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管理人の日記
神とかっていうレベルじゃねーぞwww 神の上か!??
「PS4の本体機能で録画したもの」を「パソコンに取り込んで静止画キャプチャー」してみました。十分綺麗ですよね |
PS4こと「プレイステーション4」は、本体性能はもちろんのこととして、その機能も大幅に進化している。ということで本日は、我々「やり込みゲーマー」がそれらの機能をどう活用できるのかということについて、検証してみることにしよう。ちなみに、結論から言うと、まず「リモートプレイ」に関しては多種多様なプレイスタイルをやり込み面でも役立てられるほか、「録画機能」も入門用としては十分すぎるほどの機能を持っている。総合して、PS4の本体機能はやり込みゲーマーのスタイルを大きく向上させてくれるというものである。ありがとうソニー…。
…さて。まずこのような記事を書くに至った理由だが、今回俺はPS4に触れる機会があったので、さっそく前々から気になっていた「リモートプレイ」と「録画機能」を試してみたのだ。ソフトは、「ファイナルファンタジー零式HD」付属の「ファイナルファンタジー15
体験版」である。体験版とはいえ、今のところ日本タイトルではトップクラスの完成度・期待度を誇る作品であり、実験の対象として相応しいというものであろう。
――なお。今回は、「リモートプレイ」と「録画機能」という二つの機能について主に説明していくが、これらは全く方向が異なるため、それぞれ別々の項で説明してみることにしたい。では、前置きが長くなったが、早速行ってみよう!
では。まず、@「リモートプレイ」について。これは、PS4のゲーム画像をPS
Vitaなどに映してプレイができるというものであり、「遅延」や「画質劣化」などがほぼ存在せず、Vitaの画面でPS4のゲームをそのまま遊べる…と言われている。
…というわけで、早速実験をしてみると、家庭内ネットワークで使用する際に関しては、遅延・画質劣化などがほぼ気にならないレベルであり、読んで字のごとくそのままPS4のゲームをPS Vitaでプレイできるという感じであった。設定も簡単で、PS4とVitaを持っていれば、誰でも使えるようになるのがメリットだ。また、何らかの形でネットワークと繋がったPS4とVitaを用意できれば、外出先からPS4を操作できるというのも大きな魅力である。ただ、こちらに関しては、通信の質にも依るのだろうが、遅延が目に見える形で現れ、画質もかなり劣化してしまい、通信料も実測で20MB/分と大きくなってしまう。「アクション要素の無いゲームなら遊べなくもない」程度のものなので、やはり外出先の使用は“おまけ”として考えるべきだろう。
――さて。この「リモートプレイ」がどうやり込みゲーマーに影響を及ぼすのかと言うと、まずは「ベッドで寝転んでゲームをしたい」「テレビを見ながら作業をしたい」「リビングが家族に占領されてもゲームをしたい」などのプレイスタイルの拡大が、そのまま我々にとっての利益となってくれるだろう。また、やり込みプレイでは長時間の作業を要求される場合も多いため、Vitaでダラダラとプレイができるようになれば、その負担は大きく下がってくれるだろう。もちろん、出張先から作業をするという猛者も現れてくるはずだ。例えば仮にFF13-2だったら、本体は常にスロットを回し続け、その様子をリモートプレイで確認する…と言ったことが、外出先からでも可能となるのだ。うん。なんか休みの日に携帯電話で仕事に呼び戻されてるみたい…。
★PS4の本体機能/その@:「リモートプレイ」 | ||||
○ PS4のゲーム画面をVitaに出力できる ○ 「遅延」「画質劣化」などは許容範囲を大きく超えており、PS4のゲームをほぼそのままの感覚でVitaにてプレイできる ○ PS4との直接ネットワーク接続を使えば、通信環境に左右されず利用が可能である ○ ゲームを中断することなく、いつでもリモートプレイを開始/終了できる ○ ゲームはもちろん、ほぼ全ての機能が「リモートプレイ」で利用できる ○ スタンバイモードにしていれば、Vitaからも本体の電源を付けられる ○ PS Vitaのほか、スマートフォンの「Xperia Z3 compact」など、他のソニー製品でも同機能を利用できる × 外出先からの使用は、遅延・画質劣化がそれなりに有り、通信容量も大きいため、実用性に欠ける × 開始時にそれなりに長い時間が掛かってしまう × ディスク交換など、物理的に不可能なことは不可能 × そこまで気にならないレベルとはいえ、やはり画質はPS4で直接プレイしたほうが上 × 操作感もPS4のコントローラーのほうが良い。VitaにはL2/R2も無いことだし × PS4はPS1/PS2/PS3のゲームをプレイできない × プレイ中のスクリーンショットをVita本体に保存できない(PS4本体にはもちろん可能) × 逆の「Vitaの画面をPS4=テレビに出力する」ことはできない ・リモートプレイ中は「テレビ」と「Vita」の両方にゲーム画像が表示される ・コントローラー操作を受け付けるのはVitaのみ ・一度にリモートプレイで出力できるのは一台のVitaのみ ・PS4と同じPSNアカウントを持つVitaのみ接続が可能(ただしPS4は複数のアカウントを登録できる) ・あくまで画面を映しているだけのため、PS4が他の用途で使用中の時にリモートプレイを行うことはできない |
続いて、A「録画機能」である。PS4での正式名称は「シェア」であり、本体に内蔵されたキャプチャ機器を使ってゲームプレイを録画することができる。その動画は、自分で視聴することはもちろん、Youtubeにアップロードしたり、Ustreamなどの生放送サイトにも投稿することができる。マイクも、簡易的なものがPS4本体に同梱しているため、いま流行の「実況動画」なども本体一つですぐ始めることができるのだ。
…さて、この機能の最大のポイントは、とにかくこれまで高度な機材と知識が必要だった「動画投稿」というジャンルを、極めて簡単に始められることである。従来、HD画質のゲーム録画となると、高価なキャプチャ機器・HDMIスプリッター・高性能PC・保存用のストレージドライブなどなど、難解なハードウェアを大量に購入する必要があり、編集のほうも不安定なPC用フリーソフトを大量に使用せねばならなかった。ところが今回、それらが全てPS4に内蔵されているということで、ユーザーはPS4さえ買えば動画を録画・編集・投稿することができるのだ。これにより、やり込みゲーマーはもちろんとして、多くの人が「動画投稿」というものに手を出せるようになることだろう。特に、PS4が常に録画を行っており、「直前15分のプレイ」をいつでも保存できるというのは大きい。良いプレイができたと思ったら、それを振り返って保存することができるのだ。また、USBストレージを用いて、MP4形式の動画を制限無くパソコンに移動できるのもポイントだ。こんなの絶対無理だと思っていたのだが。ありがとうソニー…。
――しかしながら。極めて残念なのが、PS4では連続15分までしか動画を録画できない!!ということである。それ以上の録画を行う場合、手動で再スタートを行わねばならないのだ。それにより動画がぶつ切りになってしまうことはもちろん、操作が面倒になる・忘れてしまった場合が悲惨など、多大なデメリットが発生している。本格的にやりたいのであれば、やはり専用の機器を用意しなければならないだろう。うーん、本体性能的に連続録画ができないわけがないので、恐らく他の何かとの兼ね合いなのだろうが…。できれば、連続1時間くらいは録画できるようにしてほしいなあ…。
★PS4の本体機能/そのA:「録画機能」 | ||||
○ PS4本体のキャプチャ機器を使い、ゲームプレイ動画を録画できる ○ 必要なものが全てPS4に内蔵されており、高価な機器を揃える必要が無い ○ 動画/スクリーンショットを、PS4からYoutube・Ustream・Twitterなどの各種サイトに投稿できる ○ マイクがPS4本体に同梱されているため、「実況動画」も制作できる ○ 通常時でも「直前15分間のプレイ」を切り出して保存することができる ○ 手動で録画開始位置を決めることもできる ○ 録画した動画はPS4本体で視聴可能、各種サイトに投稿できるほか、制限無くパソコンに移動させられる ○ 画質も並べなければ専用機との違いが分からない程度であり、十分すぎるほど綺麗 × 連続15分しか録画できず、それ以上録画したい場合は手動で再スタートを行わなければならない × ゲームによっては「録画禁止区域」が設定されていて、その部分はPS4本体機能で録画できない × リモートプレイを高画質設定にすると何故か録画機能がOFFになってしまう ・動画はMP4/HD:1280*720/30fps、ファイルサイズは15分で1GB弱 |
と、こんな感じで。総合して、PS4の存在は全ての人のゲームライフを大きく変えてくれる存在だと言えよう。それはもちろん、やり込みガチ勢も例外ではない。「リモートプレイ」はゴロゴロしながらPS4をプレイできる存在として、また「録画機能」も専用のキャプチャ機器を持たない人への入門用として、それぞれ大いに活躍してくれるはずだ。そしてその他にも、PSP/Vitaのそれにも匹敵する「スタンバイ」機能など、注目すべきポイントは多い。もちろん、単純な高性能ゲーム機としても使えるのだが、これだけ前世代から大きく進化した物を活かさないというのは、実にもったいないものだ。
――まったく。まだ満足にゲームが出揃っていない今ですらこれほどワクワクできるのだから、「ファイナルファンタジー15」や「ドラゴンクエスト11」あたりの主力と呼べるソフトが出たら、果たしてどれほど盛り上がることだろうか。今や、ゲームの楽しみ方は大きく変わった。その欲求を丸ごと全部包み込んでくれるのは、PS4しか有りはしない。これこそが次世代なのだ。
(2015年8月4日)
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