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管理人の日記
おっ! 柔らかくない…
なんでFF9だけ… |
現在、FF9の【回復禁止
低レベルクリアー】において、極端な低確率の挑戦が続いている。元々、FF9は、FF13のボス戦タイムアタック企画がキツかったため、その間を埋めるように、”簡単なプレイ”として始めたものである。しかし、FF9のほうで、オズマ戦という★史上最悪レベルの運ゲー★にぶち当たってしまい、FF13のほうもラスト1戦があまりにもキツいため、2つとも進行がストップしてしまった。だが、ここで3つ目のタイトルを増やすのは非常に危険と判断し、「管理人の日記」を更新しながら、もう1ヶ月近くFFのほうを頑張っているという状況である。
…そんな中、プレイを楽にする手段として、私は久々にPSvitaリモートプレイの存在を思い出した。PS4には、PS4ソフトを「リモートプレイ」で他機器に配信する機能があり、Vitaであればボタンが付いているため、携帯機のような感覚でPS4ソフトを操作できる。そして、リモートプレイを使っていても、PS4本体からの映像出力は引き続き行われるため、外部機器を用いることで、「パソコンを使って最高画質で録画をしながら、Vitaで寝っ転がってプレイする」ということも可能である(ただし、PS4本体の録画&配信機能は、止まってしまう場合がある)。
――ということで、各種のやり込みプレイでは、稼ぎ作業や試行錯誤などを楽にするものとして、非常に有用と思われるのだが…残念ながら、この「リモートプレイ」は、FF9のPS4リマスター版を動かすには全く駄目であったのだ。
では何故、リモートプレイでのFF9は駄目なのか。それは、Vitaの操作性や性能が悪いのではなく、ボタンとの相性が最悪なのである。
…というのも、PS4リマスター版のFF9には、「オート戦闘」という機能が搭載されており、その内容は「自動的に『たたかう』のみを繰り返す」という、使いづらいものになっている。そもそも、初代PS版のようにボタン押しっぱなしでコマンドを繰り返してくれるのなら、こんな機能は不要であった。そして、そのモードのON/OFFを切り替えるのがR2ボタンというのが更に厄介である。PS4コントローラーのR2ボタンは、”トリガー”のようになっており、シューティングやカーレースなどのゲームで“押し込んだ感”を演出してくれるのだが、逆に少し握っただけでオンになったり、地面に置いたときに勝手に入ってしまったりすることもある。とりわけ、稼ぎプレイや、回数を必要とする試行錯誤では、集中力が切れて、この手のミスを犯しやすい。そして、いざオート戦闘モードが入ってしまうと、強制的に全員が「たたかう」を繰り返すだけとなり、もしこれがバトル中であれば、致命的な事態となってしまう。
――そもそも、FF9のPS4リマスター版には、「オート戦闘」の他にも、「高速モード」「エンカウントなし」「HP/MP/トランスゲージ常に満タン」「ダメージ9999」という4つのブースト機能が搭載されており、これらはゲームをポーズした状態でON/OFFを切り替える。なら、「オート戦闘」こそ、ポーズ画面から設定できるようにすれば良かったのだ。それか、せめて「直前に入力した行動を繰り返す」という内容なら、今よりも暴発度は下がり、利用法も増えていただろう。どうして、こういう誰も得をしないような機能を用意してしまったのか…。
そういうわけで。「PS4リマスター版FF9のオート戦闘機能」は、そもそも暴発しやすく使いづらいのだが、これがVitaのリモートプレイと組み合わさると、もはやプレイに支障をきたすレベルとなる。
…というのも、Vitaには、R2・L2というボタンが無く、右上・左上に相当するボタンはR・Lの1つずつである。これについては、後年に登場したニンテンドースイッチを携帯モードで使った場合、据え置きゲーム機のコントローラーのように”握り”の部分が無いため、RとZR(PSでいうR1とR2)を同時に使うような操作…例えば、ガルク(モンハンライズで移動役として登場する犬)で加速[R]をしながらジャンプする[ZR]といった操作が極端に行いづらかった。そのため、Vitaでは携帯専用機としての操作性を考え、RとLを1つずつとしたのだろう。これ自体は、決して理解できないことではない。だが、PS4ゲームを強引に操作したいとなった時に、ボタンが足りない問題を解決するため、背面タッチパネルにR2・R3・L2・L3を割り振ってしまった。これが良くなかった…。
――というのも、前述の通り、FF9のPS4リマスター版では、バトル中に「R2」に触れると、オート戦闘が発動し、味方全員が「たたかう」を繰り返すだけになってしまう。そして、Vitaの背面タッチパッドは、極めて暴発をしやすい。一応、「R2」に相当する部分は、背面タッチパッドの“中央寄りの右上”(正面から見て)と奥まってはいるのだが、少し握り込むだけで、簡単に人差し指か中指が当たってしまう。また、酷い時は、地面に置いただけで反応することもあった。そして、いろいろとPS4本体やVitaの設定をいじってみたが、リモートプレイにおいて、背面タッチパネルをオフにしたり、割り当てられるボタンを変えたり…ということはできないようだ。アーカイブスやPSPソフトでは、「背面タッチを使用しない」や「タッチスクリーンが担当するボタンを変更する」という設定があるのに。これらの場合、タッチパネルの左下に○ボタンを割り振り、片手でプレイする…という方法に利用できたりもした。
リモプ専用の携帯機を”PS5の周辺機器”枠で出してくれないかなあ |
ということで。結論として、PSvitaリモートプレイでPS4リマスター版のFF9をプレイしようとすると、背面タッチの「R2」によるオート戦闘が頻繁に暴発する。その頻度たるや、まともにゲームが成り立たないほどである。少なくとも、操作ミス=即死となるような高難易度バトルでは使用できない。
…しかしながら、ソフト側でも、Vitaリモートプレイをした場合の専用のボタン配置も設定できるようである。そのため、FF9のPS4リマスターが、開発時にVitaリモートプレイを想定して、背面タッチでオート戦闘が暴発しないように専用設定を作る手もあっただろう。しかしまあ、リフレクで魔法を跳ね返す時の効果音すら実装できないスタッフが、そんな手間を掛けるわけがない。また、Vita側においても、リモートプレイのアプリケーションで、「背面タッチを使用しない」「ボタン割り振りを変更する」といった機能があれば、暴発しないような設定を私の側で行えた。初代PSアーカイブスやPSPソフトでは、そういうプレイヤーごとの創意工夫が行えたのに、リモートプレイでそれを実装しないというのはよく分からない。そして残念ながら、VitaはPS5のリモートプレイに対応しておらず、今後のアップデートは絶望的なので、そちらの面の改善も望めない…。
――そういうわけで。残念ながら、Vitaリモートプレイは、いま頑張っているFF9のプレイには使えなかった。もし、背面タッチの暴発を避けつつ使うとなると、ちょっとしたプラスチックや紙を貼り付けた程度では貫通してしまうため、専用のアタッチメントを買うか、または分解して背面タッチのパーツを丸ごと抜き取ってしまうという強引な方法も考えられるだろう。やれ、「携帯機としての持ち回りを維持しつつ、据え置き機のような操作性を実現する」というテーマは、なかなか頭の痛い問題になっているようだ…。
ということだと思っていたのだが、暇潰しにPS4でのFF作品(FF7,8,9の各リマスター、FF10&10-2、FF12ゾディアックエイジ版、7リメイク第1弾、あと「ワールド・オブ・ファイナルファンタジー」)をPSvitaリモートプレイで起動し、その操作法を「ボタンガイド」で調べてみたところ、FF9以外の作品は全て、R2・L2・R3・L3の操作が、前面タッチパッドに割り振られていた。この場合には、暴発の危険性は低く、アクション性を要さないような作品や場面であれば、特に問題なくプレイをしていくことが可能となる。また、これまでは「画質の劣化」や「映像&音声がぶつ切りになる現象」に悩まされていたが、それについても、「PS4本体のインターネット接続をオフにする」という方法で、強制的にローカル通信にでき、安定性を確保できることが分かった。
――ということで。今後、当サイトにおいて、PS4で動作するFF9以外のFFやり込みをする際には、稼ぎや単純操作の繰り返しなどを行う場合に、このPSvitaリモートプレイが役立ってくれることだろう。やはり、携帯機を使って、自由な姿勢でゲームができることは素晴らしいのだ。なんでFF9だけ…。
(2021年9月29日)
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