. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2014年12月12日の記事
管理人の日記
2面で5ボム4トランスを乱射する俺でもクリアできたぞ
3面まで1ミスに抑えてボムとトランスを乱射するゲーム |
東方シリーズの第7作:「東方神霊廟(“しんれいびょう”)」のLUNATICを、本日無事に全キャラクターで攻略することに成功した。
(;・∀・)「…ん?」と思う方も多いであろう。俺が以前攻略していたのは、第7作「神霊廟」ではなく、第8作「輝針城」だったはず(【2014/6/26】)。それが何故、1つ前の作品をプレイして、あまつさえLUNATIC全キャラクリアーまで達成してしまったのか。フッ、みな分かっているだろう…。輝針城の咲夜Bがクリアできねえんだよおおおおおおおオオオオオオオオオッッッッ!!!!呪呪呪呪呪呪呪呪PADPADPADPADPADPAD
さて、今回攻略した「神霊廟」は、シリーズの中では簡単なほうの作品とされている。その一方で、難解なパターンが要求されるうえに1ミスによって崩れやすく、遊びづらい作品であるとも言われている。早速そのゲームシステムを、LUNATICプレイヤー目線で説明していくことにしよう。
…まず、神霊廟の最大の特徴として、とにかく残機が少ない!ということが挙げられる。クリア狙いの場合の残機は“6〜7”で、エクステンド数が少ない「紅魔郷」「風神録」の“8”と比べても更に少なく、シリーズ最小である。しかも、「1機につき与えられるボム数は2で、ミスをするとショットのパワーが1.00減少」という星蓮船の辛いシステムまで受け継いでしまっている。
では、何故そんな神霊廟が「簡単」と言われているのかと言うと…まずは「弾幕の難易度が純粋に低い」、これに尽きる。やれ、従来作のLUNATICはと言うと、「ボム無し=即死」と言えるくらいに難易度が高いものが多かったのだが、神霊廟はHARDと勘違いしてしまうかのようなレベルの弾幕が多く、無策でも意外と何とかなってしまう。特に、5面ボスのスペルなんかは(;^o^)「これ本当にLUNATIC?」と首をかしげてしまうものであった。
…また、今作では「トランス」というもう一つのボムが存在することも大きいだろう。トランスは、「神霊」というアイテムを集めてゲージを満タンにすると、ボタンによって発動可能となる。その特性は、「10秒間無敵となり、高威力のショットで一方的な攻撃が可能となる」というものであり、いわゆる“ボムの代わり”として使用できる。実際に、俺のプレイの例を挙げてみると、早苗さん機体の場合で「30ボム/22トランス」と、他シリーズの回数と比べても決して少なくない部類に入る。純粋な残機・ボムの数が少なめに見えても、実際にはそこまで他シリーズと大差は無いということである。
さらに言うならば、今作は5面と6面が非常に簡単ということも挙げられる。5面は練習すればせいぜい1ミス程度で安定、6面も3機使えればボム・トランス乱射で勝利が可能、しかもそれぞれ道中もクッソ簡単である。やれ、「星蓮船」なら、5・6面で7機は吸い取られていたのに…。
――以上の結果として、「神霊廟」の攻略は、「3面を1ミス以内に抑え、4面をそこそこで乗り切れば勝利確定」という、かなり微妙な雰囲気になってしまっている。今までも、5面が楽(「永夜抄」「風神録」など)というパターンや、6面が楽(「地霊殿」など)というパターンはあったものだが、5・6面の両方が簡単なのは今作が初めてだ。実際、プラクティスでの集中的な練習もほとんど行わずにクリアすることができた初めての作品でもあるし…やはり、「神霊廟」はシリーズの中でも“簡単”と言って良い作品なのであろう。
ただし。「簡単」=「初心者オススメ」なのかと言われると、決してそんなことは無いのである。「神霊廟」では、ミスをするとトランスゲージを全て放出してしまうという致命的な要素が存在し、そこで一気にシステム上での難易度が上がっているのである。しかもトランスには、「効果時間中に残機・ボムアイテムを回収すると、その効果が2倍になる」という特性も存在するため、適切な稼ぎ場でトランスができないことは、即パターンの崩壊に直結する。最悪、1ミスで全てが終了ということも有り得る、非常にリスキーなシステムとなっているのだ。では、そのような抑圧に対しての開放的な要素があるかと言うとそれもまた微妙であり、ボム・トランスを連射して流すくらいしか爽快な部分が無いのである。
…その他にも、「HARDの難易度がNORMALとあまり変わらない」「機体ごとの難易度差が小さい(せいぜい早苗さん機体が少し難しい程度?)」などなど、他シリーズで恒例のやり込み要素となっていた部分も色付けがイマイチになっており、あまりガッツリとハマり込ませるようなイメージも少ない。
――つまるところ、初心者には1ミス即終了のシステムが大きすぎるし、上級者にとっては難易度が低すぎて遊び応えが無い。「神霊廟」は、かなり微妙な位置付けの作品となってしまっているのである。あと、これは直接は関係無いけど、本作初登場のキャラクターにもそこまで人気が高い人物はおらず、結局のところ再登場組が全て奪ってしまっていった感が強いし…。
ということで、前後作の「星蓮船」や「輝針城」などと比べると、どうしても評価が低くなってしまわざるを得ない「神霊廟」であるが、もちろん駄作というわけではなく、弾幕・音楽・グラフィックなど、シリーズとして必要な部分はしっかり基準点に達している。実は、俺が初めて「神霊廟」をプレイしたのは3年以上も昔(【2011/9/25】)なのであるが、そこから再びプレイさせるだけの力はある、そういうゲームだったように思う。
…そんなこんなで、「輝針城の片手間」というかなり微妙な感じになったものの、俺は久々に「東方」シリーズの作品で完全クリアーを達成することができたのである。うむ、今年春から久々に再開した「東方」シリーズだけど、まだまだ俺の腕も捨てたもんじゃないな。うん!
――やれ。何でも「2回目のブーム」というものは、末永く続くものである。俺は、こうやってシリーズを通して熱中できるゲームと出会えたことを、これからも大切にしていこう。で、新作はまだですかね…?
あと、PS4やVitaへの移植とか…。
(2014年12月12日)
2014年12月12日の記事を表示しています。