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辛辛魚[2021] / やり込みinFF

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管理人の日記
わりぃ、やっぱ辛ぇわ

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2021年2月2日(火)
辛辛魚[2021]


 
今年も辛辛魚の季節がやってきた…(※辻野あかりさんは趣味:ラーメン以外に関係ありません)


 今年もこの時期がやってきた。2月1日から、辛さで有名なカップ麺:
「辛辛魚(“からからうお”)が、期間限定で発売されているのである。
 …この「辛辛魚」は、2009年から、1月末くらいの時期に1ヶ月ほどだけ販売されている
辛いカップ麺であり、今年で13年目に当たるという。真っ赤なスープで極めて辛いのは見た目通りとして、豚骨ベースに魚介類を加えたコクの深さもあり、食べていて美味しく、飽きづらい。やれ、この手のカップ麺と言うと、「ただ塩辛いだけ」とか「激辛を謳っているが、まるで辛くない」などという駄作が多く、新商品が出ては消えていくという印象である。私のような辛さ愛好家は、舌が麻痺しているみたいに言われることも多いが、意外と口うるさいのだ。そんな中で、期間限定というハンデ(利点?)を持ちながら、13年間も定着している「辛辛魚」は、さすがのものである。何やら、今年は【ブランドサイト】なる怪しげなアレも開設されたようだ。購入したい方は、取り扱い店舗が限られる(例えば、コンビニでは、ローソンには置かれていることが多い。私は、「ぎゅーとら」という三重県のみに展開されているスーパーで購入している。店の方針や、仕入れ担当者の好みによるのか?)ので、いろいろと探してみるか、または通販でまとめ買いをするというのも良いだろう。
 ――さて。私個人のことを言うと、
私は辛さの感覚が狂っている。例えば、一般的な人ならば、スパゲッティやピザには、タバスコは2・3滴というところだろうが、私はその10倍は掛ける。カレーは、鍋だと中辛と辛口を合わせて作る(何故かこのほうが美味しくなるように感じる)のだが、私1人だけタバスコを大量投入して激辛にする。カップでないラーメン・うどん・そばなどの味付けに唐辛子を使う際には、スープが地獄の釜みたいな色になるまで加える。しかも、加え終わったら、いったん混ぜて、また上から掛ける。我ながらイカれてると思うのだが、好きだから仕方がない。ちなみに、「辛さに対する感覚」が他の人と変わっているだけであり、その他の味覚がおかしいことはない…と思う。

 そんな私の、今年の「辛辛魚」の感想は…
いつも通りのおいしさという感じである。
 …まず、キーとなる“辛さ”については、
私ですら辛味を感じるほどであり、例年通りと言える。ココイチのカレーで例えると7前後という程度であり、辛さが苦手な人は絶対に触れてはならないが、そうでない人は試してみても良いと思う。まだ、ダシというか味噌というか、そういうコクの深さについては、大昔のバージョンと比べて劣っている感がある(※後述)が、去年の辛辛魚と比べた場合には同じくらいだ。また、似たようなテーマの辛いカップ麺と比べた場合には、引き続き上位に位置する味である。総合して、完成度は過年度と同じであり、麺を賞味したのちに、残った汁に白米を投入して“カップラーメンご飯”にするというB級感あふれる食べ方をして、最後まで楽しく完食した。
 ――というわけで。今年の「辛辛魚」は、引き続き「辛いカップ麺」という中では最上位に位置する一品である。ただ、私としては、大昔の
海苔(“のり”)が付いていたバージョンのほうが、コクの深さで上であったように思う。あの時と比べ、辛さはパワーアップしているが、奥深い美味しさでは劣ってしまっている。とはいえ、辛辛魚が「海苔の付いていないバージョン」になって、もう久しい。過去の日記を漁ってみたところ、どうも2013年の時点で「去年と比べて、辛さは上がったが、美味しさが下がった。あと海苔が消えた」という感想を残している【日記:2013/1/29】ため、この年を境に方向転換が為されたようだ。無念である。賞味期限は半年ほどなので、何年も保存することはできないし…。

 そんなわけで。この記事はこれで終わりでも良いのだが、「辛辛魚」
“月見バーガー”枠の期間限定品であり、今から1ヶ月程度しか楽しめない。
 …ということで、おまけとして、私がそれ以外の時期に楽しんでいる
「辛いカップ麺」を、2つ紹介してみよう!



「ペヤング 激辛やきそば」
 真っ赤なパッケージが印象的な、「ペヤング」ブランドの激辛やきそばである。辛さはなかなかのもので、ココイチ指数で7〜8くらいに相当するだろうか。また、ソース味のほうも、無理のない味付けとなっており、辛さを楽しめるように出来ている。
 …まあ、欠点として、取り扱い店舗が少なめなのが悩みだが、年中買えるということで、私のような辛味入り汁かけ麺のマニアには嬉しい商品である。量については、1個だとやや少ないが、2個だと多め…という中途半端なボリュームが悩みどころではある。かつては、「激辛」のみを2連結にした商品もあったのだが、最近では「通常+激辛」という
抱き合わせ販売まがいの物しか無いようだ。
 ――なお、この「ペヤング」は、
やたらとクオリティの低い関連商品を発売することに定評がある。去年くらいに発売されていた「獄激辛」は、食い物じゃないレベルの辛さであり、さすがの私も水で洗わないと完食できなかった。最近では、「ペタマックス」なる、通常の7倍・熱量で4184kcalに相当するという一発ネタも登場した。通常バージョンは、これと言った特徴の無いカップやきそばであるため、私は「激辛」のみを愛好している。

「辛ラーメン」
 縦長のパッケージに入った、韓国発祥のカップ麺である。一般的には辛いとされることが多いようだが、
私は辛いと思わないので、ココイチの辛さで言うと5以下であろう。取り扱いを行っている店舗は、割と多めである。韓国では、カップ麺のシェア7割が辛ラーメンというほどの圧倒的な人気を誇るということで、日本に住んでいる韓国人のために販売しているのかもしれない。ちなみに、1人あたりのカップ麺の消費量世界1位は韓国である。日本では、青森県が全国平均の約1.5倍と消費量が多いことが知られているが、これが韓国の平均と同じくらいのようだ。また不要な知識が増えてしまった…。
 …さて、その味は、鶏ガラ・醤油といった感じのあっさり風味であり、私の感覚で言うと、「ラーメン」よりは
「スープ」に近い。麺も、モチのような感じであり、日本のカップ麺とは思想が大きく異なるようだ。汁まで美味しく飲めるのは、なかなか嬉しいものである。なお、最近では量が非常に少なくなったため、1個の場合は間食かおかず扱いとし、メインディッシュにするなら2個は欲しいところである。
 ――というわけで。この辛ラーメンは、辛いカップ麺ファンの私にとっては嬉しい存在なのだが、最近では
日本人に媚び始めた。あくまで私の体感なのだが、辛ラーメンは昔より辛くなくなったうえ、味の特徴的な部分も少なくなった。ついでに量まで減った。そういった方向転換は、確かに多くの人に受け入れられるためには重要であろう。しかし、私のような辛味オタクに言わせると、そういう尖った部分こそが辛ラーメンの魅力だったのであり、それをなくしてしまっては、ただの凡庸なカップ麺である。くしくも、同じく「韓国」「辛い」というキーワードを持つキムチと同じ運命を辿ってしまっている。こういう“ひと味”違う食品は、大衆に受け入れられるよりも、一部の熱狂的なファンに継続的に愛されるようにしてほしいなあ…。



(2021年2月2日)

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