. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2020年11月5日の記事
管理人の日記
まず仕事を辞めます(直球)
謎の古代遺跡を守るのを辞めた
兵器ブリオン |
もし、宝くじで高額が当選したらどうする?
私の答えは「まず仕事を辞める」である。
おわり。
…とまあ、これだけで終わってしまっては悲しいので、少し語ってみることにしよう。
まず、宝くじでは、最近では1等の当選金が7億円という凄まじい額になっている。仮に、頑張って50年働くとしても、年収に換算すれば1400万円、共働きの時代として2で割っても700万円であり、ほとんどの人・世帯にとって、生涯年収を上回るはずだ。では、それだけのお金が手に入ったとき、果たして労働を続ける意味があるのか?
ということである。
――やれ、そもそも、昔は「宝くじが当たったらどうする?」的な話をしたら、海外旅行とか別荘とか、そういう話題になることが多かった(気がする)ので、現代の若者は夢が無くなったと言われるかもしれない。だが、それは少し話題がずれていて、夢の実現に仕事が邪魔になったのだ。現在では、家でゴロゴロしていれば娯楽はどれだけでも存在する。だからこそ、私は真っ先に「仕事を辞める」と断言するのである。なお、ここでは分かりやすさのため、あえて「仕事」と表現したが、義務教育を超える高校・大学などの学生であればそれを辞めることであるし、仕事に準じた金銭を目的とする行動を行っているのなら、それをやらないと考えて良い。法律的表現だと「仕事等」である。
これに対し、金銭だけでなく、仕事を「やりがい」や「生きがい」のために続ける価値があると考える人もいるかも知れない。
…が、私の考えは、正反対である。前職を“自己都合”で辞めた私にとっては、仕事によって「やりがい」「生きがい」を与えられるどころか、むしろその正反対であり、生きがいを奪う側の人間が何を白々とという感じである。私個人でも、このサイトの運営など、やりがいを持って行えることは山ほど存在するため、「やりがい」を上から目線で与えていただく必要性など一切存在しない。そもそも、目の前に目標(「頭痛が痛い」的な表現?)が無くなったとき、新たに「労働」を選ぶ人が、果たしてどれだけいるだろうか?
いや、この社会には、海外ボランティアとかで、それなりに居るな…。
――確かに、この日本社会の高度なサービスは、そうやって厳しい労働を行っている人たちに支えられていることは間違いない。医療、インフラ、治安、行政、食品、教育、機械製品、その他にも私が好んで遊ぶゲームだって、全て給料以上の働きをしている人たちの努力の結晶であろう。が、私は自分がそうなりたいとは全く思わない。そういう人たちを「尊敬する」などと軽々しい言葉で持ち上げる連中がいるが、「尊敬する(尊敬するだけ)」というのがほとんどであり、何の飯の種にもならない。尊敬するなら金をくれ。私は、この社会に自分から貢献しようなどと、もう二度とは思うまい。仕事はあくまで「お金を得るための苦行」と捉え、自分のやりたいことを他に持ちつつ、労働と距離を置いて生活していく。これを常に心に留めておかなければならない。そうしないと、社会に殺される!
というわけで。「宝くじが当たったら仕事を辞めますか?」は、軽い雑談のように見えて、その人の生き方や社会情勢を反映する、深い質問であるように思えてくる。辞める人には、空いた時間の活用法や、人生の計画性が必要だし、逆に辞めない人は、仕事に金銭以外の価値を感じているか、または前向きなお金の運用法があるということかもしれない。それはまさしく、個人の「生きがい」であり、どちらが優れているとも言い難いのである。
――さて。皆さまは、どう考えますか?
(2020年11月5日)
2020年11月5日の記事を表示しています。