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「呼び名の変わり目」が「人との関係の変わり目」 / やり込みinFF

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管理人の日記
「本当の名前を教えてくれたら、許してもいいな」「セラに聞けよ、あいつが戻ってきたらな」

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いつかは「本当の名前」で呼びたいよね


 その昔、大学時代の知り合いから、「呼び名の変わり目が人との関係の変わり目」という言葉を聞いたことがある。当時、俺はその意味を全く理解できなかったのだが、今ならよく分かるというものなのだ。というわけで、今回はこのフレーズについて語ってみることにしよう。
 …まず、我々が人を呼ぶ際に用いるのは、まずその人の姓・名を頭に用いて、その後に「くん」「さん」「様」「士長」などの敬称を付けて呼ぶことが正式とされる場合がほとんどであるが、その他にも特に親しい人に関しては、いわゆる「呼び捨て」「あだ名」が用いられる場合もある。これに関しては、もちろん「先輩」「後輩」などの社会的階級のこともあるが、最も大きく影響するのは「親しみ」であり、そのパラメーターが特に高いのであれば、例えば「かるま検事さん」などと、社会的階級を尊重しつつ、個人への敬意を示した呼び名が出来上がるのである。
 ――そんなわけで。ある人からある人への「呼び名」というものは、俺の大学時代の知り合いが言っていた通り、間違いなく「人と人との関係を象徴するもの」なのである。いわゆる“フォーマルな呼び方”は、確かに社会のどこででも使えるものであるが、逆に言うと誰とでも置き換え可能な、至極つまらないものである。だが、一度その人に対する「特別な呼び名」を使ってしまえば、それはもう誰かと互換可能なものではない。言葉というものは、口に出して言うものであり、確かな感情の表現に他ならない。要するに、冒頭に書いた通り、「人に対する呼び名」とは、そのまま「その人との関係」を象徴しているものに他ならないのである。

 では、なぜ今回の俺がこのような考えを再確認するに至ったのか。それは、この4月の転職を契機として、いろいろと自分の考えを改めるに至ったからである。
 …やれ、今回の再就職は、俺にとって非常に衝撃的なものであったが、そこで出会った“同期”の人々については、まだ1ヶ月も経っていない現在においても、そのそれぞれに個性を持った素晴らしい人たちであると思っている。だからこそ、俺は今から、そういった人々に対して、できる限り「特別な呼び名」を使っていきたいと思っているのだ。だって、並一通りで使われている「苗字+階級」などという呼び方は、誰でもできるものであってつまらないではないか。やはり、誰かのことを特別に想うのであれば、その人に対するそれなりの呼び名を用いるべきなのである。
 ――まったく。俺は、今回の転職には色々と思うことがあるのだが、少なくとも「身の回りの人々」という点に関しては、はっきり親しむべきものであると思っている。だって、ふつう出会って1ヶ月も経たないとかそういう段階では、非難しあったり喧嘩したり、そういうことがあって当たり前というものだ。それが、この時点から愛着を感じるというのは、俺にとって相当なものである。これさえあれば、これからどれだけ辛いことがあって、その直後に苦しい気持ちを感じたとしても、そこから何とか立て直していくことができるというものではないだろうか。だからこそ、俺がそういう人たちに対して「特別な呼び名」を用いたいというのは、至極当然の話なのである。

 やれ。話が少々込み入ってしまったのだが、とりあえず今回の話題に関しては、「他人に対する呼び名が、その人との関係を象徴している」ということである。やれ、それは男性読者の皆さまが大好きであろうギャルゲーにおいても、親近感が深まっていくにつれ、「○○くん(苗字)」「○○(名前)」「こなみまん(あだ名)」などと呼び名が変わっていくのと同じことなのである。
 ――というわけで。今回は、そんな「本当の名前」を呼びたいという事例を、いくつか紹介してみることにしよう。世間には、様々な理由で自分の“本名”を隠している人が数多く存在する。そしてそこには、当然の帰路として「隠している理由」というものがあるわけで、その人を深く理解して、そしてその「本当の名前」を呼ぶことは、深い親しみを持ったうえでの行為に他ならないのだ。だからこそ、俺は本日記載しようと思う。俺が、親しいと思って、その「本当の名前」を知りたい人々のことを…!!




1

くそっ、謎のD・ホイーラー…。奴はいったい何者なんだ…










2




























(2016年4月23日)

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