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Q:「ウロボロス」で何を思い浮かべた? / やり込みinFF

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管理人の日記
空中道路を叩け!!

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 「ウロボロス」とは、古代ギリシャ語で「尾を飲む蛇」という意味を表している。“蛇”という動物は元から生命力が強く、さらにそれが自らの尾を噛んで輪っかとなっている様子から、ウロボロスという言葉自体が「不死」「再生」「永遠」という状態を表すようになった。そしてその言葉が、後に宗教や哲学・化学などの様々な分野で使われることになったのだ。
 ――そしてもちろん、厨二病が大好きな日本の漫画・アニメ・ゲームなどでも、この「ウロボロス」という言葉は数多く用いられており、しかも大抵は物語のキーとなる重要な場面で使われている。これはそもそも、「ウロボロス」という言葉自体が強い意味を持っていることが、大きな理由として挙げられるのであろう。なるほど確かに、今まで何千年も「ウロボロス」と言う言葉が親しまれてきた理由も分かるというものである。

 では皆さまは、「ウロボロス」という言葉を聞いた時、まず何のことを思い浮かべるであろうか?
 ・・・まず、「ウロボロス」で検索を掛けてみると、Wikipediaの次に引っかかるのが、遊戯王カードの「ヴェルズ・ウロボロス」である。このカードは、あの「氷結界の龍 トリシューラ」のエクシーズ版と言えるカードであり、高い攻撃力とフィールド・手札・墓地の3つに干渉できる能力から、安定した活躍を行うことができる。また、シナリオ上でも「封印されていたトリシューラが悪意の波動によって暴走した」という設定が為されており、数あるカードのなかでも非常に高い人気を誇っている。もっとも、トリシューラ並みの凶悪モンスターを希望していた人たちにとっては、期待外れとなってしまった感から「ワロボロス」などと呼ばれているようだが・・・。
 ――その他、俺が初めて「ウロボロス」という単語を知ったのは、1999年のゲーム作品:「エースコンバット3」に出てきた「ウロボロス」という組織名である。この「ウロボロス」は、精神を全て電脳化した究極世界を作ろうとするテロ組織であり、作中では敵陣営としてプレイヤーの前に立ちはだかるのであるが、シナリオの進行によって自分自身が「ウロボロス」へと参加できるようにもなっている。そのカリスマ性と謎めいた存在から、小学校時代の俺に強い印象を残し、今でも「ウロボロス」と聞くとエースコンバット3のことを思い起こすものである。しっかしまあ、「精神が全てデータ化された世界」か・・・。むしろこれなら働かなくていいし、恋愛とかどうでも良くなるし、食わなくても生きていけるから、今の時代だと完全なる勝ち組になれるのではないだろうか。まったく、SF作品はいつでも時代を先取りしまくってるなあ・・・。

 他の関連する話題としては、有機化学の主要物質として知られる「ベンゼン」は、6つの炭素原子が輪っか状に結合した構造をしており、これは「ケクレ」という19世紀の科学者が「自分の尾を噛む蛇の夢」を見て思いついたのだと言われている。だが、これはもうウロボロスそのものである。やれ、その「夢の中にベンゼン環の構造を見た」という話は、現在ではニュートンのリンゴ並みに眉唾物とされているそうだが、しかしケクレが「ウロボロス」の話を聞いて、そこからベンゼン環の構造を思いついたという説があったとしても、何も不思議ではないというものであろう。
 ・・・だから、もしもう少し幸運が重なって「ベンゼン」が「ウロボロス」と名付けられていれば、我々理系男子にとっては化学を勉強しながら厨二病を味わえるという至福の時間が与えられていたことであろう。なお、油性ペンのフタを空けて匂いをかいでみると、少し酔ったような気分を味わうことができるが、これは有機化合物の持つ麻酔作用であり、吸い続けると禁断症状が現れてくる。だが、そういった崩壊までをも前提としたうえで、ベンゼン=ウロボロスの持つ「究極」「完全」という意味を考えてみると、なかなか複雑なものがあるのではないだろうか。油性ペンでこれだけ厨二病になれるのである。
 ――その他、「ゴッドイーター」で敵キャラとして登場する「ウロヴォロス」、バイオハザード5に出てくる「ウロボロス・ウイルス」などなど、「ウロボロス」は様々な人気ファンタジー作品に登場している。それも、「ウロボロス」という単語自体が持つ汎用性、「古代ギリシャ語」という世界共通のエキゾチックな魅力、そして「円環」「世界」という言葉自体が持つ深い意味が、今日の人気を生み出しているのであろう。

 さて。前述の通り、「ウロボロス」という言葉は、「自らの尾を噛む蛇」を意味している。しかし、もしそれを我々人間たちが行おうとした場合、人間には「尻尾」が無いため、他の何かを噛まなければならない。
 ――ああ!思いついた、アレだ! 「自らのアレ」に噛みつけば、我々もウロボロスを体現することができる。では、その参考画像を載せてみるので、さっそく皆さまもやってみると良いだろう・・・!!























(2012年11月7日)

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