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管理人の日記
そう言えば、私の地元では、自衛隊駐屯地にて花火大会が行われていたものでした。警備軍=自衛隊だった…?
FF13はFFシリーズ最高傑作だからね…(※やり込みinFF調べ) |
あの「ファイナルファンタジー13」と、あの自衛隊が、まさかのコラボである。毎年11月に行われているという「自衛隊音楽まつり」の曲目の1つとして、FF13の人気曲:「閃光」が演奏されたというのだ。
…さて、「自衛隊音楽まつり」は、その名の通り、自衛隊の音楽祭である。だが、それは儀礼的なお硬いものではなく、その年に流行したJ-POPや、アニメの主題歌、ゲーム音楽、童謡、たまに旧軍の軍歌などが広く演奏され、全年齢で楽しめる内容となっているようだ。よって、そこにFF楽曲が採用されることは、そこまで不思議ではない。実際、2012年にも、“国歌”という愛称で知られるFFシリーズメインテーマが、謎に、最後の演奏部隊勢ぞろいの場面で流されていたという。FF4のエンディングかな?
――というわけで。注目すべきは、10年ぶりのFF楽曲が、あえて「閃光」だったという点である。今年は、ナンバリング最新作の「ファイナルファンタジー16」が発売したうえ、本編以上と語られることすらある7リメイクシリーズも、第2弾が来年2月に登場する。それらを振り切って、あえて2009年発売のFF13楽曲が選ばれたのだ。ご存じの通り、私は、FFシリーズでも、特に13が好きというちょっと変わった人である。よって、今回の采配は、自分が認められたようで、どこか誇らしい気持ちが存在する。まあ、自衛隊も、日本聖府の所属だし…。
では、ここで。「閃光」という楽曲(【YouTube/ショート版】)について、少しだけ復習をしておこう。閃光は、FF13の通常戦闘曲であり、バイオリンを主旋律とした高貴な感じと、段々と盛り上がる曲の展開、そしてスピード感が、まさにFF13という感じであり、どこに出しても恥ずかしくない、名曲中の名曲である。初代FF13においては、“3大メインテーマ”’(閃光、誓い、FF13プレリュード)の一つであり、閃光のアレンジ版として、「ライトニングのテーマ」など、様々な楽曲が登場する。そして、シリーズ内続編の、FF13-2とライトニングリターンズでも、原曲に加えて、様々な新規アレンジが登場している。
…ところで、初代FF13における「閃光」は、実は2バージョンが存在する。サビまでの長さが代表的な違いであり、主に「ショート版」「ロング版」と呼ばれているものだ。例えば、アルカキルティ大平原での亀との戦いでは、ロング版(【YouTube/ロング版】)が採用されており、私にとってここ最近で一番の戦いとなった「ボス戦タイムアタック:ロングイ戦」(【プレイ日誌】 / 【動画】)のBGMでは、ロング版のほうが流れている。上で紹介したサントラ収録の物はショート版であり、通常、「サビまでの時間が長い」「音の盛り上がりが足りない」などと、ロング版の人気は低い傾向がある。ただし、サビまでが長くなったことにより、上記のロングイ戦では、敵が倒れた瞬間にサビに入るという、完璧すぎる構成を実現することができた。そう言えば、挑戦時は、先駆者兄貴の動画(【YouTube】)とも比較し、「サビに入るまでに敵を転倒させられるかどうか」を、早いか遅いかの基準に使っていた気がする。
――余談だが、今となっては覚えている人も少ないだろうが、2006年5月(FF12発売から2ヶ月後)に、初めて「ファイナルファンタジー13」が公開された時に現れたのが、ライトニングさんと「閃光」であった(【YouTube】)。元々は、単にFF13の初出楽曲として、キャッチーな物を作っただけということだったようだが、そこからやがて、初代FF13の通常戦闘曲となり、そして“13シリーズ”のメインテーマへと成長をしていったのだという[ファイナルファンタジーXIII
バトルアルティマニア, スタジオベントスタッフ,
2010年1月28日 初版第1刷, p132]。スタッフとファンが、協力して、「閃光」を育てていったのだ。
ちなみに、軍事組織である自衛隊に、「音楽科」なんてものが存在する理由は、音楽バトルで人類の運命が決まる世界観に対応するため…なわけがなく、「@演奏による隊員の士気向上」「A国民への理解向上」「B国際儀礼のための演奏」などが、主な目的として挙げられている。
…さて、自衛隊というのは、様々な職種が混じった複合組織となっており、その一般公開するイベントのうち、例えば、「富士総合火力演習」などは、目的が分かりやすい。ドッカンドッカン撃ちまくって、国民に派手な戦闘を見せたいのと、訓練を通しての技量の向上、そして諸外国に「俺たちはこんなに強くて凄いんだぞ、だから攻めてくるな!」というアピールなどが挙げられるだろう。
――それに比べて、音楽祭(無料)の開催などというのは、少し目的が分かりづらい。だが、私も少しだけ大人になってみて、分かったのだ。軍隊には、国民の理解が必要不可欠である。まず、莫大な額の税金を消費している。防衛費は、このご時世に侵略戦争を仕掛けやがったバカタレ・「大国」のくせにいつまで経ってもチンピラみたいな隣国・極東のヤクザのおかげで、東アジアでは増加傾向である。調べてみると、2023年度は6兆8000億円という、とっくに「約5兆円」では丸め込めない額に達していたようだ。国民1人あたり約5万円、1ヶ月あたり4000円である。このサブスクは、日本に住み続ける限り、解約不可能だ。それが税金の浪費と言われないよう、自衛隊が国民の理解を得ることは、必須であると言える。
そしてそれ以上に、自衛隊の活動は、個人の人生を破壊する。兵士としてお借りするのは、二人と居ない、皆さまの「父」「夫」「兄弟」「親友」「息子」といった存在である。そんな大事な人たちを、全くの無意味に、殺して殺されてという世界観に放り込むのだ。もちろんそれが、「国全体を守るため」という大義のために必要であることは理解できる。だがそれでも、死んでしまったら、個人としては、世界の崩壊と同じなのだ。そういった、ちょっと現実としては受け入れがたい自体に直面したとき、それでも納得をするために、「軍事活動への理解」というものは、とても重要なことである。何事も、従業員と顧客の協力関係が無ければ、良い仕事はできないのだ。
音楽による士気向上=「うたう」によるキャラ強化 |
というわけで、私は。本日昼の知人からの情報提供を元に、18日
…ちなみに、私は、事前情報では「閃光」という楽曲名のみを聞いていた。実際には、演奏部隊は、「航空自衛隊航空中央音楽隊」という重力を自在に操る奴らであり、セトリとしては、「ファイナルファンタジーより:プレリュード
/ エアリスのテーマ / 閃光 / メインテーマ」というものが表示されていた。「エアリスのテーマ」と「閃光」は、楽曲そのものの名称であり、FFシリーズファンにとっては、今さら紹介するまでも無い有名曲だ。だが、初手の「ファイナルファンタジーより:プレリュード」と、「メインテーマ」は、ちょっと、どの楽曲を示しているのか、分からないというものだ。
――が、実際に聞いてみることで、それが分かった。まず、「ファイナルファンタジーより:プレリュード」は、初期シリーズのタイトル画面や、THE
END画面などで流れる「プレリュード」と、いわゆる“国歌”である「FFシリーズメインテーマ」の組み合わせである。そして、ラストの「メインテーマ(謎)」は、閃光から極めて自然な流れでオプティマチェンジをしたため気付きづらかったのだが、「どこかで聞いたことがあるな…」と思っていたところ、なんとFF5メインテーマのサビ部分であった。SFC版タイトル画面や、ラスボス突入時などに流れる、FF5らしい明るい楽曲である。そして、ご存じの通り、FF5と言うと、今の私が激推しをしている作品だ。今回の音楽祭は、自衛隊×やり込みinFFコラボだった…?
そして、極めてどうでも良いことについて触れておこう。2曲目・3曲目の「エアリスのテーマ」と「閃光」は、それぞれ、エアリス・ライトニングという女性キャラクターのテーマ曲とも言える存在になっており、ファンにはお馴染みの人気曲である。なんか、二人の声が凄く似ている気がするな…。
――そして、最後の「メインテーマ」が流れるFF5については、最近、「風の様子が変なのだ…」という謎ゼリフが愛されている。そう言えば、FFメドレーを演奏した航空自衛隊も、風を読むことが重要な組織である。飛行機なんかは買い替えれば良いが、搭乗員を死なせてしまっては、取り返しが付かない。彼らにとって、天気予報というのは、自身の生命を左右するほどに重要な情報なのだ。つまり、タイクーン王は航空自衛官だった…?
というわけで。本日は、「自衛隊音楽まつり」のFF楽曲視聴により、様々な見識を得ることができた。普段やらない行動というのは、やはり良いものだ。
…ちなみに、生配信動画については、彼らもさすが公務員であり、お勤めご苦労なことに、講演終了と同時に非公開にされてしまった。だが、このご時世ということで、切り抜き動画等によって、今後、皆さまにも視聴する機会が生まれるであろう。安くない税金を払っている国民なのだから、見る権利があって当然である。そしてその際は、FF13×自衛隊という異色のコラボ、そして、まさかのFF5楽曲採用という様子が変な采配について、どうか思いを馳せてみてほしい。「ファイナルファンタジー」って、やっぱり凄いのだ!
(2023年11月18日)
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