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管理人の日記
ティラス様だけじゃなくて、ヴォルカやビッグアイも使いたいよ。
悲しいお知らせである。毎年秋の楽しみとなっていた遊戯王カードの「タッグフォース」シリーズが、この2012年には発売されなかったのだ。
・・・まず、「タッグフォース」とは、アニメ:「遊戯王」の世界観をモチーフとしたPSP用ゲームであり、CPUと遊戯王カードで対戦をしながら、アニメキャラクターのシナリオを進めたり、最強のデッキを作っていくことが目的となる。その収録カードは実際の遊戯王カードに準拠しており、数千枚というカードで自由にデッキを組んで楽しんでいくことができる。その魅力は、「いつでも遊戯王カードを遊べる」「アニメの世界観を楽しめる」「カード購入や整理の手間を省くことができる」「遊戯王カードの奥深さを十分に味わえる」「ゲームオリジナルのカードが収録されている」など、他のPSPタイトルと比べても圧倒的であり、遊戯王ファンにとっては凄まじいまでの魅力を放っているガチの名作である。俺は、PSPのキラータイトルはあの有名な「モンスターハンター」ではなく、この「タッグフォース」シリーズだと考えているくらいなのだ。
――が、去年9月に最新作である「タッグフォース6」が発売されて以降、今の今まで新作が出るという情報は来ていない。そのため、俺は2011年10月以降に登場したカードを全く使うことができていないのである。やれ、遊戯王カードでは毎年500枚という大量の新カードが登場するため、このままだと俺は完全に遊戯王カードから取り残されてしまう。俺は、幼い頃に「遊戯王」を知って以来、ずっとそれに親しんできており、様々な理由からリアルカードを買うことができなくなってからも、「タッグフォース」で遊戯王カードを楽しみ続けることができていた。が、それが打ち切りになってしまうとなると、俺にとっては極めて由々しき事態になるのである。
では何故、今年は「タッグフォース」シリーズが発売されなかったのか?
その理由として考えられるのが、「@アニメが『ゼアル』に変わったこと」と「Aハードの移行期であるということ」である。
・・・まず、「@アニメが『ゼアル』に変わったこと」だ。昨年4月からは、遊戯王シリーズの第4作である「遊戯王ゼアル」が放映されており、もし『7』などの新作が出るのであれば、その世界観は「ゼアル」を舞台とすることが確実視されていた。だが、逆に『6』で前作:「5D's」の世界を上手くまとめられたということで、これはシリーズを打ち切りにする格好の機会とも言えるのである。また「Aハードの移行期であること」は、「タッグフォース」はPSPで『6』までが発売されているのだが、昨今の状況はPSPでは遅いしVitaでは早すぎるという感じになっており、それで新作を出すのに尻込みしたとしても、全くおかしくないというものなのだ。
――が、それらの要素を考えてみても、例えば@に関して言えば、アニメが「GX」→「5D's」と変わった時には普通に1年間隔で発売されていたし、Aに関しても、「ゴッドイーター」のように(【2012/9/20】)、PSP/Vitaのマルチプラットフォームにしたり、はたまたどちらでも遊べるダウンロードタイトルにするという手もある(※VitaではPSP用のUMDを読み込むことはできない)。俺は、初代PSPをもう6年も握り続けているため、いい加減そろそろガタが来てしまった。UMDディスクは永遠ではないし、PSP本体も苦しくなってきている。だから、もし『6』がダウンロード用ソフトとして配信されるだけでも、絶対に俺はVitaと共に買うであろうし、それが『7』などの完全新作であれは、ますます嬉しくなれる。もはや遊戯王のゲームは、“付録カードのおまけ”では無いのである。
が、そうやって様々な解決法があるのに、それでも新作の「タッグフォース7」が発売されない理由としては・・・これはもう、残念ながらコナミが新作を出す気が無いと言わざるを得ないであろう。
・・・やれ、皆さまご存じの通り、世間では課金システムに優れた「ソーシャルゲーム」とやらが大変にもてはやされており、特定ハードを使った既存ゲームたちは極めて苦しい戦いを強いられている。そういう状況に至って、もし発売元のコナミが“大ヒット”とは言えない「タッグフォース」シリーズを打ち切りにしようと考えたとしても、何ら不思議では無いということである。
――が、俺を始めとして、「タッグフォース」には熱狂的なファンが数多く存在するため、是非ともシリーズを続けてほしいというものなのである。「ハードが変わる」というのであれば、PSPでもVitaでも、はたまた3DSや次世代携帯電話であっても着いて行こうと思えるし、「利益が出ない」というのであれば、定価5250円の10倍だって払っても構わない。また、もしパックごとに課金するオンラインゲームのようになるのであれば、さすがに少しは躊躇してしまうだろうが、それでも俺は買うであろうと思う。それくらい、「タッグフォース」は俺にとって重要なゲームなのである。
と、いうわけで。ゲームを取り巻く状況が変化する中で、密かに「タッグフォース」のような優良作品が打ち切りの危機に瀕していることが分かった。
――まあ、単に遊戯王カードを遊びたいだけであれば、実在するパックを買えば良いというものであるが、「収納スペース」「購入費用」や「プレイできる友人の有無」などの問題も考えると、やはり俺には「タッグフォース」しか無いというものである。もう俺にとって、「タッグフォース」は無くてはならない作品なのだ。売り上げだけではなく、本当に面白いと言えるゲーム作品を、これからも出し続けてほしいものである。
(2012年11月13日)
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