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管理人の日記
意外なところとして、例のダンスシーンの3曲のうちの1曲目もヤバくて好き
曲名はレノだが、実際にはこの2戦で使われる |
昨日の4月10日は、「ファイナルファンタジー7
リメイク(第1弾)」の発売2周年の記念日であった。単なるリメイクの枠を超えた、FF本編に相当する超大作であり、分作形式として、この規模の作品が何個も遊べるというのは、嬉しい限りである。…のだが、さすがにそろそろ第2弾の情報くらいは出してほしいところだ。このクラスの作品を作るのには、第1弾と同じく5年かかっても変じゃないというのは分かるが、早く遊びたいという気持ちは尽きない。
――そして。そんな7リメイク第1弾で優れている要素の一つが、BGMである。そのサウンドトラックは、衝撃の7枚組であり、初回生産分のおまけディスクも入れると、8枚組と、壮絶なボリュームに達する。これだけを取ってみても、本作が“たかがリメイク”に収まらない作品であると理解できる。原作であるFF7のアレンジBGMから、「あっ、これ浜渦だ」と分かるような新曲(「インフィニットエンド」)など、多彩な楽曲が存在するものだ。
さて、それらBGMの中で、私が1つだけピックアップするとしたら、「タークス:レノ」である。その名の通り、8章(エアリスが初加入する場面)における、レノ戦とルード戦で流れるバトル曲である。構成は、原作における「タークスのテーマ」と「神羅ビルのBGM」をミックスし、アップテンポなバトル曲にしたという感じである。前提として、曲自体が良いのは、もちろんの話だ。
…だが、それ以上に際立っていると言えるのが、演出との組み合わせである。7リメイク第1弾では、「戦闘中にHPが減少して敵の段階が変化すると、バトルが中断され、ムービー演出が挿入される」というシステムが存在する。まあ、その段階をスキップして敵を倒すことはできないうえ、演出も飛ばせないため、繰り返し見ていると、鬱陶しくなってくる。そのため、やり込み派プレイヤーからの評判は良くないようだが、ムービーの質自体は極上である。しかも、この際に、BGMの段階も切り替わることが多く、ムービーと音楽のセットで、カッチョいい演出を楽しめるのだ。
――そして、その“演出”は、BGMとムービーの組み合わせだけに留まらない。「タークス:レノ」が使われる戦闘のうち、前者のレノ戦は、一気に難易度が上がるポイントの1つであり、「ガードからのカウンター」という方式に気付かなければ、なかなか勝つことができない。だが、それだけに、倒せた時の感動は大きくなる。そんな感じで、レノ戦は、バトル面・ムービー・楽曲自体の全てが噛み合っており、個人的には、7リメイク第1弾を代表する名バトルとして印象に残っている。ゲームでは、バトルだけでも、映像だけでも、曲だけでも駄目で、それらが混ざり合ってこそ、最高の体験ができるのだ。
「ボス戦主体のゲームシステム」だと、縛りプレイもやりやすい |
というわけで。今や、「FFが最高品質のゲーム」という認識は、過去の遺物となってしまった。しかしながら、“FFを単純な品質面で凌駕する海外大作”のほぼ全てが、何故か「BGMがパッとしない」「ボス戦がショボい」「キャラクターがおっさんまたはおばさん」という共通の弱点をかかえている。
…いっぽうのFFは、7リメイク第1弾が『13』以来10年ぶりに思い出させてくれたように、「ボス戦が山場」「キャラが厨二病全開(褒め言葉)」「BGMが良い」という長所を誇り続けている。こういうところが、私が未だに、FFを始めとする日本ゲームから離れられない理由である。
――やれ、個人的な印象であるが、海外ゲーが目指しているのは「実写映画」であるが、日本ゲームの目標は「アニメ」だと感じる。だが、「実写映画は必ずアニメより優れている」と誰が決めた?
やっぱり、アニメって最高だ。我が日本のアニメ漫画ゲーム技術は世界一ィィィ!!!
(2022年4月11日)
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