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管理人の日記
今の若い人たちも、MacBookでの2本指操作の優位性を力説してきたりするの?
物が良いことは分かるのだが、何故か私が使うとすぐに壊れてしまう… |
私が、現在5年ほど使用している「iPad
Pro(2016/9.7インチ)」は、私にとって、初めて定着したアップル製品となった。
まず、私とアップル製品は、非常に相性が悪い。最初の邂逅は、音楽プレイヤーのiPodである。今から15年ほど前には、”ウォークマン”のような「MP3プレイヤー」が全盛期であり、その際、私は「クリップ型のiPod(iPod Shuffle)」を購入した。音楽プレイヤーは、身に付けるものなので、意外と壊れやすく、5000円程度で買えるというのは大変ありがたかったことを覚えている。だが、小雨程度の雨に濡れて、2週間ほどで玉砕してしまった。
…そして、次の戦闘は、デスクトップパソコンのiMacだ。当時の大学のコンピューター室に採用されており、サラダボウルを逆さにしたかのような本体にディスプレイが乗ったデザインで、授業で使ったのだが、全く馴染めなかった。まあ、当時の私は、既に学習意欲がほぼゼロになっており、もはやパソコンの種類など関係ない気もするのだが、わざわざマイナスの勢いを加速させなくとも良いだろう。
なお、その2010年前後くらいには、「マックはおしゃれ」みたいな雰囲気があり(今も?)、周囲でやたらと高性能ノートパソコンの「MacBook」を使っている人を目にした時代でもあった。だが、まだスマートフォンが本格的な普及をする前の時代といえ、パソコンをネットサーフィンとワープロくらいにしか使わない人に、果たしてそこまで高性能なパソコンが必要かどうかと問われれば、私は疑問符が付くと思う。ちなみに、私自身については、サイト作成に使うフリーソフトが全てWindowsであるため、Mac環境は検討に入ったことすら無い。
――更に、続いての巡り合わせは、スマートフォンのiPhoneである。私は、かつて就職をした際に、初めてスマートフォン型の携帯電話へとデビューをした。その際、スマートフォンについては全く分からなかったので、とりあえず有名なものとして、Appleの「iPhone5」を使い始めた。今のように、携帯電話が無限に大型化していく前の機種であり、ソフト・ハードともに使い勝手は良好であった。だが、2年契約で、2年ぴったりで壊れた。ソニータイマーならぬアップルタイマーである。しかも、当時の私は、通信会社の悪辣な契約について理解をしておらず、月7000円という高額な利用量を2年間払っていたばかりか、2年1ヶ月での違約金として13000円を支払うハメになった。ありがとうソフトバンク…もう永遠に大手キャリアとは契約しません…。
そういうわけで。私とApple製品は、どうにも相性が良くないのだ。
…やれ、恐らく、私の放出する負のオーラは、Apple製品の醸し出す陽のオーラと、決して相容れないものなのであろう。お互いが近くに存在すると、消滅放射線が大量に発生し、周囲に迷惑が掛かる。つまるところのパウリエフェクトである(意味不明)。
画面はハメ込み合成です(私のiPadに残っていた最も古い画像) |
ということなのだが、私は2017年3月頃に、第4の戦いとして「iPad
Pro(2016/9.7インチ)」を購入した。当時、既に十分に人々の間にスマートフォン型の携帯電話が行き渡ってきており、タブレット端末が折返しを迎えていた時期であった。そんな中、約5万円という高価な機械を、しかも自分とアップルは相性が悪いことを知っていて買うとは、なかなか恐ろしいものだ。
…まあ、その理由はシンプルで、当時は金が死ぬほど余っていたからである。その時は、WiiUスプラトゥーンセットを新品購入する(【日記:2017/3/19】)など、やたらと金遣いが荒かった。ただ、その時に買った物たちが、5年後の今も、意外と役立っていたりするのだから、分からないものだ。
――ところで。iPadを買った理由は、「金が余っていたから」なのであるが、買った目的のほうは、ゲーム攻略に使えるのではないかと思ったからである。やり込みプレイにおける“込み入った攻略情報”などは、大画面で表示するのが好ましいが、パソコンは録画に使用している。また、携帯電話は画面が小さいうえ、既に様々な機能が集中しすぎており、ここにゲーム攻略情報まで詰め込むとパンクしてしまう。よって、iPadの画面に、ゲーム攻略サイトを表示して、攻略本代わりに使っていこうと思ったのだ。
そうして購入したiPadは、私にとって「スターライトステージ」専用機として定着することになった…。
さて。「スターライトステージ」は、タッチパネル型の育成音ゲーであり、恐らく携帯電話でプレイをしている人が大半と思われる。ただ、携帯電話は、画面が小さくて細かい操作感が悪いのと、字が小さすぎて読みづらいのと、そして他の用途が多すぎてゲーム専用にすることが難しいという点があった。そこで、iPadに「スターライトステージ」にインストールをしたところ、前述の問題点が解消され、見事に定着したのである。
――さて、そのiPadでのプレイ感覚については、本体は「握る」のではなく、「置いてピアノのように演奏をする」という感じとなるが、プレイのしやすさという面では後者のほうが勝っている。まあ、音ゲーは競技的な面も強いが、カジュアルにプレイするのであれば、どちらでも良いであろう。また、スターライトステージは大量のストレージ容量を要求するので、それが携帯電話と分けられた点は好ましい。また、スターライトステージしながら携帯電話を別用途に使えるという点も重要で、攻略情報を調べつつ編成をしたり、放置プレイなども携帯電話を触りながら行うことがきた。代わりに、iPadは携帯性で劣るため、家でしかプレイできないゲームとなったのだが、私はこのゲームは家でやるものと考えているため、そこは難点に感じなかった。
というところなのだが、実は、このiPadも、最初から私と相性が良かったわけではない。初期不良品を引いたのだ。
…その内容としては、使用開始から数日後に、画面に縦の虹色線が入り、全く映らなくなってしまった。さすがにこれはダメだろうと思って、サポートに連絡し、初期不良品として交換をしてもらった。その形式は、宅配業者が家まで来て受け取りにくるものだったことを覚えている。ただ、これについては、「初期不良品の保証」というのはこういうものであり、特にプラス評価であるとは感じなかった。
――そして、そうして訪れた2代目と言えるiPadPro(2016)が、結局、5年後の今まで、私に定着することになった。「スターライトステージ」では、先日、1800日継続ログインボーナス(※実は、連続どころか累積ですらなく、プレイ開始日を1日目とした時間の経過のみが基準)を受け取っており、もう5年が経ったんだということが分かる。怖いなあ…。5年あれば、女子中学生のほとんどが、女子中学生でなくなってしまう…。
電子版の漫画を読むのに使っている人も多い。私もいいと思う |
ちなみに。当初の用途として考えていた「ゲームの攻略情報を表示する」という目的にも、しっかりと使えている。実際、現在プレイしているFF1では、ネットの攻略サイトを検索し、マップを表示しながら攻略を進めている。以前には、FF6を攻略する際に、似たような使用法をしていたこともあった。
…ただ、私は、基本的には攻略本を購入しているため、そちらを使うことが多い。よって、iPadで攻略情報を表示するのは、「攻略本が手に入らず、かつ、携帯電話だと調べにくいような情報を、常に表示しながらプレイしたい時」と、なかなか限定されている。これが、要するに「ダンジョンのマップを表示しながら、ゲームをプレイする」という使用法に繋がってくる。というか、ほぼこれにしか役に立たない。
――やれ、役立たない例として、FF13のボス戦タイムアタックで攻略情報を表示(?)したい時などが考えられる。既存の最速攻略を知りたい時は、録画を開始する前に、PCで動画を検索すれば良い。敵の基本的なデーターは、攻略本に掲載されている。また、運ゲーを繰り返す際の暇潰しについても、iPadでは重すぎ・デカすぎであり、携帯電話が最適である。以上、“帯に短しタスキに長し”ということで、iPadは使いどころの難しい機械なのだ。
ちなみに。購入当時は全く予想していなかった用途として、iPadはZoomなどのオンライン会議に使えるというメリットがある。これも、繋ぐだけなら携帯電話でも十分だし、本格的な環境としてはPCが優れている。ただ、iPadをZoomに専念させることで、PCとスマートフォンの両方を空けられるというメリットが大きい。既に多数の機能が集中しているPCと携帯電話について、混雑を緩和できるという意味合いが存在するのだ。
――その他、iPadの画面をPS4リモートプレイに使ったこともある。まあ、リモートプレイは、画質・音質ともに極端に劣化し、稼ぎプレイでしか使っていなかったのだが、Vita不在時のリモートプレイや、その他、特殊な用途でのディスプレイ代わりに使ったことがあった。まあ、リモートプレイ用の画面としては、iPadはちょうど良い大きさであるため、PS4のゲームでやり込みプレイをする際には、また声が掛かるかもしれない。
とまあ。こんな感じで、iPadについては、買ってみると、意外と色々な用途があった。
…ただ、私としては、やはり「スターライトステージ」専用機という認識が強い。同作は“タッチパネル音ゲー”ということで、操作感が重要であり、今さら携帯電話では代用できない。逆に言うと、その他の用途は、携帯電話でも実現可能である。特に、最近は、もはや“携帯”と呼ぶのに抵抗を覚えるようなドデカい携帯電話も登場してきており、そういったものと比べていくと、やがてタブレット端末というもの自体が吸収されていくと思われる。
――そんな感じの背景があるため、私は現在のiPadには概ね満足をしているが、次を買うかどうかは未定となっている。今の私は、貯金を全て使い切った状況であり、4月からは、とりあえずお金を貯めていきたい。そのため、今のiPadが駄目になったとしても、「iPadの後継機を買う」か、「その他の安価なタブレットを買う」か、はたまた「これで終わりとする」かは、貯金と相談してから決定しなければならない。まあでも、今のiPadPro(2016)は、電池もヘタっておらず、まだまだ元気という感じだ。私との歴史問題も解消されたため、ここまで来たのだから、そうすぐには壊れない気がする。
(2022年3月7日)
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