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FF13、自衛隊とコラボしてしまう… / やり込みinFF

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管理人の日記
そう言えば、私の地元では、自衛隊駐屯地にて花火大会が行われていたものでした。警備軍=自衛隊だった…?

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2023年11月18日(土)
FF13、自衛隊とコラボしてしまう…


 
FF13はFFシリーズ最高傑作だからね…(※やり込みinFF調べ)


 あの
「ファイナルファンタジー13」と、あの自衛隊が、まさかのコラボである。毎年11月に行われているという「自衛隊音楽まつり」の曲目の1つとして、FF13の人気曲:「閃光」が演奏されたというのだ。
 …さて、「自衛隊音楽まつり」は、その名の通り、自衛隊の音楽祭である。だが、それは儀礼的なお硬いものではなく、その年に流行したJ-POPや、アニメの主題歌、ゲーム音楽、童謡、たまに旧軍の軍歌などが広く演奏され、全年齢で楽しめる内容となっているようだ。よって、そこにFF楽曲が採用されることは、そこまで不思議ではない。実際、2012年にも、“国歌”という愛称で知られるFFシリーズメインテーマが、謎に、最後の演奏部隊勢ぞろいの場面で流されていたという。
FF4のエンディングかな?
 ――というわけで。注目すべきは、
10年ぶりのFF楽曲が、あえて「閃光」だったという点である。今年は、ナンバリング最新作の「ファイナルファンタジー16」が発売したうえ、本編以上と語られることすらある7リメイクシリーズも、第2弾が来年2月に登場する。それらを振り切って、あえて2009年発売のFF13楽曲が選ばれたのだ。ご存じの通り、私は、FFシリーズでも、特に13が好きというちょっと変わった人である。よって、今回の采配は、自分が認められたようで、どこか誇らしい気持ちが存在する。まあ、自衛隊も、日本聖府の所属だし…。

 では、ここで。
「閃光」という楽曲【YouTube/ショート版】について、少しだけ復習をしておこう。閃光は、FF13の通常戦闘曲であり、バイオリンを主旋律とした高貴な感じと、段々と盛り上がる曲の展開、そしてスピード感が、まさにFF13という感じであり、どこに出しても恥ずかしくない、名曲中の名曲である。初代FF13においては、“3大メインテーマ”’(閃光、誓い、FF13プレリュード)の一つであり、閃光のアレンジ版として、「ライトニングのテーマ」など、様々な楽曲が登場する。そして、シリーズ内続編の、FF13-2とライトニングリターンズでも、原曲に加えて、様々な新規アレンジが登場している。
 …ところで、初代FF13における「閃光」は、
実は2バージョンが存在する。サビまでの長さが代表的な違いであり、主に「ショート版」「ロング版」と呼ばれているものだ。例えば、アルカキルティ大平原での亀との戦いでは、ロング版【YouTube/ロング版】が採用されており、私にとってここ最近で一番の戦いとなった「ボス戦タイムアタック:ロングイ戦」【プレイ日誌】 / 【動画】のBGMでは、ロング版のほうが流れている。上で紹介したサントラ収録の物はショート版であり、通常、「サビまでの時間が長い」「音の盛り上がりが足りない」などと、ロング版の人気は低い傾向がある。ただし、サビまでが長くなったことにより、上記のロングイ戦では、敵が倒れた瞬間にサビに入るという、完璧すぎる構成を実現することができた。そう言えば、挑戦時は、先駆者兄貴の動画【YouTube】とも比較し、「サビに入るまでに敵を転倒させられるかどうか」を、早いか遅いかの基準に使っていた気がする。
 ――余談だが、今となっては覚えている人も少ないだろうが、2006年5月
(FF12発売から2ヶ月後)に、初めて「ファイナルファンタジー13」が公開された時に現れたのが、ライトニングさんと「閃光」であった【YouTube】。元々は、単にFF13の初出楽曲として、キャッチーな物を作っただけということだったようだが、そこからやがて、初代FF13の通常戦闘曲となり、そして“13シリーズ”のメインテーマへと成長をしていったのだという[ファイナルファンタジーXIII バトルアルティマニア, スタジオベントスタッフ, 2010年1月28日 初版第1刷, p132]。スタッフとファンが、協力して、「閃光」を育てていったのだ。

 ちなみに、軍事組織である自衛隊に、「音楽科」なんてものが存在する理由は、音楽バトルで人類の運命が決まる世界観に対応するため…
なわけがなく、「@演奏による隊員の士気向上」「A国民への理解向上」「B国際儀礼のための演奏」などが、主な目的として挙げられている。
 …さて、自衛隊というのは、様々な職種が混じった複合組織となっており、その一般公開するイベントのうち、例えば、「富士総合火力演習」などは、目的が分かりやすい。ドッカンドッカン撃ちまくって、国民に派手な戦闘を見せたいのと、訓練を通しての技量の向上、そして諸外国に
「俺たちはこんなに強くて凄いんだぞ、だから攻めてくるな!」というアピールなどが挙げられるだろう。
 ――それに比べて、音楽祭(無料)の開催などというのは、少し目的が分かりづらい。だが、私も少しだけ大人になってみて、分かったのだ。
軍隊には、国民の理解が必要不可欠である。まず、莫大な額の税金を消費している。防衛費は、このご時世に侵略戦争を仕掛けやがったバカタレ・「大国」のくせにいつまで経ってもチンピラみたいな隣国・極東のヤクザのおかげで、東アジアでは増加傾向である。調べてみると、2023年度は6兆8000億円という、とっくに「約5兆円」では丸め込めない額に達していたようだ。国民1人あたり約5万円、1ヶ月あたり4000円である。このサブスクは、日本に住み続ける限り、解約不可能だ。それが税金の浪費と言われないよう、自衛隊が国民の理解を得ることは、必須であると言える。
 そしてそれ以上に、
自衛隊の活動は、個人の人生を破壊する。兵士としてお借りするのは、二人と居ない、皆さまの「父」「夫」「兄弟」「親友」「息子」といった存在である。そんな大事な人たちを、全くの無意味に、殺して殺されてという世界観に放り込むのだ。もちろんそれが、「国全体を守るため」という大義のために必要であることは理解できる。だがそれでも、死んでしまったら、個人としては、世界の崩壊と同じなのだ。そういった、ちょっと現実としては受け入れがたい自体に直面したとき、それでも納得をするために、「軍事活動への理解」というものは、とても重要なことである。何事も、従業員と顧客の協力関係が無ければ、良い仕事はできないのだ。

音楽による士気向上=「うたう」によるキャラ強化


 というわけで、私は。本日昼の知人からの情報提供を元に、18日1900ヒトキュウマルマルからの、「自衛隊音楽まつり」のYouTube配信を見ていた。その冒頭の、各部隊の隊員からの意気込みコメント等を聞くに、日本はアニメ・ゲームなどといった創作分野において、世界で独自の魅力を誇っているという。
私もそう思う。その一環として、自衛隊×ファイナルファンタジーという、一見すると異色のコラボが実現したようだ。
 …ちなみに、私は、事前情報では「閃光」という楽曲名のみを聞いていた。実際には、演奏部隊は、「航空自衛隊航空中央音楽隊」という
重力を自在に操る奴らであり、セトリとしては、「ファイナルファンタジーより:プレリュード / エアリスのテーマ / 閃光 / メインテーマ」というものが表示されていた。「エアリスのテーマ」「閃光」は、楽曲そのものの名称であり、FFシリーズファンにとっては、今さら紹介するまでも無い有名曲だ。だが、初手の「ファイナルファンタジーより:プレリュード」と、「メインテーマ」は、ちょっと、どの楽曲を示しているのか、分からないというものだ。
 ――が、実際に聞いてみることで、それが分かった。まず、「ファイナルファンタジーより:プレリュード」は、初期シリーズのタイトル画面や、THE END画面などで流れる「プレリュード」と、いわゆる“国歌”である「FFシリーズメインテーマ」の組み合わせである。そして、ラストの「メインテーマ(謎)」は、閃光から極めて自然な流れで
オプティマチェンジをしたため気付きづらかったのだが、「どこかで聞いたことがあるな…」と思っていたところ、なんとFF5メインテーマのサビ部分であった。SFC版タイトル画面や、ラスボス突入時などに流れる、FF5らしい明るい楽曲である。そして、ご存じの通り、FF5と言うと、今の私が激推しをしている作品だ。今回の音楽祭は、自衛隊×やり込みinFFコラボだった…?

 そして、
極めてどうでも良いことについて触れておこう。2曲目・3曲目の「エアリスのテーマ」「閃光」は、それぞれ、エアリス・ライトニングという女性キャラクターのテーマ曲とも言える存在になっており、ファンにはお馴染みの人気曲である。なんか、二人の声が凄く似ている気がするな…。
 ――そして、最後の「メインテーマ」が流れるFF5については、最近、
「風の様子が変なのだ…」という謎ゼリフが愛されている。そう言えば、FFメドレーを演奏した航空自衛隊も、風を読むことが重要な組織である。飛行機なんかは買い替えれば良いが、搭乗員を死なせてしまっては、取り返しが付かない。彼らにとって、天気予報というのは、自身の生命を左右するほどに重要な情報なのだ。つまり、タイクーン王は航空自衛官だった…?

 というわけで。本日は、「自衛隊音楽まつり」のFF楽曲視聴により、様々な見識を得ることができた。普段やらない行動というのは、やはり良いものだ。
 …ちなみに、生配信動画については、彼らもさすが公務員であり、お勤めご苦労なことに、
講演終了と同時に非公開にされてしまった。だが、このご時世ということで、切り抜き動画等によって、今後、皆さまにも視聴する機会が生まれるであろう。安くない税金を払っている国民なのだから、見る権利があって当然である。そしてその際は、FF13×自衛隊という異色のコラボ、そして、まさかのFF5楽曲採用という様子が変な采配について、どうか思いを馳せてみてほしい。「ファイナルファンタジー」って、やっぱり凄いのだ!

(2023年11月18日)

登録タグ/ 雑多な内容 FFシリーズ
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