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管理人の日記
FF8は神ゲー、ときメモ2も神ゲー。神ゲー同士の奇跡の非公式コラボだ…
鹿せんべいを持っている相手への鹿さんの暴徒化は物凄いから…(唸り声) |
“ときメモ2”こと、「ときめきメモリアル2」は、1999年11月に初代プレイステーションで発売された、ときメモシリーズの本編第2作である。その中に、非常に堂々としたFF8パロディがあることを、皆さまご存じだろうか。
…まず、「ときメモ」シリーズは、当時を知る人も今や少なくなってしまっただろうが、恋愛シミュレーションの伝説的名作であり、同分野の草分け的存在となった。ジャンルとしては、“育成型ギャルゲー”とでも呼べば良いだろうか、プレイヤーが行動を選択して自分のパラメーターを高めていくと同時に、意中の女の子にデートなどを申し込み、そして卒業の日に相手から告白してもらうことを目指す。ゲーム制作の手練れであるコナミが作ったということで、基本部分の出来が良く、軟派な女の子狙いから硬派な攻略まで、奥深く楽しめる作品だ。ただし、恋愛“シミュレーション”としては0点である。こんな気軽にデートに誘える男が居るかっ!!
――そして、今回話題にする「ときメモ2」は、第1作のヒットを受けて作られた、ギャルゲー界の超大作であり、個性がぶっ飛んだヒロインたちに、やり過ぎと思えるような遊び要素が魅力で、今なお異彩を放っているギャルゲーだ。だが、上位機種への移植やリマスター等が為されておらず、初代PSのディスク版を中古購入する以外では、PS3/PSP/Vitaでのゲームアーカイブスでしか遊べないというのが、本当に残念だ。
ところで、この日記を書くためにプレイした現在の私が、最も推しているのは、
…ちなみに、私が初めてこの作品に触れた、年齢2桁になった直後くらいの時は、グラマラスなお姉さんキャラたちに首ったけであった。また、20代の頃にゲームアーカイブスで触れた際には、音楽がいいという理由で、白雪美帆ちゃんのファンを自負していた(【日記:2014/12/8】)。それからまた、今回で、好みが変わってきたということである。やはり、ギャルゲーは、色々なキャラクターたちが居てなんぼ、なのだ。
やれ、話が逸れてしまったが、今回は、そんなときメモ2の中に存在する、FF8パロディの話題である。
…さて、“ときメモシリーズ”には、「戦闘」というミニゲームが用意されている。主人公の体調や運動系の能力値を参考にしてパラメーターが決まり、ターン制RPGのようなバトルを繰り広げるのだ。演出として、部活によって必殺技が決まり、パートナーの女の子も共に戦ってくれるなど、あくまで“フレイバー”的な要素が強いのだが、「負けると女の子を奪われてしまってバッドエンド確定」など、鬼畜難易度になっている場合も存在する。
――そして。この「戦闘」は、『ときメモ1』の時点で、サイドビュー型の視点に、宇宙を背景にした無駄にカッコいい演出など、FFシリーズをパロディにしたと言えるような出来であった。そこから更に、予算が無駄遣いされた『ときメモ2』では、戦闘自体が3D化され、迫力のあるカメラワークなど、更にFFシリーズのパロディ度が上がっている。ここまで来ると、もはや莫大な予算を投じた高度なギャグとして捉えるべきであろう。
が。今回、重要なことは、ときメモ2の戦闘では、BGMが、明らかにFF8の通常戦闘曲である「Don't be Afraid」(【YouTube】)をパロディしたものになっているという点だ。
…さて、FF8の通常戦闘曲は、独特のリズム感で、他のFF戦闘曲とは少し違った印象を残すBGMになっている。その曲構成が、ときメモ2の戦闘曲では全く同じであり、もはやイントロだけで元ネタが分かるレベルである。さすが、「パロディウス」なんていう名作シューティングを作ったコナミだ。パロディ作りについては大先生というわけである。もちろん、FFシリーズお馴染みの、勝利のファンファーレまでしっかりとモノマネされており、百点満点の出来であると言える。ちなみに、FF8の発売は1999年2月なので、9ヶ月あれば、十分にコピーができるというものだろう。
――というわけで。今回は、私もコナミ様の才能の無駄遣いにあやかろうと思い、このためだけに単独動画を用意してみたりもした。一応、ネット上には、既にプレイ動画は溢れているし、BGMだけの動画も投稿されていたりもする(【YouTube】)。よって、私がわざわざ単体の動画を投稿する必要も無いという気はするが、こうやって無駄な労力を掛けるということこそ、一発ネタの真髄である。
◆動画◆
これで付き合ってないとか、最近の若者さあ… |
というわけで。1999年に発売した「ときめきメモリアル2」には、堂々すぎる、FF8パロディが存在する。そのあからさまさたるや、公式パロディと言える、「スーパーマリオRPG」のクリスタラー戦BGM(【YouTube】)に次ぐレベルのものであると言って良いだろう。
…やれ、そのような1999年から、今や25年にも近い歳月が経ってしまい、ゲーム業界も様変わりをしてしまった。FFシリーズは、今なお続いているが、残念ながら、ときメモ作品は、女性ユーザー向けの「Girl's
Side」(女主人公を育成し、男キャラがヒロインとなるタイプのゲーム)が細々と出ているだけであり、ギャルゲーとしてのときメモは、『4』を最後に、打ち切りも同然という状態になってしまった。
――が、そんなFFシリーズとときメモシリーズの、奇跡の非公式コラボが、1999年に行われていたのだ。これは、もう二度と、繰り返されるものではないだろう。だから、FF8を遊びなおすときには、そうやって、国内の最先端ゲームの間でパロディをされる時代があったということを、思い出してあげよう。やれ、タイトルの「ときめきメモリアル」というのは、このように、最高のゲーム作品たちにときめていた時代を懐かしむ言葉だった…?(意味不明)
(2023年8月22日)
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