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管理人の日記
最近のゲームは一週回って結構難しいのね
本日は、「ゲームの難易度」という題目で、お話をしてみることにしよう。ご存知の通り、現在のゲームには「EASY/NORMAL/HARD」などと、様々な難易度を設定して楽しめる場合が多い。もちろん、ゲームの面白みというのは「困難な場面を工夫して乗り越える」という部分に依るところが大きいのであるが、やはり“ゲームの上手さ”というものには個人差が存在する。そして、ゲームとはあくまでも「娯楽」であるため、(;w∀w)「この関門をクリアできない奴はゲームなんてやめちまえwwww」というのも乱暴すぎる。よって、「難易度設定」というものを用いることによって、誰でもゲームを楽しめるようにしているのだ。現在では、概ね「ゲームに慣れている人はNORMAL」「ゲームが苦手な人はEASY」「2回目以降のプレイではHARD」という感じの住み分けが上手くできており、初見であっても適切な難易度を選びやすくなっている。さらに、ゲームのクリア特典として「HARD以降の更なる難易度」が解禁される場合も多く、やり込み度の向上にも貢献してくれている始末だ。まったく、「難易度設定」とは、実にありがたいものである。
――さて、その「HARD以降の更なる難易度」について、一昔前は「VERY
HARD」などと安直に表記されることが多かったが、最近ではゲームの種類自身によって様々な名前が付けられるようになってきた。例を挙げると、「CHALLENGE」「LUNATIC」「ACE」「INFERNO」「EXTREME」などなど・・・。これらの名称を見ただけで、それらのゲームをやり込んだ記憶が思い浮かんでくるという人も多いだろう。それら最高難易度こそが、製作者が最も味わってほしかったバランスであり、一番ゲームが面白くなる設定なのだ。やれ、「最高難易度」がよく調整されていて面白いゲームは、それだけ製作者のこだわりが現れているということであり、それは必ずもって名作なのである。
・・・ちなみに、RPGなどのいわゆる「レベル制」が存在するゲームは、難易度設定が存在しないということが多い。それは、「レベル」というものが「難易度設定」の役割を果たしているからである。倒せない相手であっても、1,2レベルを上げれば必ず勝てるようになっているというのが、一般的なRPGの難易度調整なのである。ただし、最近ではシステムの複雑化やユーザーの要望により、RPGにも「イージーモード」などと難易度設定を取り入れている場合も少なくない。その辺りは、まあ時代の流れというものなのだろう。その他の例としては、ミスを続けると中間セーブポイントが増える「クラッシュバンディクー」と言った例もあるが、謎解きを丸ごとスキップできるという「ボクらの太陽」、「難所を自動クリアするシステムを搭載される」と報道されて賛否両論を巻き起こした「NewスーパーマリオブラザーズW○i」などのパターンも存在する。まったく、どのような「難易度」をゲームで味わわせるかということは、まさにゲームそのものを決める重要なものであり、だからこそ調整が難しいのである。まあ、そういうものを難しい場面を乗り切ってこそ、「名作」と呼ばれるゲームが出来るというものだろう・・・。
さて、ここで一つ、俺が印象に残っているゲームの難易度を挙げてみよう。それは、「メタルギアソリッド」シリーズの最高難易度:EXTREMEである。
・・・この「EXTREME」は、5段階ある難易度の最高峰に位置しており、2週目以降専用のモードとされている。では、これの何が難しいかって、とにかくボスが強い。俺が始めてメタルギアをプレイした『1』の完全版では、説明書に「レーダーOFF、レーション(回復アイテム)なし、敵兵の視界が2倍です」などと書かれており、(*^o^)「なんだそれだけか!」と甘く見て行ったら、M1戦車に泣かされ、忍者に蹴り飛ばされ、ハインドに爆破され、男と男の殴り合いは140.07で聞いていたよりも楽だったり・・・と。確かにクリアは難しかったが、それだけにやりがいはあり、10年近く経った今でも思い出に残るものとなっている。そして、PS2で発売された『2』ではもはやネタに近い難易度となっており、中盤のハリアー・ヴァンプ戦はハメ技・バグ技(ぶら下がり回避)の使用がほぼ必須で、ラストのメタルギアRAY戦ではNORMALでは5体倒せば良かったところを20体倒さねばならず、壮絶なまでの気合とテクニックが要求される。その後の『3』では、前作の反省からか遊びやすい難易度なったが、それでもOCELOT・THE
FEAR・THE FURY・VOLGINなど各種ボスの強さはかなりのものであり、引き続きやりごたえのあるモードとなっていた。やれ、『メタルギア』シリーズはよく「ステルスアクション」などと呼ばれているが、俺にとっては完全にボスバトルゲームとなっているのだ。そりゃあ、プレイ時間の大半がボス戦での試行錯誤だからねえ・・・。
――ちなみに、メタルギアソリッドの『2』『3』では、後に発売された完全版にて、EXTREMEを超える「EUROPEAN
EXTREME」という高難易度モードが追加されている。これは、EXTREMEよりもさらにやりがいのあるモード・・・と見せかけて、実際はほとんど難易度が変わらず、あまりやり応えのないモードとなっている。こういうものを安易に作ってしまうと、EXTREMEのカリスマ性が一気に無くなってしまうため、できればやめてほしいものだ。・・・いや、一つだけ圧倒的に難しくなっているところがあったな。ずばり、『2』のラストの△ボタン連打イベントの時間が2倍近くに延びている!連打ゲーかよ!!!
とまあ、そんな感じで。「ゲームの難易度」というものには、様々なエピソードが存在することが分かった。しかし、多くの人にとって印象に残るのは、やはり「最高難易度」であり、そういうものを工夫してクリアしてこそ、そのゲームプレイは記憶に残ってくれる。だから、皆さまも色々なゲームの高難易度モードに、是非とも挑戦してほしいというものである。まったく、10年経っても残る記憶など、そうでもしなければ得られないというものであろう。
・・・ところで。上記の『メタルギア』シリーズの「EXTREME」は、作中で「EX」と略されている。EXといえば、“より高度な次元”を表す接頭辞として英語でよく用いられており、まさに最高難易度のEXTREMEを表す略称に相応しい。また、海外版で追加された更なる高難易度モードの「EUROPEAN
EXTREME」は、「EEX」と表記されており、“EX”にさらにEを重ね、これ以上無い究極難易度を表現している。これまた、新たなる最終最後の難度を見た目で体現した、名略称だと言えるだろう。
――ところで。『メタルギア』シリーズは海外でも大人気のシリーズであるが、発売方針としては特に人気のある日本・アメリカにて優先してリリースし、その後にヨーロッパで販売を行うという方式になっている。だからこそ、後に発売される完全版の高難易度モードは、「EUROPEAN
EXTREME」=EEXとして、“EUROPEAN”:ヨーロッパから逆輸入された難易度となっているのだ。ところで、一口に「ヨーロッパ」と言っても、そこには大小様々な国家が存在する。例えば、『メタルギア』がスペインで大人気のゲームだった場合、完全版にて取り入れられる難易度は「SPANISH EXTREME」つまり略してSEXうっわなんだお前やmろっるyっやめえれおあrファイア宇和ああ嗚呼あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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(2013年7月28日)
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