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管理人の日記
アニメもカードも盛り上がってきたし、今後は遊戯王ネタも定期的に書いていこうかな。
遊戯王を凄く愛しているのが伝わってくる |
何かと作画が注目されることの多いアニメ:「遊戯王」シリーズに、新たな神が舞い降りた。その名も、「蛯名 秀和(えびな・ひでかず)」氏である。
…まず、蛯名氏の来歴について説明すると、氏は第4作「ゼアル」の頃から、人気の「原憲一」氏の原画家(動画の元となる“原画”を書く人)としてシリーズに参加し、終盤からは“作画監督”としても活躍するようになった。主な担当回は、「ゼアル」なら第126話:「さらば友よ…虚空へ散る想い!!(IVvsナッシュ/3週目)」や第136話:「凶気の記憶! ナッシュvs魔神ベクター!!(ナッシュvsベクター/1週目)」、「アークファイブ」なら記念すべき第1話や第24話:「反逆の翼
レイド・ラプターズ(LDS3人組vs黒咲隼)」・先週放送された第34話:「結合魔獣vs進化する隼(素良vs黒咲隼)」などが挙げられる。
――その他の活躍としては、「オープニング」&「エンディング」の作画や、「Vジャンプ表紙」「DVDパッケージ」などのいわゆる“版権絵”も担当しており、多くの場所で氏のイラストを目にすることができる。事実上、蛯名氏が「アークファイブ」のメイン作監と言って良いであろう。
では、蛯名秀和氏の作画の特徴について考えてみることにしよう。それは、一頃で言えば「迫力がありつつも安定していて崩れない」ということである。氏の作画は、他の作監の例に漏れず、歴代シリーズで活躍した「原憲一」氏の影響を強く受けていると言えるが、蛯名氏の作画は比較的釣り合いが取れており、静止画単位で見ても全く悪化することがない。まるで“ツヤ”のようなものすら感じる美しい絵には、まったく感服するしかない。
…では、「迫力が無い」のかと言うと、もちろんそんなことは無い。原憲一氏の作画で見られるような大胆な“崩し”こそ無いものの、「ドロー」「モンスターの召喚」「効果の発動」など普段の動作でいちいち異なるカットが使われており、要所要所で大きな動きも入るため、見ていて飽きるということが全く無く、20分間美しい作画を楽しむことができる。まさに、「迫力がありつつも安定していて崩れない」という言葉がピッタリなのだ。
――ところで。蛯名氏は【Twitterのアカウント】を持っており、そこでは他愛ない話や他の仕事のことに加えて、遊戯王に関するエピソードも目にすることができる。そしてそこからは、氏がモンスターやキャラクターの作画に並々ならぬこだわりを持っていることを窺い知れる(【例:24話】)のだ。他にも、仕事とは関係無い“他の遊戯王シリーズのイラスト”を描いてみたり、カードゲームのほうの情報をリツイートしてみたりと…。これらの行為は、さっと調べて上っ面をなぞるだけでは絶対に真似できない。氏は、“仕事だから仕方無く”だとか、ましてや売名のためなど決して無く、本当に「遊戯王」というものが好きなのであろう。まさに、プロの鑑である。氏の作画が、現在の「アークファイブ」の高評価の一翼を担っていることは間違い無いだろう。
そんなこんなで。今回の「アークファイブ」では、「5D's」や「ゼアル」で活躍した原憲一氏の単独担当回が無くなってしまったのだが、その後を継ぐ新たな“神”は、既に誕生していたのだ。これから先は、「蛯名秀和」氏が、俺たち遊戯王ファンをうならせてくれるはずである。うん、早くDVDじゃなくてブルーレイで発売しろよ。
…そして。今回は、メインの作画監督である蛯名氏を多く扱ったが、お馴染みの「原憲一」氏も“総作画監督”として、アユちゃん回(28話/「アユのエンタメ水族館」)で思い切った修正を行うなど、変わらぬ活躍を見せてくれている。全体として「アークファイブ」は、作画はが良かった「ゼアル」と比べても十分勝負ができるくらいのレベルにまで達している。そして内容に関しては、以前に書いた通り(【2014/11/9】)であり、今さら言うまでも無いというものだ。
――と、いうわけで。俺にとって「遊戯王アークファイブ」は、もはや人生に必要不可欠な娯楽となってしまった。先週など、次の展開が楽しみで仕方無く、何度も何度も予告を見返したものだ。そしてもちろん、次回にも期待は大である。あぁ〜もう!
早く次の日曜日、7日にならないかなぁ〜!!
(2014年12月4日)
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