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サッカーは「何対何」が面白い? / やり込みinFF

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管理人の日記
偶然地上波でやってたセルティック 2-1 バルセロナも面白かったし、なかなか悩ましい問題だ…。

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 「サッカーが一番面白いスコア」というものは、果たして“何対何”なのであろうか? ただし、ここで言う「面白い」とは、「試合に見応えがあって興奮する」という意味であるとする。例えば、個人的にはこの前の「柏 1-4 大宮」あたりは腹を抱えて笑ったのであるが、そのような背景までを考慮したパターンではなく、あくまでも「試合自体が面白くなるスコア」というものを考えてみることにしよう。
 ・・・まず、サッカーにおける「面白い試合」とは何なのかということから考えてみよう。最初に必要となるのが、「メリハリが付いている」ということである。強いチームが弱いチームを一方的に倒すのでは面白くないし、両チームが延々とロングボールを蹴るだけというのも飽きてしまう。両者ともに調子の良い時間や悪い時間があり、適度にチャンスやピンチを得ながら試合を進めていくことが、一番の「面白い」に繋がるのだ。
 ――やれ、サッカーの試合を見ていると、前後半の45分が「あっという間に過ぎてしまう場合」「ダラダラ長く感じる場合」があるが、それはひとえに「試合に飽きるか否か」という理由が存在するのであろう。もちろん、「面白い」のは前者のパターンである。・・・その他、リアルタイムで進行するスポーツとして「スピード感」も重用であるため、俺はサッカーの面白さを「メリハリ」「スピード感」と定義するのである。

 さて、ここで困った話が出てくることになる。というのも、そのようなサッカーの「面白さ」は、実際のスコアとは関係が無いのである。
 ・・・やれ、例えば「0-1」でも全く見所の無い完全敗北ということはあるし、「3-0」でも僅差の面白い試合だったということは大いに有り得る。また、「1-1」や「2-2」などの引き分けの場合は特に顕著で、「面白い引き分け」と「つまらない引き分け」の間には天と地ほどの差が存在するのだ。「0-0」でも、面白い試合というものは存在するのである。
 ――とまあ、こんな感じで。確かに「ゴールを決める」というのは白熱する行為なのであるが、点差が無くとも魅力に溢れた試合は存在するし、その逆も然りである。まったく、誰だって自分の応援しているチームが勝って欲しいというものであろうが、それとは別次元の欲求として、「良いゲーム」を観たいという感情が存在する。その兼ね合いは難しいところであるが・・・それもまた、「サッカー」というスポーツの奥深いところであろう。

 というわけで、「サッカーは何点差だと面白い」ということを一概に言うことはできないのであるが、それでも俺が好きなスコアを言うとすれば、それは「3-1」である。
 ・・・なぜ、俺が「3-1」を好きかと言うと、まずサッカーで一番興奮するのは、当たり前であるが「シュートが決まった瞬間」であり、それは複数回あったほうが良いのであるが、逆に多すぎるとダレてしまうため、90分を通して2〜4回くらいが良い。また、「2-0で負けているチームが1点を返すと、一気に試合が白熱する」という法則があるため、そこから大きく試合が動いて、最終的に勝っていたほうのチームがギリギリで逃げ切るくらいが良い。具体的に言うと、前半に2点が入るが、後半開始直後に負けていたチームが1点を返し、その後は負けチームが攻め続ける時間が続くが、ディフェンダーやキーパーの必死の防御によって何とかゴールを守り、最後に勝っていたチームがカウンターを決めて3-1で終わる・・・と。こんな感じで、もう書いているだけでワクワクしてしまうような試合展開ができるのである。
 ――逆に、嫌いなスコアは、「0-0」「3点差以上が付くこと」である。やれ、「0-0」でも面白い試合はあるのだが、やはり試合に大きな展開が付くのは「ゴールが決まる」ということであるため、スコアが付いた場合の引き分けに比べ、「0-0」はイマイチ燃えない展開になることが多い。また、「一度に3点差以上が付く」と、その後に逆転することが非常に難しくなってしまうため、一方的な展開になってしまいがちである。
 その他の場合としては、サッカーで二番目くらいに面白いのが「ギリギリのシュートをキーパーがはじく」という場面であるため、そういった展開が続けば、点差が付かなくとも試合はハラハラして面白くなる。やれ、ある程度ゴールは決まって欲しいが、ディフェンダーやキーパーには頑張ってもらい、メリハリとスピード感があって、両チームに奮起してもらうと。なんとわがままな欲求であろうか・・・。

 そんなこんなで、サッカーにおける「面白い試合」とは、90分間飽きずに見られる物のことであり、そのためには「メリハリ」「スピード感」という要素が必要になる。そして逆に、それらの要素さえ存在すれば、スコアが幾つであっても面白く成り得るのだということが分かった。俺は、「3-1」が好きなのであるが、それはあくまで「俺が理想とする試合展開」を書き出しただけであり、それ以外にも様々な「面白い試合」のパターンというものが存在する。だから俺は、これからもそんな「面白い試合」が見られることを祈るのである。そして、そういった正しい方向で日本サッカー界が成長していけるであれば、なおさら良いというものであろう。
 ――とまあ。今回の話題は「サッカーは何対何が面白い?」というものであったのだが、その結果としては「スコアではなく、面白い試合が面白いのだ」というものになってしまった。だがこれでは、「俺はこれくらいの大きさが好きだよ・・・」と同じで、議論の放棄と思われても仕方が無い。というわけで、どうにも自分の中で割り切れなくなってしまったため、ここで唐突に「サッカーで点差が付いた時の気分集」と題し、俺の集めた秘蔵のサッカー画像集を公開してみることにしよう。さあキックオフだ! ピーーーッ!!


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(2012年11月8日)

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