなるのだ。
 ちなみに、火力重視&
FF13ネタで、iFreeNEXTアイフリーネクスト FANG+ファングプラス インデックス」を買おうかな…と考えたこともあった。しかし、10社しかなくリスクが大きめなこと、ハイテク寄りの米企業投資ならNASDAQ-100でも十分なこと、この月成長実績で+9.70%と必ずしも超ハイリターンではないこと、非楽天で0.78%とほんのり手数料が高いこと(私が買っているのは、0.05〜0.2%程度の物)などの理由から、採用を見送っていった。

 一方で、
従来の方針についても、もちろん堅持していく。積み立て投資枠を使用した、「楽天 オールカントリー株式 インデックス・ファンド」「楽天 S&P500 インデックス・ファンド」への5万+5万で月100000円の投資(「楽天先進国(除く日本)」は、中途半端だったので脱落)と、iDeCoによる「たわらノーロード 先進国株式」の23000円、そしてイオン銀行/マネックス証券を使った「eMAXIS Slim 全世界株式」への1000円、合計で月12.4万円である。
 …やれ、これらによる12.4万円に、私の月あたりの生活費を足したとしても、
ギリギリ、月給で賄える範囲である。よって、これらによって預貯金が減っていくことは無い。これまで、銀行で増えていた貯金額を、株に変換するという感じだ。ファンドの安定性も含めて、私にとっては“守りの投資”である。楽天証券では、月10万円までの投資はポイント0.5%還元の対象となり、iDeCoも節税メリットが大きいので、これらは固定枠として維持していきたい。
 ――そして、今回のように、かねてからの貯金があったり、またはボーナスが入った時などには、
お遊び感覚で、“攻めの投資”を行っていく。ちなみに、こういうものを、業界用語としては、コア・サテライト戦略と言うらしい。やはり、投資ガチ勢は、色々な株を買いたくなってしまうのでは…?

 そんなわけで。今、たぶん私は、
ギャンブル狂にでもなったかのように見えているだろう。その認識は、ひょっとすると、正しいかもしれない。
 …ただ、
私は、悪い意味で、普通の人ではない。流行りのあれが面白いだとか、美味しい物を食べたいだとか、仕事を通して成長したいだとか、高価な物を買うだとか、有名になってやろうだとか、誰かのことが好きだとか、他人に幸せになってほしいだとか、そういう感情を全く理解できない…こともないのだが、それを人生の第一義にしようという意欲は存在しない。ここしばらくは、すっかり炭酸とアルコールの抜けた、ぬるいストロングゼロのような生き方をしていた。そんな私が、再び全力できるものを見つけられたのだから、これを大事にしたいのだ。
 ――それに、投資だって、単に“お金を増やすだけのギャンブル”というわけでない。自分が払ったお金が、世界の人たちのために役立てられるというのは良いことだし、何より、株価が上がり続けていくことで、
今日よりも明日が絶対に良い日になると確信できる。自分の身の回りだけでは、そういう感情は、なかなかいだけないものだ。月曜日からの仕事は面倒だが、それを終えれば、また毎日、株の成長を見届けられる。うわあ、頑張ろう!

(2024年1月27日)

登録タグ/ 投資
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2024年1月21日(日)
「最近のアニソン」はオシャレすぎる?


 
せやろか


 少し前のテレビ番組で、
「最近のアニソンはオシャレすぎる。もっと濃い曲を聞きたい」と発言する、アニメオタクの外国人が話題となった。
 …さて、その「オシャレなアニソン」の具体例として、番組では「海外で最も再生された日本アーティストの楽曲」
(YouTube再生数?)というランキングが紹介され、1位がKingGnuのSPECIALZスペシャルズ【YouTube/非公式3D風編集】、2位がYOASOBIの「アイドル」【YouTube/公式MV】となっていた。前者は、「呪術廻戦:渋谷事変」のOP、後者は「【推しの子】」のOPテーマであり、どちらも2023年に放送された新作アニメの楽曲、つまりアニソンだ。

 さて、
この2曲については、私もよく知っている。両者とも、楽曲ではなく、アニメから知り、そして好きになるに至った。
 …まず、呪術廻戦については、秋から冬の時期に、第1期からアニメを見始めた
【日記:2023/11/4】「SPECIALZ」は、去年7月から12月に掛けて放送された第2期のうち、メイン部分である「渋谷事変」のほうのOPテーマである。ハロウィンの渋谷を舞台に、一般市民を巻き込んだ、「壮絶」という言葉ではとても形容しきれないような死闘が展開された。OP映像は、をテーマに、敵味方の主要人物が神社へと歩いてくる…という内容であり、選手入場などとも呼ばれることがある【YouTube/アニメOP】。楽曲自体のダークな雰囲気と、死地へ向かう登場人物たちが、実に合っている。
 ――ちなみに。アニメの展開が狂っているのはその通りなのだが、
原曲のMVのほうはもっとぶっ飛んでおり、何が何だか分からない【YouTube/公式MV】。歌詞についても、”狂気的な愛情”を歌っているような感じであり、「アニメより原曲のほうが壊れている」という珍しい例である。

 一方、【推しの子】のほうは、主に「SPY×FAMILY」のWEB連載を目的としてインストールしている「ジャンプ+」に、
漫画版が掲載されており(「ヤングジャンプ」冊子の1週遅れらしい)、初回全話無料ということで、そこで読んだことから興味をいだいて、アニメ版をdアニメストアにて視聴中である。
 …やれ、【推しの子】は、以前から名前はよく聞く作品だったが、少女漫画のようなコテコテのビジュアルがちょっと苦手で、これまで手を出してはこなかった。ただ、実際に読んでみると、“ギョーカイ物”とでも言うのだろうか、
芸能界を舞台とした、独特のサスペンスやミステリー的な魅力を持つ作品であり、話題になるだけのことはあると思った。ジャンプ+版は、毎週木曜更新ということなので、これから推していきたいと思う。
 ――そして、その主題歌である
「アイドル」は、そのものズバリという題名であり、上でリンクを張った公式MVが、もはや「【推しの子】」のアニメPVとなっている。アイドルソングらしい、キャッチーでオシャレな楽曲であるが、それだけでない、影のある感じや、逆に等身大の女性としての感情など、全てが表現されている。曲調・歌詞・演出ともに、アニソンの中のアニソンという感じだ。アニメ第1話のエンディングで初めて流れた時には、主人公の1人である「アイ」の職業がアイドルであり、あまりにも彼女のキャラクター性に合っていることから、声優が歌うタイプのアニソンであることを全く疑っていなかった。実際には、「YOASOBI」という有名アーティストが担当しているようだ(私は名前しか知らない)

右の人がサマーオイルとかメロンパン入れとか言われているのマジで草


 というわけで。呪術廻戦の
「SPECIALZ」も、【推しの子】の「アイドル」も、アニメとシンクロする素晴らしいアニソンであると同時に、単体の楽曲としても聴き応えがある。私としては、アニソンとして100点以上のものを出していると思う。改めて思うけど、最近のアニメって、凄いわ…。
 …ということなのだが、そういう状況こそが、冒頭のオタク外国人にとっては、
「普通のオシャレな曲ばかりで物足りない」という状況なのだろう。加えて、その人は「アニソンのビジネス化が進んでいる」とも述べていた。自分の好きな物が多くの人に受け入れられて、何がいけないのか…。
 ――さて、これらの言葉から、私は何となく、その外国人の気持ちが分かってきたのである。要は、「自分だけが魅力を理解している」「自分の手の内にある」と思っていたアニソンが、多くの人に認められる娯楽へと成長していく…つまり、
変わっていく状況が、面白くないのであろう。深夜番組がゴールデンに進出してしまうだとか、幼馴染の女の子が上京してアイドルデビューしてしまうだとか、多分そういうのと似た感じのものだ。“昔のアニメ”が好きだったからこそ、そういった、愛憎入り交じる感情が生まれてしまうのであろう。

 ただまあ、「SPECIALZ」のほうは、原作の雰囲気をほんのり匂わせているくらい
(本当は、メチャクチャ研究して、そのうえであえてアニメっぽさを抑えているのだろうが…)だが、「アイドル」をアニソンとして物足りないと言うのでは、原作の理解が足りないのではないだろうか。上のほうでも述べたが、歌詞・MV・曲調、全てが100点満点である。あまりにも作品に合いすぎており、私の中では、必殺技の名前を叫んでいる曲と似たような分類である。

昔には昔の、今には今の、良さがある!


 というわけで。“最近のアニソン”が、昔のものとは異なってしまったというのは、よく分かる。それについて、私は、
「子供のため、オタクのためだった楽曲が、より多くの人が親しめるものに進化した」と、肯定的に捉えている。しかしながら、「自分たちだけがひっそり楽しんでいたものが、世間の脚光を浴びて、変わってしまった」と惜しむ気持ちも、分からないでもない。
 …ただ、それを、
「今のアニメは〜」みたいな主語の大きさだとか、「濃さ」みたいな曖昧な言葉で語ってしまっては、おそらく、誰からも賛同は得られないだろう。昔のアニメには昔のアニメの良さが、今のアニメには今のアニメの良さが、間違いなく存在する。もちろん、その両方を楽しめるのが一番である。だが、仮に片方しか自分には理解できないとしても、“良し悪し”という観点にして、もう片方を非難するべきではないのだ。
 ――そもそも、私が思うに、その「昔のアニソン」だって、今でこそ定番のところを狙っているように見えるのかもしれないが、
当時としては斬新で挑戦的なものだったはずだ。だからこそ、衝撃を与え、そして遠い未来まで語り継がれるに至ったのである。それを、ただ模倣するだけで、当時と同じように受け入れられるというのは、甘えであり、その時代の最先端であった「昔のアニソン」に対する愚弄であるとさえ思う。何にでも言えることだが、変わり続け、進化し続けて、やっと「昔と同じように面白い」と評価してもらえるものだ。

 やれ、
「新しい物の魅力に着いていけなくなる」というのは、古今東西、よくある話だ。私も、最近の若者のことは、全く分からない。まあ、若者に限らず、そもそも他人という存在が理解できないのだが…。だがそれで、私が「自分だけが優れていて、他者が劣っている」という考え方になることは無い。アニソンも同じで、「昔は良かった。今は駄目」も、「昔は駄目だったが、今は良くなった」も、どちらも共感は得られないだろう。アニメも、時代に合わせて、変化をしてきているのだ。ならば、自分も時代とともに変わり、そして共に楽しんでいったほうが、絶対に良いのである。
 ――というわけで。私は、
「SPECIALZ」「アイドル」のようなオシャレなアニソンは、大いに結構だ。これからも、流行りや若者・外国人といった新しい人たちの感性を取り入れて、既存の楽曲に囚われない方向性に、どんどん進化していってほしいと思う。最近のアニメって、やっぱり凄い!

(2024年1月27日)

登録タグ/ 漫画一般
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2024年1月1日(月)
あけましておめでとうございません


 
どうか皆さま、暖かくして、安全に過ごしてください


 おはようございます。あけましておめでとう…なんて言えない、
最悪の元日になってしまった。私は、自分や身の回りの人が、地震で酷い被害を受けたことはないのだが、あの音を聞くと、自然に涙が溢れてくる。年齢を重ねて、少し心が弱くなったのだろう。
 …しかしまあ、今日は「今年の抱負」だとか、そういう感じのくだらない話をしようと思っていたのだが、とてもそんな状況では無くなってしまった。あの映像の向こう側には、家族と幸せな休暇を過ごしていた人も多いはずだ。
どうして私なんかが無事で、真面目に生きている人たちが攻撃されるのか。頑張っている人は、幸せにならないといけないのに…。
 ――そういうわけで。皆さま、どうか今日は、暖かくして過ごしてください。被害が遭われた地域の方はもちろんですが、そうでない人も、心細くなっている時は、とりあえず、寝ましょう。明日のことは、また明日、何とかすれば良いと思います。

(2024年1月27日)

登録タグ/ 雑多な内容
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